こんな疑問を解決します。
記事の内容
・就活で挫折経験がない人の対処法5つ
・困難を乗り越えた経験を考えるコツ
・就活の面接で話すときのポイント4つ
・挫折経験がない人がよくするNG行動
・困難を乗り越えた経験がない人の質問
記事の信頼性
この記事を書いている僕は大学生です。就活をわりと頑張りまして『外資系のIT企業』から内定をいただきました。
今回は『就活の面接で挫折経験がない人の対処法』をご紹介していきます。
とはいえ、先に結論を書いておきますね。
就活で挫折経験がない人の対処法
- 他の就活生の挫折経験をESで見る
- ガクチカや自己PRなどを使い回す
- 挫折経験の嘘のエピソードを考える
- 自己分析をやりつつ、昔を思い出す
- 困難を乗り越えた経験を新しく作る
挫折経験がない人は、上記をやればOK。
※全部やる必要はなくて、気になる対処法をお試しどうぞです(*・ω・)ノ
ただ、中には「対処法だけ見せられても…」といった就活生もいるはずなので、本記事では『就活の面接で挫折経験がない人の対処法』を深掘りしつつ、解説をしていきますね。
記事の後半パートでは「困難を乗り越えた経験を考えるコツ」や「就活の面接で話すときのポイント」「挫折経験がない人がよくするNG行動」などもセットでご紹介していますよ。
前置きは、さておきですね。
では、いきましょうヽ(*^ω^*)ノ
就活の面接で挫折経験がない人の対処法【困難を乗り越えた経験】
挫折経験がない人は、下記を実行すればOK。
- 他の就活生の挫折経験をESで見る
- ガクチカや自己PRなどを使い回す
- 挫折経験の嘘のエピソードを考える
- 自己分析をやりつつ、昔を思い出す
- 困難を乗り越えた経験を新しく作る
では、順に説明していきますね。
前提:就活の面接で「挫折経験が聞かれること」は少ない
「対処法を解説」といった記事なのに、いきなりスイマセンm(_ _)m
とはいえ、そもそも挫折経験が面接で聞かれる機会は超絶少ないですよ。
面接で聞かれる質問ランキング
- 1位:ガクチカ
- 2位:志望動機
- 3位:就活の軸
- 4位:自己PR
- 5位:挫折経験
上記のとおり。
実際、僕はインターン+本選考を含めて200社ほどエントリーしましたが「ガクチカ」と「志望動機」が面接ではメインでして、挫折経験が聞かれたことは少なかったですからね。
なので、対処法をご紹介していきますが「絶対に考えなきゃ…」と思う必要はなくて「聞かれる頻度が少ないのか…」といった感じで、サクッと記事を読んでもらえるといいかもです。
というわけで、対処法へと進みますね。
対処法①:他の就活生の挫折経験をESで見る
とくに、内定した就活生のESとかを見るとかなり参考になるはずです。
※ちなみに、ESとは「エントリーシート」の略語みたいなやつです。
もちろん、他の就活生の挫折経験をパクるという意味ではなくて、困難を乗り越えた経験などを読む中で「そういえば、昔にこんな話あった気が…」といったように、思い出すイメージ。
ESが無料で読める就活サイト
こちらは『ワンキャリア』という就活サイトでして、僕の周りの就活生で「登録していない人はいない」くらいのレベルで、みなさん就職活動の情報を集めるときに使っていましたね。
シンプルにサイト自体も見やすいですし、なんせ使いやすいのが神ですね。
挫折経験や困難を乗り越えた経験がない人は、他の就活生のエピソードを読みつつ「そういえば、昔にこんな話あった気が…」といったように思い出す、みたいな使い方がいいかもです。
