こんな疑問を解決します。
記事の内容
・就活で『倍率が低い業界』はNGです
・誰でも受かる企業よりも、戦略が大切
・就活を成功させるための5つのコツ
記事の信頼性
この記事を書いている僕は大学生です。就活をがんばりまして、100倍を超える倍率の企業から内定をいただきました。
今回は『就活で10倍とか30倍の倍率が低い業界や、誰でも受かる企業はNGです』といったテーマで解説をしていきます。
先に結論を書いておきます
- 新卒カードを無駄にすると後悔する
- ブラック企業へ入社する可能性あり
- すぐに会社を辞めてしまって、最悪
上記のとおりでして、もし少しでも不安なら、この記事を読む価値ありです。
※「それより就活がメンドイわぁ…」という人は、読んでも意味ないかもです。
記事の後半では「誰でも受かる企業よりも、戦略が大切な話」や「就活を成功させるための5つのコツ」についてもご紹介しているので、就活で後悔したくない人は、最後までどうぞ。
では、いきましょう( ・∇・)
就活で10倍や30倍の『倍率が低い業界』はNG【誰でも受かる企業】
結論、倍率が低い業界は就活でNG。
本気で志望している企業=倍率が低い業界ならOK
とはいえ、本気で志望しているなら問題なし。
伝えたいことは、志望するまでの流れですね。
考え方①:NGな流れ
考え方②:OKな流れ
見てもらうとわかるとおり「最初から倍率が低い業界を志望している」or「結果的に倍率が低い業界を志望している」の違いですね。
新卒カードを「誰でも受かる企業」に使うと、後悔する
完全に感情論ですが、後悔しませんかね。
※僕も途中くらいから、後悔しそうだと思い、誰でも受かる企業をやめました。
新卒カードの重要性
よく言われることですが、次が有名ですよね。
上記のとおり。
たとえば、以下の「東洋経済」が出している『新卒でないと入りにくい会社』というデータがあったので、少し共有です。
ザッと見た感じ[金融系][インフラ系]などの「The ホワイト企業」は、やっぱり新卒をメインに採用しつつ、ゆっくりと育てていくので、途中から入社するのは難しそうですね。
詳しくは就活で『あっさり内定』がやばい理由【1社目で即日内定して終わり】にて解説していますが、基本的に新卒の就活では、倍率が低い業界とか誰でも受かる企業は危険かもです。
そのため、大切な新卒カードを使える就活を「誰でも受かる企業」に使ってしまうと、わりと後悔しちゃう可能性ありです。なので、メンドウかもですが、就活の考え方を変えるべき。
就活で「受かりやすいホワイト企業」を見つける方法
結論は『四季報』をチェックすればOKです。
四季報とは
『四季報』とは就活本でして、いろいろな業界の企業情報が書かれており「倍率」や「残業時間」「年間の休日数」や「離職率(=辞めた人の割合)」など、細かくチェックできますよ。
ぶっちゃけ、ここまでチェックする就活生は少なめなので『四季報』を見まくれば、倍率が低い業界+わりと誰でも受かる企業+ホワイト企業も、見つけられる可能性大です。
このあたりは完全に努力ゲーですが、ホワイト企業へ就職しつつ、安定した社会人ライフを送りたい人は『四季報』を見ておいて、損はないかなと思います。
倍率が低い業界&誰でも受かる企業で、就活した末路
入社して3年以内に、辞める可能性大です。
※もちろん、その業界とか企業を「本気で志望していなかった場合」ですね。
とはいえ、イメージしにくいかもなので、データとセットで公開です。
新卒がどれくらい辞めているのか
事業所規模 | 大学卒 |
1,000人以上 | 25.0% |
500〜999人 | 29.6% |
100〜499人 | 32.2% |
30〜99人 | 39.3% |
5〜29人 | 49.7% |
5人未満 | 57.7% |
こちらは『厚生労働省』が出している[新卒で入社した人の3年以内離職率のデータ]でして、簡単に言うと「どれくらいの人が3年以内に会社を辞めているか」のデータです。
