こんな疑問を解決します。
記事の内容
・挫折経験はガクチカとかぶるのはアリ
・同じネタで、かぶるときの対処法3つ
・「ガクチカとかぶる時」の面接のコツ
記事の信頼性
この記事を書いている僕は大学生です。就活をわりと頑張りまして『外資系のIT企業』から内定をいただきました。
結論、挫折経験が自己PRやガクチカと、かぶる&同じネタでもOKです。
かぶるのがOKな理由は、次の3つ。
同じネタでかぶるのがOKな理由
- 面接で両方聞かれることは少ない
- 挫折経験とガクチカは同じで当然
- 面接官もかぶることは理解している
実際、僕はインターンシップと本選考を通じて200社ほどエントリーしましたが、面接で「ガクチカ」「自己PR」「挫折経験」のすべてを聞かれたことは1度もありませんでした。
というわけで、本記事では『挫折経験が自己PRとガクチカで同じネタ&かぶるのはアリ』というテーマで就活がわりと成功した僕が解説をしていきますね。
記事の後半では「同じネタで、かぶるときの対処法」や「かぶるときに面接を乗り越えるコツ」もご紹介しているので、この記事を読めば、かぶる系の悩みは100%解決されるはず。
では、いきましょう( ̄▽ ̄;)
挫折経験が自己PRとガクチカで『かぶる』のはアリ【同じネタ】
以下の3つの理由で、かぶるのはアリです。
- 面接で両方聞かれることは少ない
- 挫折経験とガクチカは同じで当然
- 面接官もかぶることは理解している
では、順に説明していきますね。
理由⓪:挫折経験・自己PR・ガクチカの違いとは
まずは、少しだけ前提部分です。
「挫折経験・自己PR・ガクチカの違い」をサクッと解説しておきます。
挫折経験・自己PR・ガクチカの違い
・挫折経験:個人 or チームで目標を掲げて行動したけど、失敗した話
・自己PR:個人で成果を出したときに、発揮した強みをアピールする話
・ガクチカ:仲間やチームで困難な状況から、成果を出したエピソード
イメージとしては、こんな感じかなと。
なぜそれぞれの違いを理解する必要があるのかと言うと、違いを理解することで『面接官が求めている意図』を理解できるからですね。
※『面接官が求めている意図』とは「その質問をする理由」みたいな感じです。
挫折経験の質問をする意図
- 自分に合った目標を決められるのか
- 決めた目標に向かって努力できるか
- 失敗した時、どんな気持ちになるか
- 挫折から立ち直ることができるのか
- 学生生活で、経験を活かせているか
おそらく、上記の5つくらいの項目を挫折経験でチェックしているはず。
ちなみに、僕は『大学受験のエピソード』が人生で1番の挫折経験でしたね。
>>参考:【例文】就活の挫折経験で『大学受験&浪人』はアリ【一浪での就職】
一般的に「挫折経験=大学受験はNG」みたいな意見もありますが、大学受験のエピソードで大手企業から内定をいただけたので、自分が挫折経験だと考えるならOKかなと思います。
というわけで、話を戻しますね。
理由①:面接で両方聞かれることは少ない
そもそも論です。
ぶっちゃけ、挫折経験を就活の面接で聞かれることは、超絶少ないですよ。
少ないと言える根拠
上記のとおりで、ガクチカをベースに聞かれることが多くて、ガクチカを聞いた後に「志望動機」などの質問が聞かれるので、自己PRと挫折経験が聞かれることは少ないですね。
もちろん、企業によっては「自己紹介を含めて、自己PRを1分でしてください」もあるみたいですが、そのときは同じネタでかぶるのは全然OKです。
というのも、自己紹介とセットで自己PRの話をすべて1分以内で話すのはムリゲーなので、同じネタでかぶる前提で自己紹介をしつつ、面接中に詳しく話す形でいいと思いますね。
理由②:挫折経験とガクチカは同じで当然
これは僕も就活時代に思っていたことなのですが、無理に「挫折経験」と「ガクチカや自己PR」といったように、それぞれを分けて考える必要はなしですよ。
なぜなら、挫折経験もガクチカも『切り取る部分』が違うだけだからですね。
ガクチカの流れ
- 学生時代に成果をあげた経験
- 当時の具体的な状況や環境など
- 困難な状況を突破するための施策
- 失敗してしまった理由や原因の分析
- 理由や原因を対処した方法や行動
こちらの流れでガクチカは進んでいきまして、挫折経験は「③」の話ですよね。
なので、挫折経験とガクチカが同じネタでかぶるのは当然でして、切り取る部分が違うだけで、エピソード自体は同じですからね。
そのため、ガクチカを話すのであれば「⑤まで話す」でOKでして、挫折経験を話すのであれば「③くらいまで話す」といった感じで、質問に対して切り取る部分を変更するだけです。
理由③:面接官もかぶることは理解している
ぶっちゃけ話です。
おそらく、ここが「就活生」と「面接官」のイメージの違いですかね。
就活生が考える挫折経験
面接官が考える挫折経験
こちらのとおり。
なので、同じネタでかぶるのはOKでして、大切なことは『ネタの深さ』です。
ここを意識すれば、企業側も「かぶるのは当然だよね…」となりますからね。
ネタが深いと、挫折経験は聞かれない
以下の2つのネタがあった場合、どちらの方が「質問の数」が多そうですかね?
