こんな疑問を解決します。
記事の内容
・本当にない就活生が今からできること
・ガクチカのエピソードを考えるコツ
・ガクチカのエピソードを作る手順5つ
・就活生の5つの『本当にない』を解消
・何もないと悩む就活生からの質問
記事の信頼性
この記事を書いている僕は大学生です。就活をわりとがんばりまして『外資系のIT企業』から内定をいただきました。
今回は『ガクチカが本当にない&何もない人が今からできること』の解説です。
とはいえ、先に結論を書いておきますね。
本当にない人が今からできること
- 自己PRの話をアレンジしつつ使う
- 就活で有利になるアルバイトをする
- 他の就活生のガクチカを読みまくる
- 就活生に向けてブログを立ち上げる
- 完全なる嘘のガクチカを作り上げる
結論は上記の5つを実践すればOK。
※全部を今からやる必要はなくて、良さそうなできることをどうぞ( ̄^ ̄)ゞ
僕も就活で時間をかけたことが「ガクチカの作り込み」でして、面接で必ず聞かれるので、大手企業への就職を考えているなら、この機会に作り込むべき。
とはいえ、ガクチカの作り込みは「何もない…」とか「本当にない…」と悩む人でも、本記事で紹介する今からできることを実践すれば『質の高いガクチカ』が作れるはずです。
また、この記事では「ガクチカのエピソードを考えるコツ」や「ガクチカのエピソードを作る手順5つ」もセットでご紹介しているので、ガクチカについての悩みは必ず消えるはず。
前置きはさておきですね。
では、いきましょうヽ(*^ω^*)ノ
ガクチカが本当にない&何もない就活生が、今からできること
結論、今からできることは次の5つ。
- 自己PRの話をアレンジしつつ使う
- 就活で有利になるアルバイトをする
- 他の就活生のガクチカを読みまくる
- 就活生に向けてブログを立ち上げる
- 完全なる嘘のガクチカを作り上げる
では、順に説明していきますね。
前提:ガクチカが本当にないと悩む就活生へ
結論、本当にないのは『当たり前』ですよ。
そして、下記のようなガクチカを、就活ではイメージしなくてもOKです。
よくあるガクチカの例
- 学生時代にIT企業を起業した経験
- 1年間、アメリカに留学をした経験
- 部活動で全国大会へと出場した経験
ぶっちゃけ、上記の「すごい経験」をしている就活生は上位3%くらいですよ。
なので、こういった話が何もない&本当にないと悩むのは、わりと当たり前。
特別じゃなくても大手へ就職できる
この記事を書いている僕も「ガクチカが本当にない…」と悩んでいました。
また、僕は次のような状況でしたからね。
・ゼミ:大学3年の後期に辞めました
・サークル:1日だけ参加して辞めた
・GPA:1点台くらいで低い成績です
・資格:自動車運転免許だけ取得済み
・経歴:1年の浪人+1年の大学休学
どうですかね。
おそらく「こんな状態でも大手へ就職できるの…」と思った人が多いはず。
もちろん、ガクチカ以外の要素も必要になってきますが、まずは就活の第1歩目としてガクチカをガッチリと作り込むことが超大切。
なので、ガクチカが本当にないとか何もないと悩むのは当然でして「自分だけが何もないんじゃ…」とか考えなくてOK。就活生の99%くらいは同じ悩みを持っていますので( ̄^ ̄)ゞ
その①:自己PRの話をアレンジしつつ使う
「自己PRで話す内容」=「ガクチカで話す内容」みたいな感じです。
具体例としては、次のイメージですね。
例文①:自己PRで話す内容
私の強みは『人に寄り添う力』です。私が働いていたバイト先は、メンバーがすぐに辞めてしまうという状況でした。原因は「コミュニケーション不足」だと私は考え、辞めそうなメンバーに、毎日バイト後に相談に乗りました。その結果、辞めるメンバーがゼロになりました。
例文②:自己PRをアレンジした内容
学生時代に力を入れたことは『メンバーの相談役』です。私が働いていたバイト先は、メンバーがすぐに辞めるという状況でした。原因は「コミュニケーション不足」だと考え、辞めそうなメンバーに対して相談に乗りました。その結果、辞めるメンバーがゼロになりました。
見てもらうとわかるかもですが、話す内容自体は同じでして、見せ方や切り口などを少し変えていますよね。ぶっちゃけ、ガクチカが本当にないなら、自己PRの使い回しでもOKです。