この数字を「大きい」or「小さい」と考えるかは人によりけりですが、僕はちょっと大きすぎる数字かなと思います。なんせ、100人の新卒社員がいたら、30人は辞めていますからね。
なので、倍率が低い業界&誰でも受かる企業で、就活した末路としては「3年以内に会社を辞める可能性大」でして、日本だと3年以内に辞めると、転職も難しい風潮がありますよね。
その結果、より年収が低く+福利厚生などの条件も悪く+辞める人が多いブラック企業に入社するしかない、みたいな状態にもなるので、新卒の就活はわりと大切なポイントかもです。
勘違い:倍率が10倍とか30倍なら、就活は余裕
これは、過去の僕の失敗です。
※反面教師にしてくださいませm(._.)m
就活を始めた頃の僕
少し学歴があることや実績があることで、就活を舐めていました。とくに、倍率が低い業界の面接です。いつもは準備をバッチリしてから面接を受けるのですが、そのときはノータッチで面接を受けました。結果、普通に落ちました。
当然ちゃ当然ですが、就活は甘くないですね。
とはいえ、次のことも言えますよね。
上記のとおり。
僕は倍率が10倍でも落ちましたが、100倍の企業から内定をもらえました。
なぜ倍率が高い企業の内定をゲットできたのかと言うと、必勝法があったからです。詳しくは【高すぎ】就活の倍率は高いけど『必勝法』はある【100倍を勝ち取る】で解説しているので、入りたい企業がある人はどうぞ。
就活における倍率などは、目安程度でしかない話
これに尽きるかなと思います。
たとえば、以下の2つの場合、どちらの方が内定を取りやすそうですか?
・A:倍率が10倍とか20倍、30倍くらい。受ける就活生はエリート集団
・B:倍率は100倍とか200倍ほど。受ける就活生は「適当な人」たち
どちらも難易度は高そうかもですが、、、後者の方が勝ち目はありそうです。
つまり、大切なことは『就活の倍率=あまり気にしなくてもOK』ということ。
倍率について解説している記事なのに、スイマセン。とはいえ、倍率はあくまで「何人が選考を受けていて、何人が内定をもらったのか」というデータに過ぎないですからね。
なので、そこまで就活では倍率を気にせずに、できることをできるだけ、やり込むことが重要だと思います。周りの就活生は、フル無視でOK (`・ω・´)
倍率が低い業界や誰でも受かる企業ではなく、戦略的に就活をセヨ
結論、少しだけ戦略的に就活をしましょう。
無思考で就活をすると、誰でも受かる企業でも落ちる
先日に【就活】NNTとは『わりと普通』です【無い内定はクズじゃない】という記事で書きましたが、就活において「NNT(=内定を持っていない状態)」は、だれにでも起こります。
NNT(無い内定)の割合
就職内定率 | 無い内定率 | |
2月1日 | 13.5% | 86.5% |
3月1日 | 22.6% | 77.4% |
4月1日 | 38.1% | 61.9% |
5月1日 | 58.4% | 41.6% |
6月1日 | 73.1% | 26.9% |
こちらは『就職みらい研究所』が出している「就職内定率」のデータです。
※データの対象は、2023年卒業予定(=23卒)の就活生のデータですね。
そして、内定を持っていない人たちが「倍率が低い業界」や「誰でも受かる企業」を1社も受けてこなかったのかと言うと、、、答えは『選考を受けたけど、落ちてしまった』なはず。
そのため、何も考えることなく「倍率が低い業界を受ければ、余裕で内定が出るでしょ」とか「誰でも受かる企業なら、どこでもいいや」と就活をすると、高確率で内定がゼロですよ。
内定を持っていないと、就活は負のループになる
内定を持っていないことのデメリットは『負のループが生まれること』ですね。
内定を持っていない負のループ
内定を持っていない負のループ
①:就活をするけど、内定がもらえない
②:やる気とかモチベーションが下がる
③:面接の「準備や対策の時間」が減る
④:聞かれた質問に対し、答えられない
上記のとおり。
ぶっちゃけ、この負のループに入ってしまうと、抜け出せないことも事実。
「誰でも受かる企業」を、就活の滑り止めにする
