こんな疑問を解決します。
記事の内容
・就活の挫折経験で人間関係はNGです
・他の挫折経験を考えるときのポイント
・人間関係を話すなら、未来を見せよう
記事の信頼性
この記事を書いている僕は大学生です。就活をわりと頑張りまして『外資系のIT企業』から内定をいただきました。
今回は『就活の挫折経験で人間関係はNG』というテーマで解説をしますね。
とはいえ、人間関係がNGな理由を公開です。
人間関係がNGな理由3つ
- 多くの人が人間関係で仕事を辞める
- 抽象的で、改善できたかわからない
- あなたに原因があるか伝わりにくい
こちらの理由から、挫折経験では他のエピソードを話した方がいいかもです。
※ただ、これだけじゃ「なんでNGなの?」と思った就活生も多いはず。
そこで本記事では、もう少し詳しく『就活の挫折経験で人間関係はNG』というテーマで解説をしていきたいなと思います。
記事の後半では「他の挫折経験を考えるときのポイント」や「人間関係を話すなら、未来を見せよう」といった話もしているので、最後まで読めば挫折経験の悩みは消えるはずです。
前置きは、さておきですね。
では、いきましょう(´-ω-`)
就活の挫折経験で人間関係はNG【ガクチカ&自己PRも同じ】
以下の3つの理由から、人間関係はNGです。
- 多くの人が人間関係で仕事を辞める
- 抽象的で、改善できたかわからない
- あなたに原因があるか伝わりにくい
では、順に説明していきますね。
理由①:多くの人が人間関係で仕事を辞める
会社を辞める理由トップ5をご紹介です。
退職理由ランキングトップ5
1位:給与が低い
2位:労働時間や労働環境などが悪い
3位:職場の人間関係がよくなかった
4位:会社の安定性や将来性に不安あり
5位:仕事の内容にやりがいを感じない
上記のとおり。
つまり、面接などで「人間関係に問題あり…」と判断されてしまうと「この就活生は長く働いてくれないんじゃないかな…?」と企業側は考えてしまう可能性があるということです。
企業が求めていること
企業が1番嫌がること
「プラスの要素:求めていること」と「マイナスの要素:嫌がること」の2つの軸で考えた場合、こちらのとおりでして、こういった理由から人間関係の挫折経験を話すのはNGかなと。
理由②:抽象的で、改善できたかわからない
たとえば、以下のような例文があった場合、改善できたかわかりますかね。
①:抽象的な例文
私の挫折経験は『人間関係での失敗』です。バイト先で苦手な人がおり、うまく話すことができなかったので〇〇を実行しました。しかし、結果は失敗で話せぬまま退職されました。
おそらく、あまりピンっとこないはず。
これは面接官も同じでして、人間関係は抽象的なのでイメージしづらいです。
②:具体的な例文
私の挫折経験は『クリスマスケーキの誤発注』です。私はクリスマスケーキを誤って10個のところを100個発注してしまいました。そこで、緊急で店前と駅前での販売に切り替えて、100個を売り切りました。
どうですかね。
頭にスッと入ってきやすかったはずです。
これは挫折経験だけでなく、ガクチカや自己PRも同じですが、数字を使って伝えられるエピソードほど面接官がイメージしやすいですね。
なので、人間関係のエピソードを数字で証明することは難しいので、挫折経験で人間関係のエピソードは説明しにくいですし、相手に伝わりにくいんじゃないかなと思っています。
理由③:あなたに原因があるか伝わりにくい
こちらも例文で、スイマセンm(_ _)m
以下のエピソードがあった場合に「どちらに原因があるか?」わかりますかね。
例文:原因がわかりにくい
私の挫折経験は『メンバー同士のコミュニケーション不足』です。当時、コミュニケーション不足が原因で職場の雰囲気が悪かったので、色々な施策を実行しました。しかしながら、うまくいきませんでした。
普通に読むといい感じの挫折経験かもですが、就活ではNGなエピソードです。
上記のとおり。
というのも、あなたがコミュニケーションをしていなかったからなのか、そもそも周りのメンバーが積極的でなかったからなのか、といったように誰の原因かわかりづらいからですね。
しかし、上記のようなエピソードだと、どちらが原因かわからないですし、それを改善したストーリーが見えてきませんよね。
その結果、人間関係の挫折経験をいくら話しても、面接官の頭の中は「???」でして『あなたという人間性や学生時代にやってきたことがわからない』といった感じになりますね。
余談:挫折経験は「面接で自己PRをするチャンス」です
これは、挫折経験に関わらずですね。
たとえば、就活では以下のような質問をされる機会が多いですよね。
・学生時代に頑張ったことはあるの?
