こんな疑問を解決します。
記事の内容
・就活のガクチカとは、書き方ゲーです
・ガクチカの書き方を5つの流れで解説
・ガクチカの書き方で意識すること4つ
・面接などでガクチカを話すときのコツ
・おまけ: 5つのガクチカを例文で公開
・書き方などで、ガクチカに関する質問
記事の信頼性
この記事を書いている僕は「外資系の企業」で働くサラリーマンです。就活は得意な方で、わりと楽しんでいました。
今回は『就活のガクチカとは書き方ゲーです』というテーマで解説をします。
先に結論を書いておきます
①私が学生時代に頑張ったことは『〇〇』です。学生時代、私は〇〇に所属しており、〇〇に課題を感じていました。②そこで私は課題を解決するために、〇〇を実行しました。③その結果、〇〇の成果を得られました。私はこの経験から、〇〇について学びました。
基本的に、大手企業とか有名企業から内定をもらう就活生は、上記の[① 書き出し][② メイン文][③ 締め方]の3つの流れで書いておりまして、まずはこれを参考にすればOK。
というわけで、本記事では『就活のガクチカとは書き方ゲーです』というテーマで解説していくので「そもそもガクチカとは?」や「どんな書き方をすれば?と悩む人は最後までどうぞ。
また、記事の後半では「ガクチカの書き方で意識すること4つ」や「面接などでガクチカを話すときのコツ」もセットでご紹介しているので、ガクチカに関してはこの記事だけでOK。
前置きはさておきですね。
では、いきましょう(^.^)/~~~
就活のガクチカとは『書き方ゲー』です【構成や流れの意味が命】
結論、書き方と構成がガクチカでは命です。
同じ経験やエピソードでも、書き方でガクチカは変わる
これが1番の理由ですね。
ちょっと[料理]に例えてみます。
例:オムライスを作る場合
・A:一人暮らし歴1年。外食がメイン
・B:シェフ歴7年。レストランを経営
たとえば、同じ食材を使っていても、上記の場合だと[B]の方が美味しいオムライスを作れそうですよね。理由は『作り方(ガクチカの場合は書き方)』が[A]よりうまいからです。
つまり、これは就活のガクチカも同じでして、同じエピソードや経験(食材)を使っていても、書き方(作り方)が違えば、エントリーシートや面接の通過率も変わってきますからね。
2つの書き方をベースにしつつ、ガクチカを比較セヨ
とはいえ、論より証拠です。
下記のガクチカを比較してみてください。
例文A
学生時代、料理サークルに所属していました。ただ、新入生がすぐに辞めてしまうことに課題を感じていました。そこで私は課題を解決するために、20人と面談を行い「なぜ辞めたいのか?」を聞きました。その中で出た辞めたい理由を1つずつ改善した結果、新入生が辞める確率を0%にできました。
例文B
私が学生時代に頑張ったことは『サークル活動』です。学生時代、私は料理サークルに所属しており「新入生がすぐに辞めてしまうこと」に課題を感じていました。そこで私は課題を解決するために、20人と面談を行い「なぜ辞めたいのか?」を聞きました。その中で出た辞めたい理由を1つずつ改善した結果、新入生が辞める確率を0%にできました。
おそらくですが、後者の[例文B]の方が「読みやすいかも」と思ったはず。
※もちろん、人によって感じ方は変わりますが、僕は後者の書き方が好きです。
つまり、何が言いたいのかと言うと『ガクチカとは=書き方で印象が変わる』です。ここを理解しておかないと、いい経験やエピソードを話しても、相手に伝わりにくいですからね。
今日から使える、おすすめのガクチカの書き方と構成
結論は「テンプレート」を使えばOK。
具体的には、下記のとおりです。
例:ガクチカのテンプレート
- 書き出し:活動の結論+背景の理由
- メイン文:具体的に活動でしたこと
- 締め方:結論+活動から学んだこと
なお、上記を例文として作ってみます。
テンプレートを使った例文
①私が学生時代に頑張ったことは『〇〇』です。学生時代、私は〇〇に所属しており、〇〇に課題を感じていました。②そこで私は課題を解決するために、〇〇を実行しました。③その結果、〇〇の成果を得られました。私はこの経験から、〇〇について学びました。
この記事の冒頭でもお見せしたましたね。
※ぶっちゃけ、ガクチカはテンプレでOK。
ちなみに、このあたりについてガクチカはテンプレート(フレームワーク)でOK【書き出しから締め方】で詳しく解説をしているので、まだガクチカを作っていない人は参考にどうぞ。
質問:書き方や構成より、経験のインパクトが重要?
