こんな疑問を解決します。
記事の内容
・ガクチカで資格取得は、ダメじゃない
・ガクチカにする場合の5つの手順
・資格取得で考えるポイントは4つある
・資格取得について面接で聞かれる例文
・資格取得のガクチカで、ダメな行動
記事の信頼性
この記事を書いている僕は、外資系のIT企業で働くサラリーマンです。就活では200社ほどにエントリーしました。
今回は『ガクチカで資格取得はダメじゃない話』というテーマで解説をします。
なお、先に結論を書いておきますね。
本記事の結論
・資格取得のガクチカは、ダメじゃない
・資格は学生時代の努力が証明しやすい
・もちろん、落ちた経験でもOKです
上記のとおり。
とはいえ、ガクチカは「書き方(=見せ方)」が重要なので、下記をどうぞ。
ガクチカの書き方は5ステップ
- なぜ資格取得をしたのかを思い出す
- 複数ある中で、選んだ理由を考える
- 「資格取得の前と後の変化」を見る
- 目標と過程を、かなり具体的に書く
- 資格取得で学んだことを考えてみる
こちらの手順で資格取得のガクチカを書けば、エントリーシート(=ES)や面接の通過率はグッと上がるはず。つまり、志望企業からの内定をゲットしやすいかもです (`・ω・´)
※具体的な書き方は、本記事の「TOEICなどの資格取得をガクチカにする場合、5つの手順で書こう」という見出しで解説しています。
というわけで、本記事では『ガクチカで資格取得はダメじゃない話』というテーマで解説をしていくので「自分が勉強してきたことがダメなのかな?」などの悩みは解消されるはずです。
記事の後半では「資格取得のガクチカで考えるポイント」や「面接で必ず聞かれる質問の例文」などもご紹介しているので、最後まで読んでみてください。
では、いきましょう(=^・^=)
ガクチカで『資格取得』はダメじゃない【TOEICに落ちた人もOK】
資格取得のガクチカは、ダメじゃないですよ。
資格取得のガクチカがダメじゃない理由=努力の証明
これが大きいかなと思います。
たとえば、下記の2つのガクチカがあった場合、どちらのパターンの方が「この学生は努力したんだな…」とイメージしやすいですかね?
・パターンA:個人でブログを書いており、1,000PVを達成しました
・パターンB:TOEICの点数を1年間で400点から700点へと上げました
おそらく、パッとイメージしやすいのは、後者の[パターンB]なはず。
※もちろん、パターンAのガクチカも努力したはずなんですけどね。
つまり、これは就活の面接などでも同じでして、面接官の方が「この学生は努力したんだな…」とイメージしやすいほど、話がスムーズに進みますよね。
失敗談:僕が面接で落ちた話
僕はガクチカで[長期インターンシップの経験]を話していたのですが、面接で「長期インターンシップ?なにそれ?」みたいな感じで、イメージしてもらえずに落ちた経験ありです。
こういった背景から、僕は資格取得のガクチカは「努力の証明がしやすい」&「相手にイメージしてもらいやすい」という点で、ダメじゃないと思いますね。
TOEICの資格取得で、ガクチカの例文を考えてみた
例文です。参考にどうぞ。
TOEICの例文
私が学生時代に頑張ったことは『英語学習』です。アメリカへ留学することが夢でしたが、英語力が低いことで留学の条件を満たせていませんでした。具体的には「TOEICで700点」というのが条件でした。そこで3ヶ月間、毎日のように英語学習を実施し、TOEICの点数を450点から750点まで伸ばすことに成功しました。その結果、アメリカ留学ができました。
ザッと、こんな感じですかね。
200字ほどでサクッと書いたので、もしエントリーシートの文字数が400字なら「どのような英語学習をしたのか」であったり「留学でどんな学びを得たか」なども書けるかもですね。
FP・簿記・MOSなどの資格取得に、落ちた経験もOK
TOEICは点数なので落ちたなどの考えはないですが、FPや簿記、MOSなどの資格取得に落ちた経験も、ガクチカに書いてOKです。
