こんな疑問を解決します。
記事の内容
・浪人生に勉強しない日は『必要』です
・勉強しない日を作るときのポイント
・勉強しない日を作る上での注意点3つ
記事の信頼性
この記事を書いている僕は浪人をしました。その経験を活かしつつ、2年ほど塾講師として働いた経験もあります。
結論、浪人生に勉強しない日は必要ですよ。
とはいえ、無闇に勉強しない日を作っても『成績が落ちる可能性』もありです。
そこで今回は『浪人生に勉強しない日が必要な理由』を解説しつつ「勉強しない日を浪人生が作るときのポイント+注意点」もセットでご紹介していきます。
この記事を読むことで、適度に息抜きをしつつ、成績も上がりつつ、みたいな感じでわりと楽しく浪人生活を送れるようになるはずです。
では、いきましょう( ̄Д ̄)ノ
浪人生が勉強しない日を作るのは『必要』です【罪悪感なし】
結論、勉強しない日は必要です。
浪人生に勉強しない日が必要な理由は1つ
それは『学習の効率を上げるため』です。
というのも、以下のように「勉強時間」と「得られる成果」は比例しないから。
「勉強時間」と「得られる成果」
・息抜きをしない:勉強時間は多いけれど、集中力が低いので成果は少ない。
・息抜きをする:勉強時間は少ないけれど、集中力が高いので成果は多い。
こちらの画像のとおりですね。
なので「勉強時間を増やす→学力が上がる」といった話ではなく『適度に休みつつ勉強時間を増やす→学力が上がる』みたいな感じです。
※これは「高校時代の部活動」を思い出してもらえるとわかりやすいかもです。毎日のように練習するのではなく『週に1日』ほどのオフの日がありましたよね。これは受験も同じです。
ちなみに、浪人生の勉強時間の目安については【平均】浪人生の勉強時間はどれくらい?【早慶を目指した僕が解説】にて解説済みです。
裏話:勉強しない日を作ることで、やる気が上がる話
心理学的な用語で言うと『カリギュラ効果』というものを利用します。
カリギュラ効果とは
「え?受験と何が関係あるの?」と思うかもですが、浪人生こそ効果的です。
具体的な流れとしては、次のとおり。
- 浪人生が勉強しない日を作る
- 謎に学習へのやる気が上がる
- 次の日からゴリゴリ学習をする
こんな感じで、カリギュラ効果は『②:謎に学習へのやる気が上がる』のポイントでして、その心理現象をうまく活用しつつ、次の日からの受験勉強に繋げていくイメージですね。
「他の浪人生」と「あなた」を当てはめる必要はない
とはいえ「勉強しない日を作っても大丈夫なのかな…?」と悩む人も多いはず。
なんせ予備校や塾が、下記のような情報を浪人生に発信しているからですね。
もちろん、間違ってはいないと思います。
しかし、この情報を信じすぎるのもNGです。
理由:人によって状況が違うからです
・Aくん:早稲田大学を目指している
・Bさん:基礎学習からスタートした
・Cくん:記憶力がバグレベルに高い
こういったように、人によって違います。
つまり、あくまで「〇〇時間以上とかは目安」で、無理に当てはめる必要なし。
ちょっとビジネスのお話です
なぜ予備校や塾などが「勉強時間は〇〇時間以上にしましょう」とお話ししているのかわかりますかね。大学生になった今、少しだけビジネスの観点から考えてみたいと思います。
すごくシンプルですが、上記のとおり。
なぜなら、予備校や塾も企業のように「お金を稼ぐ必要」があるからですね。
〈入塾までの流れです〉
①:勉強時間の必要性を発信する
②:現役生&浪人生が焦ってしまう
③:しかし、家だと集中ができない
④:塾なら先生もいるし、集中できそう
⑤:入塾を決意、お金がチャリンと入る
こんな感じですね。
※もちろん「有名な講師がいる」とか「環境がいい」などの理由もあります。
こういった感じで、僕が言いたいことは『他の浪人生とあなたを無理に当てはめる必要はない』ということです。あなたはあなたのペースで学習を進めればOKですからね。
僕は『宅浪』だったので、鬼のように勉強をした
1つ注意点があり、それは『志望校までの距離は確認しよう』ということです。
ただ、イメージしにくいかもなので『宅浪だった僕』の情報をお見せします。
当時の僕の状況
