こんな疑問を解決します。
記事の内容
・浪人でメンタルがきつい時の対処法
・浪人中のメンタルの保ち方を3つ紹介
・おまけ:宅浪の僕へのメッセージ
記事の信頼性
この記事を書いている僕は1年間の宅浪をしました。その経験を活かして、2年ほど塾講師として働いた経験ありです。
今回は、浪人でメンタルがきつい時の対処法をご紹介していきます。
少しだけ前提部分です
次のような、表面的なアドバイスはなしです。
こういったアドバイスですね。
というのも、僕も宅浪をしていたときに上記のようなアドバイスを聞いてことがあったんですが、それでメンタルが回復したり、がんばろうと思ったりしなかったんですよね。
そこで本記事では、表面的なアドバイスではなく『より具体的なメンタルがきつい時の対処法』をご紹介していきます。
※僕が宅浪を乗り切れた大きなポイントだったので、この記事でシェアします。
記事の後半部分では「浪人中のメンタルの保ち方を3つ」もセットで解説しているので、宅浪をやりつつ、少しメンタル的にきつい状態だなという浪人生は最後まで読んでみてください。
では、いきましょう(´-ω-`)
浪人でメンタルがきつい時の対処法5つ【精神崩壊のケア】
僕がメンタルケアでやっていたことです。
- 必ず人がいる空間で受験勉強をする
- 人と話さない時間を少しでも減らす
- 自分にできることを少しずつ増やす
- 運動をしたり、大声を出したりする
- メンタル強いとか弱いを気にしない
では、順に説明していきますね。
その①:必ず人がいる空間で受験勉強をする
「宅浪=自宅で勉強」という考え方は不要。
理由は、人がいる空間で勉強をすれば『誰かに見られている感覚』があるから。
誰かに見られている感覚の必要性
宅浪をしていると、自分1人だけが社会から断絶された感覚があるんですよね。
※「僕の世界」と「それ以外の人の世界」です。わりと寂しい(;ω;)
そのため、勉強をするときは「人がいる空間」を習慣化するといいかもです。
僕が宅浪時に利用していた場所
- 公共の公民館
- 自習室のある図書館
- マクドナルドなどのカフェ
ちなみに、僕は浪人をしていることにコンプレックスがありました。
>>参考:【悪くない】浪人生は恥ずかしいので、コンプレックスになって当然
なので、友達とかに見られたくないという気持ちから「公民館」や「図書館」「カフェ」などは絶対に友達が来ないであろう、自宅から少し離れた箇所まで自転車で行っていましたね。
その②:人と話さない時間を少しでも減らす
「人と話す=メンタルが落ち着く」です。
とくに、家族とのコミュニケーションを多くするだけでもまったく違います。
具体的に話していたこと
・今の自分の気持ち
・メンタル的にきついこと
・今日あったできごとや考えたこと
どんなことでもOKです。
なんせ『自分の気持ちを誰かに話すこと』が大切でして、メンタル的に効果的。
※実際、僕は「現役時の家族との会話量」と「宅浪時の家族との会話量」を比べたときに、5億倍くらい後者の方が多かった。
そして、宅浪中に家族と仲良くなったこともあり、今では家族で話すことが増えました。ある意味で浪人が僕と家族の距離をグッと近づけてくれた感じですね。
補足:アルバイトもありかもです
タイミー | すぐに働けてすぐにお金がもらえる
posted withアプリーチ
「そこまで家族と仲良くない…」という浪人生は『タイミー』などの単発バイトアプリを使いつつ、1日単位からバイトをしてみるのもありだと思います。
気分転換にもなるし、お金も貯められるので、わりとおすすめですね。
僕も浪人中は人と話さないことが多かったので「回転寿司チェーン店」や「コンビニ」でアルバイトをしつつ、受験費用や学費を貯めていましたからね。
その③:自分にできることを少しずつ増やす
少しでも自分にできることがあると、それは「自信」に繋がります。
そして自信を持つことで、少しずつかもですが『メンタルも安定』します。
範囲を広げるイメージ
たとえば、受験勉強の「英語」の場合です。
- 「過去形」がわかるようになった
- 「受動態」がわかるようになった
- 「仮定法」がわかるようになった
こういった感じで、少しずつ「あなたができる範囲」を広げるイメージです。
なお、おすすめは『勉強ノート』を付けることでして「今日やったこと」をメモしつつ、メンタル的にきつい時にノートを見つつ「あ〜自分もできることがある…」と認識するのが大切。
その④:運動をしたり、大声を出したりする