ガクチカにしてもいい理由
というのも、社会人として働く上でずっとうまくいくことなんてないですよね。たとえば「営業がうまくいかない」とか「プレゼンでうまく話せない」といった失敗も当然出てくるはず。
基本的に、どんな社会人も「まずは挑戦する」→「失敗する」→「学びを得る」→「改善しつつ、再挑戦する」の永遠ループです。なので、資格取得で落ちた経験もダメじゃないですね。
落ちた経験で考えるポイント
- なぜ落ちたのかなど理由を洗い出す
- 落ちた理由を解消する行動を考える
- 意識しつつ行動していることを話す
上記のとおり。
受かった経験に注目しがちですが、落ちた経験にも価値がありますからね。
例文:落ちた経験のガクチカ
私が学生時代に頑張ったことは『簿記の学習』です。私は「企業をお金の面から支えたい」という想いから簿記2級の学習を始めました。しかし、1度目の試験には落ちてしまいました。そこで「どうして落ちたのか」を分析し、1つずつ落ちた原因を解消していきました。その結果、2度目に受けた試験では、見事合格することができました。
こういった感じですね。
エントリーシートに書くなら「落ちた理由」+「行動したこと」も書けばOK。
注意点:ガクチカとして使うなら「難易度」が大切
僕の感想ですが、資格取得の難易度が低いガクチカはNGかなと思います。
なぜなら「それって誰でも取れるよね」と面接官に思われる可能性があるから。
具体例:難易度の目安
- 簿記:最低でも2級以上
- FP:こちらも最低2級以上
- TOEICの点数:最低600点以上
上記のとおり。
※もちろん、その人の能力とか環境、勉強をした期間とかでも変わります。
資格取得のエピソードをガクチカにするなら「資格取得の難易度」を意識した方が、エントリーシートや面接の通過率も変わってくるはず。
難易度が低い場合の対処法
少しゲスいかもですが、これがベストかなと。
イメージとしては、以下のとおりですね。
・初期の低さ:最初はAppleがわからない状態から、TOEICで500点
・環境の悪さ:学費を稼ぐために、毎日アルバイトをして、簿記3級を取得
つまり「スタート地点が違うこと」と「ゴールまでの道のりがキツかったこと」の2つを全面にアピールする感じです。これなら、資格取得の難易度が低いガクチカでも通用するはず。
資格取得はガクチカよりも、自己PRの方が使える話
ここまで話しておいて、スイマセンm(_ _)m
とはいえ、ガクチカで使うのではなく、自己PRで使った方がおすすめですよ。
シンプルな理由:役割の違い
・ガクチカ:「チームで成し遂げたこと」が求められる。チームワークが大切
・自己PR:「個人で成し遂げたこと」が求められる。個人のアピールが大切
僕は上記のガクチカと自己PRで役割を分けつつ、就活をしていました。
なお、よくある質問として「資格取得じゃないガクチカがない…」という悩みがあるかもです。結論は『今から就活をやりつつ、ネタを作ればOK』です。
詳しくは【作り方】面白いガクチカを3年から作る方法【おすすめの強いネタ】という記事で解説していまして、この記事を書いている僕も、就活をやりつつ、ガクチカを作りました。
なので「今持っている武器」だけで戦うのではなく『新しく武器を作る』という戦略も就活ではあり。その結果、志望企業からの内定をゲットする難易度がグッと下がりますからね。
TOEICなどの資格取得をガクチカにする場合、5つの手順で書こう
結論、下記の手順でガクチカを書けばOK。
- なぜ資格取得をしたのかを思い出す
- 複数ある中で、選んだ理由を考える
- 「資格取得の前と後の変化」を見る
- 目標と過程を、かなり具体的に書く
- 資格取得で学んだことを考えてみる
こちらの5つの手順ですね。
では、順に説明していきます。
手順①:なぜ資格取得をしたのかを思い出す
まずは、資格取得の理由の部分ですね。