- 偏差値は30台くらいからスタート
- バイトをやりつつ、お金を貯める
- 予備校や塾に通わず、宅浪をする
「頑張ったでしょう自慢」に聞こえるかもですが、こういった状況でした。
つまり、大切なことは「今の学力」と「志望校に必要な学力」の差を確認して、勉強しない日を作るか決めることです。
※僕の場合は「現在地:偏差値が30台くらい」と「志望校:偏差値が60以上」といった感じでかなり離れていたので、バグレベルに学習をしまくったという感じです。
ちなみに、宅浪をする人向けに【やめとけ】宅浪の成功率が低い5つの理由【浪人は成功しない話】という記事を書きました。宅浪の成功率をグッと上げるコツや方法も解説済みです。
補足:勉強しないと不安になる浪人生こそ、休む日は必要
ちょっとビックリするかもですが、浪人中の僕は次のような感じでした。
上記のとおり。
なので、いわゆる『学習中毒』的な感じになっていたのかもしれませんね。
そのため、このあたりは『バランス感覚』がすごく重要でして、うまく勉強しない日を作りつつ、適度に自分のストレスを解消してあげる必要がありますね。
浪人生が勉強しない日を作るときの4つのポイント
結論、次の4つのポイントを意識すればOK。
- 友人とではなく、1人で休憩をする
- 勉強しない日を作らないようにする
- 受験へのやる気が上がる行動をする
- 間接的に学習しつつ、罪悪感を消す
では、順に説明していきますね。
ポイント①:友人とではなく、1人で休憩をする
僕自身、浪人生の時代は「友達と遊ぶこと」をかなり控えていましたね。
友達と遊ばなかった理由
これに尽きるかなと思います。
というのも、友達と遊ぶとなると「定期的に遊ぶ必要がある」&「丸1日くらいの時間が必要」&「疲れる場合もある」みたいな感じで、勉強に影響が出てしまうと考えたからですね。
ちなみに、浪人中の友達との距離感をいい感じにするコツは【孤独】浪人生に友達がいなくなるのは当然【遊ぶ頻度を少なくする】で詳しく解説しているので、そちらを参考にどうぞ。
※もちろん、勉強しない日に友達と遊ぶことで「バグレベルにリフレッシュされる」とかであれば、1人よりも友人と過ごした方が効果的かもですね。←このあたりも人によりけりです。
ポイント②:勉強しない日を作らないようにする
「勉強しない日のポイントじゃないの?」と思った方がいたら、スイマセン。
とはいえ、根本的に『勉強しない日を作らない』というのが1番ベストです。
作らないようにするイメージ
つまり、丸1日何もしないというよりも『1日の中で息抜きもする』感じです。
具体例としては、下記の5つ。
- カラオケで好きな曲を歌いまくる
- 音楽を聴きつつ、軽く散歩をする
- 勉強をする科目をガラッと変える
- 食べ物や飲み物でリフレッシュする
- 眠い時は寝る←浪人中に毎日してた
こんな感じですね。
>>参考:【頻度】浪人生は勉強に疲れたら息抜きをセヨ【やりたくないとき】
こうすれば、そもそも「勉強しない日を作ろうかな…?」とか「いつ作ろうかな…?」と悩む必要はなくて、わりと学習に集中しやすいんじゃないかなと思います。
ポイント③:受験へのやる気が上がる行動をする
「リフレッシュのため」だけでなく『次の日からのやる気UP』に使う感じ。
例:次の日からのやる気UP
僕の場合は集中力が切れていた10月くらいに、旅行がてら志望校へと足を運びました。息抜きにもなったし、やる気もバグレベルにUPしたので、勉強しない日としては最高でしたね。
上記のとおり。
大学のオープンキャンパスとかを利用してもOKですが、僕の場合はフラフラっと足を運びつつ、志望校へ通っている大学生を見つつ、シンプルに「羨ましいな…」と感じていました。
なお、浪人生になって初めての1人旅的なやつを経験しましたが、わりといい経験になりました。ホテルとかバスの予約は『じゃらん』を使いまして、単純に使いやすかった印象です。
ポイント④:間接的に学習しつつ、罪悪感を消す
勉強しない日の最大の敵は「罪悪感」や「不安」などの感情です。
そして、罪悪感があると、あまりリフレッシュできないことも事実です。
解決策:間接的に学習をすればOK
・英語→字幕付きの洋画を観る