もちろん、インパクトも重要かもです。
ただ、以下のような経験は就活で不要ですよ。
就活で不要な経験
- 部活動で全国1位になりました
- 5つの国と地域に留学をしました
- 起業して1,000万円を稼ぎました
不要と言うと怒られそうですが、上記のような誰が見ても「すごいガクチカだ…」といったエピソードじゃなくてもOK。というか、そんなガクチカを持っている人は少ないですからね。
就活で大切なこと
上記のとおりで、エピソードのインパクトとか考える必要なしです。繰り返しですが、就活のガクチカとは『書き方や構成、流れが命』なので、まずは書き方のレベルを上げるべしです。
ただ、どうしてもガクチカに使えるようなエピソードがない人は【何もない】ガクチカが本当にない就活生へ【今からできること】などで今日からできるネタ作りの方法を解説しているので、そちらを参考にしてみてください。
ガクチカの書き方を5つの流れで解説する【5ステップの構成】
結論、次の5つの流れで書けばOK。
- ガクチカで話すエピソードを考える
- 「5w1h」を使って、深堀りをする
- テンプレなどで書き方をマネする
- 細かい構成や流れでガクチカを作る
- ESや履歴書、面接などで改善する
では、順に説明していきますね。
ステップ①:ガクチカで話すエピソードを考える
まずは、エピソードの選定ですね。
ただ、ガクチカのために新しく作る必要はなくて、今もっている経験でOK。
例:僕が使っていたエピソード
・単発アルバイトを15種類ほどした話
・長期インターンでライターをした経験
・大学生をやりつつ、ブログを始めた話
・塾講師のアルバイトで指導をした経験
・3年ほど、コンビニのバイトをした話
上記のとおり。
[留学]とかに比べたらインパクトはないかもですが、こんな感じでOK。
実際、この記事を書いている僕も就活をやりつつ、ガクチカのネタになりそうな長期インターンを始めまして、その経験をESとか面接で話していましたからね。まだ間に合いますよ。
このあたりについては【作り方】面白いガクチカを3年から作る方法【おすすめの強いネタ】という記事でまとめているので、今からでもネタを作っていきたい人は読んでみてください。
捨てるべき考え:話のインパクト
繰り返しで、スイマセンm(_ _)m
とはいえ、大切なので繰り返し話します。
- 部活動で全国1位になりました
- 5つの国と地域に留学をしました
- 起業して1,000万円を稼ぎました
就活をしていると、上記のようなインパクトの強いガクチカと比較しがちです。ただ、ガクチカとはインパクトの大きさではなく『あなたがどのように考えて、行動したのか』が重要。
なので、周りと比較してネガティブになっちゃうかもですが「そもそもガクチカが面接で聞かれる意味とは?」を考えてみれば、自然と落ち込むことはなくなるかなと思います。
ステップ②:「5w1h」を使って、深堀りをする
お次は、ガクチカの深堀りです。
とはいえ、深堀りのやり方は簡単です。
深堀りの方法:5w1hを使う
・What:具体的には、なにをしたのか
・When:どれくらいの期間の話なのか
・Who:誰が関わったエピソードなのか
・Why:なぜ行動をしようと思ったのか
・Where:どこで起こったエピソードか
・How:どのような手段を考えたのか
上記のとおり。
エピソードや経験を「5w1h」をベースにしつつ、深堀りをしていけばOK。
ガクチカを深堀りする例文
・What:具体的には、なにをしたのか
→ ブログで月間1万PVを達成した話
・When:どれくらいの期間の話なのか
→ 2年ほど毎日のようにブログを運営
・Why:なぜ行動をしようと思ったのか
→ マーケティングの魅力を広めたい
こんな感じで、ちょっと時間がかかるかもですが、深堀りをしていくイメージ。
※「5w1h」を使うだけで、マジでガクチカに具体性が生まれますよ。
また、上記のやり方はガクチカだけでなく、就活でよく聞かれる[自己PR]や[志望動機]でも使える深堀り方法なので、余裕がある人は試してみる価値ありかもです (`・ω・´)
