こんな疑問を解決します。
記事の内容
・自己PRはしょぼいエピソードでOK
・しょぼいエピソードと思われない例文
・自己PRを就活で話すときのコツ5つ
・何も無いと悩む人から、よくある質問
記事の信頼性
この記事を書いている僕は大学生です。就活をわりとがんばりまして『外資系のIT企業』から内定をいただきました。
今回は『自己PRはしょぼいエピソードでもOK』といったテーマで解説です。
なお、先に理由について書いておきますね。
しょぼいエピソードでもOKな理由
- 聞く人によって価値観が違うから
- 自己PRは「強み」が知りたいから
- 僕も含めてみんなしょぼい話だから
上記のとおり。
※実際、僕の自己PRも聞く人によっては「しょぼい…」と感じるかもです。
なので、話すネタが何も無いとか自信がないっていうのは当たり前でして、そういった中で『いかに堂々と話すことができたか』が就活では重要ですからね。
というわけで、今回は『自己PRはしょぼいエピソードでもOKです』といったテーマで詳しく解説しつつ、後半では「自己PRの例文」や「就活で話すときのコツ」もご紹介済みです。
前置きはさておきですね。
では、いきましょう(・Д・)
自己PRは『しょぼいエピソード』でもOK【何も無い人へ】
結論、しょぼいエピソードでもOKです。
自己PRで「しょぼいエピソード」は存在しない
そもそも論です。
ぶっちゃけ、話すエピソードに「しょぼい」とかはないですよ。
例文:僕の自己PRです
私の強みは『継続力』です。この強みはブログ運営で活かされました。当時、Webマーケティングを学びたいという想いから始めました。3年ほど継続した結果、月間で10万PV(アクセス数)を突破することができました。
どうですかね。どう感じましたかね。
おそらく、人によっては「すごいな」とか「しょぼいな…」と思ったはず。
見る人によってはすごいエピソードかもですし、逆にしょぼいと感じてしまうエピソードにもなりますからね。なので、そこまで自分の自己PRをネガティブに考えなくてOK。
しょぼいエピソードかの判断軸は『日常生活』です
おそらく、次のようなエピソードをしょぼいと思う就活生は少ないはず。
例:非日常な生活
・学生時代にIT企業を起業しました
・10カ国の国へバックパックしました
・ヒッチハイクで日本を一周しました
見てもらうとわかるかもですが、どれも『非日常な生活』ですよね。
しかし、下記のエピソードは「日常生活」なので、しょぼいと感じやすい。
例:日常生活
・アルバイトを2年ほど長く続けました
・1日1時間は資格の勉強をしています
・毎日1万歩ウォーキングをしています
シンプルですが、こんな感じですね。
※とはいえ、感じ方は人によりますね。
なお「マジで自己PRが何もない...」という人は何もしてこなかった人が自己PRを作る裏ワザ【何を書く&何を言うのか】を読んでもらえば、必ず1つくらいは自己PRのネタになるエピソードが見つかるはず。
本質:ガクチカも自己PRも非日常はいらない話
とはいえ、非日常はいらないですよ。
これは「なぜ自己PRが聞かれるのか」を考えれば、わりと答えが出るはず。
就活で自己PRが聞かれる理由
上記のとおり。
つまり、非日常な経験は必要なくて『日常生活での自己PR』でも問題なし。
例文:日常生活の自己PR
私の強みは『探究心』です。この強みは資格の勉強で活かされました。当時、日常生活のお金に関連する知識を学ぶために「FP」の勉強を始めました。目標であったFP2級を取得しましたが、次第に日常生活から企業の経済状況について学びたくなり「簿記」の学習をしています。
こういった感じでOKです。
資格なので日常生活じゃないかもですが、1つの参考程度にどうぞ。
大切なことは『強み(=長所)』のアピールです
繰り返しですが、日常生活の話でもOK。
ただ『強み(=長所)』のアピールが超大切。
自己PRで大切なこと
上記のとおり。
多くの就活生は「話すエピソード=大切」で「強み=おまけ」と考えがちです。
そのため、話す内容自体はわりと当たり前な日常生活な話でもOKでして、大切なことは『どういった強みや長所があり、会社で活かせるのか』ですからね。
自己PRはエピソードの内容より、書き方で決まる
ぶっちゃけ、書き方には『型』があります。
