こんな疑問を解決します。
記事の内容
・GDで喋らないで受かるは危険です
・無言で通過した就活生が、すべきこと
・なぜか受かったは、減らす方がいい話
記事の信頼性
この記事を書いている僕は大学生です。就活をわりとがんばりまして『外資系のIT企業』から内定をいただきました。
今回は『グループディスカッションで喋らないで受かるは危険』というテーマで解説していきます。なお、本記事の想定読者は「就活を始めた頃の僕」です。
就活を始めた頃の僕
ベンチャー企業で受けた、初めてのグループディスカッションで発言ができず、無言で絶望。周りは自分の意見をガンガン話すけど、意見が思いつかない状態で常に喋らない状態でした。
上記のような就活生でした。
とはいえ、中盤から終盤くらいは「わりとGDが得意な方」へと進化しました。
こういった背景の僕が今回は『グループディスカッションで喋らないで受かるは危険』というテーマで解説しつつ、後半では「無言で通過した就活生が、すべきこと」も紹介しています。
前置きはさておきですね。
では、いきましょう(´・ω・`)
グループディスカッションで喋らないで受かるは危険【無言で通過】
結論、GDを無言で通過は危険かもです。
※GDとは、グループディスカッションの略
GDに喋らないで受かるが危険な理由は1つ
たとえば、次の質問がされた場合、ハッキリと答えられますかね?
おそらくですが、答えられないはず。
というのも、この記事を読む人は「GDになぜか受かった」と考えているから。
喋らないで受かるが危険な理由
これに尽きるかなと思います。
また、評価されたポイントがわからないと、面接での戦略も変わりますよね。
グループディスカッションは、就活の選考の過程
昔の僕もそうだったんですが、選考の流れを理解できていなかったんですよね。
過去の僕の考え方
上記のとおり。
なので、できるだけ無言で通過しようとして、常にニコニコしていました。
つまり、グループディスカッションを通過しても、落ちるといった感じ。
※これじゃあ、落ちるタイミングが違うだけで、GDで落ちるのと同じです。
GDを無言で通過すると、面接でギャップが生まれる
じゃあ、なぜ無言で通過した後の面接で落ちたかというと「グループディスカッションの僕」と「面接で話す僕」に大きなギャップがあったからですね。
グループディスカッションの僕
就活の面接で話している僕
いうまでもなく、これだと落ちますよね。
なので、グループディスカッションの選考では、次の考え方が超大切ですよ。
だからこそ『GD=就活の選考の過程』と考える必要があるわけですね。
グループディスカッションのイメージ
グループディスカッションのイメージ
こちらの画像のとおりでして、グループディスカッションを「選考の1部」として考えつつ、その上で「GDのあなた」と「面接で話すあなた」を一致させるといったイメージですね。
そのためにも、グループディスカッションを無言で通過すると、自分の評価ポイントがわからないので、どういった雰囲気や表情で次回の面接を受けるべきかがわかりませんからね。
大切なこと:グループディスカッション前後の一貫性
ぶっちゃけ、就活ではここが1番大切ですよ。
具体的に話すなら「書類選考」から「面接」までの一貫性ですね。
NGな例
- 書類選考:積極性が強みだと書く
- GD選考:無言で話さないキャラ
- 面接:アピールで積極的に話す
OKな例
- 書類選考:積極性が強みだと書く
- GD選考:議論で積極的に発言する
- 面接:アピールで積極的に話す
どうですかね、わかりますかね。
「NGな例」は、グループディスカッションの前後でギャップがありますよね。
これがグループディスカッションで重要なポイントで、ギャップを生まないためにもGDを無言で通過するのはNGでして、喋らないで受かると、ギャップが生まれやすいですからね。
グループディスカッションを無言で通過した就活生が、今後すべきこと
ここからは「グループディスカッションのあなた」と「面接で話すあなた」を比較したときに、できるだけギャップが生まれないようにするために、今後やるべきことの解説ですね。
今後の就活ですべきこと
- GDで使える強みをチェックする
- 就活でのキャラクターを統一させる
- 選考段階でGDのスタイルを変える
- グルディスを実施する理由を考える
こちらの4つですね。
では、順に説明していきます。