ステップ③:テンプレなどで書き方をマネする
エピソードを決めつつ、わりと深堀りができたら、あとは書き方をマネるだけ。
※イメージとしては、今まで作ったピースを、パズルみたいに合体させる感じ。
例:ガクチカの書き方
- 書き出し:活動の結論+背景の理由
- メイン文:具体的に活動でしたこと
- 締め方:結論+活動から学んだこと
いろいろな書き方がありますが、僕が就活で使っていた書き方は、上のとおり。
そして、こちらの書き方をベースにしつつ、ガクチカの例文を書いてみます。
テンプレートを使った例文
①私が学生時代に頑張ったことは『〇〇』です。学生時代、私は〇〇に所属しており、〇〇に課題を感じていました。②そこで私は課題を解決するために、〇〇を実行しました。③その結果、〇〇の成果を得られました。私はこの経験から、〇〇について学びました。
ここは当てはめていくだけの作業なので、わりと負担は少ないかなと思います。
ちなみに「他の就活生のガクチカを見てみたい」という人は『ユニスタイル』などの就活サイトを使えば、ESとかをチェックできますよ。
ユニスタイルとは
『ユニスタイル』とは就活サイトでして、無料登録をすれば、内定した就活生のエントリーシートが見放題のサービスです。なので、他の就活生のガクチカもチェックできる感じですね。
実際、僕も『ユニスタイル』に登録しておりまして、他の就活生のエントリーシートの書き方や流れ、構成などを分析しまくっていました。
ステップ④:細かい構成や流れでガクチカを作る
ステップ③まで進めば、ガクチカは完成しますが、プラスアルファですね。
※「ちょっと疲れたよ」という人は、一旦休憩をどうぞ。おつかれさまでした。
さらに、ガクチカの書き方をブラッシュアップさせたいなら、以下の5つの流れと構成で深堀りをすれば、より質の高いガクチカになるかなと思います。
細かいガクチカの書き方と構成
①:ガクチカで得られた数字的な成果
②:あなた自身が課題に感じていたこと
③:課題が起こってしまった原因や要因
④:原因を解決するために行動したこと
⑤:行動により、得られた数字的な成果
とはいえ、これはプラスアルファの要素です。
無理して進める必要はゼロです(`・ω・´)
ステップ⑤:ESや履歴書、面接などで改善する
最後は、ガクチカの改善です。
というのも、就活とは以下の流れで進んでいくケースが多いですよね。
就活が進む流れ
- ESや履歴書を提出する
- 企業から合否の連絡が届く
- 改善点を見つける ← ここ重要
つまり、1番大切なことは『改善点を見つけること』でして、ここをしっかりしておかないと、ガクチカがレベルアップしないので、就活がうまくいかない可能性がグッと高まりますよ。
就活で大切なこと
これだけでOKです。
なんせ、1日に何個も改善するのはキツいので、1日1つずつで問題なし。
例:書き方で改善できること
- 文章の流れや構成を変えてみよう
- 書き方を「ですます」にしてみよう
- いらないと思う文章を消してみよう
こういった感じで、どんなレベル感でもOKなので、少しでも変えることが大切。書き方や流れ、構成などを少しでも変えれば、結果も変わってきますからね。
就活とはマラソンみたいなものなので、一気に100%の力で走る必要はなくて、60%くらいの力でゆるく走りつつ、少しずつガクチカなどをレベルアップさせていけばOKです。
余談:ガクチカの書き方の質を確認する方法
完全に余談です。
下記の悩みを持つ就活生も多いはず。
僕も就活をやりつつ、同じことを考えていたので、ハイパー同感です。
とはいえ、解決策はシンプルで『dodaキャンパス』などを使えばOK。
dodaキャンパスとは
『dodaキャンパス』とは、逆求人の就活サイトでして、無料登録をしつつプロフィールを入力しておけば、企業側からスカウトが届くサービスです。
つまり、作ったガクチカを『dodaキャンパス』のプロフィールに入力してスカウトが届けば、ガクチカが企業から評価されたという指標になりますよね。便利な時代に感謝です。