※野球で言うところの「投げ方」ですね。
自己PRの書き方(型です)
- 強み(=長所)を書く
- どの場面で発揮されたかを書く
- 強みが発揮された結果を書く
こちらの順に書けばOKです。
例文もセットで書いておきますね。
例文:自己PRの書き方
私の強みは『〇〇』です。この強みは□□で活かされました。当時、△△といった状況でした。そこで××をした結果、〜〜になりました。
文字数が多くなれば「②:どの場面で発揮されたかを書く」の状況の箇所で、より詳しい状況であったり、その状況が起こってしまった原因や課題であったりを書けばOKです。
しょぼいエピソードだと思われない自己PRを例文で公開する
以下の5つのパターンで例文を公開します。
- 大学受験の経験
- サークルの経験
- アルバイトの経験
- 長期インターンの経験
- 高校生の部活動の経験
では、順に説明していきますね。
例文①:大学受験の経験
まずは大学受験からですね。
①:大学受験の例文
私の強みは『計画性』です。この強みは高校時代の大学受験で活かされました。当時、私の偏差値は45で志望校に合格するには、15ほど足りない状況でした。そこで、目標とする学力から逆算し、必要な学習量を分析しました。その結果、志望校へ合格することができました。
ちなみに、自己PRもそうですが「挫折経験」などでも大学受験について話してOKです。詳しくは【例文】就活の挫折経験で『大学受験&浪人』はアリ【一浪での就職】を参考にどうぞ。
例文②:サークルの経験
お次は、サークルですね。
②:サークルの例文
私の強みは『積極性』です。この強みはサークルのイベント運営で活かされました。当時、メンバーのイベントへの参加率が悪いといった状況でした。そこで、1人1人にどういった企画なら参加したいと思うか面談をしました。その結果「イベントへの参加率」が上がりました。
今回はサークルで書きましたが、学生団体などでも応用できますね。
例文③:アルバイトの経験
続いては、アルバイトについてです。
③:アルバイトの例文
私の強みは『継続力』です。当時、私は飲食店で3年ほどアルバイトをしており、私を含め3名しかメンバーがいない状況でした。そこで、SNSなどを活用して「職場のPR」をしたところ、応募数が1,000件を突破しました。
「え?継続力もアピールになるの?」と思った方が多いかもです。
>>参考:ガクチカのアルバイト経験で『長く続けた』はだめ【バイトしかない】
もちろん、単に続けただけでは自己PRにならないかもですが、いくつかのコツやポイントを意識しつつ面接で話せば、普通にアピールになりますからね。コツやポイントは上記をどうぞ。
例文④:長期インターンの経験
長期インターンについてですね。
④:長期インターンの例文
私の強みは『几帳面』です。この強みは長期インターンシップで活かされました。当時、インターン生のミスが多く、クライアントから訂正されることが多い状況でした。そこで、インターンの業務改善の施策として、校正業務を提案しました。その結果、ミスが激減しました。
個人的に、長期インターンのガクチカや自己PRは就活でウケがいいですね。
※なんせ「実際の業務やビジネスシーン」にかなり近いからです。
なので、今から新しく自己PRのネタなどを作るなら『オファーボックス』や『dodaキャンパス』などのサイトに登録しつつ、企業からのスカウトを待つのもありかなと思います。
例文⑤:高校生の部活動の経験
最後は、高校生の部活動です。
⑤:部活動の例文
私の強みは『負けず嫌い』です。この強みは高校時代の部活動で活かされました。当時、私は控えメンバーでした。そこで、自分とレギュラーメンバーの差を分析し、誰よりも遅くまで練習をしました。その結果、最後の大会ではレギュラーとして出場することができました。
わりとありがちな例文かもですが「人柄」が出やすいエピソードかなと。
自己PRで「しょぼいエピソード」だと思われないためのコツ
就活で自己PRを話すときのコツですね。
- 当たり前すぎる強みを話さない
- ガクチカとの一貫性を意識する
- 具体例+強みで自己PRを伝える
- 「何も無い=当たり前」と考える
- 就活で有利なエピソードをつくる
こちらの5つを意識すればOK。
というわけで、1つずつ解説していきます。
