こんな疑問を解決します。
記事の内容
・ゼミのガクチカは、だめじゃない話
・だめじゃないけど、ポイントは5つ
・ゼミのガクチカでアピールできること
・ゼミのガクチカでやりがちなだめ行動
記事の信頼性
この記事を書いている僕は、外資系のIT企業で働くサラリーマンです。就活では200社くらいエントリーをしました。
今回は『ゼミのガクチカはだめじゃない』というテーマで解説をしていきます。
なお、先に結論を書いておきますね。
ゼミの話がだめじゃない理由
上記のとおり。
具体的には、次のイメージですね。
・ゼミのグループワーク
→ プロジェクトチームの活動に近い
・授業で学んだことをまとめる
→ 業務レポートなどの仕事に近い
・研究発表のためのプレゼン
→ プロジェクトのプレゼン発表に近い
こういった感じでして「ゼミの活動=入社後の業務と近い」ですよね。
その結果、入社後のイメージがしやすいので、ガクチカとしても使える感じ。
というわけで、本記事では『ゼミのガクチカはだめじゃない』というテーマで解説をしていくので「ゼミのガクチカでも大丈夫かな?」と悩んでいる人は、その悩みを解消できるはず。
また、記事の後半部分では「ガクチカを考えるときのポイント」や「ガクチカでアピールできること」もご紹介しているので、最後まで読んでみてくださいね。
前置きはさておきですね。
では、いきましょう(#^.^#)
ゼミのガクチカはだめじゃない【授業や研究でのチームワーク】
ガクチカでゼミの話は、だめじゃないですね。
授業や研究などのゼミのガクチカ=入社後の業務に近い
これが1番の理由ですね。
具体的には、以下の業務に近いかなと。
入社後の業務に近い例文
・ゼミのグループワーク
→ プロジェクトチームの活動に近い
・授業で学んだことをまとめる
→ 業務レポートなどの仕事に近い
・研究発表のためのプレゼン
→ プロジェクトのプレゼン発表に近い
上記のとおりで[ゼミの活動]×[入社後の業務]がリンクしていますよね。
その結果、スキル的にもそうですが、なにより『入社後のイメージをしてもらいやすい』という点で、ゼミの経験はだめじゃないですよ。
例文:僕が就活のESで使った、ゼミのガクチカを公開
下記の例文のように、僕は書いていました。
※身バレ防止のため文章を少し変えています。
例文:ゼミのガクチカ
私が学生時代に頑張ったことは、〇〇学を学ぶゼミナールにおいて『〇〇』の成績をおさめたことだ。私は「〇〇を実現したい」という想いから、〇〇学を学ぶゼミナールに所属した。当時、5人で1チームのプロジェクトで、私はリーダーとして研究を進めていたが、思うように研究が進まなかった。その原因は「メンバー自身が何をすれば良いか明確になっていなかったから」だった。そこで、各メンバー間で注力すべき研究を明確化したことで、うまく研究が進むようになった。結果、私たちのプロジェクトは『〇〇』の成績をおさめることができた。
こちらの例文をベースにしつつ、エントリーシートに書いていましたね。
もちろん、上記の例文が絶対的な正解じゃないかもですが、1から作るより、誰かのガクチカを参考にして、オリジナリティをプラスした方が効率的ですよね。
同じゼミだった友達も、学業のガクチカを話していた
3名の友達を具体例にしつつ、共有します。
※みなさん、ゼミについて話したそうです。
- 友達A:政府系の金融機関から内定
- 友達B:わりと大きい銀行から内定
- 友達C:ゆるめな金融機関から内定
同志社大学ということもあり、金融系の情報しかなくて、スイマセンm(_ _)m
結局のところ、どんなテーマで話すとかは関係なくて『あなた自身が何を考えて、どのように行動したのか』を面接官はチェックしていますからね。
なので、話すテーマが[ゼミ]だろうが[アルバイト]だろうが[留学の話]だろうが関係なしです。繰り返しですが、面接官は思考力+行動したかをチェックしていますからね。
ゼミのガクチカは「個人ワーク」より『チームワーク』です
ぶっちゃけ、ここが1番大切ですね。
なぜなら、ガクチカで求められることは『チームで成果を出したのか』だから。
ガクチカと自己PRの違い
・ガクチカ:[チームで成し遂げたこと]が求められる。チームワークが大切
・自己PR:[個人で成し遂げたこと]が求められる。個人のアピールが大切
つまり、ゼミの話が個人ワークなら、その経験は[自己PR]で話すべきでして[ガクチカ]は、他のエピソードの方がウケがいいかもです。←ウケ=評価が良いというイメージ。
ちなみに、このあたりについての「ガクチカと自己PRの役割の違い」は【同じ】ガクチカと自己PRはどっちもバイトでOK【一貫性が大事】という記事で詳しく解説をしています。
例文を出しつつ丁寧に解説をしているので、違い+役割を知りたい人はどうぞ。
よくある悩み:研究や授業などで、成果なしの場合は?