これが最高の方法かなと思います。
つまり、誰でも受かる企業の内定をサクッとゲットしておく感じです。
・誰でも受かる企業 → 内定ゼロを避けるために、滑り止めとして受ける
・本当に入りたい企業 → 倍率は高いかもだけど、チャレンジしてみる
こんな感じ。
そして、そういったときに使えるのは『受ける企業の比率調整』です。
例:受ける企業の比率
- 2社:倍率が高すぎる超大手
- 6社:倍率が高めな大手企業
- 2社:倍率が低めな中小企業
たとえば、全体で10社の企業の選考を受けるとするなら、上のイメージです。
※受かりやすいかどうかの目安として「選考の倍率」をベースに考えました。
ちなみに、企業の倍率の調べ方については『四季報』などの就活本が便利。倍率を詳しく調べれば、倍率が低い業界&誰でも受かる企業&ホワイト企業を見つけられるかもです。
なお『四季報』以外でも倍率を調べる方法はありまして、詳しくは【平均】就活の倍率の調べ方は『5つ』ある【企業の就職ランキング】で解説しているので、そちらをどうぞ。
注意点:「倍率が低い業界=内定が出やすい」ではない
とはいえ、1つ注意点です。
就活をする中で、以下の考えを持つ就活生が多いので、少し共有します。
こういった考えですね。
実際、僕も同じ考えを持っていました。
結論、上記の考えを持っていると、99%くらいの確率で落ちるかもです。
就活で落ちてしまう理由
というのも、同じ倍率10倍でも、企業によって、難易度は変わるからですね。
もっと言うと「あなた」と「企業」の相性が変わってきますからね。
就活はポケモンと似ている話
たとえば、あなたが[ほのおタイプ]だった場合、相手が[みずタイプ]か[くさタイプ]で、同じレベルのポケモンだったとしても、バトルに勝てるかどうかが変わってきますよね。
これは就活も同じで、倍率が同じ10倍だったとしても、企業との相性が良ければ「受かる」し、逆に企業との相性が悪ければ「落ちる」みたいな感じです。
就活において『あなたと企業の相性』を調べる方法
結論は『キャリアチケットスカウト』などの就活アプリを使いつつ「あなたの価値観」をチェックすればOKです。そして、価値観にマッチしそうな企業を受けていけばOK。
キャリアチケットスカウトとは
キャリアチケットスカウト
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『キャリアチケットスカウト』は、大手企業のレバレジーズが運営している就活アプリでして、インストールをすれば、無料で価値観のチェックができますよ。
僕の場合は[創造性を発揮したい][自由度が高い環境で働きたい][仕事とプライベートを両立したい]などの価値観が強かったので『外資系のIT業界』が合っていました。
その結果、外資系のIT業界をメインにして就活をしたことで、倍率が100倍を超える企業から内定をいただけましたからね。やっぱり、相性は大切かもです。
『キャリアチケットスカウト』は、アプリをインストールすれば、価値観をチェックできるので、後悔のない就活をしたい方はどうぞ。
「誰でも受かる企業」や「倍率が低い業界」で、就活を成功させるコツ
滑り止めとして「誰でも受かる企業」や「倍率が低い業界」から、内定をもらうコツですね。次の5つを就活で、意識すればOKです。
就活を成功させるコツ
- 聞かれそうな質問を面接前に考える
- 就活の選考フローから、対策をする
- まずは手を動かして、就活を進める
- 企業の倍率ごとに、優先度を変える
- 誰でも受かる企業でも、油断しない
では、順に説明していきますね。
コツ①:聞かれそうな質問を面接前に考える
少し自慢かもですが、僕は倍率が100倍を超える企業から内定をもらいました。
なぜ内定をもらえたのかと言うと「すべての質問に準備をしていたから」です。
イメージ:聞かれそうな質問リスト
就活:聞かれそうな質問リスト
上記のような『聞かれそうな質問リスト』を作りつつ、準備をしていました。
なお、会話のイメージとしては、次のとおり。
面接官:〇〇について教えてもらえる?