ちなみに『ワンキャリア』以外にも就活生が登録しておくべきサイトは多数ありまして、詳しくは【使い分け】就活サイトでおすすめは7つだけ【25卒の怪しいを解消】で解説済み。
対処法②:ガクチカや自己PRなどを使い回す
繰り返しですが、就活の面接で挫折経験が聞かれる機会は少ないです。
なので、ガクチカや自己PRのエピソードを使い回すのも戦略の1つですね。
ガクチカの例文
私が学生時代に頑張ったことは『クリスマスケーキの販売』です。当時、私はクリスマスケーキを誤って発注してしまいました。そこで、会社帰りのサラリーマンの方をターゲットにして、駅前で販売をしたところ、クリスマスケーキを全て売り切ることができました。
こちらの例文を、いい感じに「困難を乗り越えた経験」へと変化させます。
困難を乗り越えた経験の例文
私の挫折経験は『クリスマスケーキの誤発注』です。私は1年ほどコンビニで働いていたこともあり、発注作業を任されていました。しかし、クリスマスケーキを誤って10個のところを100個発注してしまいました。そこで、駅前での販売に切り替え、100個を売り切りました。
シンプルですが、上記のとおり。
こういったように、同じネタやエピソードであっても、見せ方を変えれば「挫折経験」にもなりつつ「ガクチカなど」にも変化させることが可能です。
対処法③:挫折経験の嘘のエピソードを考える
ちょっとだけ真実を言います。
もちろん、全員が嘘をついているわけじゃないかもですが、大手企業や有名企業へ就職する就活生の99%くらいは、多少なりとも嘘をついている人が多いはず。
よくある就活生がつく嘘
- 他社の選考状況を減らして伝える
- 「御社が第一志望です」と答える
- 志望動機は思っていないことを話す
上記はよくつく嘘ですね。
なので、挫折経験などのエピソードがないなら、0から作るのもありです。
エピソードを作るポイントは6つ
・What:具体的には、なにをしたのか
・When:どれくらいの期間の話なのか
・Who:誰が関わったエピソードなのか
・Why:なぜ行動をしようと思ったのか
・Where:どこで起こったエピソードか
・How:どのような手段を考えたのか
いわゆる『5w1h』と呼ばれるものでして、このあたりをカッチリと考えつつ、エピソードなどを考えれば、普通に就活の面接では納得感のある挫折経験を話せるはずです。
※イメージするなら、面接時間の30分ほどで短編ドラマを作る感じ( ̄∀ ̄)
ちなみに、0から困難を乗り越えた経験などのエピソードを作る手順やESの書き方、面接などで意識すべきことなどについては、以下の記事を参考にどうぞ。
>>【当たり前】就活の志望動機は嘘つき大会←TOEICなど資格は危険
対処法④:自己分析をやりつつ、昔を思い出す
わりと定番な方法かもです。
とはいえ、定番だからこそ、挫折経験がない人は絶対にやるべき対処法です。
自己分析でよく使われる本
こちらは『メモの魔力』という本でして、本の巻末には「自己分析の質問1,000問」があり、幼少期の頃から今までを問に答えつつ、自己分析をしていけるといった感じです。
幼少期の記憶を思い出しつつ自己分析をするので、挫折経験や困難を乗り越えた経験などのエピソードがザクザクと思い出せる可能性がグッと高まりますね。