あまり語られない真実
少し悲報かもですが、、、上記のとおり。
実際、僕は200社ほどエントリーしましたが、ガクチカの話がメインでして、自己PRは自己紹介でサクッと話したりするレベルでしたね。
なので、優先順位としては「1位:ガクチカ」「2位:自己PR」といった感じで、ガクチカが何もないなら、優先順位が低い自己PRのエピソードを使うのが1番ベストかなと思います。
その②:就活で有利になるアルバイトをする
少しビックリするかもですが、就活に有利になるアルバイトは存在します。
そのアルバイトが下記の3つ。
就活に有利なアルバイト
- 長期インターンシップ
- 塾講師(個別か集団)
- コンビニのスタッフ
実際、僕も上記3つを大学生活で経験しておりまして、就活の面接で話すと「わりとウケがいい」&「どんどん質問してもらえる」といった感じだったので、就活に有利かなと思います。
ちなみに、このあたりの就活に有利なバイトについては【実体験】就活に有利なバイトは3つあるよ【おすすめのランキング】で詳しく解説しているので、そちらを参考にどうぞ。
長期インターンもありです
新しくアルバイトを始めるのもありですが、長期インターンもおすすめですね。
※長期インターンとは、長期的に企業で働かせてもらうことです。
今の時代だと「リモートでインターンができる」&「有給型でお給料がいただける」といった感じで、アルバイトの代わりにガクチカのネタ作りとセットで始める就活生が多いですね。
ちなみに、長期インターンをするなら『逆求人サイト』と呼ばれる「企業からスカウトがもらえるサイト」に登録しておくと、かなりスムーズに長期インターンや就活が進められるはず。
おすすめの逆求人サイト
・dodaキャンパス:ベネッセが運営しており、87万人以上が登録している
・オファーボックス:登録企業数は1万社以上。大手からベンチャーまである
・キミスカ:25万人以上の就活生が登録。ベンチャー企業が多い印象だった
こちらの3つが就活生から人気ですね。
※僕も含めて、大手企業へ就職した友達の多くは逆求人サイトに登録していた。
無料登録をしておくだけで「早期選考の案内」や「本選考の説明会のオファー」がいただけるので、大手企業への就職を考えているなら、登録していない方が損かもしれないですね。
マジで時間が本当にないという人は『dodaキャンパス』だけでOKです。
dodaキャンパス
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その③:他の就活生のガクチカを読みまくる
自分でいきなり0からガクチカを考えるのは、シンプルに無理ゲーです。
なので、他の就活生(内定した先輩)のガクチカを見るのが1番ベスト。
無料でガクチカが読めるサイト
こちらは『ワンキャリア』という就活サイトでして、業界とか企業で絞りつつ、内定した就活生のエントリーシートを無料で読めますよ。つまり、ガクチカをチェックできるわけですね。
なお『ワンキャリア』などで他の就活生のガクチカをチェックするときは、次の5つのポイントを意識しつつ読むと、学びが多いかもです。
- 何を1番ガクチカで伝えたいのか
- どんな順番で内容を書いているのか
- なぜ読みやすいと自分は感じたのか
- 内定者で共通していることはあるか
- 逆に改善できそうな箇所はあるのか
こういった感じですね。
ぶっちゃけ、今の時代だと『ワンキャリア』とか『ユニスタイル』などの就活サイトを使えば、他の就活生のエントリーシートが読めますからね。やるかやらないかは、あなた次第。
その④:就活生に向けてブログを立ち上げる
個人的に、就活生こそブログを始めるべき。
というのも、僕もこのブログ(たつつぶ)を就活ではアピールしていたから。
就活でアピールしていた例文
私が学生時代に頑張ったことは『ブログの運営』です。当時は〇〇といった想いから始めて、今では月間□□PVほどのアクセスを集めています。Zoomのチャット欄の方に運営しているブログのURLを添付させていただきました。
上記の例文のとおり。
ブログを始めるメリットも書いておきますね。
就活ブログを始めるメリット
・文章力や面接力がガッチリ身に付く
・収益化すれば、就活に時間を使える
・面接などでブログをアピールできる