その①:GDで使える強みをチェックする
まずは、強みのチェックです。
というのも、グループディスカッションでは、以下が見られているからですね。
上記のとおり。
なので、まずは自分自身の強みをチェックしつつ、GDの選考に参加すべき。
自分の強みをチェックする方法
こちらは『オファーボックス』という就活サイトでして、無料登録+プロフィール入力をすれば「AnalyzeU+」という自己分析ツールが無料で使えますよ。
また、今回チェックした強みなどはGDだけでなく、今後の面接でも使えたりするので『オファーボックス』でチェックしておいて損はないかなと思います。
その②:就活でのキャラクターを統一させる
『オファーボックス』でチェックした強みをベースにしつつ、考えるべしです。
※まだ強みをチェックしていない就活生は、この機会に強みの確認をどうぞ。
例:僕の場合の強みです
僕も『オファーボックス』で自己分析をしまして、強みとしては[主体性][課題発見力][柔軟性]でした。なので、グループディスカッションで次のキャラを統一させました。
・主体性→アイデアマンとして、議論に必要なアイデアを積極的に出すキャラ
・課題発見力→議論の問題点を分析しつつ、課題を特定+発見していくキャラ
・柔軟性→メンバー同士の意見が分かれた時に、うまく意見をまとめるキャラ
上記のとおり。
ぶっちゃけ、ここまでやる就活生はいないので、GDの難易度は下がりますよ。
※実際、僕も初めてのグループディスカッションは無言で少しも喋らない系の就活生でしたが、就活の中盤から終盤にかけては、わりと積極的に話せるキャラになっていました。
その③:選考段階でGDのスタイルを変える
ここは余裕があれば、って感じです。
というのも、グループディスカッションが実施されるタイミング(選考ステップ)によって、企業が評価するポイントが違うからですね。
例①:序盤の選考でGDが実施
例①:序盤の選考でGDが実施
序盤で実施される場合、あなたの強みをゴリゴリと出していくよりは『当たり前のコミュニケーションを、当たり前にすること』が重要。
そのため「雰囲気よく」「適度に話す」「否定をしない」を意識していれば、序盤で実施されるグループディスカッションで受かる確率はグッと上がるはず。
例②:中盤の選考でGDが実施
例②:中盤の選考でGDが実施
お次は中盤ですね。
中盤で実施されるGDの目的は『あなたを次の選考へ進める理由探し』です。
なので、この中盤で実施されるグループディスカッションでは、自分の強みを理解しつつ、その上で議論に参加することが大切ですね。
なお、繰り返しですが『オファーボックス』であれば、無料登録+プロフィール入力で「AnalyzeU+」という自己分析ツールが無料で使えるので、わりとおすすめなサービスです。
例③:終盤の選考でGDが実施
例③:終盤の選考でGDが実施
終盤で実施される場合は『業務のイメージを持つことができるか』がポイント。
ぶっちゃけ、この終盤ではテクニックよりも「いかに強みを業務レベルで活かすことができるのか」が重要でして、自分の強みを理解しつつ、その上で議論を進めていく必要ありです。
※とはいえ、普通のグループディスカッションではなく、1日とか2日といった長時間で実施されるケースが多いので、このあたりは運ゲー要素が強めです。スイマセンm(_ _)m
その④:グルディスを実施する理由を考える
なぜ企業はグループディスカッションを選考で実施しているのかですね。
※このあたりは企業によって変わってきますが、今回は僕の仮説をどうぞ。
僕が考える「グループディスカッションが実施される理由」は、下記の2つ。
・人数を絞るため:応募者が多すぎなので、1度にガツンと就活生を落とす
・情報を集めるため:面接は時間が短いので、その前に表面的な情報を取る
おそらく、この2つかなと思います。
なぜGDを実施する理由を考えるのかと言うと、立ち振る舞いが変わるから。
①:人数を絞るためを知った場合
「絞ること」が目的なので、無理にグイグイと意見する必要はない。完全に無言とか喋らないはNGだけど、マイナスな行動をしなければ、受かる確率は高い。
②:情報を集めるためを知った場合
エントリーシートに書けなかった「強み」をアピールする機会だ。ESで『積極性』を自己PRで書いたけど、GDでは『柔軟性』などもアピールしておこう。