というのも、この理由がないと「なんとなく取った」と思われるからですね。
理由を考えるときのコツ
たとえば、単に「TOEICで700点を取りました」と言われるよりも「アメリカへ留学するために、TOEICで700点を取りました」と言われた方が、納得しやすいですよね。
とはいえ、多くの就活生が「理由なんて、ねぇよ。就活で必要になりそうだから取った」という人が多いはず。その気持ちはハイパー同感ですが、就活で勝つには『理由付け』が必要。
ここが[就活=気持ち悪い]と言われる大きな理由かもですが、とにかく「なんで資格取得をしたのか?」という理由の部分が大切です。嘘でもOKなので、まずは理由を作りましょう。
手順②:複数ある中で、選んだ理由を考える
お次は、資格の種類についてですね。
具体的には「資格取得の目的はわかったけど、なぜその資格?」という点です。
よくある例
英語の資格って[TOEIC]の他にも[英検]や[CASEC][TOEFL][IELTS]などがありますよね。つまり、そういった複数の中で『なぜ、TOEICを選んだの?』という理由です。
なお、これは僕の場合ですが「自分が所属する留学エージェントの条件だった」とか「TOEICが自分に1番合っていた」などでOKかなと思います。ここは少しだけ適当かもですね。
※今回はTOEICについてでしたが、たとえば「お金について学びたい」という目的があったら、別に[簿記]じゃなくてもいいですよね。[FP]とか[公認会計士]もあるはずなので。
手順③:「資格取得の前と後の変化」を見る
簡単に言うなら「勉強をする前」と「勉強をした後」で変化した部分ですね。
変化を書くときのポイント
というのも「TOEICの点数が600点から700点になりました」よりも「TOEICの学習を進める中で、私の中で英語への向き合い方が変わりました」と言った方が、なんかいい感じですよね。←語彙力が低くて、スイマセンm(_ _)m
ちょっとビジネスっぽい言い方ですが「定量的な結果:点数の変化」&「定性的な結果:点数の部分ではない変化」の二刀流が神です。
これは資格取得のガクチカだけじゃなく、自己PRや志望動機などでも使える裏ワザなので、1つの言葉を今書いているガクチカや自己PRにプラスしてみてくださいませ (`・ω・´)
手順④:目標と過程を、かなり具体的に書く
ぶっちゃけ、ここが1番重要ですね。
なぜなら、ガクチカが聞かれるのは『どのように行動したか』を知りたいから。
例文:TOEICの資格取得の場合
私が学生時代に頑張ったことは『英語学習』です。〜ここは省略〜。TOEICの点数を上げるために、私は2つのことをやり遂げました。1つ目は「1日2時間の英会話」です。2つ目は「英語を使うアルバイトへの参加」です。〜それぞれについて解説する〜
シンプルですが、言いたいことは「目標を立てた上で、目標を達成するために、どんな行動や工夫をしたのか」といった部分です。ここが具体的であればあるほど、評価はUPです。
補足:より具体的に書く方法
- どんな役割の人が関わったかを書く
- 期間や時間、成果などで数字を使う
- どの場所で、行動した経験かを話す
見てもらうとわかるとおり、英語でよく使う「5w1h」ですね。
・What:具体的には、なにをしたのか
・Who:誰が関わったエピソードなのか
・When:どれくらいの期間の話なのか
・Why:なぜ行動をしようと思ったのか
・Where:どこで起こったエピソードか
・How:どのような手段を考えたのか
上記のとおり。
この「5w1h」をベースに考えれば、かなり具体的なガクチカになるはずです。
手順⑤:資格取得で学んだことを考えてみる
この学んだことはガクチカに書かなくてもOKですが、面接で聞かれる可能性大です。イメージとしては「この経験から、どんな学びを得ましたか?」といった質問ですね。
学んだことを考えるポイント
とはいえ、少しイメージしにくいですよね。
なので、簡単な具体例をどうぞ。
例文:ガクチカから学んだこと