また『dodaキャンパス』でスカウトが届く企業は、ベンチャー企業から大手企業まで幅広くあるので、就活の選択肢をグッと広げられるチャンスかなと思います。
就活でガクチカを書くとき、書き方や構成で意識すべきことは4つ
お次は、書き方で意識することですね。
- ガクチカ後の仕組み化を意識する
- 「なぜ?」をガクチカに問いかける
- ガクチカが聞かれる意味を考える
- 業界や企業で書き方や構成を変える
上記ができれば、ガクチカの質UPです。
というわけで、順に解説をしていきます。
その①:ガクチカ後の仕組み化を意識する
ちょっと難易度が高いかもですが、僕が就活でよく褒められていたことです。
褒められていたこと
これはどういうことかと言うと「自分がいなくなった後のこと」ですね。
とはいえ、ちょっとイメージがつかないかもなので、具体例をどうぞ。
面接官が疑問に思うこと
「カフェの売上を伸ばした」って言っていたけど、君がアルバイトを辞めた後も、同じように売上は伸び続けるの?それとも下がるのかな?
上記のとおり。
ビジネスっぽい言葉で言うなら「仕組み化」ですね。ここが超重要です。
例文:仕組み化をした例
カフェの売上が伸びた大きな要因が『SNSによる集客』でしたので、私が実践したSNSの運用方法をマニュアル化して、2名のアルバイトの方に引き継ぎをしました。ですので、私がアルバイトを辞めた後も、継続してSNSによる集客ができるので、売上は伸び続けると思います。
こんな感じですね。
ガクチカを仕組み化の視点から考えられると、かなり話に深さが生まれるはず。
その②:「なぜ?」をガクチカに問いかける
これもちょっとメンドウな作業ですが、ガクチカの質が爆上がりする要素です。
たとえば、次のガクチカがあった場合、1文ごとに深堀りをするイメージです。
例:ガクチカの例文
①私が学生時代に頑張ったことは『英語学習』です。②アメリカへ留学することが夢でしたが、英語力が低いことで留学の条件を満たせていませんでした。③そこで、私は2つのことを実行しました。④1つ目は「1日2時間の英会話」です。⑤2つ目は「英語を使うアルバイトへの参加」です。
こちらのとおり。
それぞれの番号で「なぜ?」を問いかけます。
番号ごとの深堀り質問
①:なぜ英語学習をがんばろうとした?
②:なぜアメリカ留学が夢だったの?
③:なぜ、その2つの行動を選んだの?
④:なぜ英会話の行動をしようとした?
⑤:なぜアルバイトという選択をした?
ぶっちゃけ、ここまでやる就活生はいないです。とはいえ、就活の面接を受ける中で必ず面接官から「なぜ〇〇?」などの質問が飛んでくるので、今のうちに対策しておいて損なしです。
就活の面接対策ができる本
「そもそも面接の対策をまだ全然していない…」という人は『絶対内定』という本を読みつつ、よく面接で聞かれる質問への対策からスタートです。
その③:ガクチカが聞かれる意味を考える
そもそも「どうして、ガクチカがエントリーシートで聞かれるのか?」ですね。
企業がガクチカを聞く意味
人間は「過去にしてきた行動」→「未来にするであろう行動」とリンクします。つまり、入社前の学生時代にした行動というのは、入社後の仕事における行動とリンクするんですよね。
とはいえ、再現性などをアピールするのは難しいので、ここで伝えたいことは『ガクチカが聞かれる意味とは、を考えましょう』です。常に意味や理由を考えることが就活では大切です。
※補足:ガクチカに限らずですが、就活において必ず面接官は「何かしらの意味」を持って質問を投げかけます。なので、この「意味や理由を考える力」を少しずつ付けることが重要。
その④:業界や企業で書き方や構成を変える
超ザックリと書き方を分けるなら[論理]と[情理]に分けられるかなと。
論理と情理とは
・論理とは:論理的に相手に話す力
・情理とは:情熱的に気持ちを伝える力
「論理:わかりやすく説明する」「情理:想いをのせて説明する」という感じ。
もちろん、企業によっても変わってきますが、企業ごとに色がありますよね。
