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エントリーシート 面接対策

【例文】ゼミのガクチカはだめじゃない【授業や研究のチームワーク】

2023年4月19日

【例文】ゼミのガクチカはだめじゃない【授業や研究のチームワーク】

 

悩む人
就活生です。ゼミのガクチカを就活で話すのはだめですか?ゼミなどの学業以外のガクチカがないので悩んでいます。今後どのように就活を進めていけば良いのでしょうか?教えてください。

こんな疑問を解決します。

 

 記事の内容

・ゼミのガクチカは、だめじゃない話
・だめじゃないけど、ポイントは5つ
・ゼミのガクチカでアピールできること
・ゼミのガクチカでやりがちなだめ行動

 

 記事の信頼性

たつつぶ:プロフィール

この記事を書いている僕は、外資系のIT企業で働くサラリーマンです。就活では200社くらいエントリーをしました。

 

今回は『ゼミのガクチカはだめじゃない』というテーマで解説をしていきます。

なお、先に結論を書いておきますね。

 

 ゼミの話がだめじゃない理由

「入社後の業務に、かなり近いから」

 

上記のとおり。

具体的には、次のイメージですね。

 

・ゼミのグループワーク
→ プロジェクトチームの活動に近い

・授業で学んだことをまとめる
→ 業務レポートなどの仕事に近い

・研究発表のためのプレゼン
→ プロジェクトのプレゼン発表に近い

 

こういった感じでして「ゼミの活動=入社後の業務と近い」ですよね。

その結果、入社後のイメージがしやすいので、ガクチカとしても使える感じ。

 

僕の友達もゼミのガクチカを話して、大手から内定をもらっていました。

 

というわけで、本記事では『ゼミのガクチカはだめじゃない』というテーマで解説をしていくので「ゼミのガクチカでも大丈夫かな?」と悩んでいる人は、その悩みを解消できるはず。

 

また、記事の後半部分では「ガクチカを考えるときのポイント」「ガクチカでアピールできること」もご紹介しているので、最後まで読んでみてくださいね。

 

前置きはさておきですね。

では、いきましょう(#^.^#)




ゼミのガクチカはだめじゃない【授業や研究でのチームワーク】

ゼミのガクチカはだめじゃない【授業や研究でのチームワーク】

 

ガクチカでゼミの話は、だめじゃないですね。

 

授業や研究などのゼミのガクチカ=入社後の業務に近い

 

これが1番の理由ですね。

具体的には、以下の業務に近いかなと。

 

 入社後の業務に近い例文

・ゼミのグループワーク
→ プロジェクトチームの活動に近い

・授業で学んだことをまとめる
→ 業務レポートなどの仕事に近い

・研究発表のためのプレゼン
→ プロジェクトのプレゼン発表に近い

 

上記のとおりで[ゼミの活動]×[入社後の業務]がリンクしていますよね。

 

その結果、スキル的にもそうですが、なにより『入社後のイメージをしてもらいやすい』という点で、ゼミの経験はだめじゃないですよ。

 

例文:僕が就活のESで使った、ゼミのガクチカを公開

 

下記の例文のように、僕は書いていました。

※身バレ防止のため文章を少し変えています。

 

 例文:ゼミのガクチカ

私が学生時代に頑張ったことは、〇〇学を学ぶゼミナールにおいて『〇〇』の成績をおさめたことだ。私は「〇〇を実現したい」という想いから、〇〇学を学ぶゼミナールに所属した。当時、5人で1チームのプロジェクトで、私はリーダーとして研究を進めていたが、思うように研究が進まなかった。その原因は「メンバー自身が何をすれば良いか明確になっていなかったから」だった。そこで、各メンバー間で注力すべき研究を明確化したことで、うまく研究が進むようになった。結果、私たちのプロジェクトは『〇〇』の成績をおさめることができた。

 

こちらの例文をベースにしつつ、エントリーシートに書いていましたね。

 

なお、エントリーシートの通過率は高めだったので、ゼミの話でもOKです。

 