私が学生時代の資格取得の経験から学んだことは『目標地点から、現在地の距離の把握』です。「自分が目指すべき場所は、どこなのか?」や「現在地から、どれくらい離れているのか?」などの距離の把握について学びました。御社へ入社後も、常に自分に足りないものを考えながら、レベルアップしていきたいと思います。
こんな感じでOKです。
[ガクチカから学んだこと]×[入社後に活かせること]のリンクですね。
例文:TOEICなどの資格取得のガクチカを公開
ここまでのガクチカの書き方をベースに、TOEICの例文を考えました。
※文字数が「400字」ほどなので、ちょっと長いですが、スイマセン。
例文:TOEICなどのガクチカ
私が学生時代に頑張ったことは『英語学習』です。アメリカへ留学することが夢でしたが、英語力が低いことで留学の条件を満たせていませんでした。具体的には「TOEICで700点」というのが条件でした。そこで、3ヶ月間、私は2つのことを実行しました。1つ目は「1日2時間の英会話」です。実際に、外国の人からレッスンを受けつつ、英語を話す練習をしました。2つ目は「英語を使うアルバイトへの参加」です。英会話で学んだことをアウトプットするため、英語をメインで使う薬局のアルバイトに応募して働きました。その結果、TOEICの点数を450点から750点まで伸ばすことに成功し、1年間のアメリカ留学ができました。この経験から『成果をあげるためには、自分から新しい環境へ飛び込むことの重要性』を学びました。
上記の書き方が正解というわけじゃないですが、1つの参考程度にどうぞ。
なお、もっと他の就活生のガクチカが見たいなら『ユニスタイル』などの就活サイトに登録すれば、無料で内定者のエントリーシートがチェックできるので、勉強になると思います。
実際に、僕も就活中は『ユニスタイル』で内定者のガクチカをチェックしまくりまして、書き方とかポイントを学びまくっていました。やっぱり、内定者のガクチカは参考になりますね。
資格取得のガクチカはダメじゃないけど、考えるポイントは4つある
お次は、ガクチカを考えるポイントですね。
- 業界や企業が求める資格か分析する
- 資格取得に落ちた経験も一緒に書く
- 何点&何級など、数字ベースにする
- 資格取得を活かせているかを考える
上記の4つを意識しつつ、考えればOK。
というわけで、1つずつ解説をしていきます。
ポイント①:業界や企業が求める資格か分析する
ここはかなり重要ですね。
たとえば、次の場合だと、あまり資格取得をしても意味がないかなと思います。
- 経理職で[TOEIC]をアピール
- IT企業で[FP]の資格をアピール
- 外資系の企業で[簿記]をアピール
上記のとおり。
なので「そもそも業界や企業に求められているのか?」を考えることが重要。
補足:資格取得が活かせる例
・IT業界:MOSなどが活かせる
・金融業界:簿記やFPが活かせる
・外資系企業:TOEICが活かせる
イメージとしては、こんな感じ。
なお、イメージが難しい場合は[業界名 資格]とかでググればOKです。
ポイント②:資格取得に落ちた経験も一緒に書く
落ちた経験も、ガクチカで使えますよ。
とはいえ、いくつかポイントを共有します。
落ちた経験で考えるポイント
- なぜ落ちたのかなど理由を洗い出す
- 落ちた理由を解消する行動を考える
- 意識しつつ行動していることを話す
こちらの3つを意識しつつ、資格取得のガクチカを作っていけばOKです。
なお、ベストは「落ちた経験」→「受かった経験」になるといいですね。
ポイント③:何点&何級など、数字ベースにする
ビジネスにおいて、数字 of 最強です。
この言い方は少し言いすぎかもですが「数字=説得する根拠」ですからね。
例文:説得力が高い方は、どっち?
・例文A:私の強みは「英語力」です。英語を話すのが、かなり得意です!
・例文B:私の強みは「英語力」です。TOEICでは900点を取りました!