−− 準備した内容を思い出す −−
僕:〇〇については、□□と考えます。
感覚としては、テスト勉強に近いかもです。テスト前って、過去問とか予想問題をやり込みますよね。そしたら、テストで同じ問題とか似たような問題が出てきて、余裕に解けるはず。
これは就活も同じで、面接を受ける前に「この質問が聞かれそうだな?」と思う質問への回答を準備しておけば、面接中は焦らずに答えられるので、就活はヌルゲーになります。
倍率が100倍を超える大手企業でも通用したので「誰でも受かる企業」や「倍率が低い業界」であれば、さらに就活の難易度は下がるかなと思います。
コツ②:就活の選考フローから、対策をする
就活の全体像の把握ですね。
そして、全体像から考えつつ『どんな対策が必要か?』を考える感じです。
就活の選考フロー
就活の選考フロー:全体の流れ
- 本選考にエントリーする
- 書類選考が始まっていく
- Webテストが実施される
- 1次面接と2次面接を受ける
- 最終面接を受けて内定する
業界とか企業によっても変わってきますが、流れはこんな感じですね。
つまり、次の対策が必要になってきますよね。
・本選考にエントリーする
→ 業界や企業選びの対策
・書類選考が始まっていく
→ エントリーシートの対策
・Webテストが実施される
→ Webテスト(適性検査)の対策
・1次面接と2次面接を受ける
→ 基礎的な質問への準備と対策
・最終面接を受けて内定する
→ 志望理由などの熱意の対策
上記のとおり。
ザックリと「就活の対策をしよう」ではなく、分解すると、やりやすいですね。
コツ③:まずは手を動かして、就活を進める
「就活=作業ゲー」です。
そして、就活における作業とは『企業にエントリーをすること』ですよ。
エントリーが就活で重要な理由
理由はシンプルで、下記の方程式があるから。
つまり『内定の数を増やす』には「エントリー数を増やす」or「選考の通過率を上げる」のどちらかの数字をUPさせる必要ありです。
なので、まずは「エントリー数を増やす」に集中すべき。なお、エントリー数を増やす方法については【平均】就活で持ち駒をいくつも増やす方法【なくなった+何社も全滅】をどうぞ。
コツ④:企業の倍率ごとに、優先度を変える
たとえば、あなたが就活に使える時間が「10」あったとしたら、次のように[挑戦レベル][普通レベル][滑り止めレベル]に企業を分けつつ、対策の時間を変えていく感じです。
・挑戦(3):受かる可能性が低い企業
・普通(5):がんばれば、受かる企業
・滑り止め(2):誰でも受かる企業
上記のイメージです。
人間は「すべて同じ時間配分」にしたがる生き物なので、意識することが大切。
コツ⑤:誰でも受かる企業でも、油断しない
最後は、メンタル面ですね。
就活は油断していると、わりと落ちます。
倍率が10倍の企業に落ちた話
少し学歴があることや実績があることで、就活を舐めていました。とくに、倍率が低い業界の面接です。いつもは準備をバッチリしてから面接を受けるのですが、そのときはノータッチで面接を受けました。結果、普通に落ちました。
この記事でも1度話しましたが、僕がやった失敗をもう1度書きました。
※反面教師にしてください(・ω・)
もちろん、倍率が低い業界とか誰でも受かる企業と言われている面接を受けるとき、油断してしまう気持ちはわかります。とはいえ、油断すると99%くらいの確率で落ちるので注意です。
まとめ:倍率が低い業界(10倍や30倍)の、誰でも受かる企業はNG
今回は『就活で10倍とか30倍の倍率が低い業界や、誰でも受かる企業はNGです』といったテーマで解説をしました。
就活を成功させるコツ
- 聞かれそうな質問を面接前に考える
- 就活の選考フローから、対策をする
- まずは手を動かして、就活を進める
- 企業の倍率ごとに、優先度を変える
- 誰でも受かる企業でも、油断しない
一般的に「倍率が低い業界」や「誰でも受かる企業」は余裕で受かると思われがちですが、意外と落ちます。←僕は10倍くらいの企業の選考に落ちました。
なので、どんな企業の選考を受ける場合でも、油断せずに、コツコツと準備と対策をすべしですね。そうすれば、自然と自分が入社したい企業から内定をもらえるはずですよ。
というわけで、充実した就活ライフをどうぞ。
今回は以上です。
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