・あなたの自己PRは、どんな感じ?
・今までの人生での挫折経験はある?
おそらく、1度は聞かれたことがあるはず。
こういった質問を「自己PRのチャンス」と考えられるかどうかで変わります。
自己PRのチャンスと考えた場合
・学生時代に頑張ったことはあるの?
→成果をあげた経験や実績をアピール
・あなたの自己PRは、どんな感じ?
→入社後に活躍できることをアピール
・今までの人生での挫折経験はある?
→失敗した原因+改善した話をアピール
就活は「あなたが企業を選んでエントリーをする」とセットで「企業が選考を通じてあなたを選ぶ」という『企業から選ばれること』も大切になってきます。
そういった激戦の中で、他の就活生ではなく、あなたを選んでもらうためには「常に自己PRをしつつ、アピールをするぞ」と考えつつ、行動することがわりと重要。
もちろん、自己PRを全面にゴリゴリと押し出すのは逆効果かもですが「常に自己PRをするぞ」といったような考え方は、就活において必要だと思います。
人間関係ではなく、他の挫折経験を考えるときのポイント3つ
下記を意識しつつ、挫折経験を考えるべし。
- 目標+努力が伝わるエピソードか
- ガクチカや自己PRと一貫してるか
- 改善しつつ、行動できた挫折経験か
こちらの3つのポイントですね。
というわけで、1つずつ解説をしていきます。
ポイント⓪:挫折経験で面接官が見ていること
まずは、1つだけ前提部分です。
そもそも「企業が挫折経験を聞く理由は何か?」といったところですね。
挫折経験で面接官が見ていること
・自分に合った目標を決められるのか
・決めた目標に向かって努力できるか
・失敗した時、どんな気持ちになるか
・挫折から立ち直ることができるのか
・学生生活で、経験を活かせているか
結論は、上記の5つをチェックしています。
※もちろん、企業によって増えたり、減ったりする可能性もありです。
そのため、これは挫折経験だけじゃなく、ガクチカや自己PRなどの就活で聞かれる質問すべてに当てはまりますが「なぜその質問をするのか?」といった意図を考えるべしですよ。
最初の方は難しいかもしれませんが「なぜその質問をするのか」+「回答として欲しい答えはなにか」まで考えられると、余裕で志望企業から内定をゲットできるはずです\(^o^)/
質問の意図を考えるための練習方法
就活の面接後の振り返りシート
- 面接で質問された内容
- 面接時にした自分の回答
- 質問をした面接官の意図&理由
- 面接時にした回答で改善できる点
- ゆっくり考えた上でのベストな回答
こちらは僕が就活時に使っていた「振り返りシート」でして、面接が終わったタイミングで少し時間をかけつつ、上記の項目を書き込んでいました。
ちょっと面倒かもですが、これをやるだけで就活の進み具合はグイッと変わってくるので、騙されたと思って3日ほど試してみてください。
ポイント①:目標+努力が伝わるエピソードか
ここがかなり重要ですね。
あなたへの質問です
おそらく、多くの就活生が「目標に向かって努力をしたけど、失敗した経験」などの答えになるかなと思います。←挫折経験への考え方は、これでOKです。
なので、これは就活で挫折経験を話すときも同じでして『目標に向かって努力をしたエピソード』を考えつつ、面接で話すべきですよ。
就活生が持つ、よくある不安
就活時の僕もまったく同じでした。
そこで、挫折経験に使えそうな話がない僕は「受験の話」をよくしていました。
挫折経験で受験の話がOKな理由
実際、この記事を書いている僕も挫折経験の質問では「大学受験+浪人生活の話」をエピソードとして使っておりまして、普通に大手企業から内定をいただけましたからね。
なので、大学生活の中で挫折経験がないなら、少しだけ過去に戻りつつ、大学受験のエピソードを話してみるのも戦略の1つです。
挫折経験で受験の話をするときのコツや話の組み立て方などは【例文】就活の挫折経験で『大学受験&浪人』はアリ【一浪での就職】で詳しく解説しているので、そちらを参考にどうぞ。