・失敗談がブログのコンテンツになる
・新卒だけでなく、転職でも役に立つ
こんな感じでして、ガクチカが何もないなら、ブログの話をするのもありかと。
>>【失敗談】就活ブログを始めると面白い話【23卒の就活生の僕が話す】
詳しくは上記の記事にまとめておりまして、ガクチカが本当にないと悩む人は、今から新しくガクチカになりそうな話(ブログの運営など)を作っていくのがベストかもです。
その⑤:完全なる嘘のガクチカを作り上げる
本当にない&何もないなら、0からガクチカを作ってしまおうといった感じ。
※もちろん「嘘を就活でつくのが嫌…」という人は、無理しなくてOKです。
とはいえ、就活生の99%くらいは嘘を多少なりともついていると僕は思っていて、ガクチカが本当にないと悩むなら、悩んでいても解決しないので、エピソードを作るのがベストかなと。
なお「ガクチカの嘘ってバレない?」と悩む人に向けて【つらい】ガクチカが嘘だらけ&盛るのはアリ【バレる+内定取り消し】という記事を書きました。不安は1つ消えると思います。
ガクチカを作るときのコツ
・What:具体的には、なにをしたのか
・When:どれくらいの期間の話なのか
・Who:誰が関わったエピソードなのか
・Why:なぜ行動をしようと思ったのか
・Where:どこで起こったエピソードか
・How:どのような手段を考えたのか
いわゆる『5w1h』で話を作る感じです。
ぶっちゃけ、ここまですれば、普通に質の高いガクチカが作れるはずですよ。
ちなみに「就活で嘘は調べられるのかな?」と悩む人は【就活】面接の嘘は調べられるので注意【受かった人も内定取り消し】を読むのがおすすめですね。
少しネタバレをすると『調べられる可能性のある嘘もあるので注意』です。詳しくは上記の記事を読みつつ、就活で嘘をつくか決めるべしです(`・ω・´)
ガクチカが本当にない場合に、エピソードを考えるときのコツ
お次は、ガクチカを考えるときのコツです。
- 長く続けた経験からガクチカを探す
- ガクチカのハードルを上げすぎない
- 自己分析をやって、過去を振り返る
- 業種・業界・職種からテーマを絞る
こちらの4つがおすすめの考え方ですね。
というわけで、順に解説していきます。
コツ①:長く続けた経験からガクチカを探す
何かを長く続ける=ガクチカで使える話がある可能性が高めです。
なので、今までの人生で長く続けた経験をピックアップしましょう。
例:僕が長く続けた経験
・部活:10年ほどやっていました
・バイト:コンビニを3年ほど経験済み
・勉強:1年間の浪人で鬼勉強しました
ザックリと、こんな感じ。
なお、よくある質問で「バイトは良くないの?」がありますが、それは間違い。
そのため、長く続けたこと自体をアピールするのではなく、長く続けたからこそ得られた経験をガクチカでアピールすれば、普通にいいガクチカになりますよ。
このあたりの「長く続けた経験のアピール法」についてはガクチカのアルバイト経験で『長く続けた』はだめ【バイトしかない】という記事でまとめているので、そちらを参考にどうぞ。
コツ②:ガクチカのハードルを上げすぎない
昔の僕もそうでしたが、ガクチカのハードルを上げすぎると「自分は本当にないな…」とか「すごいエピソードが何もない…」と自然と『考えること』をやめてしまうんですよね。
よくあるガクチカの例
- 学生時代にIT企業を起業した経験
- 1年間、アメリカに留学をした経験
- 部活動で全国大会へと出場した経験
こういったエピソードですね。
とはいえ、ガクチカにエピソードの大きさは、まったく関係ないですよ。
就活のエピソードの全体像
就活:ガクチカのエピソード
・縦軸(エピソードの深さ):どれだけ深く考えて、行動したりできているか
・横軸(エピソードの大きさ):いわゆる、エピソードのインパクト的なやつ
というのも、多くの就活生は「横軸:大きさ」だけしか考えていないから「起業のエピソードが強い」とか「バイトのガクチカは良くない」みたいな考えになってしまうのかもです。
しかし、大切なことは『縦軸:エピソードの深さ』でして、企業が就活でガクチカを聞く理由は「どこまで深く考えつつ、行動できたか」を確認するためです。
そのため、ガクチカでエピソードのインパクトとかを考える必要はなくて、あなた自身が「これは人生における困難な経験だった」と考えれば、それをガクチカで話せばOKですからね。