・ネタA:家の周りを散歩しただけの話
・ネタB:5ヵ国へ海外旅行をした話
後者の『ネタB』の方が「どこの国へ行ったの?」とか「おすすめの観光地は?」とか「どの国が1番よかった?」とか「他に行ってみたい国は?」など質問の数が多いはずですよね。
つまり、これはガクチカや自己PRも同じでして、1つのエピソードに対して「深さ=濃い話」だった場合、そのエピソードを聞くために時間を使うので、挫折経験は聞かれないです。
そのため、こういった理由からガクチカや自己PRのエピソードは『ネタの深さ』が大切でして、浅い話をしてしまうと、質問をする箇所がないので、同じネタだとツラいかもですね。
質問:挫折経験はかぶるとして、その他はどっちが大事?
「ガクチカ」と「自己PR」はどっちが大事か、といった質問ですね。
理由はシンプルでして、ガクチカの方が自己PRより聞かれる頻度が多いから。
※頻度を理由にして、スイマセンm(_ _)m
とはいえ、実際に就活をしてみるとわかるかもですが、基本的に「自己紹介→ガクチカ→志望動機」みたいな感じで面接が進みまして、自己PRや挫折経験はあまり聞かれないはずです。
なので「このエピソードをガクチカと自己PRどっちに使おうかな…?」と悩むのであれば、聞かれる頻度が多いガクチカで使うべきでして、自己PRは他のネタにするのがおすすめ。
ちなみに「ガクチカで使えるようなエピソードがない...」と悩む就活生に向けて【何もない】ガクチカが本当にない就活生へ【今からできること】という記事を書きました。参考にどうぞ。
自己PRとガクチカが同じネタで、挫折経験とかぶるときの対処法
お次は、かぶる時の対処法を3つご紹介です。
- 同じネタでもエピソードを変える
- 「かぶる組み合わせ」を変更する
- 違う内容のネタ&エピソードを作る
というわけで、1つずつ解説をしていきます。
その①:同じネタでもエピソードを変える
わりと定番な方法ですね。
たとえば、学生時代に頑張ったことが「アルバイト」だとします。
アルバイトの場合:他のエピソード
・お客さんのリピート率を上げたネタ
・バイト先の売り上げをUPさせたネタ
・メンバーのシフトの提出を早めたネタ
こういったように、同じネタでも複数のエピソードが出てくるはずです。
つまり、挫折経験とガクチカで「どっちもバイトのネタだ」と悩む必要はなくて、エピソード自体をコロッと変えてあげればOKです。
ちなみに、バイトの話ならミスやクレームのネタが強いかなと思います。詳しくは【最強】バイトの挫折経験で『ミス&クレーム』は強い【ESの例文】にて例文とセットで解説済み。
おまけ:サークルの場合
・イベントの参加率をUPさせたネタ
・月に1回、イベントを企画したネタ
・新歓の戦略を立てて、実行したネタ
「どっちもサークルだ…」と悩む方向けです。
こちらもアルバイトと同じで、エピソード自体がかぶることを避ければOK。
その②:「かぶる組み合わせ」を変更する
基本的に「面接で聞かれる質問の優先順位」は次のとおりです。
- 1位:ガクチカ
- 2位:志望動機
- 3位:就活の軸
- 4位:自己PR
- 5位:挫折経験
上記のとおり。
つまり、同じネタでかぶるのであれば、組み合わせが重要で「NGな組み合わせ」と「OKな組み合わせ」をご紹介しておきますね。
組み合わせ
・NGな組み合わせ:ガクチカと自己PRがかぶる。挫折経験は違うネタ
・OKな組み合わせ:ガクチカと自己PRは違うネタ。挫折経験はかぶる
ザックリと、こんな組み合わせです。
なので、面接で聞かれる質問の優先順位から考えてみるのもありですね。