就活って「気持ち悪い」と思われがちですが、上記のように『企業がグループディスカッションなどをする理由』+『自分に最適な行動は何か』を考えると、わりと就活は楽しいですよ。
これを言うと怒られるかもですが、就活はゲームみたいな感じですからね。相手(企業とか面接官)が求めている答えを投げるゲームです。試練(面接)を突破するのが楽しいですね。
ちなみに、このあたりの「就活=気持ち悪い」と考えている人に向けて【異常】日本の就活が気持ち悪い理由7つ【狂ってる&終わってる】という記事を書いたので、息抜きにどうぞ。
おまけ:グループディスカッションは減点方式です
基本的に、グループディスカッションは「落とすための選考」ではなく『上げるための選考』です。もっと言うなら、普通にしていれば、無言で喋らない状態でも通過する選考ですね。
落とす選考の例:面接など
面接は加点方式なので、いい箇所があれば、ポイントが追加されていく感じ。
- 清潔感がある:+1ポイント
- ハキハキと話す:+2ポイント
- 話がわかりやすい:+3ポイント
イメージとしては、こんな感じ。
ただ、グループディスカッションは違います。
上げるための選考の例:GDなど
- 相手を否定する:−2ポイント
- 雰囲気を悪くする:−3ポイント
- アイデアの質が低い:−1ポイント
上記のとおり。
なので、グループディスカッションはNG行動がないと、無言でも通過します。
とはいえ、これは一例です。外資系企業とかベンチャー企業、コンサル系の企業だと『議論で発言をする人』がGDで求められていたりするので、喋らないと通過が難しい可能性も高め。
今後のグループディスカッションで、なぜか受かったは減らす方がいい
結論、今後は無言で通過を減らすべき。
GDで喋らない人=受かる確率は上がらない
1つだけ質問です。
おそらくですが、99%くらいの人が「No」と答えるかなと思います。
つまり、企業も同じ考えでして、喋らない人を採用したいと思いませんよね。
可能性+確率的な話
当たり前ですが、上記のとおりですよね。
また、GDは『運ゲー』の要素が強いので、できるだけ確率を上げるのが大切。
- アイデアを褒めてもらえる確率
- 人柄などを良く思ってもらえる確率
- 自分の良さを気づいてもらえる確率
グループディスカッションでは、上記の確率を1ミリでも上げることが大切。
しかし、無言で喋らないとかだと、、、確率を上げることは無理ゲーですよね。
最初のグループディスカッションは、ボロボロでOK
ここで1つ僕の失敗談をどうぞ。
当時の僕の失敗談
ベンチャー企業で受けた、初めてのグループディスカッションで発言ができず、無言で絶望。周りは自分の意見をガンガン話すけど、意見が思いつかない状態で常に喋らない状態でした。
こういった感じでして、マジで途中くらいから「このグループディスカッションから抜けたいな。通信環境のせいにして抜けようかな…」とも思っていました。
就活で終盤の頃の僕
どの企業のグループディスカッションを受けても、自分の役割などを発揮することができた。中でもアイデアを出すアイデアマンとして発言。人事の方から褒められたことも多数あり。
見てもらうとわかるかもですが、わりと就活で成長ができたかなと思います。
ただ、特別なことはしていなくて「やらかした回数」が多かったことだけです。
最初はボロボロでグループディスカッションに苦手意識を持つかもですが、何度がやらかした経験をすると、シンプルに『GD=受かる確率が爆上がり』といった状況になりますからね。
なので「喋らない状態から抜け出す」→「ボロボロでやらかした経験をする」→「少しずつGDに慣れて受かる確率が爆上がり」みたいな流れでして、最初が1番ツラいかもです。
とはいえ、ツラいことを乗り越えた瞬間にグループディスカッションが運ゲーじゃなくて、ヌルゲーに変わりますよ。これは少し言い過ぎかもですが、このくらい変わりますからね。
GDの経験を積みたい人へ
こちらは『デアイバ』というグループディスカッションに注力した就活イベントでして、GDの経験を積むなら、こういった就活イベントへ参加するのが近道かなと思います。
ちなみに『デアイバ』のコンセプトは「1日でGD対策をする」なので、グループディスカッションに少しでも不安がある人は、1度参加してみるのもあり。受かる確率は上がるはず。
無言で話せなかった人に、おすすめな本とサービス
基本的に、グループディスカッションでは、次を意識しておけばOK。
- GDの全体的な流れや役割の理解