※まさに『人は人、自分は自分』です。就活は「あなたと面接官」の2人の対話ですからね。そこに他の就活生のガクチカとかを比較しなくてOK。マイペースにゆるく考えましょう。
コツ③:自己分析をやって、過去を振り返る
就活を始めた頃は「マジでガクチカで話すことが何もない」とか「自己PRで使えるエピソードが本当にない」と悩んでいたので、自己分析を超していました。
自己分析で使っていた本
こちらは『メモの魔力』という本でして、本の巻末には「自己分析の質問1,000問」があり、幼少期の頃から今までを問に答えつつ、自己分析をしていけるといった感じです。
幼少期から自己分析をしていくので、ガクチカや自己PRで使えるエピソードが思い出せる可能性ありですね。←僕も自己分析をする中で「こんな話があったな…」と思い出しました。
「自己分析の質問1,000問」はメンドウだなと感じましたが、ガクチカが本当にない&何もないなら、まずは自分の過去をザッと洗い出していくのがいいんじゃないかなと思います。
なので、自己分析で強みや弱みなどをサクッと知りたいという就活生は『キャリアチケットスカウト』などで使える自己分析ツールを利用すればOKです。
キャリアチケットスカウトとは
『キャリアチケットスカウト』では、自己分析ツールが無料で使えますよ。
〈自己分析ツールでわかること〉
・あなたの「強み」がわかる
・一方で、あなたの「弱み」もわかる
・それを就活へと活かすことができる
また『キャリアチケットスカウト』に登録しておけば、企業から「スカウト」がもらえるので、就活もグイグイっと楽に進めることができるはずです。
キャリアチケットスカウト
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コツ④:業種・業界・職種からテーマを絞る
まずは、業種・業界・職種の違いをどうぞ。
業種・業界・職種の3つの違い
業種・業界・職種の3つの違い
- 業種:メーカー・金融・サービス
- 業界:銀行や保険など←金融の場合
- 職種:人事職・営業職・事務職など
ここにきて就活っぽくなりましたが、ガクチカを考える方法としてありです。
たとえば「保険の営業」と「銀行の事務」で求められる人柄は違いますよね。
〈①:保険の営業〉
積極性が大切で、行動力が求められる
〈②:銀行の事務〉
正確さが大切で、几帳面が求められる
上記のとおり。
なので、まずは志望している業種・業界・職種から逆算するのもありかなと。
考え方の流れ
- 「銀行の事務」を志望している
- 正確さ、几帳面の話を思い出す
- 思い出した話をガクチカにする
流れとしては、こんな感じですかね。
ちなみに、僕の場合の流れも書いておきます。
①:「IT系の総合職」を志望している
②:積極性、行動力の話を思い出す
③:行動力を発揮したガクチカを作る
ちなみに「自分の強みってなんだろう…」と悩む人は『オファーボックス』などで使える自己分析ツールでチェックするといいかもですね。
オファーボックス:自己分析ツール
『オファーボックス』では「AnalyzeU+」という自己分析ツールが無料で使えまして、このツールを使えば、ガクチカで使える強みとかを知ることができますよ。
無料で使えるので、ぜひどうぞ(*・ω・)ノ
ガクチカが本当にない就活生が、エピソードを作る5つの手順
ガクチカを1から作る手順ですね。
- 使えそうなエピソードを複数出す
- 3つの条件を満たすガクチカに絞る
- ガクチカに必要な要素から話を絞る
- エピソードをガクチカの型に入れる
- 就活の面接で話しつつ、改善をする
上記の5つの手順で進めばOKです。
では、順に説明していきます。
余談:おすすめの使い方
「まずはこの章をザックリと読む」→「実際にメモなどで書き出しつつ、ガクチカを作ってみる」と進めば、記事を読み終える頃には、わりと質の高いガクチカが作れているはずです。
手順①:使えそうなエピソードを複数出す
ここでポイントはエピソードの「すごさ」とかは考えなくてOKです。
たとえば、次のように3つくらいのテーマから考えると出しやすいかもですね。
例:ガクチカで使えそうな内容
・サークル→イベントを企画した経験、新入生の勧誘をした経験