もちろん、上記の例文が絶対的な正解じゃないかもですが、1から作るより、誰かのガクチカを参考にして、オリジナリティをプラスした方が効率的ですよね。

 

同じゼミだった友達も、学業のガクチカを話していた

 

3名の友達を具体例にしつつ、共有します。

※みなさん、ゼミについて話したそうです。

 

  • 友達A:政府系の金融機関から内定
  • 友達B:わりと大きい銀行から内定
  • 友達C:ゆるめな金融機関から内定

 

同志社大学ということもあり、金融系の情報しかなくて、スイマセンm(_ _)m

 

とはいえ、ここで伝えたいことは「ゼミのガクチカ=だめじゃない」です。

 

結局のところ、どんなテーマで話すとかは関係なくて『あなた自身が何を考えて、どのように行動したのか』を面接官はチェックしていますからね。

 

なので、話すテーマが[ゼミ]だろうが[アルバイト]だろうが[留学の話]だろうが関係なしです。繰り返しですが、面接官は思考力+行動したかをチェックしていますからね。

 

ゼミのガクチカは「個人ワーク」より『チームワーク』です

 

ぶっちゃけ、ここが1番大切ですね。

なぜなら、ガクチカで求められることは『チームで成果を出したのか』だから。

 

 ガクチカと自己PRの違い

・ガクチカ:[チームで成し遂げたこと]が求められる。チームワークが大切
・自己PR:[個人で成し遂げたこと]が求められる。個人のアピールが大切

 

つまり、ゼミの話が個人ワークなら、その経験は[自己PR]で話すべきでして[ガクチカ]は、他のエピソードの方がウケがいいかもです。←ウケ=評価が良いというイメージ。

 

実際、僕もガクチカと自己PRで役割を作りつつ、アピールをしていました。

 

ちなみに、このあたりについての「ガクチカと自己PRの役割の違い」は【同じ】ガクチカと自己PRはどっちもバイトでOK【一貫性が大事】という記事で詳しく解説をしています。

 

例文を出しつつ丁寧に解説をしているので、違い+役割を知りたい人はどうぞ。

 

よくある悩み:研究や授業などで、成果なしの場合は?

 

『成果ではなく、結果を見せればOK』です。

[成果][結果]の違いは、次のとおり。

 

 成果と結果の違い

[成果]:「目標」を立てつつ行動して、そこから得られた結果
[結果]:「目標」などはあまり関係なく、行動して得られた結果

 

このあたりについては【弱い】ガクチカで『成果がない』のは当たり前【研究など結果がない】で詳しく解説していますが、結論としては「成果ではなく、結果を見せればOK」です。

 

なお、ゼミのガクチカでよく使える結果の具体例も公開します。参考にどうぞ。

 

 例文:ゼミの経験で使える結果

  • 研究が学内サイトで取り上げられた
  • ゼミの発表会で最優秀賞を獲得した
  • フィールドワークにて発見があった

 

このあたりの結果が使えるかなと思います。

とはいえ、基本的になんでもOKです。




ゼミのガクチカはだめじゃないけど、5つのポイントで考えるべき

ゼミのガクチカはだめじゃないけど、5つのポイントで考えるべき

 

次のポイントを、ガクチカで意識すればOK。

 

  1. ゼミへ入った理由や動機を思い出す
  2. 資格やGPAなどから数値化をする
  3. ゼミのチームでの役割を明確にする
  4. 授業や研究における課題を分析する
  5. ゼミのガクチカがだめな理由を知る

 

こちらの5つですね。

では、順に説明していきます。

 

ポイント①:ゼミへ入った理由や動機を思い出す

 

ぶっちゃけ、99%の確率で聞かれます。

 

 面接で聞かれる例文

「なんで〇〇ゼミに入ったの?」

 

この質問に対して「就活で有利になりそうな教授だった」とか「楽に単位をもらえそうなゼミだったから」などは絶対にだめですよ。建前でいい感じの理由とか動機を考えるべしです。

 