宅浪生こそ、運動は必要不可欠です。
なぜなら、運動には「ストレス発散の効果」や「リラックス効果」があるから。
※それ以外の理由は【必要】浪人生が『運動』をすべき3つの理由【勉強の効率もUP】を読んでもらえるといいかもです。
浪人生向けの運動
たったこれだけでOKです。
そして、好きな音楽を聴いたり、英語のリスニング対策をしたりすればOK。
ちなみに、ウォーキングをするなら『トリマ』という万歩計&ポイントアプリを使えば、歩きつつポイントを貯められますよ。一石二鳥。
トリマ
posted withアプリーチ
なお、運動以外の息抜き方法は【頻度】浪人生は勉強に疲れたら息抜きをセヨ【やりたくないとき】にて詳しく解説しているので、受験勉強の休憩時間などに参考にどうぞ。
その⑤:メンタル強いとか弱いを気にしない
受験において、次のようなことはなしです。
・メンタルが強い人→浪人が成功する
・メンタルが弱い人→浪人が失敗する
そして、ここで大切なことは『メンタルが弱い人が強くなろうとするのが逆効果である』ということ。むしろ、より精神崩壊的な感じになるので、強くなろうとする必要はなしです。
解決策:別に気にしなくてOK
これに尽きるかなと思います。
というのも、メンタルは強くなろうと思ってなれるものじゃないし、そもそもどうやってメンタルが強くなるのかもわからないからですね。
ちょっと前に読んで面白かった本をシェアしておきますね。
※わりとサクサクと読みやすくて、わかりやすい本です。
考え方とか気持ちの持ち方などを丁寧に解説されている本です。『メンタリストDaoGo』の本なので、人気も高めです。ぜひどうぞ。
浪人中にメンタルがきつい状態を減らすための3つの保ち方
お次は、メンタルの保ち方ですね。
- 定期的に勉強をしない日を作る
- 他の浪人生と自分を比較しない
- レベルアップしている自覚をする
では、1つずつ順番に解説をしていきます。
保ち方①:定期的に勉強をしない日を作る
宅浪の場合、勉強のスケジュールなどを自分ですべて決める必要があるので、勉強しない日を作ることが少ないかもです。
しかし「勉強しない日を作らない=息継ぎなしでクロールを続ける」レベルで無理ゲーです。なので、定期的に勉強をしない日を作るべし。
補足:成果も変わってきます
「勉強時間」と「得られる成果」
・息抜きをしない:勉強時間は多いけれど、集中力が低いので成果は少ない。
・息抜きをする:勉強時間は少ないけれど、集中力が高いので成果は多い。
こういった感じで、休むことは悪じゃなくて、むしろプラスに働きます。
>>参考:【不安】浪人生が勉強しない日を作るのは『必要』です【罪悪感なし】
とはいえ、無闇に休みを作りまくっても勉強が進まなかったりするので、このあたりの「勉強しない日を作るコツ+注意点」を上の記事でまとめてみました。
保ち方②:他の浪人生と自分を比較しない
『他人との比較は不幸の始まり』です。
そして、宅浪中はTwitterなどで他の浪人生と比較をするのはNGです。
比較が無意味な理由
具体的には、次のイメージです。
・浪人生A:予備校の授業や参考書を進めるスピードがかなり早い。
・浪人生B:受験勉強をスタートしたのが秋ごろ。ゆっくりなスタート。
・浪人生C:宅浪をやりつつ、アルバイトもしている。時間は少ない感じ。
こういったように、その人の「環境」や「時間の使い方」も違います。
つまり、その時点で他の浪人生と比較するとか無意味な感じでして不要です。
余談:僕は友達とも会わなかった
繰り返しですが、僕は「浪人」をコンプレックスに感じていました。
- 自分以外の周りの目が気になる
- 大学へ行った友達と自分を比べる
- かわいそうに思われていると感じた
上記のとおり。
なので、宅浪中は友達と会う回数を減らしつつ、1人で過ごしていました。
もちろん、これも人によると思います。
友達と話すことでメンタルが回復したり、リフレッシュできる人もいるはず。
そのため、浪人中の友達との付き合い方は『適度な距離感』が大切です。このあたりについては【孤独】浪人生に友達がいなくなるのは当然【遊ぶ頻度を少なくする】で解説済みです。
保ち方③:レベルアップしている自覚をする
受験勉強で1番メンタルがきついところは『成長が実感しにくいところ』です。
もちろん、定期的に模試などを受ければいいかもですが、頻度は多くないはず。
解決策:勉強ノートを作る
先ほどもチラッとお話ししましたが、勉強ノートを作ると超効果的かもです。
〈勉強ノートに書くこと〉