『成果ではなく、結果を見せればOK』です。
[成果]と[結果]の違いは、次のとおり。
成果と結果の違い
・[成果]:「目標」を立てつつ行動して、そこから得られた結果
・[結果]:「目標」などはあまり関係なく、行動して得られた結果
このあたりについては【弱い】ガクチカで『成果がない』のは当たり前【研究など結果がない】で詳しく解説していますが、結論としては「成果ではなく、結果を見せればOK」です。
なお、ゼミのガクチカでよく使える結果の具体例も公開します。参考にどうぞ。
例文:ゼミの経験で使える結果
- 研究が学内サイトで取り上げられた
- ゼミの発表会で最優秀賞を獲得した
- フィールドワークにて発見があった
このあたりの結果が使えるかなと思います。
とはいえ、基本的になんでもOKです。
ゼミのガクチカはだめじゃないけど、5つのポイントで考えるべき
次のポイントを、ガクチカで意識すればOK。
- ゼミへ入った理由や動機を思い出す
- 資格やGPAなどから数値化をする
- ゼミのチームでの役割を明確にする
- 授業や研究における課題を分析する
- ゼミのガクチカがだめな理由を知る
こちらの5つですね。
では、順に説明していきます。
ポイント①:ゼミへ入った理由や動機を思い出す
ぶっちゃけ、99%の確率で聞かれます。
面接で聞かれる例文
この質問に対して「就活で有利になりそうな教授だった」とか「楽に単位をもらえそうなゼミだったから」などは絶対にだめですよ。建前でいい感じの理由とか動機を考えるべしです。
例文:僕が建前で作った回答
私が〇〇ゼミに入った理由は『商品開発における、マーケティング戦略を実践レベルで学びたい』と考えたからです。実際、学部内の授業だけでは「学ぶこと(=インプット)」がメインだったので、より「実践(=アウトプット)」をベースに研究を進めたいと考えていました。
上記のとおりでして[ゼミを志望した理由や動機]+[きっかけとなった経験]などもセットで話せると、より理由や動機の説得力がアップしますね。
※補足:これはガクチカに限らずですが、就活の面接などで答えるときは「結論:言いたいこと」と「理由:根拠となる経験など」を話せると、面接官は納得しやすいのでおすすめです。
ポイント②:資格やGPAなどから数値化をする
ガクチカにおいて、数値 of 最強です。
なぜなら、数値ベースで話すことで、話す内容の説得力が上がるからですね。
・例文A:私の強みは「英語力」です。英語を話すのが、かなり得意です!
・例文B:私の強みは「英語力」です。TOEICでは900点を取りました!