・ゼミの活動→プロジェクトリーダーをした経験、パワポを作った経験
・アルバイト→後輩の相談に乗った経験、送別会などを企画した経験
今回は上記の「サークル」「ゼミ」「アルバイト」の3つのテーマをベースにしつつ、それぞれで2つほどのエピソードを書いてみました。
ガクチカを考えるときのコツ
- 長く続けた経験からガクチカを探す
- ガクチカのハードルを上げすぎない
- 自己分析をやって、過去を振り返る
- 業種・業界・職種からテーマを絞る
本記事でもご紹介しましたが、こちらを意識すると考えやすいかもです。
※とくに繰り返しですが「ガクチカのハードルを上げすぎない」は大切ですよ。
なお、この時点で「マジでガクチカに使えるネタがない...」という人は、今から作ればOKです。詳しくは【作り方】面白いガクチカを3年から作る方法【おすすめの強いネタ】で解説しているので、そちらを参考にどうぞ。
手順②:3つの条件を満たすガクチカに絞る
ここからは、エピソードを絞る作業です。
なお、次の3つの条件が軸として便利ですね。
ガクチカを絞る3つの条件
- 個人ではなく、チームでの経験か
- 具体的な数値で評価できる経験か
- 課題に対して、行動できた経験か
もちろん、上記以外にも大切な条件はありますが、まずはこれだけでOK。
そして、この3つの条件をベースにしつつ、先ほどのエピソードを絞ります。
先ほどご紹介したエピソード
・サークル→イベントを企画した経験、新入生の勧誘をした経験
・ゼミの活動→プロジェクトリーダーをした経験、パワポを作った経験
・アルバイト→後輩の相談に乗った経験、送別会などを企画した経験
上記で「先ほどの条件(3つの条件)」にマッチするのは、下記3つですよね。
- イベントを企画した経験
- プロジェクトリーダーをした経験
- 送別会などを企画した経験
こちらのとおり。
他のエピソードも条件に当てはまるかもですが、今回は3つに絞りました。
手順③:ガクチカに必要な要素から話を絞る
まず『ガクチカの型(テンプレ)』をどうぞ。
例:ガクチカの型(テンプレ)
- ガクチカで得られた数字的な成果
- あなた自身が課題に感じていたこと
- 課題が起こってしまった原因や要因
- 原因を解決するために行動したこと
- 行動により、得られた数字的な成果
- ガクチカにより、あなたが学んだ事
こちらの順番でガクチカを作ればOK。
なので、ここまで絞ったエピソードで上記の要素があるかチェックしましょう。
※「そもそも課題が何もない…」とか「行動してない…」などがあれば、そのエピソードを削除しつつ、他のエピソードで要素をチェックしていくべしです。←ここが1番大変かもです。
要素からエピソードを絞る例
・イベントを企画した経験:言われてみれば、課題とか行動があったかも…
・プロジェクトリーダーをした経験:行動することはなく、リーダーをしたな
・送別会などを企画した経験:課題とかはなく、なんとなく企画していたな
上記の場合だと、1つ目の『イベントを企画した経験』が当てはまりますね。
※もしエピソードが全滅したら、足りない要素は「嘘の要素」を作ればOK。
「ここでいきなり嘘かよ…」と思った方がいたら、スイマセン。とはいえ、ガクチカが本当にないとか何もないといった状況なら仕方なしかなと思います。
手順④:エピソードをガクチカの型に入れる
繰り返しですが、ガクチカには次の型(=テンプレ)があります。
例:ガクチカの型(テンプレ)
- ガクチカで得られた数字的な成果
- あなた自身が課題に感じていたこと
- 課題が起こってしまった原因や要因
- 原因を解決するために行動したこと
- 行動により、得られた数字的な成果
- ガクチカにより、あなたが学んだ事
上記の6つですね。
そのため、あとは絞ったエピソードをこちらの型に当てはめればOKです。
例文:イベントを企画した経験
学生時代に頑張ったことは『毎月イベントをサークルで企画したこと』です。当時、サークルメンバーの仲の良さが希薄で、辞める人が多いことが課題でした。その原因は「メンバー同士で話す機会が少ないこと」だと仮説を立てました。そこで「毎月1つ以上のイベントを開催すること」を目標に掲げて行動しました。その結果、辞めるメンバーが減少しました。この経験から、論理的な思考力が重要だと学びました。