 例文:僕が建前で作った回答

私が〇〇ゼミに入った理由は『商品開発における、マーケティング戦略を実践レベルで学びたい』と考えたからです。実際、学部内の授業だけでは「学ぶこと(=インプット)」がメインだったので、より「実践(=アウトプット)」をベースに研究を進めたいと考えていました。

 

上記のとおりでして[ゼミを志望した理由や動機][きっかけとなった経験]などもセットで話せると、より理由や動機の説得力がアップしますね。

 

※補足:これはガクチカに限らずですが、就活の面接などで答えるときは「結論:言いたいこと」「理由:根拠となる経験など」を話せると、面接官は納得しやすいのでおすすめです。

 

ポイント②:資格やGPAなどから数値化をする

 

ガクチカにおいて、数値 of 最強です。

なぜなら、数値ベースで話すことで、話す内容の説得力が上がるからですね。

 

・例文A:私の強みは「英語力」です。英語を話すのが、かなり得意です!
・例文B:私の強みは「英語力」です。TOEICでは900点を取りました!

 

たとえばですが、上記の2つの例文があった場合、後者の[例文B]の方が話す内容に説得力がありますよね。理由は『数字をベースに話しているから』です。

 

つまり、これはゼミのガクチカでも同じでして、できるだけ数字ベースで成果や結果などを話した方が、説得力がアップしますよね。

 

 ゼミのガクチカで使える数字

  • ビジネスコンテストで1位を獲得
  • ゼミ経験から〇〇2級の資格を取得
  • ディベート大会で3度の優勝を経験

 

上記のとおりで、数字ベースです。

 

なお、こういった話をすると「ガクチカで資格取得はだめじゃないの?」などの質問がありますが、結論は『だめじゃない』ですよ。

 

詳しくは【例文】ガクチカで『資格取得』はダメじゃない【TOEICに落ちた】という記事で解説しているので、気になる方は記事を読みつつ、参考にどうぞ。

 

ポイント③:ゼミのチームでの役割を明確にする

 

「あなたがどんな役割で、ゼミに貢献したのか」といった部分ですね。

なお、グループワークなどでよく担当する役割をザッと書き出してみますね。

 

 グループワークなどの役割

  • 司会:リーダーとして議論を進める
  • アイデアマン:議論中に意見を出す
  • 書記:議論中に出た意見をメモする
  • プレゼン作成:資料などを作成する
  • 発表者:プレゼンなどで発表をする

 

大きくはこちらの5つの役割がグループワークではあるかなと思います。

※とはいえ、ハッキリ役割を決めるより、全員で進めるケースが多いかもです。

 

なので、ゼミの活動を振り返りつつ「どんな役割だったのか」を確認です。

 

とはいえ、こういった話をすると「やっぱり、リーダーの方が就活では評価が高いの?」などの質問がありますが、結論は『リーダーじゃなくてもOK』です。

 

というのも、リーダーだけがゼミでのチームワークを作っているわけじゃないですよね。アイデアを出す[アイデアマン]や、資料を作成してくれる[プレゼン作成]などの役割の人がいるからこそ、チームワークが生まれるはず。

 

なので、リーダーじゃなくてもOKでして、大切なことは『あなたが自分の役割を担当しつつ、チームに貢献できたか』ですからね。

 

 補足:自分の強みを理解セヨ

役割をチェックするのとセットで「自分の強みの確認」は大切ですよ。なぜなら、強みに合った役割の方が、話す内容に納得感が生まれるからですね。

 

引用:オファーボックス公式サイト

引用:オファーボックス公式サイト

 

強みのチェックは簡単でして、こちらの『オファーボックス』を使えばOK。

 

無料でチェックできますし、テスト形式で調べられるので、楽チンですからね。

>>オファーボックスで強みを確認する

 

ポイント④:授業や研究における課題を分析する

 

研究を進める中で、なにかしらの課題があって、それを解決するために、より詳しく研究をしていきますよね。たぶん、これはどのゼミでも同じだと思います。

 

 具体的な活動の流れ

①:〇〇について研究をスタートする
②:□□という課題や問題が見つかった
③:□□を解決する△△の研究を始める

 