ポイント②:ガクチカや自己PRと一貫してるか
就活において、一貫性はバグレベルに大切。
なぜなら、一貫性がないと『あなたという人間性』がわからないからですね。
自己PRと挫折経験で一貫性がない例
・自己PR:積極性が強みな自己PR
・挫折経験:消極的なエピソード
見てもらうとわかるかもですが、別人レベルで一貫性がないですよね。
ぶっちゃけ、就活において「一貫性がない=内定をもらえない」といった感じ。
とはいえ、これは昔の僕も悩んでいたことでして「そもそも自分の強みってなんだろう?」とか「自己PRってなにをアピールすればいいんだ…」といった悩みを持っていました。
解決策:就活サービスを使えばOK
こちらは『オファーボックス』という就活サイトでして、登録すれば「AnalyzeU+」という自己分析ツールが無料で使えますよ。
〈自己分析ツールでわかること〉
・あなたの「強み」がわかる
・一方で、あなたの「弱み」もわかる
・それを挫折経験へと活かすことが可能
こういった感じで『オファーボックス』を使うことによって、あなたの強みと弱みをサクッと自己分析ツールで診断することができますよ。
本などでも自己分析をすることはできますが、僕の場合は「早く知りたい」という気持ちの方が強かったので『オファーボックス』をフル活用していました。
『オファーボックス』で強みをチェックしつつ、自己PRや挫折経験に一貫性を持たせれば、就活の難易度はグッと下がるかなと思います。
ポイント③:改善しつつ、行動できた挫折経験か
基本的に、人は次の流れで成長しますよね。
人が成長するまでの流れ
- 目標を立てつつ、努力をしまくる
- うまくいかず、挫折経験になる
- 失敗から学びつつ、改善をしていく
こちらの3ステップで進みつつ「できない」→『できる』になっていくはず。
※成長の定義は人によって違いますが、僕の場合は上記のイメージです。
そのため、就活の挫折経験でも「単に失敗しました」だけでなく『なぜ失敗したのか+どう改善したのか』といったところまで面接で話せると、評価はバグレベルに上がるはずです。
なお、成長と聞くと難しそうに思えるかもですが、これはアルバイト中のミスなどでも同じような流れが当てはまるかなと思います。
バイトでミスをして、改善する流れ
①:バイト中にミスをしてしまう
②:どうしてミスをしたのかを考える
③:対処法を実践して、失敗を減らす
上記のとおりですね。
>>参考:【最強】バイトの挫折経験で『ミス&クレーム』は強い【ESの例文】
なので、人間関係の挫折経験しかないと思っていても、日常的にアルバイトをする中で自然と『なぜ失敗したのか+どう改善したのか』を考えつつ、行動している経験が必ずあるはず。
面接官は挫折経験を通じて『目標・努力・失敗・復活・改善など』を見ているので、それを満たすエピソードであれば、挫折経験として話せばOKですからね。
補足:人間関係以外の挫折経験がない場合の対処法
結論は「挫折経験を作りましょう」です。
具体的には、新しいことにチャレンジをしつつ、失敗してみるのが1番ですね。
長期インターンがおすすめです
こちらは『インターンシップガイド』という就活サイトでして、長期インターンシップの求人情報が多数ありますね。
〈インターンシップガイドの特徴〉
・短期・長期どちらの情報もある
・大学生向けのイベントも多数あり
・非公開の求人情報も掲載されている
実際、僕も大学3年の7月くらいから長期インターンシップに参加しました。
そして、その長期インターンシップでの挫折経験とか成果をあげた実績などを面接などで話しつつ、無事に内定をいただけたので、わりと感謝です。
挫折経験がない人やガクチカ&自己PRのネタがほぼない人は『インターンシップガイド』で長期インターンシップへ参加するのも就活サイトの使い方ですね。
1分ほどでサクッと登録できるので、挫折経験を作っていきたい人はどうぞ。