・今の自分の気持ち
・今日やった学習の内容
・勉強をする中で感じたこと
実際、僕も宅浪中は勉強ノートをつけていまして、今でも手元にあります。
※僕の中で『お守り』みたいなものでして、死ぬまで大切にするつもりです。
勉強の計画を立てるときにも役立ちますし、なにより勉強へのモチベが上がります。100均とかのノートでOKなので、宅浪中のお守りみたいな感じで毎日書いてみるといいですね。
精神崩壊しつつ、メンタル面で浪人生活に絶望していた宅浪の僕へ
最後は、少しだけおまけです。
※宅浪時代の僕へメッセージを書きました。
浪人中は『自己中』でまったく問題なし
宅浪をしていると「親に迷惑をかけている…」とか「親のためにも頑張らなきゃ…」と『他人のため』に行動をしようとしますが、まずは『自分のため』に行動すればOKです。
コップの水の話
①:自分のコップに水を入れる
②:自分のコップの水が満タンになる
③:コップから溢れた分を人に渡す
上記のとおりでして「自分が成果をあげる」→「自分が幸せになる」→「自分以外の誰かが幸せになる」といったように、最初は『自分自身の幸せ』が1番にくるイメージです。
そのため、家族や周りの人のために頑張ることも大切かもですが、それ以上に『自分のため』に頑張ることが1番でして、あなたの周りの人を幸せにするのは、その後でOKです。
失ったものもあるけど、宅浪中に得たものも多い
浪人中、多くのものを失いました。
それと同じくらい得たものもあります。
得たもの
失ったもの
それぞれは、こちらのとおり。
ちなみに、浪人を経験した人は「強い性格&価値観」を持っている人が多い。
>>参考:【強くなる】浪人経験者は強いです【性格だけでなく、人生も変わる】
大学生活は宅浪の経験のおかげで、わりとうまくいった
宅浪中の僕に1番伝えたいことは、今の辛い経験があるからこそ、大学生活でも努力を続けられて、人生がわりと前向きになったことです。
今の僕です
- ブログで月16万円ほど稼いだ
- 大学在学中に、起業をしました
- 外資系のIT企業へ就職する予定
ちょっと自慢っぽくなっているかもですが、こんな感じですね。
なので、あなたが今している努力に「無駄」はゼロでして、今の行動1つ1つが『今後の人生』に大きく繋がっていますよ\(^ω^)/
もちろん、宅浪中は常に絶望の連続かもですが、必ずその延長線上に『わりとうまくいく未来』があるので。絶望しつつ、精神崩壊しつつも、少しだけ前を向いていけばOKです。
宅浪の僕がきっと「心に刺さる言葉」を書いておくネ
宅浪中、僕もずっと悩んでいたことです。
悩むというか、モヤモヤしていたことですね。
例:モヤモヤしていたこと
・なんで自分の家だけ貧乏で、お金に苦しまないといけないのかなぁ…
・ただでさえ宅浪なのに、受験勉強に加えてアルバイトって無理ゲーだ…
・お金持ちの家に生まれておけば、こんな思いしなかったのになぁ…
上記のとおり。
ただ、人生で不平等って当たり前です。
- 顔や身長
- 足の速さや地頭の良さ
- 家がお金持ちかどうか
挙げればキリがないくらい「不平等だ…」と感じることがあるはず。
しかし、不平等にいくら絶望しても、現状は何も変わりませんよね。
なので、少し厳しい言い方かもですが、現状を変えられるのは『自分だけ』です。自分が行動することで、環境や未来も変えられるはず。
そして「行動」というのは、宅浪なら『勉強』が1番大切ですよね。そのため、常に絶望しつつも、常に手を動かしつつ、未来に向かって勉強をするしかないと思います。
まとめ:宅浪中の浪人生活でメンタルがきつい時は、対処法を実践セヨ
今回は、浪人でメンタルがきつい時の対処法をご紹介しました。
メンタルがきつい時の対処法
- 必ず人がいる空間で受験勉強をする
- 人と話さない時間を少しでも減らす
- 自分にできることを少しずつ増やす
- 運動をしたり、大声を出したりする
- メンタル強いとか弱いを気にしない
こんな感じですかね。
ぶっちゃけ、浪人中にメンタルがきついのは超同感でして、宅浪の僕は精神崩壊していたと思います。そして、ほぼ感情を失っていた感覚もありです。
そのため、浪人中にメンタルがきついときは対処法などを実践するのも大切ですが、それとセットで自分のことを受け入れてあげつつ、ゆっくりとするのが1番効果的だと思います。
というわけで、後悔のない浪人生活をどうぞ。
今回は以上です。
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