少し長くなり、スイマセンm(_ _)m
とはいえ、こんな感じでガクチカを作っていけばOKです。シンプルですよね。
ちなみに、ガクチカで書く内容が決まっているなら『キャリアチケットスカウト』などのガクチカ作成ツールを使うのもあり。
キャリアチケットスカウト
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詳しい使い方などは【たった7分】ガクチカが『書けないとき』の作成ツール【何個もOK】という記事で画像を使いつつ解説しているので、今から作っていく人は読んでみてください。
手順⑤:就活の面接で話しつつ、改善をする
最後は「改善」ですね。
ぶっちゃけ、ここが1番大切かもです。
「改善する」と言われてもイメージしにくいかなと思うので、ガクチカ関係の質問をされて、面接が終わった後に改善をするポイントをご紹介しておきますね。
僕がやっていた面接後の振り返り
就活の面接後の振り返りシート
- 面接で質問された内容
- 面接時にした自分の回答
- 質問をした面接官の意図&理由
- 面接時にした回答で改善できる点
- ゆっくり考えた上でのベストな回答
僕の場合、上の画像のような『振り返りシート』をスプレッドシートで作って、うまく答えられなかったガクチカ関係の質問があったときは、ゆっくりと考えつつ、改善をしていました。
少しメンドウだと思うかもですが、この毎日の積み重ねが「内定をもらえる」or「内定をもらえない」の差を作りますからね。『コツコツが勝つコツ』ですよ。繰り返し改善セヨです。
就活生がよくガクチカで悩む5つの『本当にない』を解消する
ガクチカに関する「本当にない」の解消です。
- サークル活動で役職がない場合
- 学業以外のガクチカがない場合
- ガクチカから学んだ事がない場合
- アルバイトなどで成果がない場合
- ガクチカで具体的な数字がない場合
こちらの5つの「ない」を解消しますね。
悩み①:サークル活動で役職がない場合
「当てはめるなら、この役割かな…」といった役割をガクチカで話せばOK。
例文①:サークル活動のガクチカ
学生時代に頑張ったことは『毎月イベントをサークルで企画したこと』です。当時、サークルメンバーの仲の良さが希薄で、辞める人が多いことが課題でした。その原因は「メンバー同士で話す機会が少ないこと」だと仮説を立てました。そこで「毎月1つ以上のイベントを開催すること」を目標に掲げて行動しました。その結果、辞めるメンバーが減少しました。この経験から、論理的な思考力が重要だと学びました。
たとえば、上記なら『イベント企画』みたいな役割が当てはまりそうですよね。
なお「サークル内でのあなたの役割は?」と聞かれたら、以下の回答でもOK。
例文②:役割についての他の回答
サークル内で明確な役割などは決まっていませんでした。しかし、私は「イベントを通じて、メンバー間で仲の良さを深めて欲しい」と考え、周りを巻き込みつつ、企画をしました。
おそらく「この学生は役割など関係なく、自分から動く積極性がある…」と思ってもらえるはず。なので、基本的に『役割を当てはめる』or『ないことを伝えつつアピールする』でOK。
補足:リーダーじゃない話でもOK
次の悩みを持った就活生へ朗報です。
結論は、リーダーじゃなくても問題なし。
なぜなら、サークルなどの組織はリーダーが全てじゃないからですね。
なので、ガクチカではリーダーにこだわらなくても大丈夫ですよ。シンプルに、自分が学生時代に頑張ったことを話しつつ、その上で『どういった役割で貢献したか』を話せばいいので。
悩み②:学業以外のガクチカがない場合
学業以外で探すのがベストですね。
というのも、そもそも「ガクチカ」は次のようにイメージした方がいいから。
就活におけるガクチカとは
・×→学生時代に力を入れたこと
・○→学業以外で力を入れたこと
上記のとおり。
ただ、学業以外が本当にないなら仕方なしですが、学業以外がベストですね。
ちなみに「学業以外のガクチカを考える方法」について【例文】ガクチカと自己PRで学業はダメ【高いGPAと成績優秀者へ】という記事で解説済みです。本当にない人はどうぞ。
悩み③:ガクチカから学んだ事がない場合
こちらは、抽象的な学んだ事を使えばOK。