なので、受ける企業ごとの色を理解しつつ、その色に合わせてガクチカの書き方や構成などを変えていくと、さらに通過率もアップするかなと思います。
企業ごとの書き方の分け方
・頭をフルで使いそうな企業の場合
→ 論理ベースで、わかりやすく書く
・体育会系の企業を受ける場合
→ 情理ベースで、気持ちを乗せて書く
上記のとおり。
なお、この書き方のポイントは「いかに企業の色を事前に分析するか」です。
企業の色を分析する方法
こちらは『JOBTV』という就活サービスでして、企業の説明会動画が見放題です。なので、説明会動画を見つつ、企業が求める人材や色などをチェックしまくればOKです。
また『JOBTV』では企業の選考へエントリー機能もあるので、説明会動画をチェックして、自分が知らなかった企業を知りつつ、興味があればエントリーしてみるのもありかもです。
書き方を実践したあと、面接でガクチカを話すときの4つのコツ
続いては、ガクチカを話すコツですかね。
- 面接官の質問の意味を考えてみる
- ガクチカの深堀り対策をしておく
- アピールしたい強みとマッチさせる
- わかりやすく伝える工夫を必ずする
では、順に説明していきます。
コツ①:面接官の質問の意味を考えてみる
これができれば、就活は余裕ゲーです。
というのも、面接官は『何かしらの目的(=意味)』を持って質問をするから。
・弊社を志望する理由はありますか?
→ 意味:長く会社で働いてほしい
・あなたの自己PRはありますか?
→ 意味:活躍するイメージを持ちたい
上記のとおりで、必ず何かしらの意味を持って質問をするんですよね。
つまり、就活を攻略するには「相手が考える意味を考えること」が大切。
面接の流れ
- 面接官があなたに質問をする
- その質問をしてきた意味を考える
- 相手が求める答えを考えて回答する
シンプルですが、たったこれだけです。
今日からの面接でOKなので、常に「相手が質問をする意味」を考えるべし。
コツ②:ガクチカの深堀り対策をしておく
ガクチカの定番の深堀りは、次の7つ。
ガクチカの深堀り質問集
- なぜ、活動を始めようと思ったの?
- その活動を続けられた理由はある?
- 活動における目標や目的の背景は?
- 取り組みの中で困難だったことは?
- どのように困難を乗り越えられた?
- 当時に戻れるなら、どこを変える?
- 取り組みを通じて、学んだことは?
まずは、上記の対策をすればOKです。
>>参考:【例文】ガクチカの深堀り質問集+答え方【面接で答えられない人へ】
基本的に、就活の面接とは「面接官が質問する」→「就活生が回答する」→「さらに面接官が質問をする」の永遠ループでして、ガクチカに関しての質問は、わりとどの企業も同じです。
なので、ガクチカが完成したらそれで終わりじゃなくて、次は面接で聞かれそうな深堀り質問への対策をしつつ、ガクチカの質を上げておくことが大切ですよ。
コツ③:アピールしたい強みとマッチさせる
ガクチカとは、自己PRの1つなんですよね。
つまり、ガクチカを面接で話す中で、面接官にあなたをアピールする感じです。
僕が就活でやっていた流れ
- 自分がアピールしたい強みを考える
- 強みを伝えられるガクチカに変える
- 自分の強み×ガクチカをリンクする
上記のとおり。
とはいえ、具体的な例文を書いてみますね。
強み:[継続力]の場合
私が学生時代に頑張ったことは『ブログの運営』だ。学生時代に「マーケティングが学べるコンテンツを提供したい」という想いから、ブログを立ち上げた。しかし、初期は月間で5人ほどにしか読まれず絶望した。そこで、アクセスを集めているブログを閲覧し、人気なサイトに共通している箇所を自身のブログへと転用し、1,000記事ほどのブログ記事を書いた。結果、月間で10万人の方に読んでいただけることができた。
おそらく、この例文を読んだ人は、僕のことを「コツコツと努力を継続できる人」という印象を持つはず。これは面接官も同じで『〇〇さんといえば、〇〇な人だ』という印象を持ってもらえるんですよね。