挫折経験で人間関係をアピールするなら『未来を見せる』が大切
結論、挫折経験で「未来」を見せましょう。
※人間関係について話すと決めた人向けです。
よくあるNG例:人間関係を全面に出している
まずは、NGな例からです。
例文とセットでどうぞ。
NGな例文
私の挫折経験は『メンバーのモチベーションの低下』です。当時、メンバーのモチベーションが低く、練習への参加率が低いことが問題でした。そこで、□□を実践しましたが、うまくはいきませんでした。そのため、〇〇という別の施策を実行したところ、モチベーションが上がりました。
よくある人間関係のエピソードですね。
もちろん、この話でもいいですが、少し工夫をすれば、さらに良くなるはず。
おすすめなOK例:人間関係の未来を見せている
では、工夫した例文です。
OKな例文
私の挫折経験は『メンバーのモチベーションの低下』です。当時、メンバーのモチベーションが低く、練習への参加率が低いことが問題でした。そこで、□□を実践しましたが、うまくはいきませんでした。そのため、〇〇という別の施策を実行したところ、モチベーションが上がり、練習への参加率が上がりました。
どこが違うかわかりますかね。
答えは最後の1文の「練習への参加率が上がりました」といったところです。
つまり、ポイントは「人間関係の問題を解決した」→「その後どのような変化があったのか」を見せることでして、ここを意識するだけでも、挫折経験の見え方は変わってきますよ。
挫折経験だけでなく、ガクチカや自己PRも同じです
たとえば、自己PRを例に出してみますね。
NGな自己PRの例文
私の強みは『積極性』です。常に誰よりも行動することで、成果をあげます。
OKな自己PRの例文
私の強みは『積極性』です。常に誰よりも行動することで、成果をあげます。そして、私が積極性を示すことで、周りの社員にもいい影響を与えられます。
こういった感じでして、エピソードや内容は同じだとしても、その先の「未来」を見せているかどうかで、話を聞く側のイメージが違ってきますからね。
おまけ:ガクチカや自己PRなど、就活で無双する方法
それは『企業が求める人材』を考えつつ、その人材に合わせにいくことです。
あなたへの質問
30秒くらいでOKなので、目を閉じつつ、ゆっくりと考えてみてください。
※僕も一緒に考えてみますね(`・ω・´)
シンプルな答え
これが1番大きいかなと思います。
というのも、企業の目的は『利益を上げ続けること』ですからね。
なので、挫折経験だけでなく、ガクチカや自己PRでも「私が入社したら、こういった活躍ができますよ」といった活躍するイメージを伝えることが超大切ですね。
まとめ:挫折経験だけでなく、ガクチカや自己PRも人間関係はNG
今回は『就活の挫折経験で人間関係はNG』というテーマで解説をしました。
人間関係がNGな理由3つ
- 多くの人が人間関係で仕事を辞める
- 抽象的で、改善できたかわからない
- あなたに原因があるか伝わりにくい
こちらの理由から、挫折経験では他のエピソードを話した方がいいかもです。
繰り返しですが、人間関係の挫折経験は「多くの人が人間関係で仕事を辞める」「抽象的で、改善できたかわからない」「あなたに原因があるか伝わりにくい」などからNGかなと。
とはいえ、僕は200社ほどの企業にエントリーなどをしましたが、挫折経験を聞かれたことは本当に少なかったです。ベンチャー企業とかは、わりと挫折経験の質問がありました。
なので、挫折経験への回答を準備しつつも、そこまで不安になる必要はなしでして、それよりもガクチカや自己PRの質問への対策をした方が就活はグイッと前に進みやすいと思います。
なお「ガクチカが何もない...」という人は【何もない】ガクチカが本当にない就活生へ【今からできること】を参考にどうぞ。
というわけで、今回は以上です。
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