- 出題されるテーマへの知識の有無
- 担当する役割を達成できる度合い
こちらの3つですね。
そのため、上記3つを対策できる本やサービスをご紹介しておきます。
①:GDの全体的な流れや役割の理解
こちらは『議論する力を鍛えるディスカッションノート』でして、東大生が考えているグループディスカッションの思考方法を学べます。
ぶっちゃけ、グループディスカッションの背景や流れは、この1冊でOK。
②:出題されるテーマへの知識の有無
スマートニュース
posted withアプリーチ
本などを読んで深く知識をキャッチするよりも『スマートニュース』などのアプリを使いつつ、浅く広く情報をキャッチする方がグループディスカッションへの対策としてはベスト。
ちなみに、就活に向けてニュースを見るときのコツやポイントなどは【対策】就活は『1日3分』で最近のニュースを見ればOK【答え方】で解説しているので、そちらを参考にどうぞ。
③:担当する役割を達成できる度合い
自分のどの強みをグループディスカッションでアピールするかの確認ですね。
とはいえ、こちらに関しては『オファーボックス』を使うのが早いかもです。
『オファーボックス』に無料登録+プロフィール入力をしておけば「AnalyzeU+」という自己分析ツールが無料で使えるので、まずは自分自身の強みをチェックすべしですね。
僕の場合は[主体性][課題発見力][柔軟性]の3つが大きな強みだったので、グループディスカッションではリーダーなどの役割よりも、アイデアマンとして参加していました。
そのため、大切なことは自分の強みをチェックしつつ、その上で『どのようにグループディスカッションで活かせるのか』を考えることですよ。ここが1番難しいけど、1番重要です。
なお、グループディスカッションの対策をしているけれど、意見が思いつかないという人は【苦手】グループディスカッションで意見が思いつかないときの対策法を参考にどうぞ。
注意:グループディスカッションは、喋りすぎも危険
「無言とか喋らないのはNG」と言いつつも、GDで喋りすぎもNGです。
※このあたりは難しいですよね。とはいえ、バランス感覚がすごく大切です。
GDで話す量の目安
感覚的には、上記のとおり。
もちろん、GDの役割によっては、話す量や比率は変わってくるかもですね。
ただ『メンバー全体で話す量を均等にする』を意識しておけば、グループディスカッションで無言とか喋らないこともなくなるし、逆に喋りすぎる可能性もグッと減るかなと思います。
そういったクラッシャーに出会ったときの対策法について【就活】グループディスカッションのやばいやつ対策【クラッシャー】で詳しく解説しているので、対策の1つとしてどうぞ。
まとめ:グループディスカッションで喋らないで受かるは、就活でNG
今回は『グループディスカッションで無言は危険』について解説しました。
今後の就活ですべきこと
- GDで使える強みをチェックする
- 就活でのキャラクターを統一させる
- 選考段階でGDのスタイルを変える
- グルディスを実施する理由を考える
このあたりを今後は意識すべしです。
※どれも僕がグループディスカッションで意識していたことなので説得力あり。
とはいえ、グループディスカッションを実施する企業が多いので、わりと避けては通れない道です。それなら、しっかりと準備や対策をしつつ、GDを攻略する方がコスパ良しですよね。
なお、グループディスカッションを攻略する1歩目は『議論する力を鍛えるディスカッションノート』という、東大生が考えている思考方法などが書かれた本を1冊読むといいかもです。
グループディスカッションの流れや考え方、GDを突破する攻略方法などがマルっと書かれているので、就活の息抜きがてらにどうぞ。
就活ってエントリーシートからグループディスカッション、面接など対策することがわりと多めですが、1度マルっと対策をしておけば、その後の難易度は少しずつ下がりますので。
なお、グループディスカッションを受ける上でのコツやポイントについてはグループディスカッションのコツ5つ【グループワークで大切なこと】にてまとめているので、通過率をアップさせたい人は読んでみてください。
というわけで、充実した就活ライフをどうぞ。
今回は以上です。
人気記事【不安】グループディスカッションを初めて受ける人の対策まとめ
人気記事【GD対策】グループディスカッションにおすすめな本【ランキング】