なので、自己分析で強みや弱みなどをサクッと知りたいという就活生は『オファーボックス』や『キミスカ』などの「就活サイトに登録すれば使える自己分析ツール」を利用すればOK。
まとめるなら「挫折経験を探す」→『メモの魔力』を使うがベストでして「強みや弱みを見つける」→『オファーボックス』や『キミスカ』などを活用する、が最強かなと思います。
対処法⑤:困難を乗り越えた経験を新しく作る
人生の中で挫折経験がないなら、今から作ってみましょう、といった感じ。
困難を乗り越えた経験を作る方法
結論は「長期インターンシップへの参加」が、1番作りやすいかなと思います。
※長期インターンシップとは、長期的に企業で働かせてもらうことです。
とくに、今の時代だと「オンラインでインターンシップができる」&「有給型でお給料もいただける」みたいな企業が多いので、アルバイトの代わりとして働く就活生も多いですね。
バイトの代わり+社会経験+挫折経験のネタ探しといった感じで、一石三鳥くらいなので、困難を乗り越えた経験を作りたい就活生は『インターンシップガイド』への登録をどうぞ。
就活で挫折経験がない人が『困難を乗り越えた経験』を考えるコツ
お次は、挫折経験を考える3つのコツです。
- エピソードのハードルを上げない
- 志望する仕事により見せ方を変える
- 挫折経験を面接で聞く理由を考える
1つずつ詳しく解説をしていきます。
コツ①:エピソードのハードルを上げない
就活を始めた頃の僕は「挫折経験=インパクトの大きなエピソードじゃないと…」といったように、自分の中でハードルを上げていました。
例:過去の僕が考えていたエピソード
・学生時代に起業をして失敗した話
・留学先で会話がうまくいかなかった話
・部活動の全国大会で負けてしまった話
こういったエピソードですね。
とはいえ、挫折経験などにエピソードの大きさは、まったく関係ないですよ。
就活のエピソードの全体像
就活:挫折経験のエピソード
・縦軸(エピソードの深さ):どれだけ深く考えて、行動したりできているか
・横軸(エピソードの大きさ):いわゆる、エピソードのインパクト的なやつ
というのも、多くの就活生は「横軸:大きさ」だけしか考えていないから「留学のエピソードが強い」とか「バイトの挫折経験は弱い」みたいな考えになってしまうのかもです。
しかし、大切なことは『縦軸:深さ』でして、企業が就活で挫折経験を聞く理由は「どこまで深く考えつつ、そして行動できているのか」を確認するためです。
そのため、困難を乗り越えた経験などでエピソードのインパクトとかを考える必要はなくて、あなた自身が「これは人生における挫折経験だ」と考えれば、それを面接で話せばOKです。
なお、僕は「大学受験」のエピソードを面接で話しておりまして、学生時代の挫折経験がない人は【例文】就活の挫折経験で『大学受験&浪人』はアリ【一浪での就職】を参考にどうぞ。
コツ②:志望する仕事により見せ方を変える
少しだけ難易度が高いかもですね。
とはいえ、ここを意識できると、就活の進み具合がグッと変わりますよ。
例文:バイトでの挫折経験
私の挫折経験は『クリスマスケーキの誤発注』です。私は1年ほどコンビニで働いていたこともあり「発注作業」を任されていました。しかし、クリスマスケーキを誤って10個のところを100個発注してしまいました。そのため、緊急で店前と駅前での販売に切り替えて、100個を売り切りました。
たとえば、こちらの例文でアピールできる能力は、いくつくらいありますかね?