こんな感じですね。

なので、ガクチカで話す場合も、このあたりの課題なども具体的に話すべき。

 

 おまけ:考え方を学べる本

 

こちらの『イシューからはじめよ』という本では「課題や原因を特定する方法」「アプローチする方法」などの考え方が学べる1冊です。

 

ゼミのガクチカを考える上でも役に立ちますし、就活でも使えるので神です。

>>イシューからはじめよを探す

 

※注意点:後半部分は難しいかもなので、前半部分だけ読めばOKです。実際、僕も『イシューからはじめよ』の後半部分は、難しいなと感じて読むのをやめました。とはいえ、前半部分の学びはバグレベルに多かったので良書です。

 

ポイント⑤:ゼミのガクチカがだめな理由を知る

 

僕もいろいろと調べる中で「ゼミのガクチカ=だめ」などが多かったですね。

じゃあ、なんでゼミのガクチカがだめなのか、という理由を考えてみました。

 

 ゼミのガクチカがだめな理由

「やって当たり前だと思われるから」

 

面接官にもよりけりですが「ゼミの活動 → 大学生ならやって当然 → それが学生時代に頑張ったことなの?」と考える人もいますからね。

 

ただ、そういった面接官に当たってしまったときは「運が悪かったな…」と考えるのがベストでして、こればっかりは仕方なしです。就活はわりと運ゲー要素が多いので。

 

ちなみに、リスクを減らしたいなら『他のガクチカも用意すること』がベスト。

 

 僕も3つくらい用意していた

  • インターン先で成果を上げた経験
  • 塾講師として生徒を合格させた経験
  • 学生団体で高校生に授業をした経験

 

僕もゼミのガクチカだけだと少し不安だったので[長期インターンシップ][塾講師][学生団体]といったように、3つくらいの経験を用意していました。

 

そして、受ける業界・面接官の反応などで使うガクチカを変えていましたね。

 

補足:ゼミのガクチカは、例文を読みまくるのが効率的

 

ぶっちゃけ、これが最強です。

とくに、内定者のエントリーシート(=ES)を読みまくるのがコスパ最強。

 

 内定者のESが最強な理由

「企業側から評価された解答例だから」

 

簡単に言うなら、1つの答えみたいな感じですね。つまり、内定者のエントリーシートをチェックしつつ、ガクチカを分析しまくれば、自然と企業から評価されるESになるはず。

 

 内定者のESを無料で読む方法

引用:ユニスタイル公式サイト

引用:ユニスタイル公式サイト

 

方法は簡単でして『ユニスタイル』という就活サイトを活用すればOKです。

 

実際、この記事を書いている僕も就活中は『ユニスタイル』で内定者のエントリーシートを読みまくりつつ、ガクチカをレベルアップさせていました。

>>ユニスタイルに無料登録をする

 

チームワークの他に、ゼミのガクチカでアピールできること4つ

チームワークの他に、ゼミのガクチカでアピールできること4つ

 

お次は、ガクチカでのアピールです。

 

  1. ゼミの人とのコミュニケーション力
  2. 研究や授業で、発表したプレゼン力
  3. チーム内の雰囲気をよくした協調性
  4. 研究で活用した、マーケティング力

 

チームワーク以外なら、上記の4つがアピールできるかなと思います。

1つずつ解説をしていくので、自分に合った力をアピールすればOKです。

 

アピール①:ゼミの人とのコミュニケーション力

 

コミュニケーション力は、定番ですね。

 

 コミュニケーション力の例文

私が学生時代に頑張ったことは『ゼミと企業との連携した商品開発』です。私はマーケティングを学ぶゼミに所属しており、企業に直接営業をかけて、一緒に商品開発の部分に協力をさせていただきました。企業側が商品開発の協力を承諾してくださった1番の要因は、私の[コミュニケーション力]が活かされたからだと考えています。

 

少し無理矢理感がありますが、こんな感じ。

※ここで伝えたいことは例文じゃなく、コミュニケーション力が活かせること。

 

とはいえ[コミュニケーション力]はアピールできれば最強ですが、扱いには注意です。というのも、面接中の受け答えとかで、本当にコミュニケーション力があるかチェックされるから。