たとえばですが、上記の2つの例文があった場合、後者の[例文B]の方が話す内容に説得力がありますよね。理由は『数字をベースに話しているから』です。
つまり、これはゼミのガクチカでも同じでして、できるだけ数字ベースで成果や結果などを話した方が、説得力がアップしますよね。
ゼミのガクチカで使える数字
- ビジネスコンテストで1位を獲得
- ゼミ経験から〇〇2級の資格を取得
- ディベート大会で3度の優勝を経験
上記のとおりで、数字ベースです。
なお、こういった話をすると「ガクチカで資格取得はだめじゃないの?」などの質問がありますが、結論は『だめじゃない』ですよ。
詳しくは【例文】ガクチカで『資格取得』はダメじゃない【TOEICに落ちた】という記事で解説しているので、気になる方は記事を読みつつ、参考にどうぞ。
ポイント③:ゼミのチームでの役割を明確にする
「あなたがどんな役割で、ゼミに貢献したのか」といった部分ですね。
なお、グループワークなどでよく担当する役割をザッと書き出してみますね。
グループワークなどの役割
- 司会:リーダーとして議論を進める
- アイデアマン:議論中に意見を出す
- 書記:議論中に出た意見をメモする
- プレゼン作成:資料などを作成する
- 発表者:プレゼンなどで発表をする
大きくはこちらの5つの役割がグループワークではあるかなと思います。
※とはいえ、ハッキリ役割を決めるより、全員で進めるケースが多いかもです。
とはいえ、こういった話をすると「やっぱり、リーダーの方が就活では評価が高いの?」などの質問がありますが、結論は『リーダーじゃなくてもOK』です。
というのも、リーダーだけがゼミでのチームワークを作っているわけじゃないですよね。アイデアを出す[アイデアマン]や、資料を作成してくれる[プレゼン作成]などの役割の人がいるからこそ、チームワークが生まれるはず。
なので、リーダーじゃなくてもOKでして、大切なことは『あなたが自分の役割を担当しつつ、チームに貢献できたか』ですからね。
補足:自分の強みを理解セヨ
役割をチェックするのとセットで「自分の強みの確認」は大切ですよ。なぜなら、強みに合った役割の方が、話す内容に納得感が生まれるからですね。
強みのチェックは簡単でして、こちらの『オファーボックス』を使えばOK。
無料でチェックできますし、テスト形式で調べられるので、楽チンですからね。
ポイント④:授業や研究における課題を分析する
研究を進める中で、なにかしらの課題があって、それを解決するために、より詳しく研究をしていきますよね。たぶん、これはどのゼミでも同じだと思います。
具体的な活動の流れ
①:〇〇について研究をスタートする
②:□□という課題や問題が見つかった
③:□□を解決する△△の研究を始める
こんな感じですね。
なので、ガクチカで話す場合も、このあたりの課題なども具体的に話すべき。
おまけ:考え方を学べる本
こちらの『イシューからはじめよ』という本では「課題や原因を特定する方法」+「アプローチする方法」などの考え方が学べる1冊です。
ゼミのガクチカを考える上でも役に立ちますし、就活でも使えるので神です。
※注意点:後半部分は難しいかもなので、前半部分だけ読めばOKです。実際、僕も『イシューからはじめよ』の後半部分は、難しいなと感じて読むのをやめました。とはいえ、前半部分の学びはバグレベルに多かったので良書です。
ポイント⑤:ゼミのガクチカがだめな理由を知る
僕もいろいろと調べる中で「ゼミのガクチカ=だめ」などが多かったですね。
じゃあ、なんでゼミのガクチカがだめなのか、という理由を考えてみました。
ゼミのガクチカがだめな理由
面接官にもよりけりですが「ゼミの活動 → 大学生ならやって当然 → それが学生時代に頑張ったことなの?」と考える人もいますからね。
ただ、そういった面接官に当たってしまったときは「運が悪かったな…」と考えるのがベストでして、こればっかりは仕方なしです。就活はわりと運ゲー要素が多いので。
ちなみに、リスクを減らしたいなら『他のガクチカも用意すること』がベスト。
僕も3つくらい用意していた
- インターン先で成果を上げた経験
- 塾講師として生徒を合格させた経験
- 学生団体で高校生に授業をした経験
僕もゼミのガクチカだけだと少し不安だったので[長期インターンシップ][塾講師][学生団体]といったように、3つくらいの経験を用意していました。
そして、受ける業界・面接官の反応などで使うガクチカを変えていましたね。
補足:ゼミのガクチカは、例文を読みまくるのが効率的
ぶっちゃけ、これが最強です。