そのためには、自分という商品の強みなどをハッキリと理解しつつ、ガクチカなどを通じてアピールする必要ありですよね。
強みをチェックする方法
こちらは『オファーボックス』という就活サイトでして、無料登録をすれば、自己分析ツールが使えますよ。つまり、自己分析ツールから、サクッとあなた自身の強みがわかる感じです。
コツ④:わかりやすく伝える工夫を必ずする
いかにガクチカの書き方や流れ、構成に力を入れたとしても、相手に伝わらなければ意味がないですよね。なので、常に『どうすれば、相手に話が伝わるか?』を考えることが大切です。
僕が就活で使っていた話し方
- 速すぎず、遅すぎない速度で話す
- ジェスチャーを適度に使ってみる
- 論理的な話し方で文章構成をする
僕は上記を就活で意識していました。
中でも、ジェスチャーは効果的だったので、1度お試しあれです(`・ω・´)
おまけ:紹介した書き方をベースに、5つのガクチカを例文で公開
完全におまけです。スイマセンm(_ _)m
以下の5つのガクチカを例文で公開です。
ガクチカの例文
- 塾講師などのアルバイトの例文
- TOEICや簿記などの資格の例文
- サークルや部活動の課外活動の例文
- ゼミや研究、実習などの学業の例文
- 本を読む、ブログなどの趣味の例文
書き方や流れ、構成の参考にどうぞ。
例文①:塾講師などのアルバイトの経験
まずは、塾講師などのバイト経験です。
塾講師などのアルバイトの例文
私が学生時代に頑張ったことは、塾講師のアルバイトにおいて『指導方法の共有による、塾全体の質をアップさせたこと』です。当時、私が所属していた塾では指導方法が講師間で違うことによる、授業の質の違いが生じていました。そこで、各講師の指導方法をまとめ、マニュアルの作成を行いました。その結果、指導方法が統一化され、塾全体の授業の質は上がりました。
塾講師などのエピソードは[信頼の獲得]とかをアピールできそうですよね。
なお、よく言われることで「塾講師の経験はダメ?」がありますが、結論は全然OKでして、詳しくは塾講師のありきたりなガクチカは就活で不利じゃない【200字と400字】をどうぞ。
例文②:TOEICや簿記などの資格の経験
お次は、TOEICなどの資格取得ですね。
TOEICや簿記などの資格の例文
私が学生時代に頑張ったことは『英語学習』です。アメリカへ留学することが夢でしたが、英語力が低いことで留学の条件を満たせていませんでした。具体的には「TOEICで700点」というのが条件でした。そこで3ヶ月間、毎日のように英語学習を実施し、TOEICの点数を450点から750点まで伸ばすことに成功しました。その結果、1年間のアメリカ留学ができました。
「資格取得のガクチカ=ダメ」みたいな風潮がありますが『書き方次第』かなと思います。効果的な書き方については【例文】ガクチカで『資格取得』はダメじゃない【TOEICに落ちた】で例文とセットで解説済みです。
例文③:サークルや部活動の課外活動の経験
続いては、サークルなどの経験ですね。
サークルや部活動の課外活動の例文
野球部のエースとして、ベスト○へとチームを躍進させたことだ。当時、私が所属していたチームは初戦敗退が続いており『歴代で最弱の世代』と言われていた。その問題点は「日々の練習の質の低さ」であると仮説を立てた。そこで、従来1日の練習が終わったタイミングで実施していたミーティングを1日の中で、1つの練習が終わる度に実施する方針へと変更した。その結果、練習の質が上がったため、ベスト○へと駒を進めることができた。
今回は高校時代の部活のエピソードをベースに、ガクチカの例文を作りました。
>>ガクチカや自己PRは高校時代の部活でOK【就活で高校のことを話す】
基本的に、就活のガクチカとは「大学時代のエピソード」と考えられがちですが、大学時代にエピソードがなかったり、高校時代の経験を伝えたいなら、別に問題なしかなと思います。
例文④:ゼミや研究、実習などの学業の経験
4つ目は、学業の経験ですね。
