こんな疑問を解決します。
記事の内容
・親が浪人を「反対する理由」を聞く
・浪人に反対な親を説得する方法5つ
・浪人をさせてもらえない時の対処法
記事の信頼性
この記事を書いている僕は1年の宅浪をしました。その経験を活かしつつ、2年ほど塾講師として働いた経験ありです。
今回は、浪人をさせてもらえない時に、親を説得する方法をご紹介します。
まず、先に結論を書いておきますね。
反対する親への説得方法
- 経歴に傷が入らないことを証明する
- 失敗するリスク+対処方法を決める
- お金のかからない浪人を選択する
- 1年間の勉強スケジュールを立てる
- 浪人をする理由を熱意を持って話す
こちらの5つですね。
とはいえ、これだけだとイメージがしにくい人も多いはずですよね。
というわけで本記事では『浪人をさせてもらえない時に、親を説得する方法』を詳しく解説していきたいと思います。
この記事を読むことで、あなたと親御さんがより納得のいく選択ができるはず。
では、いきましょう(*´∀`*)
説得の前に、親が浪人を「反対する理由」を必ず聞く
まずは、反対の理由を聞きましょう。
※「理由を聞かない=ベストな説得法を見つけられない」ですからね。
親が浪人を反対するときに、よくある5つの理由
大きくは、次の5つですかね。
・経歴の面:空白の1年間ができる
・リスクの面:失敗したらどうする
・お金の面:予備校や塾でお金がかかる
・勉強の面:1年も学習を続けられるか
・世間体の面:周りからの目が気になる
中でも、親の気持ちになったときに「リスクの面」と「勉強の面」の2つが反対する理由になりそうです。←僕が親なら同じ理由で反対する可能性が高いので。
そのため、上記のような『親が浪人を反対する理由』を見つければ、それを説得するための方法をあとは考えるだけでOKといった感じ。
なので、説得をする前に必ず親が浪人を反対する理由を聞いてみるべしでして、少し真剣な雰囲気を作ると、話してもらいやすいですね。
大切なこと:あなたが浪人をしたい理由を考えヨ
あなたに1つ質問です。
ぶっちゃけ、説得法よりもここが1番大切でして、あなたが「なんとなく浪人がしたい」とかだと、いくら説得しても反対されますからね。
※3分くらいでOKなので、目を閉じつつ、心の中で『なぜ浪人をしたいのか?』を考えてみてください。理由はいくつあってもOKです。
僕が浪人を決意した1番の理由は『後悔』です
結論は、次のとおりです。
こういった感じで『見栄の部分』と『後悔の部分』が大きかったですね。
ちなみに、ここは本音で考えた方が浪人をしたときのモチベに繋がりますよ。
詳しくは【失敗談】浪人しなきゃよかったと後悔していること【成功者が語る】にて解説しているので、それらを考えた上で、浪人するかどうかを決めるといいかもです。
「親不孝」や「親に申し訳ない」を原動力にすればOK
浪人をするとなると、周りから「親不孝だ…」とかあなた自身も「親に申し訳ない…」などのネガティブな感情が出てくるかもです。
しかし、そういった感情は『浪人中の勉強への原動力』に変えたらOKです。
浪人生時代の僕の原動力
すごく自分をいい奴に見せようとか綺麗事を言っているように聞こえるかもですが、わりとガチな方で大切にしていた考え方です。
なので、浪人をする場合は親に感謝をする必要がありますが「親不孝」や「親に申し訳ない」といった気持ちで勉強ができなくなるのはNG。
それよりも『浪人をさせてくれた親に恩返しをする』みたいに、ネガティブな感情をうまく活用しつつ、受験勉強への原動力にすべしです。
浪人をさせてもらえない時に、親を説得する5つの方法
先ほどお話しした「親が浪人を反対するときに、よくある5つの理由」に対して、それぞれ説得する方法をご紹介していきますね。
先ほど解説した、浪人を反対する理由
・経歴の面:空白の1年間ができる
・リスクの面:失敗したらどうする
・お金の面:予備校や塾でお金がかかる
・勉強の面:1年も学習を続けられるか
・世間体の面:周りからの目が気になる
上記のとおり。
そして、説得方法は次の5つです。
反対理由に対する説得方法
- 経歴に傷が入らないことを証明する
- 失敗するリスク+対処方法を決める
- お金のかからない浪人を選択する
- 1年間の勉強スケジュールを立てる
- 浪人をする理由を熱意を持って話す
ザッと、こんな感じですね。
では、順に説明していきます。
説得①:経歴に傷が入らないことを証明する
「浪人=就職活動などで悪影響が出る」と考えられがちですが、関係なしです。
※もちろん、悪影響が出る可能性もありますが、僕の場合はゼロでした。
上記のとおりでして、悪影響はゼロでした。
そして、1年間の浪人を経験した人は、人間的に「強い人」が多い印象です。
- プレッシャーに強い
- 我慢強く、物事を続けられる
- シンプルに、メンタルが強い
- オン&オフで、自己管理力がある
- 見栄やプライドが良い意味でない
ザッと、こんな感じですかね。
>>参考:【強くなる】浪人経験者は強いです【性格だけでなく、人生も変わる】
こういった背景から、別に経歴に傷がつく可能性はかなり低めです。
むしろ、浪人中の経験を話せるので、面接とかでネタにも困りませんよ。
説得②:失敗するリスク+対処方法を決める
「浪人をする=必ずうまくいく」と考えるのは、少しだけ甘い考えかもです。
成績が上がる人の割合
・2割:現役時の悔しさをバネにしつつ、鬼勉強。成績もグンっと伸びる。
・6割:現役時と勉強の時間はあまり変わらない。つまり、成績も伸びない。
・2割:現役時よりも勉強をしなくなる。伸びないというか、むしろ下がる。