 

 最悪のケース(面接官の心の声)

この就活生、さっき「コミュニケーション力が強みです」って言っていたけど、そこまで高くないな…。自己分析ができていないのかな…。

 

こういったケースになりますからね。

なので、マジで自信がある方のみどうぞ。

 

アピール②:研究や授業で、発表したプレゼン力

 

発表者として研究のプレゼンをしたなら、プレゼン力もアピールできますね。

 

 プレゼン力をアピールするコツ

  • 誰にでもわかりやすい話しをする
  • ジェスチャーを適度に使って話す
  • 話す内容で、話すリズムを変える

 

ハッキリと「私はプレゼン力があります」とは言わないかもですが、上記のコツを意識しつつ話せば、面接中に「この学生、説明するのがうまいな」と思ってもらえるはずです。

 

実際、僕も「ジェスチャーを適度に使って話す」を就活の面接で使っていまして、面接後のフィードバック(評価)で、よく説明するのがうまいと言っていただいた経験ありです。

 

それにこのあたりは才能とか不要で、やろうと思えば今日からでもできることなので、まずは色々な方法をやってみつつ、自分の中で最適な方法を見つけていけばOKかなと思います。

 

アピール③:チーム内の雰囲気をよくした協調性

 

ゼミのガクチカにするなら、1番おすすめ。

なお、1つ具体的なエピソードをどうぞ。

 

 協調性をアピールする例文

当時、私たちのチームでは『言いたいことが言えない』という課題を持っていました。そこで「ゼミの活動をする時間」と「自分たちのことを気軽に話す時間」の2つの時間を1日の中で作りました。その結果、まずは自分のことを相手に知ってもらえ、相手のことも知ることができたので、チーム内で言いたいことをハッキリと言えるようになりました。

 

[協調性]は、どんな業界・企業・職種・部署でも役に立つ能力ですからね。「当たり前でしょ」と思われがちですが、意外とできていない人も多いので、アピールできる強みですね。

 

 協調性がアピールできるネタ

  • 発言できないメンバーへの気配り
  • チームワークを高めるための企画
  • 合わないメンバー間のアプローチ

 

このあたりがアピールできるネタですね。

 

アピール④:研究で活用した、マーケティング力

 

マーケティング系の職種とかなら、かなり効果的なアピールポイントですね。

 

 アピールできるマーケティング力

・多数の論文から、データをまとめた
・フィールドワークで現場の声を集めた
・各データから、課題や原因を追求した

 

このあたりをゼミや研究、授業で活動したことをアピールすればOK。

※もちろん、他にやったことがあるなら、そちらを使ってくださいませ。

 

おまけ:ゼミ以外のガクチカでも、活かせると最強

 

ガクチカを話す中で「再現性(=もう1度同じことができるか)」は重要。

たとえば、次の就活生がいた場合、どちらの方が入社後も活躍しそうですかね?

 

 ①:就活生Aの例文

サークルの代表として、100人をイベントに集客しました。

 

 ②:就活生Bの例文

サークルの代表として、100人をイベントに集客しました。その後、サークルの経験を活かして、塾講師のアルバイトでも、新規生徒を20人集めました。

 

おそらく、後者の[就活生B]の方が「入社後も同じ活躍ができそうだな…」と感じますよね。これが再現性と呼ばれるものでして、ガクチカではわりとチェックされていますよ。

 

ただ、昔の僕もそうだったんですが「ゼミのガクチカ以外ない」と悩む人も多いはず。結論から言うと『ゼミのガクチカ以外のネタも作りましょう』です。

 

 ゼミのガクチカ以外の作り方

  • ユニークなアルバイトを探してみる
  • 3年から長期インターンに参加する
  • 資格を取りつつ、個人の活動で使う
  • 面白い就活ブログを立ち上げてみる
  • 複数のボランティア活動に参加する

 

上記の5つを実践すれば、ゼミのガクチカ以外もセットで作れるはずです。

※実際、僕も就活をやりながら、新しいガクチカを作っていました。

 