とくに、内定者のエントリーシート(=ES)を読みまくるのがコスパ最強。
内定者のESが最強な理由
簡単に言うなら、1つの答えみたいな感じですね。つまり、内定者のエントリーシートをチェックしつつ、ガクチカを分析しまくれば、自然と企業から評価されるESになるはず。
内定者のESを無料で読む方法
方法は簡単でして『ユニスタイル』という就活サイトを活用すればOKです。
実際、この記事を書いている僕も就活中は『ユニスタイル』で内定者のエントリーシートを読みまくりつつ、ガクチカをレベルアップさせていました。
チームワークの他に、ゼミのガクチカでアピールできること4つ
お次は、ガクチカでのアピールです。
- ゼミの人とのコミュニケーション力
- 研究や授業で、発表したプレゼン力
- チーム内の雰囲気をよくした協調性
- 研究で活用した、マーケティング力
チームワーク以外なら、上記の4つがアピールできるかなと思います。
1つずつ解説をしていくので、自分に合った力をアピールすればOKです。
アピール①:ゼミの人とのコミュニケーション力
コミュニケーション力は、定番ですね。
コミュニケーション力の例文
私が学生時代に頑張ったことは『ゼミと企業との連携した商品開発』です。私はマーケティングを学ぶゼミに所属しており、企業に直接営業をかけて、一緒に商品開発の部分に協力をさせていただきました。企業側が商品開発の協力を承諾してくださった1番の要因は、私の[コミュニケーション力]が活かされたからだと考えています。
少し無理矢理感がありますが、こんな感じ。
※ここで伝えたいことは例文じゃなく、コミュニケーション力が活かせること。
とはいえ[コミュニケーション力]はアピールできれば最強ですが、扱いには注意です。というのも、面接中の受け答えとかで、本当にコミュニケーション力があるかチェックされるから。
最悪のケース(面接官の心の声)
この就活生、さっき「コミュニケーション力が強みです」って言っていたけど、そこまで高くないな…。自己分析ができていないのかな…。
こういったケースになりますからね。
なので、マジで自信がある方のみどうぞ。
アピール②:研究や授業で、発表したプレゼン力
発表者として研究のプレゼンをしたなら、プレゼン力もアピールできますね。
プレゼン力をアピールするコツ
- 誰にでもわかりやすい話しをする
- ジェスチャーを適度に使って話す
- 話す内容で、話すリズムを変える
ハッキリと「私はプレゼン力があります」とは言わないかもですが、上記のコツを意識しつつ話せば、面接中に「この学生、説明するのがうまいな」と思ってもらえるはずです。
実際、僕も「ジェスチャーを適度に使って話す」を就活の面接で使っていまして、面接後のフィードバック(評価)で、よく説明するのがうまいと言っていただいた経験ありです。
それにこのあたりは才能とか不要で、やろうと思えば今日からでもできることなので、まずは色々な方法をやってみつつ、自分の中で最適な方法を見つけていけばOKかなと思います。
アピール③:チーム内の雰囲気をよくした協調性
ゼミのガクチカにするなら、1番おすすめ。
なお、1つ具体的なエピソードをどうぞ。
協調性をアピールする例文
当時、私たちのチームでは『言いたいことが言えない』という課題を持っていました。そこで「ゼミの活動をする時間」と「自分たちのことを気軽に話す時間」の2つの時間を1日の中で作りました。その結果、まずは自分のことを相手に知ってもらえ、相手のことも知ることができたので、チーム内で言いたいことをハッキリと言えるようになりました。
[協調性]は、どんな業界・企業・職種・部署でも役に立つ能力ですからね。「当たり前でしょ」と思われがちですが、意外とできていない人も多いので、アピールできる強みですね。
協調性がアピールできるネタ
- 発言できないメンバーへの気配り
- チームワークを高めるための企画
- 合わないメンバー間のアプローチ
このあたりがアピールできるネタですね。
アピール④:研究で活用した、マーケティング力
マーケティング系の職種とかなら、かなり効果的なアピールポイントですね。
アピールできるマーケティング力
・多数の論文から、データをまとめた
・フィールドワークで現場の声を集めた
・各データから、課題や原因を追求した
このあたりをゼミや研究、授業で活動したことをアピールすればOK。
※もちろん、他にやったことがあるなら、そちらを使ってくださいませ。
おまけ:ゼミ以外のガクチカでも、活かせると最強
ガクチカを話す中で「再現性(=もう1度同じことができるか)」は重要。
たとえば、次の就活生がいた場合、どちらの方が入社後も活躍しそうですかね?