イメージするなら『上位2割の人だけ』です。
つまり、それ以外の8割くらいの浪人生は、成績が上がらない感じですね。
リスク+説得の方法
「うまくいった場合」「そこそこの結果だった場合」「うまくいかなかった場合」 の3つのパターンを想定しつつ、説得すればOKです。
・うまくいった場合:志望校へ合格することができた。そのまま進学する
・そこそこの結果だった場合:志望校には落ちたが、滑り止め大学に合格した
・うまくいかなかった場合:滑り止めの大学にも落ちて、専門学校へ進学する
上記のとおりですね。
中でも「うまくいかなかった場合:全落ちした場合」については【人生終了】大学に全落ちしたら、その後にやること【僕は浪人した】で選択肢をいくつかご紹介しています。
こういったように「リスク」+「それに対する対処法」をセットで説得すれば、反対している親の不安をグッと取り除くことが可能ですね。
説得③:お金のかからない浪人を選択する
予備校や塾に通うとなると、莫大な「お金」が必要になってきます。
※経済的な理由で浪人を反対する親御さんが多いこともわりと事実です。
解決策:宅浪でがんばればOKです
「え?宅浪とか無理ゲーだよ…」と思うかもですが、宅浪でも浪人は成功可能。
じゃあ宅浪でも勉強をがんばるために何をしたのかと言うと『参考書学習』と『スタディサプリ』の活用です。←ぶっちゃけ、この2つで偏差値はマルっと上がる可能性が高めです。
スタディサプリを使った僕の結論
・メインで使うというよりは「サブ」として、受験勉強の補助の役割。
・おすすめは『スタディサプリ』で基礎学習をしつつ、参考書で応用する。
・わからないところが出てきたら、もう1度『スタディサプリ』で復習する。
結論としては、上記のとおり。
詳しい解説は【無料体験】スタディサプリのメリットとデメリット【評判+口コミ】にてしているので、そちらを参考にどうぞ。
とはいえ『スタディサプリ』には無料体験があるので、お試し感覚で「動画で授業を受ける感覚」をつかんでおくのもベストかもですね。
説得④:1年間の勉強スケジュールを立てる
おそらく、親御さんが1番心配されているのは「勉強の面」だと思います。
しかし、この勉強の面は『1年間のスケジュールを立てること』で解決です。
例:1年間のスケジュール
- 4月:基礎固めに集中する
- 5月:少しずつ応用の勉強も始める
- 6月:問題集を解きつつ、確認する
- 7月:滑り止めの過去問を解く
- 8月:志望校に向けた対策をする
イメージとしては、こちらのとおり。
大切なことは「ゴールから逆算したときに1年間の計画が立てられるか」です。
スケジュールを立てる手順
①:志望校に必要な学力を確認する
②:現在の学力との差を明確にする
③:差を埋めるための勉強方法を考える
「ゴールの位置を確認」→「スタート地点とゴール地点の差を確認」→「その差を埋めるための道を計画する」みたいな感じですね。
ちなみに、浪人中のスケジュールの立て方については【充実】浪人生活の1年間のスケジュール【3月から勉強計画をセヨ】で解説しているので、説得するときに参考にしてみてください。
説得⑤:浪人をする理由を熱意を持って話す
ぶっちゃけ、ここが1番大切です。
なぜなら、熱意がない時点で説得力もゼロになってしまうからですね。
熱意を見せるには2つの方法がある
それは『論理』と『情理』の2つです。
- 論理とは:論理的思考にこと
- 情理とは:感情的思考のこと
なぜ『論理』と『情理』の2つが必要なのかと言うと、人が納得のいく説得を受けるには、論理性+情熱的な要素が必要だからですね。
店員A:情理だけの場合
店員B:論理と情理の2つ
どうですかね。
どちらか1つのドライヤーを買う場合、どちらの人から購入しますかね?
僕であれば、後者の「店員B」の方からドライヤーを購入したいと思いますね。
ちなみに、僕が論理と情理を使いつつ親を説得するなら、下記のイメージ。
上記のとおり。
繰り返しですが、まずは『親が浪人を反対する理由』からリサーチです。
「反対する理由」→「論理と情理で説得」の流れで説得力はUPするはずです。
補足:どうしても親に浪人をさせてもらえない時の対処法
最終手段です。
どういった説得をしても「絶対に浪人をさせてもらえない場合」ですね。
対処法は2つある
・仮面浪人を選択:大学へ通いつつも、受験勉強を続けることです
・大学へ編入を選択:大学3年生のときに、他の大学へ移ることです
ぶっちゃけ、どちらも浪人をするよりも過酷な選択です。
※とくに、仮面浪人とかは周りが大学生の中で勉強をするのでハードモード。
とはいえ、どうしても諦めきれない大学があるなら、僕はどういった形でもチャレンジすべきだと思います。結果がどうであれ、シンプルに浪人経験は人生の中で財産となる経験なので。
まとめ:浪人をさせてもらえない時は、親が反対する理由を聞こう
今回は、浪人をさせてもらえない時に、親を説得する方法をご紹介しました。
反対する親を説得する方法5つ
- 経歴に傷が入らないことを証明する
- 失敗するリスク+対処方法を決める
- お金のかからない浪人を選択する
- 1年間の勉強スケジュールを立てる
- 浪人をする理由を熱意を持って話す
上記の5つの説得方法ですね。
とはいえ、大切なことは『親が反対する理由を聞くこと』です。
ちなみに、説得する前から「浪人は無駄だ」と反対されている方は【意味ない】「浪人は無駄だった」と思わない理由【文系の僕が話す】を参考にしつつ、説得する材料にしてみてください。
あなたと親御さんがより納得のいく選択ができるといいですね。
というわけで、今回は以上です。