・国語→古文の小説をサクッと読む
・日本史→漫画でわかる的なやつを読む
イメージとしては、息抜きをしつつも、少しだけ学習をしている感じですね。
※これなら少しは罪悪感とか不安などの感情も減らせるはずです( ̄^ ̄)
ちなみに、今の時代だと『U-NEXT』などのサービスが「洋画」とか「漫画」などを観たり読めたりしますね。無料体験もあるみたいなので、勉強しない日にサクッとお試しでどうぞ。
浪人生が勉強しない日を作る上で、やってしまいがちな失敗
最後は、注意点的なやつです。
※わりと重要なので、失敗談から学ぶべし。
- 1日の生活リズムが崩れてしまう
- 勉強しない日の頻度を増やしていく
- 翌日の学習へのハードルが高くなる
では、1つずつ順に説明していきますね。
その①:1日の生活リズムが崩れてしまう
ついつい僕もやっていた失敗です。
なぜ生活リズムが崩れるのが失敗かと言うと、次の日にも悪影響を与えるから。
生活リズムが崩れた1日
・12時〜13時:起床&スマホを触る
・13時〜14時:お昼ごはんを食べる
・14時〜16時:お昼寝をしまくる
・16時〜18時:ダラダラする
・19時〜20時:晩ごはんを食べる
・20時〜27時:ドラマなどを観まくる
典型的な生活リズムが崩れる系です。
>>参考:【成功例】宅浪生の1日のスケジュールを公開【生活リズムの管理】
結果、勉強しない日だけでなく、次の日も学習をしない日もありましたね。
※勉強しない日の生活リズムを崩さないためのコツは「昼寝をしまくらないこと」だと思います。昼寝をしすぎちゃうと、夜に寝れなくなっちゃいますからね。
その②:勉強しない日の頻度を増やしていく
自分に甘い浪人生は要注意です。
なぜなら、1度ラクをすることを覚えると、人間は何度も味わいたくなるから。
解決策:ルールを決めておく
上記はあくまで目安ですが、大切なことは「ルールを作ること」です。
なお、1番失敗しがちな浪人生は『気分』で決めてしまうことですね。
これがクセになると、浪人生活のほとんどが勉強しない日とかになる可能性ありなので「気分で決める」ではなく『ルールを作って決めること』が浪人成功のカギかもですね。
その③:翌日の学習へのハードルが高くなる
これは高校時代の「月曜日」と似ていますね。
例:高校時代の月曜日
家でゴロゴロと過ごした土日の次の日である「月曜日」って、やる気ゼロですよね。これは受験も同じで、勉強しない日でリフレッシュした次の日って、シンプルにやる気が出ない。
とはいえ、解決策は簡単で2つほどあります。
解決策①:動画で学習をする
参考書を開いたりするのって少しだけハードルが高いので『スタディサプリ』などの動画学習サービスを使うイメージです。←浪人生のときに愛用していたのですが、使いやすかった。
ちなみに、スタディサプリについての解説記事は【無料体験】スタディサプリのメリットとデメリット【評判+口コミ】で詳しくお話ししていまして、隅々まで知りたい浪人生はどうぞ。
解決策②:学習する場所を変える
なので、環境を変えてしまえばOKです。
※宅浪だった僕は「カフェ」とか「図書館」を利用していましたが、予備校に通っている浪人生は「自習室」を活用するといいかもですね。
まとめ:浪人生が勉強しない日を作ることに、罪悪感とか不安は不要
今回は『浪人生に勉強しない日が必要な理由』を解説しました。
本記事のまとめ
・学習の効率を上げるためにも、浪人生こそ勉強しない日を作るべき。
・実際、闇雲に勉強時間を増やしまくっても、学力は比例して上がらない。
・ポイント+注意点を守りつつ勉強しない日を作れば、学習効率がUP。
こんな感じですかね。
もちろん、少しやる気が出ないからといって勉強しない日を作りまくるのはNGですが、定期的に作ることにより、学習の効率が爆上がりすることも事実です。
なお、このあたりは「あなたのコントロール」が必要な部分ですが、結局のところ『楽をしたら楽をした分だけ結果に出る』と思います。
適度に息抜きをした、浪人生ライフをどうぞ。
というわけで、今回は以上です。
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