①:就活生Aの例文
サークルの代表として、100人をイベントに集客しました。
②:就活生Bの例文
サークルの代表として、100人をイベントに集客しました。その後、サークルの経験を活かして、塾講師のアルバイトでも、新規生徒を20人集めました。
おそらく、後者の[就活生B]の方が「入社後も同じ活躍ができそうだな…」と感じますよね。これが再現性と呼ばれるものでして、ガクチカではわりとチェックされていますよ。
ただ、昔の僕もそうだったんですが「ゼミのガクチカ以外ない」と悩む人も多いはず。結論から言うと『ゼミのガクチカ以外のネタも作りましょう』です。
ゼミのガクチカ以外の作り方
- ユニークなアルバイトを探してみる
- 3年から長期インターンに参加する
- 資格を取りつつ、個人の活動で使う
- 面白い就活ブログを立ち上げてみる
- 複数のボランティア活動に参加する
上記の5つを実践すれば、ゼミのガクチカ以外もセットで作れるはずです。
※実際、僕も就活をやりながら、新しいガクチカを作っていました。
なお、このあたりについての詳しい解説や手順については【作り方】面白いガクチカを3年から作る方法【おすすめの強いネタ】でお話しているので、ゼミ以外のガクチカを1つでも作りたい人は読んでみると、就活の成功率がグッと上がるはずです。
授業や研究などのゼミのガクチカでやりがちな、だめ行動5つ
最後は、ガクチカでだめなNG行動ですね。
- 専門用語などをガクチカに詰め込む
- 研究や授業で「当然なこと」を話す
- 面接官の専門領域にて戦おうとする
- チームワークでなく個人活動を話す
- 抽象的 or 具体的な話になりすぎる
こちらの5つをやらなければOKです。
というわけで、順に解説をしていきます。
その①:専門用語などをガクチカに詰め込む
無意識にやりがちですが、専門用語の多いガクチカは、絶対にだめですよ。
理由はシンプルでして、自分が伝えたいことが相手に伝わらないからですね。
例文:専門用語が多いガクチカ
私が学生時代に頑張ったことは、心理学における『単純接触効果の研究』です。単純接触効果において、〇〇大学の〇〇教授の論文をベースに研究を進めまして…。
こんな感じで「相手が専門的な知識を持っている前提」で話しちゃっていますよね。もちろん、心理学を研究している方なら余裕かもですが、知識ゼロの人からすれば、途中から「???」な状態になるはず。
専門用語を使っているかの確認方法
少し恥ずかしいかもですが、これが効果的。
というのも、家族に話して伝われば、面接官にも伝わるはずですからね。
なお、専門用語を少なくしつつ、ガクチカを理解してもらうコツは次のとおり。
ゼミのガクチカを話すコツ
・あなたの情報を伝える
→ 法学部のゼミに所属しており…
・経験の背景知識を伝える
→ 簡単に言えば、〇〇でして…
・あなたの役割を伝える
→ チーム内でリーダーとして活動し…
僕が意識していたことは「5w1h」で、ガクチカを考えてみることです。
とはいえ、5w1hを忘れちゃっている人も多いかもので、共有しますね。
ガクチカで使える5w1h
・What:具体的には、なにをしたのか
・Who:誰が関わったエピソードなのか
・When:どれくらいの期間の話なのか
・Why:なぜ行動をしようと思ったのか
・Where:どこで起こったエピソードか
・How:どのような手段を考えたのか
このあたりを1つずつ丁寧に分解して、ゼミのガクチカで書けばOKです。
※ガクチカの具体性も上がるので、より面接官の方がイメージしやすいはず。
その②:研究や授業で「当然なこと」を話す
「それやって当然だよね」といったことを、ガクチカで話すのはだめですね。
例文:ゼミで当たり前のこと
- 毎日のように授業に参加した
- 研究発表のために資料を作った
- 5つの論文をがんばって読んだ
スイマセン m(_ _)m
どれも当たり前なことですね。
とはいえ「なにか話さないと」と考えると、意外とやってしまいがちなことなので、今書いているガクチカが「これって当たり前のことじゃないよな?」と確認してみるといいかもです。
その③:面接官の専門領域にて戦おうとする
