こんな疑問を解決します。
記事の内容
・浪人生の平均の勉強時間はどれくらい
・長い勉強時間の中でも、集中する方法
・勉強時間より大切にすべきことは1つ
記事の信頼性
この記事を書いている僕は1年間の浪人をしました。その経験を活かして、2年ほど塾講師として働いた経験ありです。
今回は『浪人生の平均的な勉強時間はどれくらい?』というテーマで解説です。
とはいえ、先に結論を書いておきますね。
浪人生の平均的な勉強時間
上記のとおり。
ただ、これはあくまで平均的な勉強時間でして、人によって変わってきます。
もちろん、僕の学習の進め方とか努力が足りなかったというのが大きな原因ですが、10時間以上学習しても、早慶には届きませんでした。
こういった背景の僕が「浪人生の勉強時間はどれくらい?」というテーマで解説しつつ、浪人生に最適な勉強時間をご紹介していきます。
記事の後半パートでは「長い勉強時間の中でも、高い集中力を保つ方法」や「浪人生が勉強時間よりも、大切にすべきこと」などもセットでお話ししているので、最後までどうぞ。
では、いきましょう( ̄Д ̄)ノ
浪人生の平均の勉強時間はどれくらい?【僕は早慶を目指した】
結論は「10時間ほど」が1つの目安ですね。
勉強時間をベースにして、浪人生の1日を紹介
浪人生の1日のスケジュールですね。
※僕が実践していたスケジュールです。
・8時〜9時:起床&準備&移動
・9時〜21時:図書館などで学習
・21時〜23時:移動&ご飯&お風呂
・23時〜24時:少し勉強して就寝する
最低でも1日10時間くらいは学習するスケジュールを立てていました。
>>参考:【成功例】宅浪生の1日のスケジュールを公開【生活リズムの管理】
ちなみに、僕は浪人生をやりつつ「バイト」もしておりまして、バイトがある日のスケジュールもセットで公開しておきますね。
バイトがある日のスケジュール
・5時〜6時:起床&準備&移動
・6時〜9時:コンビニバイト
・9時〜12時:自宅に帰る&お昼寝
・12時〜21時:休憩しつつの学習
・21時〜23時:ご飯&お風呂&就寝
バイトがある日は、こんな感じでしたね。
なお、バイトを息抜きでやるのがおすすめ。
1日単位からバイトができるアプリ
タイミー | すぐに働けてすぐにお金がもらえる
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こちらは『タイミー』というアプリでして、1日単位で働くことが可能。
履歴書&面接も不要で、いろいろなアルバイトが豊富なので、わりと神です。
※浪人生活の息抜きにどうぞ(・ω・)ノ
浪人生の平均の勉強時間は、目安程度でOK
ぶっちゃけ、あまり参考にする必要なしです。
なぜなら、浪人生によって状況が違うから。
浪人生による状況の違い
- 「文系」か「理系」
- 「普通校」か「進学校」
- 「予備校通い」か「宅浪」
- 「私立志望」か「国公立志望」
こちらのとおりで、環境が違いすぎです。
つまり、他の浪人生と同じ勉強時間をしたからといって、同じように成績が伸びつつ、同じ志望校へと合格できるとは限りませんからね。
余談:僕の基本情報
- 偏差値は30台くらいからスタート
- 現役時代は、甲南大学に落ちました
- 英語、国語、日本史の文系の浪人生
目安ですが、上記の僕が1年ほど1日10時間くらいの学習をしたところ、早慶は無理でしたが、関関同立の『同志社大学』へと合格することができました。
※とはいえ、偏差値を30ほど上げることができたので満足です(*・ω・)ノ
「勉強時間が長い=合格できる」などは存在しない
おそらく、以下の考えを持っているはず。
・勉強時間が長い=合格できる
・勉強時間が短い=合格できない
もちろん、全否定はしませんが、もう少しだけ視野を広げるといいかもです。
※浪人生のときの僕も同じことを考えていたので、かなり同感です\(^o^)/
少しだけ視野を広げた考え方
浪人生の勉強時間のグラフ
①:勉強時間は短いけど、合格できる人
②:勉強時間が長いから、合格できる人
③:勉強時間は短いから、不合格な人
④:勉強時間は長いけど、不合格な人
悲しき事実ですが、上記のとおり。
どうですかね、どの番号が最適ですかね。
というか、浪人生の99%くらいの人がここを目指したいですよね。
なんせ楽をしつつも、志望校へと合格することができるからですね。
浪人生は「質」よりも『圧倒的な量』が最初は必要
じゃあ「勉強時間は短いけど、合格できる人」はどんな特徴があるのかと言うと、シンプルに『学習の効率が良いこと』ですよね。
なぜなら、少ない勉強時間の中で志望校に合格できるということは、短時間で学習をしつつ、効率的に成績を伸ばしているからですね。
ちょっとあなたに質問です
ぶっちゃけ、これにハッキリと「Yes」と答えられる浪人生は少ないはず。
理由は、学習の効率が良いと言える人は『圧倒的な量』をこなしているから。
学習の効率が良くなるまでの流れ