なお、このあたりについての詳しい解説や手順については【作り方】面白いガクチカを3年から作る方法【おすすめの強いネタ】でお話しているので、ゼミ以外のガクチカを1つでも作りたい人は読んでみると、就活の成功率がグッと上がるはずです。




授業や研究などのゼミのガクチカでやりがちな、だめ行動5つ

授業や研究などのゼミのガクチカでやりがちな、だめ行動5つ

 

最後は、ガクチカでだめなNG行動ですね。

 

  1. 専門用語などをガクチカに詰め込む
  2. 研究や授業で「当然なこと」を話す
  3. 面接官の専門領域にて戦おうとする
  4. チームワークでなく個人活動を話す
  5. 抽象的 or 具体的な話になりすぎる

 

こちらの5つをやらなければOKです。

というわけで、順に解説をしていきます。

 

その①:専門用語などをガクチカに詰め込む

 

無意識にやりがちですが、専門用語の多いガクチカは、絶対にだめですよ。

理由はシンプルでして、自分が伝えたいことが相手に伝わらないからですね。

 

 例文:専門用語が多いガクチカ

私が学生時代に頑張ったことは、心理学における『単純接触効果の研究』です。単純接触効果において、〇〇大学の〇〇教授の論文をベースに研究を進めまして…。

 

こんな感じで「相手が専門的な知識を持っている前提」で話しちゃっていますよね。もちろん、心理学を研究している方なら余裕かもですが、知識ゼロの人からすれば、途中から「???」な状態になるはず。

 

 専門用語を使っているかの確認方法

「知識ゼロの家族に、ガクチカを話す」

 

少し恥ずかしいかもですが、これが効果的。

というのも、家族に話して伝われば、面接官にも伝わるはずですからね。

 

なお、専門用語を少なくしつつ、ガクチカを理解してもらうコツは次のとおり。

 

 ゼミのガクチカを話すコツ

・あなたの情報を伝える
→ 法学部のゼミに所属しており…

・経験の背景知識を伝える
→ 簡単に言えば、〇〇でして…

・あなたの役割を伝える
→ チーム内でリーダーとして活動し…

 

僕が意識していたことは「5w1h」で、ガクチカを考えてみることです。

とはいえ、5w1hを忘れちゃっている人も多いかもので、共有しますね。

 

 ガクチカで使える5w1h

・What:具体的には、なにをしたのか
・Who:誰が関わったエピソードなのか
・When:どれくらいの期間の話なのか
・Why:なぜ行動をしようと思ったのか
・Where:どこで起こったエピソードか
・How:どのような手段を考えたのか

 

このあたりを1つずつ丁寧に分解して、ゼミのガクチカで書けばOKです。

※ガクチカの具体性も上がるので、より面接官の方がイメージしやすいはず。

 

その②:研究や授業で「当然なこと」を話す

 

「それやって当然だよね」といったことを、ガクチカで話すのはだめですね。

 

 例文:ゼミで当たり前のこと

  • 毎日のように授業に参加した
  • 研究発表のために資料を作った
  • 5つの論文をがんばって読んだ

 

スイマセン m(_ _)m

どれも当たり前なことですね。

 

とはいえ「なにか話さないと」と考えると、意外とやってしまいがちなことなので、今書いているガクチカが「これって当たり前のことじゃないよな?」と確認してみるといいかもです。

 

その③:面接官の専門領域にて戦おうとする

 

これは運要素が強めですが、ゼミの研究内容が面接官の専門領域だと最悪です。

※具体例:商品開発部署の面接官に、商品開発の研究内容で勝負する。

 

 シンプルな理由

「相手の方が専門的な知識が多いから」

 

つまり、相手の方が武器が強いので、こちら側が勝てる可能性は低めです。

 

「ディベート力に自信あり」という人もいるかもですが、就活で『面接官に反論する=絶対にだめなNG行動』ですよ。

 

なので、こういった状況へのリスクヘッジとして、ゼミ以外のガクチカも用意しておけると安心かもです。繰り返しですが、僕も不安だったので3つほどガクチカを用意していました。