ゼミや研究、実習などの学業の例文
私が学生時代に頑張ったことは、〇〇学を学ぶゼミナールにおいて『〇〇』の成績をおさめたことだ。私は「〇〇を実現したい」という想いから、〇〇学を学ぶゼミナールに所属した。当時、5人で1チームのプロジェクトで、私はリーダーとして研究を進めていたが、思うように研究が進まなかった。その原因は「メンバー自身が何をすれば良いか明確になっていなかったから」だ。そこで、各メンバー間で注力すべき研究を明確化したことで、うまく研究が進むようになった。その結果、私たちのプロジェクトは『〇〇』の成績をおさめることができた。
僕自身、何度かゼミのガクチカを話した経験ありですが、普通に好印象でした。
とはいえ、こちらも書き方がポイントでして、学業のガクチカをより魅力的に見せる書き方については【例文】ガクチカと自己PRで学業はダメ【高いGPAと成績優秀者へ】で流れごとに解説をしているので、そちらを参考にどうぞ。
例文⑤:本を読む、ブログなどの趣味の経験
最後は、趣味などのガクチカですね。
本を読む、ブログなどの趣味の例文
私が学生時代に頑張ったことは『ブログの運営』だ。学生時代、長期インターンシップの業務に携わる中で「マーケティングが学べるコンテンツを提供したい」という想いから、ブログを立ち上げた。しかし、初期は月間で5人ほどにしか読まれず絶望した。そこで、アクセスを集めているブログを閲覧し、人気なサイトに共通している箇所を自身のブログへと転用した。結果、月間で10万人の方に読んでいただけることができた。
就活の世界では「趣味のガクチカを話す=NG」と言われていますが、趣味の話でも全然OKです。とはいえ、こちらも書き方が命でして、書き方をミスると普通に落ちますからね。
趣味のガクチカを書こうかなと思っている人は【オタク】趣味のガクチカが落ちるわけない【読書やダイエットもOK】を参考にしつつ、魅力的な書き方でガクチカを作っていくべし。
補足:ガクチカの書き方や構成は、就活サイトが神
今回はガクチカの書き方などをご紹介してきましたが、他の就活生のエントリーシートをチェックしつつ、流れとか構成を分析するのが近道かなと思います。
他の就活生のESが読めるサイト
こちらは『ユニスタイル』という就活サイトでして、無料登録をしておけば、内定した就活生のエントリーシートが見放題なので、ガクチカの書き方や流れなどを分析するのに最適です。
『ユニスタイル』で内定者のガクチカを読むときは、できるだけあなたのガクチカのエピソードに近い人のエントリーシートを参考にするほうが、イメージがしやすいかなと思います。
構成や流れ、書き方なども含めて、ガクチカに関する質問リスト
最後は、ガクチカに関する質問ですね。
- おすすめのガクチカの書き方は?
- 書き方はテンプレでも大丈夫なの?
- どれくらいガクチカを面接で話す?
- アルバイトのガクチカはダメなの?
- 就活のガクチカは、嘘でもいいの?
こちらの5つの質問に回答していきます。
質問①:おすすめのガクチカの書き方は?
結論、下記の2つの書き方をご紹介します。
書き方①:PREP法
- P:ガクチカにおける結論
- R:活動を始めた背景や理由
- E:具体的に活動でやったこと
- P:結論を、もう1度話す
書き方②:STAR法
- S:活動をし始めたときの状況
- T:始める前に決めた目標など
- A:活動を進める中での行動
- R:ガクチカにおける成果や結果
ぶっちゃけ、どちらの書き方でもOKですが「PREP法」が使いやすいはず。
※実際、僕も就活のガクチカは、PREP法の書き方を使っていました。
なお、エントリーシート(ES)や履歴書は「文章の書き方」がポイントでして、文章の書き方がうまいと、ESなどの通過率もグイッと上がりますよ。
文章の書き方を学べる本
文章の書き方は『20歳の自分に受けさせたい文章講義』を読めばOKです。文章は就活が終わって、入社してからもずっと使うので、今のうちに書き方を覚えておくのがベストですよ。
質問②:書き方はテンプレでも大丈夫なの?