おそらく、、、後者の[例文B]の方が説得力が高いですよね。
つまり、これは資格取得のガクチカも同じで、必ず具体的な数字を書くべき。
具体例:ガクチカの数字
- 簿記2級を取得しました
- FP1級の資格を取りました
- TOEICは700点を取っています
シンプルに、数字ってわかりやすいですからね。これは資格取得のガクチカに限らずですが、就活で自己PRや志望動機を話すときも、数字ベースで話すと、説得力が爆上がりです。
ポイント④:資格取得を活かせているかを考える
この視点を持っている就活生は少ないので、大きく差が出る部分かもですね。
資格取得を活かしている例文
私が学生時代に頑張ったことは「TOEICの資格取得」です。もともとのスコアは400点でしたが、1年間で700点までスコアを伸ばせました。この経験を活かし、現在は『大学のボランティア団体』に所属しており、無償で大学生にTOEICの点数を伸ばすコツをお話しています。
こんな感じでして「資格取得をがんばった」→「うまくいった」→「今の活動に活かしている」の流れをガクチカで作れると、行動に一貫性などが生まれやすいので、超おすすめです。
TOEICなどの資格取得のガクチカを話すとき、面接で聞かれる例文
ここからは、少し面接対策です。
- 学業以外のガクチカは話せる?
- なぜその資格を取ろうと思ったの?
- ガクチカで話そうと思った理由は?
- 資格取得後、他に勉強中のことは?
- うちの会社で資格取得が活かせる?
こういった質問が聞かれる可能性ありです。
なので、例文と一緒に答え方を解説しますね。
例文①:学業以外のガクチカは話せる?
どうしても資格取得のガクチカを話すと「学業だけに専念してきた大学時代」と考えられがちです。もちろん、学業だけの学生時代でも問題なしですが、面接で聞かれやすいですね。
回答の例文
はい。学業以外で学生時代に頑張ったことは『塾講師のアルバイト』です。私は資格取得や学業など、勉学を深めることが得意であり、大好きなので「勉強の楽しさを広めたい」という想いから、塾講師のアルバイトを始めました。現在は、5名の生徒を担当しています。
僕なら、上記の話し方をするかなと思います。
ただ、ここで伝えたいことは『学業以外のガクチカも用意しておこう』です。
学業以外のガクチカの作り方
- ユニークなアルバイトを探してみる
- 3年から長期インターンに参加する
- 資格を取りつつ、個人の活動で使う
- 面白い就活ブログを立ち上げてみる
- 複数のボランティア活動に参加する
このあたりなら、今からでもガクチカのネタとして作っていけるはず。
※中でも「長期インターンに参加する」は、就活でウケがよかったので神です。
実際、僕は『オファーボックス』という就活サイトをよく使っておりまして、無料登録をしつつ、プロフィールなどを入力しておけば、企業からスカウトが届くので、楽チンでしたね。
『オファーボックス』などの就活サイトは「長期インターンの参加」だけじゃなく「就活の選考案内」などもスカウトとして届いたりするので、就活を進める上で一石二鳥かもです。
例文②:なぜその資格を取ろうと思ったの?
資格取得の理由の部分ですね。
この記事でもチラッとお見せしましたが、もう1度書いておきますね。
理由を考えるときのコツ
上記のとおり。
具体例とセットで解説しますね。
〈目的〉
→ アメリカへの留学をするため
〈理由〉
→ TOEICの点数が条件だから
こんな感じでOKです。
つまり『なんで資格取得をしたのか?』といった部分を聞きたいわけですね。
※補足:就活では基本的に「なんで?」「どうして?」がメインで聞かれます。なので、嘘でもOKなので、資格取得のガクチカを作るなら、必ず目的や理由を考えておくべしですよ。
例文③:ガクチカで話そうと思った理由は?