例:よく使える抽象的な学んだ事
・相手を思いやる大切さを学びました
・論理的な思考力が重要だと学びました
・高い目標を掲げる重要性を学びました
基本的に「それ当たり前だよね…」といった学んだ事で問題なしです。
※なんせ大切なことはガクチカの内容ですので、学んだ事はサラッとでOK。
ちなみに、ガクチカから学んだ事が何もない人は『ワンキャリア』や『ユニスタイル』で内定者のES(エントリーシート)を見つつ、他の就活生の学んだ事をチェックするのもあり。
ユニスタイルの場合
上記は『ユニスタイル』という就活サイトでして、無料登録をすれば、内定者のエントリーシートが見放題ですからね。これで内定した人がガクチカから学んだ事をチェックできるはず。
僕も就活をしていたときは『ユニスタイル』に登録して、ESを見ていました。
とはいえ、基本的にガクチカで学んだことは書かなくてもOKです。なぜ書かなくていいのかについてはガクチカの経験を通して学んだことは『いらない』です【例文の一覧】で解説しているので、気になる方は読んでみてください。
悩み④:アルバイトなどで成果がない場合
小さな成果を考えると、出てきやすいですね。
具体例としては、次のとおり。
例:アルバイトの場合
- リピーターのお客様が増えた
- メンバー同士の仲が良くなった
- 自分が考えたメニューが販売された
こういった感じで、あなた自身が「これ成果かも…?」と思うことでOK。
なお、よくガクチカで使われるアルバイト関係の成果を書いておきますね。
ガクチカで使われる成果
・バイトリーダーをしていました
・新規のお客様を30%増やしました
・カフェの売り上げをUPさせました
上記のとおり。
ただ、成果が本当にないなら『あなたがいることで、バイト先はどういったメリットがあったか?』を考えればいいかもですね。
・辞める人が少なくなった
・バイト先の雰囲気が良くなった
・社員とバイトの距離が近くなった
こんな感じで「あなたがいたからこそ、変わったこと」も必ずあるはず。
なので、このあたりをアルバイトのガクチカでは話せばいいと思います。
ちなみに「成果が本当にないよ...」と悩む人に向けて【弱い】ガクチカで『成果がない』のは当たり前【研究など結果がない】という記事でも解説しているので、気になる方は読んでみてください。
悩み⑤:ガクチカで具体的な数字がない場合
無理矢理になっちゃうかもですが、切り口を変えると数字にしやすいはず。
例:よく使える数字
このあたりがよく使えるかなと。
実際に、いくつか当てはめてみますね。
- 人数:50人のメンバーと協力した
- 売上:カフェの売上を2倍にした
- 回数:イベントを月に1回企画した
イメージとしては、上記のとおり。
ただ、具体的な数字が本当にないなら、何もないままでOKかなと思います。
ガクチカが本当にない&何もないと悩む就活生の質問【Q&A】
最後は、ガクチカに関する質問です。
- 趣味などのガクチカはよくないの?
- マジで本当にない&何もない時は?
- 自己PRと内容が同じでも大丈夫?
- 大手のガクチカはどれくらいなの?
- 内容がない&薄いと言われた時は?
では、1つずつ回答をしていきますね。
質問①:趣味などのガクチカはよくないの?
絶対によくないわけではないですね。
※趣味についてのガクチカでもOKです。
とはいえ、1つポイントがありまして『相手にイメージさせること』です。
例文①:ゲームの場合
私が学生時代に頑張ったことは『〇〇ゲームで世界7位になったこと』です。
こういった例文だと、、、相手はかなりイメージしづらいですよね。
なので、もう少しだけ「具体性」などを入れつつ、ガクチカを作ってみます。
例文②:ゲームのガクチカ
私が学生時代に頑張ったことは『〇〇で世界7位になったこと』です。このゲームは世界中で1,000万人がプレイするゲームで、毎年100万人以上が世界大会に参加します。その中で、私は世界7位にランクインしました。
上記のとおり。
この例文であれば「世界7位がすごいのか…」とイメージしやすいですよね。
実際、僕もガクチカではなく自己PRで、今この記事を書いている『たつつぶ』というブログについて話していました。完全に趣味ブログですが、趣味を話してもウケはよかったですね。
質問②:マジで本当にない&何もない時は?