- 勉強時間が長く圧倒的な量をこなす
- 少しずつ効率が良い学習が見つかる
- 結果として、勉強時間が短くなる
こういった感じです。
つまり、入り口では「圧倒的な量」が必要なわけでして、避けられませんね。
ちなみに、僕も最初は『1日12時間』くらい学習をしていました。そういった経験から、効率的な勉強法を見つけたので、以下でシェアしておきますね。
>>【合格】浪人生の勉強法は5ステップある【おすすめの勉強場所あり】
志望校へ合格する浪人生は「自分に合った勉強法」を必ず見つけています。あなたに合うかは試してみないとわかりませんが、自分に合った勉強法が見つけられていない浪人生はどうぞ。
浪人生が長い勉強時間の中でも、高い集中力を保つ方法
結論、以下の3つの方法を実践すればOK。
- 勉強時間でなく、達成度で学習する
- 時間を決めて、定期的に息抜きする
- 1日の中で、学習する流れを決める
では、順に説明していきますね。
方法①:勉強時間でなく、達成度で学習する
これはわりと大切です。
というのも、浪人生によって「勉強時間を過ごすこと」が目的な人がいるから。
勉強時間が目的な浪人生
達成度を目標にする浪人生
上記のとおり。
では、なぜ達成度を目標にすべきかと言うと、学習の効率を上げるためです。
勉強時間が目的な浪人生
達成度を目標にする浪人生
違いは超絶シンプルですね。
とはいえ、この目的とか目標の違いが集中力に大きく差が出ることも事実です。
なんせ「1年間のスケジュール」→「1ヶ月のスケジュール」→「1日のスケジュール」の流れで、1日のやることが決まるからですね。
このあたりの『1年間のスケジュールの立て方』については【充実】浪人生活の1年間のスケジュール【3月から勉強計画をセヨ】にて解説しておりまして、そちらを参考にどうぞ。
方法②:時間を決めて、定期的に息抜きする
「浪人生=24時間ずっと勉強時間」といった考えは、少しだけ間違いです。
なぜなら、定期的に息抜きをした方が学習の効率がグイッと上がるからですね。
浪人生が息抜きすべき理由
浪人生が息抜きすべき理由
・休憩をしない:勉強時間は多いけれど、集中力が低いので効率は悪い
・休憩をする:勉強時間は少ないけれど、集中力が高いので効率は良い
答えは、上の画像のとおりです。
>>参考:【頻度】浪人生は勉強に疲れたら息抜きをセヨ【やりたくないとき】
こちらの記事にて「浪人生におすすめな息抜き」や「息抜き後に学習のモチベを上げるコツ」もセットで解説しているので、学習の効率をUPさせたい浪人生は読んでみてください。
方法③:1日の中で、学習する流れを決める
いわゆる『ルーティーン』ですね。
※少しカッコよく言いましたm(_ _)m
というのも、僕自身が「午前」と「午後」で集中力に差があったからですね。
・午前:集中力あり→頭を使う学習
・午後:集中力なし→頭を使わない学習
2つのパターンで内容を分けていましたね。
そして、上記を「文系の浪人生:英語&国語&日本史」に当てはめてみました。
例:1日のスケジュール
- 朝:英語(頭を使う学習)
- 昼:国語(頭を使う学習)
- 夜:日本史(頭を使わない学習)
こんな感じです。
そして、宅浪中に知った情報で「記憶は寝ているときに定着する」みたいな情報を知ったので、できるだけ日本史などの『暗記科目は寝る前に勉強すること』を意識していました。
こういった感じで、集中力は「上げよう」と思って上がるものじゃないので『仕組み+行動』を作りつつ、自然と集中力がUPできるようにするといいですね。
補足:浪人生には『勉強しない日』も必要です
先ほどの息抜きと少し似ていますが、次のようなイメージを持つ浪人生が多い。
もちろん、そういった浪人生もいるかもですが、僕の中で『浪人生も勉強しない日を定期的に作るべき』だと考えています。
というのも、勉強しない日を作ることで、次の日から学習へのモチベーションもUPしますし、なんせリフレッシュにもなりますからね。
勉強しない日を作るポイント
- 友人とでなく、1人で息抜きをする
- 勉強しない日を作らないようにする
- 受験へのやる気が上がる行動をする
- 間接的に学習しつつ、罪悪感を消す
上記の4つのポイントを意識しつつ、浪人生は勉強しない日を作ればOKです。
>>参考:【不安】浪人生が勉強しない日を作るのは『必要』です【罪悪感なし】
浪人生活は『マラソン』みたいなものですね。ずっと走り続けるとかは無理ゲーでして、適度に息抜きをしたり、勉強しない日などを作ったりしつつ、最後まで走り続けることが大切。
浪人生が勉強時間よりも、大切にすべきことは1つだけ
それは「夢中になること」です。
学習に夢中になると、勉強時間とか気にしない
完全なる浪人生の理想系ですね。
具体例としては、次のイメージです。
マンガみたいですが、わりとあり得る話です。
とはいえ、あなたも「小さい頃のゲーム」とかで同じ経験はありませんかね?