結論、テンプレの書き方でOKです。
なぜなら、面接官も「テンプレの書き方を使う=当たり前」と考えているから。
面接官が考えていること
ガクチカを聞く中で、どんな就活生なのか知りたいな。具体的には、どんなことを質問すれば、人間性や価値観などがわかりそうかな。
上記のとおり。
なので、テンプレを使っても全然OK。
質問③:どれくらいガクチカを面接で話す?
1分くらいが、おすすめかなと思います。
というのも、1分以上のガクチカを話すと、面接官は「長い」と感じるから。
1分にまとめる手順
- 2分や3分のガクチカをまずは作る
- 必要なポイントだけガクチカに残す
- 1分くらいの長さに文字数を減らす
上記の3つの手順でまとめれば、スッキリとしたガクチカになるはず。
>>【何分】面接のガクチカの長さは『1分』が話し方で最適【どこまで話す】
なお、このあたりについては上記の記事で解説しているので、参考にどうぞ。
質問④:アルバイトのガクチカはダメなの?
バイトのガクチカは、ダメじゃないですよ。
とはいえ、意識すべきことが1つあります。
バイトのガクチカで意識すること
理由はシンプルでして、就活とは『数字こそ最強』だからですね。
それに、数字を使ったほうが面接官の方もイメージがしやすいですよ。
バイトのガクチカで成果を出した例文
学生時代に頑張ったことは『アルバイト先の人手不足を解決したこと』です。当時、私は飲食店で3年ほどアルバイトをしており、私を含め3名しかメンバーがいない状況でした。そこで、SNSなどを活用して「職場のPR」をしたところ、応募数が1,000件を突破しました。うまく職場のPRができた理由は、3年ほど働く中で『職場の魅力』を伝えられたからです。
こういった感じで、細かい数字をベースにした書き方を意識すればOK。
ちなみに「アルバイトを長く続けたこと」をアピールする就活生が多いですが、これだと書き方としてはイマイチです。詳しくはガクチカのアルバイト経験で『長く続けた』はだめ【バイトしかない】にて解決策とセットでご紹介しているので、読んでみてください。
質問⑤:就活のガクチカは、嘘でもいいの?
嘘にもよりますが、ガクチカで嘘を付くのは全然アリだと思います。
ただ、よく嘘がバレてしまう就活生も多いので、特徴をちょっと共有です。
バレる就活生がやりがちな行動
・カンペのように同じリズムで話す
・相手の目を見て話すことができない
・質問された瞬間、すぐに焦ってしまう
上記のような行動をすると、99%くらいの確率で嘘がバレますからね。
>>【つらい】ガクチカが嘘だらけ&盛るのはアリ【バレる+内定取り消し】
詳しくは、上記の記事を読んでもらえるとわかるかなと思いますが「嘘を付くなら本気でつきましょう」&「嘘をつかないなら1つも付かないほうがいい」というのが結論です。
嘘がバレると高確率で面接に落ちるので、このあたりは注意が必要ですね。
まとめ:就活のガクチカとは「書き方や構成、流れが命」です
今回は『就活のガクチカとは書き方ゲーです』というテーマで解説をしました。
ガクチカを書く流れ+書き方
- ガクチカで話すエピソードを考える
- 「5w1h」を使って、深堀りをする
- テンプレなどで書き方をマネする
- 細かい構成や流れでガクチカを作る
- ESや履歴書、面接などで改善する
上記の5つの流れで書けば、ESや履歴書で通過率の高いガクチカになるはず。
なお、ガクチカの書き方を実践するにあたり、おすすめサービスの紹介です。
書き方で参考になる就活サービス
・ユニスタイル:無料登録をすれば、内定者のガクチカをチェックできる
・JOBTV:企業の説明会動画が見放題。企業ごとに、書き方を変えられる
・オファーボックス:ガクチカを書けば、企業からスカウトが届くサービス
こちらのとおり。
どれも無料で使える就活サービスなので、書き方や流れを実践する上で必須。
というわけで、充実した就活ライフをどうぞ。
今回は以上です。