結論、どんなエピソードでもOK。
もっと簡単に言うなら「しょぼいエピソード」でも問題なしです。
しょぼいエピソードでOKな理由
- 聞く人によって価値観が違うから
- 自己PRは「強み」が知りたいから
- 僕も含めてみんなしょぼい話だから
理由としては、こんな感じ。
>>参考:【例文】自己PRは『しょぼいエピソード』でもOK【何も無い人へ】
繰り返しですが、就活生の99%くらいは「ガクチカが本当にない…」とか「話せるエピソードが何もない…」と悩んでいますからね。気にせずに、堂々とガクチカは話せばOKです。
質問③:自己PRと内容が同じでも大丈夫?
結論は、同じ内容でもOKです。
ただ『一貫性』は必ず意識すべきですね。
ガクチカと自己PRの一貫性
ガクチカと自己PRの一貫性
つまり、自己PRは「あなたの強み」なわけなので、その強みが自己PRで話す経験以外でも発揮されているよねってことを証明するのが『ガクチカとの一貫性』というわけですね。
例文:自己PRとガクチカの一貫性
私の強みは『リーダーシップ』です。この強みである『リーダーシップ』を活かして、学生時代は「バイトリーダー」や「サークルの代表」を務め、組織やチームに貢献してきました。
シンプルですが、上記のとおり。
ちなみに、このあたりの自己PRで話す内容との一貫性については【同じ】ガクチカと自己PRはどっちもバイトでOK【一貫性が大事】で作り方のコツなどもセットでご紹介しています。
質問④:大手のガクチカはどれくらいなの?
「大手企業へ内定する就活生のガクチカのレベル」みたいな感じですね。
おそらく『ワンキャリア』や『ユニスタイル』を見た方が早いかもです。
内定者のESが見れるサイト
・ワンキャリア:周りで登録していない就活生はいない。かなり使いやすい
・外資就活:外資系やコンサルの企業が多め。早期内定をゲットしたい人向け
・ユニスタイル:内定者のESが見放題。エントリーシートを書くときに最高
こちらの3つですね。
僕も『ワンキャリア』『外資就活』『ユニスタイル』に登録していました。
質問⑤:内容がない&薄いと言われた時は?
シンプルに、ガクチカを深掘りすればOK。
というのも「内容がない&薄い」と言われる原因は『抽象的だから』ですね。
例文①:内容がない&薄い話
学生時代に頑張ったことは『サークルで企画をしたこと』です。
例文②:ガクチカを深掘りした内容
学生時代に頑張ったことは『毎月イベントをサークルで企画したこと』です。
どちらが「内容が濃いな…」と思いますかね。
いうまでもなく、後者の例文ですよね。
※かなり適当で、スイマセン。とはいえ、言いたいことは「抽象的」→「具体的」に変化させるということです。
具体的に考える力が身に付く本
タイトルは「コンサル」と書かれていますが、就活生全員に読んでもらいたい1冊です。僕も就活中は3周くらい読みまくりまして、少しずつ論理的思考がゲットできたはず。良書です。
まとめ:ガクチカが本当にないは当然で、今からできることをセヨ
今回は『ガクチカが本当にない就活生が今からできること』を解説しました。
本当にない人が今からできること
- 自己PRの話をアレンジしつつ使う
- 就活で有利になるアルバイトをする
- 他の就活生のガクチカを読みまくる
- 就活生に向けてブログを立ち上げる
- 完全なる嘘のガクチカを作り上げる
上記を実践すれば、ガクチカは作れるはず。
繰り返しですが、次は「当たり前」ですよ。
ぶっちゃけ、僕も含めて周りの友達も同じ悩みを持っていましたからね。
そのため、ガクチカが本当にない&何もないと悩むのは、わりと当然です。
なんせ就活の面接でガクチカは99%くらいの確率で聞かれる質問ですからね。なので、本当にないとか何もないのは当然だけど、今回ご紹介した内容でガクチカを考えていくべしです。
なお、本記事を読んでも「なんかガクチカを作れそうにないな...」という人は【作り方】面白いガクチカを3年から作る方法【おすすめの強いネタ】を参考にしてみてください。
というわけで、充実した就活ライフをどうぞ。
今回は以上です。
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就活生におすすめなサービス
・dodaキャンパス:ベネッセが運営しており、87万人以上が登録している
・ワンキャリア:周りで登録していない就活生はいない。かなり使いやすい
・キャリアチケットスカウト:自己分析ツールで強みなどをチェックできる