小さい頃の経験
クリスマスに欲しかったポケモンのゲームを買ってもらえた。その日は1日中ゲームをやり込みまくっていたら、気がついたら晩ごはんの時間になっていた。
僕の場合は、こんな経験がありました。
※世代がバレるかもですが、ポケモンの『ダイヤモンド』というソフトです。
つまり、大学受験の勉強でもゲームとかと同じように『夢中』になれたら最強じゃないですかね。まさにマリオのスター状態になるはず。
夢中になれる浪人生に『神ループ』が生まれる
「別に夢中にならなくても成績は伸ばせるでしょ…」と思うかもです。
もちろん、それは事実ですが、夢中になる方が成績を伸ばしやすいことも事実。
神ループが生まれる話
「勉強=楽しい」の神ループ
- 浪人生活で、勉強をしまくる
- わからないことがわかるようになる
- 少しずつ成績が伸び始めていく
- 浪人生活が楽しいと感じる
上記のとおり。
これをゲームに置き換えてみますね。
- ゲームをとことんやり込む
- 勝てない敵に、勝てるようになる
- プレイングスキルが上がっていく
- さらに、ゲームが楽しくなり始める
こんな感じですね。
なので、大学受験の勉強もゲーム感覚に『夢中』になれば、わりと最強です。
勉強自体が楽しくなれば、自然と成績は伸びまくる
まずは、1つの画像を見てください。
※『論より証拠』的な感じで、学習に夢中になっていた浪人生の僕の例です。
浪人生時代の僕の成績
たつつぶ:浪人生時代の成績
これは僕が浪人生のときの「成績の伸び率」のグラフでして、かなり伸びていますよね。では、なぜ伸びたかというと、単純に『勉強が楽しい』と感じるようになったからです。
そのため、浪人生こそ常に学習に夢中になるべきでして、夢中になる方法とかコツについては【宅浪】浪人は苦しいけど『楽しい』です【ヒント:勉強が楽しすぎ】で解説しています。
受験に絶望しつつ、学習が嫌いでたまらない浪人生に読んでもらいたいです。
本音:浪人生は「つらいこと」の方が多いです
とはいえ、やはり浪人生は辛いです。
具体的には、次のことで辛かったですね。
浪人生がつらいと感じる理由
・時期ごとにつらいことが起こる
・成績があまり伸びない時期がある
・目指す大学に対し、自信がなくなる
上記のとおりです。
>>参考:【地獄】浪人生がつらいと感じる理由7つ【しんどい&辛い時期あり】
ただ、1年ほど「楽しい」と「つらい」の2つを経験できたので、今振り返ってみると目標の早慶には合格できなかったけれど、結果としていい経験ができたのでOKです(*・ω・)ノ
まとめ:浪人生は平均的な勉強時間とかを気にする必要なし
今回は『浪人生の勉強時間はどれくらい?』というテーマで解説しました。
本記事のまとめ
・ザックリとして目安では「1日10時間ほど」が勉強時間の基準となる。
・とはいえ、浪人生によって状況などは違うので、あまり気にしなくてOK
・大切なことは勉強時間とかではなく、学習することに『夢中』になること
こんな感じですかね。
実際、僕は1日10時間以上は学習しましたが、早慶に合格できませんでした。
最初は「なに言ってんだ…」と思うかもですが、浪人生活を送るにつれて、わりと学習に夢中になれる瞬間がちょこちょこ出てくるはず。
勉強時間も大切ですが、セットで学習への向き合い方も大切にしましょう。
というわけで、今回は以上です。
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