 

 イメージの例文(心の声)

「さっきこの面接官の人、自己紹介でマーケティングの部署で働いているって言っていたな。なら、今回はマーケティングのゼミのガクチカじゃなくて、アルバイトのガクチカを話そう」

 

上記のイメージでして、相手によって武器(ガクチカ)を変える感じですね。

 

その④:チームワークでなく個人活動を話す

 

繰り返しですが、ガクチカで求められるのは『チームで成果を出した話』です。

裏を返せば「個人で成果をあげた経験」は、あまり求められていない感じ。

 

 例文①:チームで成果を出した経験

ゼミの活動において、プロジェクトのリーダーを担当し『ビジネスコンテスト』で優勝しました。その大きな要因がチームワークの構築でして、具体的には…。

 

 例文②:個人で成果をあげた経験

心理学の研究において『〇〇』という論文を発表したことです。4年間、毎日1人で研究を続けたことで、私は『〇〇』の論文を書くことに成功しました。

 

上記の場合、後者よりも前者の[例文①]が就活では評価されるイメージです。

※これはちょっと「就活=気持ち悪い」と感じる瞬間かもですね。

 

なお、このあたりの「就活が気持ち悪く感じる」という人は【異常】日本の就活が気持ち悪い理由7つ【狂ってる&終わってる】を読んでもらえると、ストレス発散になるかもです。

 

とはいえ、ゼミのガクチカで大切なことは「私はチームで成果を出しました」と伝えることです。基本的に、面接官は『ガクチカ=チームで成果を出した経験』を聞きたいですからね。

 

その⑤:抽象的 or 具体的な話になりすぎる

 

ここはバランス感覚が必要でして[抽象的すぎる経験]or[具体的すぎる経験]の中間地点くらいが、ガクチカとしてはベストですね。

 

 抽象から具体の例文

私が学生時代に頑張ったことは『商品開発における研究』です。研究内容としましては、商品が開発される前段階の、マーケティング領域の研究をしていました。

 

「商品開発の研究」「商品が開発される前のマーケティングの研究」といった感じで、抽象的な話から具体的な話に切り替えています。

 

これは人間の理解度の問題ですが「抽象的な話」→「具体的な話」へと進んだ方が頭に入ってきやすいんですよね。

 

なので、ゼミのガクチカでも同じでして、最初はできるだけ広い話(=抽象的)をしつつ、ガクチカを話す中で、より細かい話(=具体的)へと切り替えるのが超おすすめですね。

 

ちなみに、このあたりの「抽象化」とか「具体化」については『コンサル1年目が学ぶこと』という本で詳しく解説されているので、そちらを読めばスッと頭に入ってくるはずです。

 

 

僕も3周くらい読みまくりまして、読みやすいし、わかりやすいので神でした。

>>コンサル1年目が学ぶことを探す

 

まとめ:授業や研究などのゼミのガクチカは、だめじゃない話

まとめ:授業や研究などのゼミのガクチカは、だめじゃない話

 

今回は『ゼミのガクチカはだめじゃない』というテーマで解説をしました。

 

 ゼミのガクチカで考えるポイント

  • ゼミへ入った理由や動機を思い出す
  • 資格やGPAなどから数値化をする
  • ゼミのチームでの役割を明確にする
  • 授業や研究における課題を分析する
  • ゼミのガクチカがだめな理由を知る

 

上記の5つのポイントを意識すれば、ゼミのガクチカでも問題なしです。

 

何度も言っちゃっていますが、ガクチカで求められることは『あなたが何を考えて、どのように行動した経験か』です。

 

ここがブレていると[起業][留学][長期インターン][アルバイト]など、ゼミ以外のガクチカを話したとしても、普通にエントリーシートや面接で落ちますからね。

 

なので、これは就活をする上ですべてに共通することですが「これは何が求められているのか」や「どんな目的で聞かれているのか」を考えられると、就活はうまくいきやすいはずです。

 

というわけで、充実した就活ライフをどうぞ。

今回は以上です。

 

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