コツ①:当たり前すぎる強みを話さない
簡単に言うなら「それって社会人として当たり前だよね…」といった系です。
とはいえ『論より証拠』です。例文をどうぞ。
例文:当たり前すぎる自己PR
私の強みは『頑張ること』です。私は高校時代から大学時代まで、ずっと無遅刻無欠席でした。常に学校の先生から褒められていたので、入社後も無遅刻無欠席で頑張ります。
もちろん、無遅刻無欠席って素晴らしいことですが、、、それを就活の自己PRで話しても「無遅刻無欠席って当たり前だよね…」となっちゃいますからね。
コツ②:ガクチカとの一貫性を意識する
基本的に、就活では「自己PR」だけでなく『ガクチカ』も聞かれますよね。
なので、そのガクチカとの一貫性を意識できると、さらにいいかもです。
例:ガクチカ=自己PRの延長線上
ガクチカ=自己PRの延長線上
イメージとしては、上記のとおり。
ちょっと言葉にすると難しいですね。
こちらも例文でも解説してみます。
例文:自己PRとガクチカでの一貫性
私の強みは『リーダーシップ』です。この強みである『リーダーシップ』を活かして、学生時代は「バイトリーダー」や「サークルの代表」を務め、組織やチームに貢献してきました。
シンプルですが、こんな感じ。
なので、理想としては「自己PRでエピソードが1つ」と「ガクチカでエピソードが2つ以上」あると、就活の面接で説得力がUPですね。
このあたりの一貫性の作り方+書き方については【同じ】ガクチカと自己PRはどっちもバイトでOK【一貫性が大事】で解説しているので、参考にどうぞ。
コツ③:具体例+強みで自己PRを伝える
相手の記憶に残すために効果的です。
具体例をお見せした方が、わかりやすいはず。
具体例+強みの自己PR
上記のような感じです。
※ちなみに、僕は納豆が好きなので、就活の面接で実際に話していました。
普通に「粘り強さ」を強みとして自己PRで話してもOKですが、集団面接とかだと覚えられにくいので、少し笑いも取れるように「納豆のような粘り強さが強みです」と話していました。
具体例+強みの作り方
- 自分の強みを見つける
- 強みに関連したモノを探す
- 関連したモノ+強みを話す
こちらの流れで作ればOK。
自分の強みをしっかりと理解してない人は、しょぼい自己PRになるかもです。
そのため『オファーボックス』に無料登録をしつつ、自己分析ツールである「AnalyzeU+」などを使うと、サクッとあなたの強みがチェックできるのでおすすめ。
AnalyzeU+とは
簡単に言えば、累計100万人の診断結果をベースに、あなたの強みをチェックできる自己分析ツールでして、忙しい就活生にピッタリなサービスですよね。
無料で使えるので、ぜひどうぞ(*・ω・)ノ
コツ④:「何も無い=当たり前」と考える
「多くの就活生が次のエピソードを持っているのでは」と思っちゃいますよね。
多くの人が持つエピソード
・学生時代にIT企業を起業しました
・10カ国の国へバックパックしました
・ヒッチハイクで日本を一周しました
ぶっちゃけ、就活生の上位1%くらいしか上記のエピソードはないですよ。
なので、基本的に『エピソードが何も無い=わりと当たり前』です。
実際、この記事を書いている僕も「自分=エピソードが何も無い」「他の就活生=インパクトのあるエピソードを持っている」と考えていて、何も無いことに悩んでいましたので。
しかし、集団面接とかで他の就活生の自己PRを聞いていると、自分と似たようなエピソードを話している人が多かったので、そのときに「みんなも何も無いのか…」と安心しました。
そのため、そこまで不安になる必要なしです。
コツ⑤:就活で有利なエピソードをつくる
「エピソードが何も無い…」と悩むなら、今からエピソードを作ればOK。
有利なエピソードをつくる方法
これがわりと近道かなと思います。
詳しくは【実体験】就活に有利なバイトは3つあるよ【おすすめのランキング】にて、200社ほどエントリーをした僕が有利なバイトをご紹介していますよ。
「就活に有利なバイトをする=内定が出る」わけじゃないですが、現状エピソードが何も無いなら、やっぱり行動するしかないですからね。
自己PRのエピソードが何も無いと悩む就活生から、よくある質問
最後に、何も無いと悩む人からの質問です。
- 自己PRで使えそうな強みは?