なお「就活の軸ってなに?」という方は少し危険でして【何個】就活の軸は3つの考え方が大切【面接で人を喜ばせる書き方】を読みつつ、今すぐに考えた方がうまくいきやすいですよ。
余談:面接対策ができる本
こちらの本では「面接で必ず聞かれる59の質問」がまとめられています。
本をサクッと1周読めば、面接のイメージがグッとできるはず(*・ω・)ノ
その③:違う内容のネタ&エピソードを作る
1番おすすめな対処法ですね。
ちなみに、違う内容のネタを作るなら「長期インターン」がベストです。
長期インターンとは
上記のとおりで、この記事を書いている僕も長期インターンを2社ほど経験しておりまして、長期インターンでのエピソードをガクチカで話していました。
また、長期インターンを探すなら『インターンシップガイド』がおすすめです。
インターンシップガイドとは
『インターンシップガイド』では「短期+長期のインターンシップの情報」が掲載されておりまして、大手からベンチャーまで幅広い求人情報がありますよ。
とくに、今の時代だと「オンラインでインターンシップができる」&「有給型でお給料もいただける」みたいな企業が多いので、アルバイトの代わりとして働く就活生も多いですね。
バイトの代わり+社会経験+ガクチカや挫折経験のネタ探しといった感じで、一石三鳥くらいなので、違う内容のネタ&エピソードを作りたい方は『インターンシップガイド』をどうぞ。
補足:挫折経験・ガクチカ・自己PRは『量より質』です
就活で超大切な考え方です。
大切な考え方
こちらのとおり。
そして、イメージ図を作ってみました。
就活:挫折経験のエピソード
・縦軸(エピソードの深さ):どれだけ深く考えて、行動したりできているか
・横軸(エピソードの大きさ):いわゆる、エピソードのインパクト的なやつ
基本的に、就活で話すエピソードは「大きさ」とかよりも『質(深さ)』です。
そのため、挫折経験・ガクチカ・自己PRのエピソードを考えるときは『質(深さ)』が大切でして、ここを意識していれば、志望している企業の面接にも通りやすいはずです。
なお、僕が実際にエピソードを考えるときに使っていたテンプレートや例文などを【当たり前】就活の志望動機は嘘つき大会←TOEICなど資格は危険にて書いてみました。
僕自身、外資系のIT企業から内定をいただけたテンプレート+例文なので、わりと自信ありです。ゴリゴリと面接を進めたい方は、ぜひ参考にどうぞ。
挫折経験が自己PRとガクチカで「かぶる場合」の面接のコツ
最後は、面接を乗り切るコツ的なやつです。
- 挫折経験を聞かれないようにする
- 全てに応用できる回答を考えておく
- どっちも聞かれる想定で回答を持つ
こちらの3つですね。
では、順に解説していきます。
コツ①:挫折経験を聞かれないようにする
少しズルいコツかもです。
とはいえ、同じネタでかぶるなら、これくらいの戦略は必要ですからね。
挫折経験を聞かれないようにする方法
上記のとおり。
というのも、先ほど『面接で聞かれる質問の優先順位』をご紹介しましたよね。
- 1位:ガクチカ
- 2位:志望動機
- 3位:就活の軸
- 4位:自己PR
- 5位:挫折経験
こちらの5つでして、挫折経験の優先順位はかなり低めです。
つまり「ガクチカ」などに面接の時間を使えば、聞かれる可能性は下がるはず。
挫折経験以外の質問に時間を使うコツ
すごくシンプルですが「話すエピソードに深さを作ること」です。
たとえば、以下のネタがあった場合、より深そうな話は『後者』ですよね。
・ネタA:家の周りを散歩しただけの話
・ネタB:5ヵ国へ海外旅行をした話