これはあまり聞かれないかもですが、準備しておいて損はない質問ですね。
具体的には『なぜ資格取得のガクチカを話しているの?』といった意味ですね。
回答の例文
私が資格取得を学生時代に頑張ったことで話した理由は「自分自身を1番知っていただきやすい」と考えたからです。具体的には、お話しさせていただいた「〇〇」や「〇〇」の部分が私の個性であり価値観ですので、資格取得の経験を学生時代に頑張ったことでお話しました。
なお、この次に聞かれる質問としては「学業以外のガクチカは話せる?」などがあるかもなので、資格取得のガクチカ以外で話せるネタを2つほど持っておけると、かなり安心かもです。
例文④:資格取得後、他に勉強中のことは?
繰り返しですが、資格取得のガクチカを話すと「学業だけに専念してきた大学時代」と考えられがちです。なので、資格取得をしたあとに『どんな勉強をしているか?』が聞かれますね。
ダメな例文
TOEICで700点を取ったあとは、何もしていません。バイトくらいですかね。
おすすめな例文
TOEICで700点を取ったあとは「さらに英語について学びたい」という想いから『英語の歴史』を学べるゼミナール(=ゼミ)に所属して、日々研究をしています。
上記のとおり。
というのも、資格取得後に勉強をしていないと「燃え尽き系なのかな?」とか「就活のためになんとなく取ったのかな?」と思われる可能性がありますからね。
例文⑤:うちの会社で資格取得が活かせる?
「学生時代に取った資格取得」が『社会人になってからも活かせるのか』という部分ですね。これはガクチカというよりも、自己PRに近い要素かもです。
資格取得が活かせる例文
私が学生時代の資格取得の経験から『目標地点から、現在地の距離の把握』について学びました。具体的には「自分が目指すべき場所は、どこなのか?」や「現在地から、どれくらい離れているのか?」などの距離の把握です。御社へ入社後も、常に自分に足りないものを考えながら、レベルアップしていきたいと思います。
こういった感じで[ガクチカから学んだこと]×[入社後に活かせること]をそれっぽくリンクさせてあげれば、この質問は乗り切れるかなと思います。
TOEICなどの資格取得をガクチカにする場合、やりがちなダメ行動
最後は、ガクチカでダメな行動です。
※いわゆる、注意点みたいなイメージですね。
- 複数の資格取得をして、就活で話す
- ガクチカと自己PRで人物像が変化
- 知名度が高くない、資格取得をする
- ガクチカが資格取得のネタしかない
- 嘘の点数にして資格取得の話をする
上記の5つに注意すれば、問題なしです。
では、順に解説していきますね。
その①:複数の資格取得をして、就活で話す
これは、例文を見た方がわかりやすいですね。
ダメな資格取得の例文
私が学生時代に頑張ったことは『資格取得』です。学生生活の4年間で、TOEICを700点、簿記2級とFP1級、MOSや宅建の資格取得をしました。
もちろん、スゴいことなんですけど、、、面接官からすれば「なんのために資格取得をしたの?」となりませんかね。
解決策:業界や企業で使い分ける
- IT業界:[MOS]をアピール
- 金融業界:[簿記]をアピール
- 外資系企業:[TOEIC]をアピール
こんな感じで、複数の資格取得をしているのであれば、業界や企業で使い分けをしつつ、1番効果バツグンそうな資格をエントリーシートに書きつつ、面接で話すべしですよ。
その②:ガクチカと自己PRで人物像が変化
資格取得に限らずですが、ガクチカと自己PRで人物像を一緒にすべき。
人物像がズレてダメな例
・ガクチカの人物像:資格取得のガクチカで、長期的にがんばるタイプ
・自己PRの人物像:バイトの経験で、短期間でガッと成果を出すタイプ
上記のとおりでして、ガクチカと自己PRでズレが生まれていますよね。
このように人物像にズレが生まれると、話す内容の信頼性が下がっちゃいます。
解決策:自分の人物像を理解する
ガクチカや自己PRの経験から考えてもいいですが、今の時代だと『キャリアチケットスカウト』などのアプリを使えば、無料で自分の価値観などがチェックできますからね。