- マジで何も無いときの対処法は?
- いつのエピソードを話せばいい?
- 参考程度に、しょぼい例文はある?
- 自己PRのエピソードは複数いる?
上記の5つに回答していきますね。
質問①:自己PRで使えそうな強みは?
下記がおすすめですね。
例:自己PRで使えそうな強み
とはいえ「本当に自分に合っているのかな…」と悩む人もいるはず。
なので『キャリアチケットスカウト』などの自己分析ツールを使えばOK。
無料で価値観のチェックができるので、自己PRを作り込みたい人はどうぞ。
キャリアチケットスカウト
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質問②:マジで何も無いときの対処法は?
結論、経験を作ればOKです。
具体的には「長期インターン」などを始めると、しょぼい経験になりにくい。
僕も就活では長期インターンのエピソードを話しておりまして、実際のビジネスシーンとか業務に近かったので、ウケがよかったですね。
ちなみに、長期インターンを始めるなら『逆求人サイト』といったサイトを使いつつ、企業側からスカウトを待つのが1番効率的かもです。
おすすめの逆求人サイト
・dodaキャンパス:ベネッセが運営しており、87万人以上が登録している
・オファーボックス:登録企業数は1万社以上。大手からベンチャーまである
・キミスカ:25万人以上の就活生が登録。ベンチャー企業が多い印象だった
上記が就活生から人気ですね。
また、インターン以外にも早期選考などのスカウトも届くので一石二鳥です。
質問③:いつのエピソードを話せばいい?
ガクチカよりも「過去」がベスト。
なぜなら、ガクチカは自己PRの延長線上にあるのが理想だからですね。
自己PRの延長線上:イメージ図
自己PRの延長線上:イメージ図
上記のとおりでして、自己PRで話す経験以外でも、あなたの強みが発揮された経験があるよねってことを証明するのが「ガクチカ」というわけです。
なので、ガクチカが学生時代のエピソードで他に何も無いなら、自己PRは過去である『高校生時代』のエピソードなどを話せばOKです。
質問④:参考程度に、しょぼい例文はある?
1分くらいで考えてみました。
※とはいえ、繰り返しですが『しょぼい=人の価値観による』ですよ。
例文:しょぼいエピソード
私の強みは『頑張ること』です。私は高校時代から大学時代まで、ずっと無遅刻無欠席でした。常に学校の先生から褒められていたので、入社後も無遅刻無欠席で頑張ります。
こんな感じの「当たり前すぎる自己PR」は、しょぼいと思われる可能性大。
質問⑤:自己PRのエピソードは複数いる?
2つから3つほどあると最高ですね。
というのも、自己PRを話した後に、次のような質問がくる可能性があるから。
例文:聞かれそうな質問
今回の『〇〇』という強みが発揮された他のエピソードはありませんか?
こういった質問への対策として、2つから3つほどあるといいですね。
>>【何個】複数(2つ)の自己PRを書く用意をセヨ【コピペ&使い回しOK】
とはいえ、何も無い状況なら、まずは『1つのエピソード』を考え抜くべき。
まとめ:自己PRが何も無いなら、しょぼいエピソードでもOK
今回は、話すネタが何も無いという就活生に向けて『自己PRはしょぼいエピソードでもOKです』といったテーマで解説しました。
しょぼいと思われないためのコツ
- 当たり前すぎる強みを話さない
- ガクチカとの一貫性を意識する
- 具体例+強みで自己PRを伝える
- 「何も無い=当たり前」と考える
- 就活で有利なエピソードをつくる
自己PRのエピソードが「しょぼい…」とか「何も無い…」と悩むなら、上記の5つのコツを実践しつつ、就活に挑戦するしかないですね。
なので、まずはあなただけじゃないということを理解しつつ、今回ご紹介した『自己PRでしょぼいエピソードだと思われないためのコツ』を実践すれば、自己PRの質が上がるはずです。
いきなり完璧な自己PRを作るとかは無理ゲーですが、少しずつならできるはず。『千里の道も1歩から』です。毎日1歩1歩でOKなので、就活を前に進めていきましょう\(^o^)/
というわけで、今回は以上です。
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