※1分くらいでOKなので、頭の中で考えたり、メモに書いたりしてください。
僕の場合だと、次のような能力がアピールできるんじゃないかなと思いました。
・「発注作業」を任されていました。
→周りとの人間関係を構築する力
・店前と駅前での販売に切り替えて…
→すぐに解決策を考え、実行する力
・ケーキを100個を売り切りました。
→お客様のニーズを見て、モノを売る力
上記のとおり。
あとは「志望する仕事」と「アピールできる能力」をマッチさせるだけでOK。
・周りとの人間関係を構築する力
→『営業職』の仕事を志望する人
・すぐに解決策を考え、実行する力
→『コンサル業界』の仕事を志望する人
・お客様のニーズを見て、モノを売る力
→『マーケティング職』を志望する人
こういった感じで、同じ挫折経験でも「見せ方」によって、アピールできるポイントが違ってきます。そして、アピールできるポイントが違えば、志望する仕事のマッチ度も変わる。
なお、まだ志望業界や職種が決まっていないという人は【就活】どの業界も興味ないを抜け出す方法【志望業界がわからない】を読めば、興味のある業界や職種が見つけられるはずです。
コツ③:挫折経験を面接で聞く理由を考える
「そもそも、なぜ困難を乗り越えた経験が聞かれるのか?」といったところ。
※かっこいい言い方をするなら、面接官の質問の意図(背景)ですかね。
企業がチェックしているポイント
- 自分に合った目標を決められるのか
- 決めた目標に向かって努力できるか
- 失敗した時、どんな気持ちになるか
- 挫折から立ち直ることができるのか
- 学生生活で、経験を活かせているか
おそらく、企業側は面接を通じて、挫折経験で上記をチェックしているはず。
もちろんですが、これは業界や企業、職種とかによっても変わります。
ただ、就活では上記のように「そもそも、なぜこの質問が聞かれるのか?」といったところを常に考えつつ『面接官が求めている答え』を回答するのがベスト。
面接官が求めている答えを考える方法
就活の面接後の振り返りシート
・面接で質問された内容
・面接時にした自分の回答
・質問をした面接官の意図&理由
・面接時にした回答で改善できる点
・ゆっくり考えた上でのベストな回答
こちらは僕が就活時に使っていた「振り返りシート」でして、面接が終わったタイミングで、こちらの5つの項目を書きつつ『面接官が求めている答え』を常に考えていました。
就活を進めていけば、改善するポイントも少しずつ減っていくので、そこまで時間はかからなくなりましたね。なんせ面接の突破率が爆上がりしたので、シンプルに嬉しかったですよ。
おまけ:挫折経験をESなどに書く手順+例文を公開
挫折経験を書く手順と例文の公開です。
書く手順は5ステップです
- その活動における目標を思い出す
- 目標までの努力を細かく洗い出す
- 失敗したときの感情を明確化する
- 挫折経験から立ち直った背景を書く
- 学生時に活かした挫折経験を考える
こちらの5ステップで書けばOKです。
なお、次の例文も上記のステップで書いているので、意識しつつどうぞ。
例文:大学受験の挫折経験
私の挫折経験は『大学受験で失敗してしまったこと』です。私は「〇〇大学へ合格」を目標に勉強に取り組みましたが、結果は不合格でした。正直、□□といった感情になっていました。しかし、△△という出来事がきっかけで立ち直ることができました。この挫折経験を活かして、今は××などの活動に注力しています。
文字数が150文字ほどなので、かなり省略していますが、ESとか面接などでは「400文字ほど」が求められるはずなので、もう少しエピソードを具体的に話せるかなと思います。
まずは、綺麗な文章とかは必要なしなので、実際に上記の『挫折経験の書き方+例文』を参考にしつつ、手を動かしてみてください。
文章を読みやすくしたり、わかりやすくしたりするのは、書き終わった後でよくて、まずは実際に書いてみることが大切ですからね。
挫折経験がない人に向けて、就活の面接で話す時のポイントを解説
ここからは、挫折経験を話すポイントです。
- 入社後のイメージをアピールする
- 面接で聞かれる全質問を考えておく
- 挫折経験が改善されたことを伝える
- 就活のキャラクターを統一しておく
こちらの4つを、面接で意識すればOKです。
では、1つずつ詳しく解説をしていきますね。
ポイント①:入社後のイメージをアピールする
「あなたが入社した未来」を見せる感じです。
あなたへの質問
30秒くらいでOKなので、目を閉じつつ、ゆっくりと考えてみてください。
※僕も一緒に考えてみますね(`・ω・´)
シンプルな答え
これが1番大きいかなと思います。
というのも、企業の目的は『利益を上げ続けること』ですからね。
なので、ESや面接などの挫折経験を通じて「私が入社したら、こういった活躍ができますよ」といった活躍するイメージを伝えることが超大切なわけですね。
例文:入社後に活躍するイメージ
バイトの挫折経験で得た『ニーズを分析する力』を活かし、御社へ入社した際は、お客様が求めていることを分析し、お客様1人1人に合ったご提案をして、売り上げUPに貢献します。
例文としては、こんな感じですね。
見てもらうとわかるかもですが、挫折経験よりも『自己PR』に近いですね。
ポイント②:面接で聞かれる全質問を考えておく
基本的に、次の流れで面接は進みます。
上記のとおり。
つまり、困難を乗り越えた経験への『想定質問』も考えておく必要ありです。
例文:バイトの困難を乗り越えた経験
私の挫折経験は『クリスマスケーキの誤発注』です。私は1年ほどコンビニで働いていたこともあり「発注作業」を任されていました。しかし、クリスマスケーキを誤って10個のところを100個発注してしまいました。そのため、緊急で店前と駅前での販売に切り替えて、100個を売り切りました。
たとえば、こちらの例文をベースにしつつ、想定質問をいくつか考えてみます。
例文に対する想定質問
・なんでミスをしてしまったの?