これは運要素が強めですが、ゼミの研究内容が面接官の専門領域だと最悪です。
※具体例:商品開発部署の面接官に、商品開発の研究内容で勝負する。
シンプルな理由
つまり、相手の方が武器が強いので、こちら側が勝てる可能性は低めです。
なので、こういった状況へのリスクヘッジとして、ゼミ以外のガクチカも用意しておけると安心かもです。繰り返しですが、僕も不安だったので3つほどガクチカを用意していました。
イメージの例文(心の声)
「さっきこの面接官の人、自己紹介でマーケティングの部署で働いているって言っていたな。なら、今回はマーケティングのゼミのガクチカじゃなくて、アルバイトのガクチカを話そう」
上記のイメージでして、相手によって武器(ガクチカ)を変える感じですね。
その④:チームワークでなく個人活動を話す
繰り返しですが、ガクチカで求められるのは『チームで成果を出した話』です。
裏を返せば「個人で成果をあげた経験」は、あまり求められていない感じ。
例文①:チームで成果を出した経験
ゼミの活動において、プロジェクトのリーダーを担当し『ビジネスコンテスト』で優勝しました。その大きな要因がチームワークの構築でして、具体的には…。
例文②:個人で成果をあげた経験
心理学の研究において『〇〇』という論文を発表したことです。4年間、毎日1人で研究を続けたことで、私は『〇〇』の論文を書くことに成功しました。
上記の場合、後者よりも前者の[例文①]が就活では評価されるイメージです。
※これはちょっと「就活=気持ち悪い」と感じる瞬間かもですね。
なお、このあたりの「就活が気持ち悪く感じる」という人は【異常】日本の就活が気持ち悪い理由7つ【狂ってる&終わってる】を読んでもらえると、ストレス発散になるかもです。
とはいえ、ゼミのガクチカで大切なことは「私はチームで成果を出しました」と伝えることです。基本的に、面接官は『ガクチカ=チームで成果を出した経験』を聞きたいですからね。
その⑤:抽象的 or 具体的な話になりすぎる
ここはバランス感覚が必要でして[抽象的すぎる経験]or[具体的すぎる経験]の中間地点くらいが、ガクチカとしてはベストですね。
抽象から具体の例文
私が学生時代に頑張ったことは『商品開発における研究』です。研究内容としましては、商品が開発される前段階の、マーケティング領域の研究をしていました。
「商品開発の研究」→「商品が開発される前のマーケティングの研究」といった感じで、抽象的な話から具体的な話に切り替えています。
なので、ゼミのガクチカでも同じでして、最初はできるだけ広い話(=抽象的)をしつつ、ガクチカを話す中で、より細かい話(=具体的)へと切り替えるのが超おすすめですね。
ちなみに、このあたりの「抽象化」とか「具体化」については『コンサル1年目が学ぶこと』という本で詳しく解説されているので、そちらを読めばスッと頭に入ってくるはずです。
僕も3周くらい読みまくりまして、読みやすいし、わかりやすいので神でした。
まとめ:授業や研究などのゼミのガクチカは、だめじゃない話
今回は『ゼミのガクチカはだめじゃない』というテーマで解説をしました。
ゼミのガクチカで考えるポイント
- ゼミへ入った理由や動機を思い出す
- 資格やGPAなどから数値化をする
- ゼミのチームでの役割を明確にする
- 授業や研究における課題を分析する
- ゼミのガクチカがだめな理由を知る
上記の5つのポイントを意識すれば、ゼミのガクチカでも問題なしです。
何度も言っちゃっていますが、ガクチカで求められることは『あなたが何を考えて、どのように行動した経験か』です。
ここがブレていると[起業]や[留学][長期インターン][アルバイト]など、ゼミ以外のガクチカを話したとしても、普通にエントリーシートや面接で落ちますからね。
なので、これは就活をする上ですべてに共通することですが「これは何が求められているのか」や「どんな目的で聞かれているのか」を考えられると、就活はうまくいきやすいはずです。
というわけで、充実した就活ライフをどうぞ。
今回は以上です。
人気記事【就活攻略】ガクチカとは『書き方ゲー』です【構成や流れの意味が命】
人気記事【例文】ガクチカと自己PRで学業はダメ【高いGPAと成績優秀者へ】