なので、上記の例を挫折経験だけでなく、ガクチカや自己PRでも「話すエピソードに深さを作ること」を意識すれば、その質問に時間を使うので、挫折経験は聞かれなくなるはずです。
コツ②:全てに応用できる回答を考えておく
「ガクチカ」「自己PR」「挫折経験」といったように、それぞれを独立したエピソードだと考えるのではなくて、1つのネタで全てに応用できる回答を持っておけばOKです。
とはいえ、少しイメージが難しいかもなので、例文とセットで解説しますね。
エピソードの例文
私の挫折経験は『クリスマスケーキの誤発注』です。私は1年ほどコンビニで働いていたこともあり、発注作業を任されていました。しかし、クリスマスケーキを誤って10個のところを100個発注してしまいました。そこで、駅前での販売に切り替え、100個を売り切りました。
たとえば、上記の挫折経験があった場合、少し文章を変えれば、挫折経験が「ガクチカ」や「自己PR」へと変化させることができるはず。
①:ガクチカに変化させた場合
私が学生時代に頑張ったことは『クリスマスケーキの販売』です。当時、私はクリスマスケーキを誤って発注してしまいました。そこで、会社帰りのサラリーマンの方をターゲットにして、駅前で販売をしたところ、クリスマスケーキを全て売り切ることができました。
上記のとおり。
ガクチカだけでなく、自己PRでも可能です。
②:自己PRに変化させた場合
私の強みは『分析力』です。当時、私はコンビニでアルバイトをしており、クリスマスケーキの誤発注というトラブルが生じました。そこで「駅前には会社帰りのサラリーマンの方が多いのでは...」と分析し、駅前で販売したところ、誤発注の分を売り切ることができました。
こういったように、同じネタやかぶるエピソードであっても、見せ方を変えれば、挫折経験にもなりつつ、ガクチカや自己PRにも変化させられますからね。
コツ③:どっちも聞かれる想定で回答を持つ
「聞かれたときに、どうすればいいのか?」といったところですね。
解決策はシンプルです
※ガクチカと自己PRの両方が聞かれて、最後に挫折経験が聞かれた場合。
たったこれだけでOKです。
というのも、あなた以外にも挫折経験とガクチカや自己PRが同じネタでかぶる就活生もいるので、面接官もそれを理解していますからね。
なので、話の前に「先ほどの自己PRと内容がかぶるのですが…」と前置きを入れておけば、面接官も前の質問とは違った角度から質問をしてくれるはずです。
まとめ:挫折経験が自己PRやガクチカと、かぶる&同じネタでもOK
今回は『挫折経験が自己PRとガクチカで同じネタ&かぶるのはアリ』というテーマで解説をしつつ、かぶる時の対処法もご紹介しました。
同じネタ&かぶる時の対処法
- 同じネタでもエピソードを変える
- 「かぶる組み合わせ」を変更する
- 違う内容のネタ&エピソードを作る
こちらの3つの対処法ですね。
中でも「違う内容のネタ&エピソードを作る場合」は『インターンシップガイド』という「短期+長期のインターンシップの情報」が掲載されている就活サイトを使うのがおすすめ。
〈インターンシップガイドの特徴〉
・短期・長期どちらの情報もある
・大学生向けのイベントも多数あり
・非公開の求人情報も掲載されている
こういった感じで、わりとおすすめです。
バイトの代わり+社会経験+ガクチカや挫折経験のネタ探しといった感じで、一石三鳥くらいなので、違う内容のネタ&エピソードを作りたい方は『インターンシップガイド』をどうぞ。
というわけで、充実した就活をどうぞ。
今回は以上です。
人気記事【就活】面接で挫折経験がない人の対処法【困難を乗り越えた経験】
人気記事【例文】就活の挫折経験で人間関係はNG【ガクチカ&自己PRも同じ】