・なぜ店前と駅前で売ろうと思ったの?
・ケーキを買ってくれた理由はなに?
・この癖をつけようとした背景はなに?
・確認以外で、他にミスをしたことは?
まだまだあるかもですが、就活の面接では上記のような質問がされるはず。
※いじわるな面接官の場合、さらにグサグサと細かい質問が聞かれます。
なので、挫折経験を考えて終わりではなく「面接で困難を乗り越えた経験にどんな質問がくるのかな?」と面接前に想定しつつ、回答を考えておくのがベスト。
余談:他によく面接で聞かれる内容
こちらの本では「面接で必ず聞かれる59の質問」がまとめられています。
本をサクッと1周読めば、就活の面接で聞かれる質問がイメージできるはず。
ポイント③:挫折経験が改善されたことを伝える
これは逆の立場になるとわかりやすいですね。
たとえば、以下の2人の就活生がいた場合、どちらを採用したいですか?
・就活生A:挫折経験をしたままで放置。同じ失敗を何度も繰り返している
・就活生B:挫折経験から学びを得て改善済み。むしろ、人生に活かしている
いうまでもなく、後者のBの就活生ですよね。
つまり、これは面接官も同じでして『しっかりと改善されているのか』が大切。
改善されたことを伝える例文
先ほどの挫折経験から〇〇と□□の学びを得ました。そこで、現在の△△の活動にその学びを活かしており、人生において良い機会だったなと考えています。
もちろん、長くなりすぎるのは面接でNGですが「挫折経験から学びはありましたか?」といったような質問が聞かれたら『学んだこと+今に活かせていること』を伝えると高評価です。
※余談:これは困難を乗り越えた経験だけでなく、ガクチカや自己PR、志望動機なども同じですが、聞かれた質問に対して「回答+@」を話すだけでも、面接の通過率は変わるはず。
ポイント④:就活のキャラクターを統一しておく
これはわりと大切です。
具体的には「面接中のイメージ」と「挫折経験でのイメージ」の統一です。
イメージが統一されていない例
・面接でのイメージ:頭で考えるより、常に行動で解決する熱血タイプ
・挫折経験のイメージ:とにかく行動より、分析を重視する分析タイプ
どうですかね、もはや別人レベルですよね。
こういったように「面接のイメージ」と「エピソードのイメージ」の統一は大切でして、少しでも性格や雰囲気、特徴などがズレていたら、シンプルに面接で落ちる可能性が高まります。
補足:あなたの強みなどを知る方法
こちらは『オファーボックス』という就活サイトでして、登録すれば「AnalyzeU+」という自己分析ツールが無料で使えますよ。
〈自己分析ツールでわかること〉
・あなたの「強み」がわかる
・一方で、あなたの「弱み」もわかる
・それを挫折経験へと活かすことが可能
こういった感じで『オファーボックス』を使うことによって、あなたの強みと弱みをサクッと自己分析ツールで診断することができますよ。
『オファーボックス』などで使える自己分析ツールを活用することで「面接中のイメージ」と「挫折経験でのイメージ」を統一させるきっかけになるはずです。
余談:面接で聞かれる挫折経験=自己PRのチャンス
挫折経験に関わらずかもですね。
たとえば、就活で次のような質問をされる機会が、面接では多いですよね。
・学生時代に頑張ったことはあるの?