なので『キャリアチケットスカウト』などのアプリをうまく活用しつつ、あなた自身の価値観をサクッとチェックすればOKです。たぶん、5分くらいあればチェックができるはずです。
キャリアチケットスカウト
posted withアプリーチ
あとは『キャリアチケットスカウト』で出た結果をベースにしつつ、ガクチカと自己PRで人物像を一致させていけばOK。
なお、完全に余談ですが、今の時代はガクチカを作成するツールもありますからね。詳しくは【たった7分】ガクチカが『書けないとき』の作成ツール【何個もOK】で解説しているので、うまくガクチカが書けない人はどうぞ。
その③:知名度が高くない、資格取得をする
初対面の人に話して「え?それなに?」といった資格の話をするのはダメかもです。というのも、相手が資格取得のイメージができていないと、会話のキャッチボールが難しいから。
解決策:知名度の高い資格にする
これに尽きるかなと思います。
具体例としては、次のとおりですね。
- 英語系:TOEICや英検など
- IT系:MOSやITパスポートなど
- お金系:簿記やFP、公認会計士など
このあたりであれば、資格取得のガクチカとして話しても、多くの人が「あ、それね。ふむふむ」といった感じで、スムーズに会話が進むはずです。
とはいえ、中には知らない人もいるかもなので「どういった資格なのか」+「どんな場面で役に立つのか」などを簡単に説明できるようにしておくと、準備バッチリです (`・ω・´)
その④:ガクチカが資格取得のネタしかない
簡単に言うなら「資格取得以外のガクチカも用意しておきましょう」です。
なぜなら、面接官によっては『学業系=ダメ』と考える人もいるからですね。
今からできるガクチカの作り方
- ユニークなアルバイトを探してみる
- 3年から長期インターンに参加する
- 資格を取りつつ、個人の活動で使う
- 面白い就活ブログを立ち上げてみる
- 複数のボランティア活動に参加する
上記の5つのどれかを実践すれば、今からでもガクチカを作れるはずです。
>>参考:【何もない】ガクチカが本当にない就活生へ【今からできること】
それぞれについての詳しい解説はこちらの記事でしているので、参考にどうぞ。
その⑤:嘘の点数にして資格取得の話をする
資格取得のガクチカにおいて、嘘は絶対にダメです。本当にダメですよ。
嘘がダメな理由
というのも、内定後に「資格取得の証明書」が求められる可能性があるから。
なお、このあたりのリスクとかについては【当たり前】就活の志望動機は嘘つき大会←TOEICなど資格は危険で解説していまして、内容は「資格取得の嘘はダメですよ」です。
ぶっちゃけ、それ以外の内容であれば、別に嘘をついてもいいと思います。とはいえ、繰り返しですが『資格取得の嘘はダメ』ですよ。大切なので、3回くらい言いました。
まとめ:TOEICなどの資格取得のガクチカは、就活でダメじゃない
今回は『ガクチカで資格取得はダメじゃない』というテーマで解説をしました。
ガクチカを考えるときのポイント
- 業界や企業が求める資格か分析する
- 資格取得に落ちた経験も一緒に書く
- 何点&何級など、数字ベースにする
- 資格取得を活かせているかを考える
資格取得のガクチカであれば、上記の4つのポイントを意識すればOK。
※すべて意識できれば最高ですが、まずは1つずつ実践してみてくださいませ。
ネット上とかの意見で「資格取得のガクチカ=ダメ」みたいな意見が多いですが、個人的には全然OKだと思います。
つまり、資格取得のガクチカが「しっかりと自分の頭で考えた経験」+「そして行動に移せた経験」であれば、就活で話しちゃってOKだと思います。
そのため、自信を持ちつつ、エントリーシートに書いたり、面接で話していきましょう。ぶっちゃけ、就活は「何を話すか」よりも「どのように話すか」の方が見られていますからね。
というわけで、充実した就活ライフをどうぞ。
今回は以上です。
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