・あなたの自己PRは、どんな感じ?
・今までの人生での挫折経験はある?
もちろん、質問に対して回答することも大切ですが、それとセットで『少しだけ自己PRをする』というのを意識しておくといいかもです。
少しだけ自己PRをした場合
・学生時代に頑張ったことはあるの?
→成果をあげた経験や実績をアピール
・あなたの自己PRは、どんな感じ?
→入社後に活躍できることをアピール
・今までの人生での挫折経験はある?
→失敗した原因+改善した話をアピール
押し売り感があるかもですが、就活では『選ばれること』が大切ですからね。
常に自己PRができるチャンスを見逃さずに、食らいつくことが重要です。
就活の面接で「挫折経験がない人」がやってはいけないNG行動
NG行動もセットで覚えておくべきですね。
- バイトやサークルを辞めた話をする
- 面接などで「ありません」と答える
- 挫折経験を他人の責任にしてしまう
- 人間関係のエピソードを面接でする
- 「挫折経験と思わないです」と話す
上記の5つが面接では、NGな行動です。
というわけで、順に説明をしていきます。
その①:バイトやサークルを辞めた話をする
1つ就活のルールを理解するのが大切。
覚えておくべきルール
これに尽きるかなと思います。
つまり、こちらが不利になるようなことは、こちらから言わないことですね。
たとえば、具体例としては「バイトを辞めた話」とか「サークルを途中で抜けた話」とかですかね。もちろん、辞めることは悪いことじゃないですが、就活では不利になりやすいので。
バイトを辞めたことを聞かれた場合
就活の面接で「バイトは辞められたのでしょうか」と聞かれた場合の例文です。
こういった感じでOKでして、大切なことは「辞めた理由」+「今どのように過ごしているのか」をセットで答えることです。
繰り返しですが、こういった「バイトを辞めた」や「サークルを途中で抜けた」などは聞かれたら答えればOKなので、聞かれていないのに「辞めたのですが…」とか言わなくてOK。
その②:面接などで「ありません」と答える
これは挫折経験において、絶対にNGです。
なぜなら「ありません」と答えると、以下のイメージを持たれてしまうから。
例:持たれてしまうイメージ
上記のとおり。
というのも、企業は「困難を乗り越えた経験」などで下記を確認しているから。
困難を乗り越えた経験で見るポイント
- 自分に合った目標を決められるのか
- 決めた目標に向かって努力できるか
- 失敗した時、どんな気持ちになるか
- 挫折から立ち直ることができるのか
- 学生生活で、経験を活かせているか
これは「企業があなたを評価するポイント」であると同時に『あなたが企業へアピールするチャンス』でもあるわけです。
そのため、その自己PRの大チャンスを「ありません」というひとことでゼロにしてしまうのはモッタイナイので、挫折経験がない人も必ず何かしら回答するのがベストですよ。
その③:挫折経験を他人の責任にしてしまう
いわゆる「他責思考」と呼ばれる考え方です。
※他責思考とは、失敗などを周りや環境の責任に押し付けることです。。
例文:バイトでの他責思考
私の挫折経験は『クリスマスケーキの誤発注』です。私はクリスマスケーキを誤って10個のところを100個発注してしまいました。もちろん、私の責任ですが、他のバイトがフォローしてくれなかったことも悪いと思います。
どうですかね。
こちらの例文を読んだときに、あなたは「どういった印象」を持ちましたか?
これは企業の面接官も同じでして、挫折経験のミスやクレームで『他責思考』を持った考え方は、99%くらいの確率でマイナスな印象になってしまいますからね。
結果、面接の突破率はガクッと下がってしまい、内定をもらえない可能性あり。
その④:人間関係のエピソードを面接でする
あなた自身が「困難を乗り越えた経験だ…」と思ったエピソードを話せばOKですが、個人的に『人間関係のエピソード』は避けた方がいいかもですね。
人間関係がNGな理由3つ
- 多くの人が人間関係で仕事を辞める
- 抽象的で、改善できたかわからない
- あなたに原因があるか伝わりにくい
こちらの理由から、おすすめしませんね。
>>参考:【例文】就活の挫折経験で人間関係はNG【ガクチカ&自己PRも同じ】
もし、挫折経験がない人で人間関係のエピソードを話そうと思っているなら、上記の記事にて「話すときのポイント」を解説しているので、そちらを読んでもらえると理解しやすいはず。
その⑤:「挫折経験と思わないです」と話す
「挫折を挫折と思わない」と面接で回答してしまうパターンですね。
もちろん、ポジティブな考え方でいいかもですが、就活では少しNGです。
NGな理由はシンプルです
繰り返しですが、就活の面接で「挫折経験はありますか?」という質問は、努力をしたり、困難を乗り越えた経験が聞きたいわけでして、考え方を聞いているわけじゃないですからね。
とはいえ「挫折を挫折と思わない」といった考え方を持っている人は、それが『武器』になる可能性がありでして、具体的な例文とセットでご紹介しますね。
例文:挫折を挫折と思わない
以上が、困難を乗り越えた経験です。ただ、私の中でこれらを挫折と考えておらず『成功までの試練』だと認識しています。そのため、御社へ入社後も多数の試練があるかと思いますが、1つ1つ困難を乗り越えていきたいです。
かなりいい感じな例文ですよね。
自分で言ってしまい、スイマセンm(_ _)m
とはいえ、就活では同じことを言うにしても『言い回し』や『追加で話すこと』によって印象がガラッと変わってしまうので、このあたりを面接で意識しつつ、話すといいかもです。
挫折経験&困難を乗り越えた経験がない人から、よくある質問
困難を乗り越えた経験についての質問です。
- ガクチカと話がかぶるのもあり?
- 困難を乗り越えた経験は何個いる?
- 挫折経験はバイトのミスでもいい?
- ぶっちゃけ、挫折経験は聞かれる?
- 就活の面接で思い出せない場合は?
こちらの5つの質問に回答していきますね。
質問①:ガクチカと話がかぶるのもあり?
結論、かぶるのはアリです。
ちなみに、僕が就活中に面接官から言われた印象的な言葉があるので共有です。
面接官から言われた言葉
当たり前かもなんですが「たしかにな…」と納得した記憶がありました。
たとえば、挫折経験は『ガクチカの切り取り版』みたいな感じですからね。
例:ガクチカの流れ
- 学生時代に成果をあげた経験
- 当時の具体的な状況や環境など
- 困難な状況を突破するための施策
- 失敗してしまった理由や原因の分析
- 理由や原因を対処した方法や行動
こちらの流れでガクチカは進んでいきまして、挫折経験は「③」の話ですよね。
なので、挫折経験とガクチカが同じネタでかぶるのはOKでして、切り取る部分が違うだけで、エピソード自体は同じですからね。
そのため、ガクチカを話すのであれば「⑤まで話す」でOKでして、挫折経験を話すのであれば「③くらいまで話す」といった感じで、質問に対して切り取る部分を変更するだけです。
なお、このあたりの「ガクチカや自己PRがかぶるのは大丈夫?」といった悩みは【同じネタ】挫折経験が自己PRとガクチカで『かぶる』のはアリな話を読めば、解決するはずです。
質問②:困難を乗り越えた経験は何個いる?
1つで問題ないかなと思います。
※とはいえ、不安なら2つほどですかね。
就活生のよくある悩み
・A:内容が濃くて、深いようなエピソードを「1つ」だけ考えておく
・B:内容が薄くて、内容が浅いエピソードを「3つ」ほど考えておく
わりとよくある悩みかなと思っていて、僕の答えは『前者のA』です。
1つの武器(挫折経験)を磨きつつ、就活というバトルで勝負セヨ(*・ω・)ノ
質問③:挫折経験はバイトのミスでもいい?
結論、バイトの話でもOKです。
むしろ、ミスとかは就活で強めですからね。
というのも、バイトのミスなどは、以下の『学びの機会』になっているから。
バイトのミス=学びの機会
・ミス:どうしてミスをしてしまったのかを考えるきっかけになる
・クレーム:なぜクレームがきてしまったのかを考える機会になる
上記のとおり。
そして、次の5つを意識すれば、いい困難を乗り越えた経験になりますよ。
ミスやクレームを書くポイント
- バイトの挫折経験のテーマはなにか
- あなたはどういった役割だったのか
- どんなミスやクレームがあったのか
- ミスやクレームをどう対処したのか
- 学んだことを今に活かしているのか
こちらの5つのポイントですね。
なお、詳しくは【最強】バイトの挫折経験で『ミス&クレーム』は強い【ESの例文】を読んでもらえると、挫折経験を考えやすいはず。
質問④:ぶっちゃけ、挫折経験は聞かれる?
正直、聞かれる機会はかなり少ないですね。
なぜなら、僕はインターンシップと本選考を通じて200社ほどエントリーしましたが、面接で挫折経験を聞かれたことは少なかったから。
補足:面接でよく聞かれたこと
- 1位:ガクチカ
- 2位:志望動機
- 3位:就活の軸
- 4位:自己PR
- 5位:挫折経験
就活で聞かれる質問ランキングです。
上記以外については、以下の本が参考になるので、リンクを貼っておきますね。
質問⑤:就活の面接で思い出せない場合は?
ガクチカや自己PRから変形させればOK。
例文:自己PRです
私の強みは『分析力』です。当時、私はコンビニでアルバイトをしており、クリスマスケーキの誤発注というトラブルが生じました。そこで「駅前には会社帰りのサラリーマンの方が多いのでは」と分析し、駅前で販売したところ、誤発注の分を売り切ることができました。
上記のような例文があった場合、それを挫折経験へと変形させるイメージ。
例文:挫折経験へと変形
私の挫折経験は『クリスマスケーキの誤発注』です。私は1年ほどコンビニで働いていたこともあり、発注作業を任されていました。しかし、クリスマスケーキを誤って10個のところを100個発注してしまいました。そこで、駅前での販売に切り替え、100個を売り切りました。
面接中の緊張している場面でも簡単に、変形ができるかなと思います。
※「ガクチカ→挫折経験」へと変形するスタイルでもOKです。
まとめ:挫折経験と困難を乗り越えた経験がない人の対処法は5つ
今回は『就活の面接で挫折経験がない人の対処法』をご紹介しました。
就活で挫折経験がない人の対処法
- 他の就活生の挫折経験をESで見る
- ガクチカや自己PRなどを使い回す
- 挫折経験の嘘のエピソードを考える
- 自己分析をやりつつ、昔を思い出す
- 困難を乗り越えた経験を新しく作る
こちらの5つの対処法ですね。
※5つすべてをやる必要はなくて、気になる対処法をお試しどうぞ( ̄^ ̄)ゞ
なので、挫折経験がない人こそ、今から準備をすることで就活を勝ち切ることが可能でして、逆に準備をしていなければ、志望企業から内定をゲットすることはできませんからね。
地道でツライかもですが、少しずつ就活を生活の一部にしていきましょう。
というわけで、今回は以上です。
挫折経験がない人におすすめサービス
・ワンキャリア:ESが見放題。登録していない就活生はいないくらい定番
・オファーボックス:「AnalyzeU+」という自己分析ツールが無料で使える
・インターンシップガイド:困難を乗り越えた経験をこれから作りたい人向け