こんな疑問を解決します。
記事の内容
・就活の倍率の調べ方は『5つ』ある
・倍率が低い、ホワイト企業の調べ方
・調べ方のあと、内定をゲットするコツ
記事の信頼性
この記事を書いている僕は大学生です。就活をがんばりまして、倍率が100倍を超える企業から内定をいただきました。
今回は『就活の倍率の調べ方』について、5つほど調べ方を紹介していきます。
なお、先に調べ方の結論です。
就活の倍率の調べ方
・『就職四季報』を見る → 就活の本。企業の倍率などがチェックできる
・『キャリアチケット』を使う → 就活のエージェント。倍率なども聞ける
・『ワンキャリア』で調べる → 就活サイト。お気に入り数から逆算する
上記のとおり。
中でも、多数の業界や企業の倍率を調べられる『就職四季報』は就活生の定番。
就職四季報
『就職四季報』では、今回のような[倍率の調べ方]にも使えますし、なにより[平均の年収]とか[月の残業時間][離職率(=会社を辞める人の割合]も見れるので、神ですよ。
とはいえ『就職四季報』を使う以外にも、就活の倍率の調べ方はあるので、今回ご紹介する調べ方を実践しつつ、志望企業の倍率をチェックしてみてください。
後半のパートでは「倍率が高くない、ホワイト企業の調べ方のランキング」や「倍率の調べ方を実践したあと、内定をゲットするコツ」もセットで解説しているので、最後までどうぞ。
では、いきましょう(`・∀・´)
就活の倍率の調べ方は『5つ』ある【企業の就職ランキングの平均】
倍率の調べ方としては、次の5つの方法。
- 就職四季報を業界&企業ごとに見る
- 就活エージェントで倍率などを聞く
- 就活サイトのお気に入り数を調べる
- 企業の従業員数から逆算して考える
- 採用担当の人事やOBに聞いてみる
では、順に説明していきますね。
その①:就職四季報を業界&企業ごとに見る
ぶっちゃけ、調べ方は『就職四季報』が神。
なお、倍率以外に、次もチェックできますよ。
・選考対策:採用プロセス、求める人材
・お金の面:平均の年収、ボーナスなど
・福利厚生:有休消化の年平均、週休
上記のとおり。
とくに[お金の面]とか[福利厚生]は、就活の面接で聞きにくいですからね。
四季報で志望動機も考えられる話
余談ですが『就職四季報』では[企業理念]や[求める人材][会社の事業]などがチェックできるので、就活の面接で話す志望動機も作れちゃいますね。流れとしては、次のとおり。
- 『就職四季報』で倍率を調べる
- 気になる企業をピックアップする
- 志望動機を作りつつ、エントリー
こんな感じ。ぜひ、参考にどうぞ。
その②:就活エージェントで倍率などを聞く
「エージェント」と聞くと転職活動を想像するかもですが、就活でも使えます。
例:大手の就活エージェント
たとえば、大手企業の「レバレジーズ」が運営している『キャリアチケット』などのエージェントは、就活では大手ですね。怪しいエージェントも多いので、大手企業の方が安心です。
〈エージェントを使うメリット〉
・無料で就活のサポートが受けられる
・就活生に合わせて、対策をしてくれる
・倍率や選考のポイントも教えてくれる
上記のとおりで、1人で就活を進めるのが不安な人に向いているかもですね。
サポートの内容とかは『キャリアチケット公式サイト』を参考にどうぞ。
その③:就活サイトのお気に入り数を調べる
ぶっちゃけ、、、『就職四季報』が倍率の調べ方としては最高ですが「お金を使いたくない」とか「無料の調べ方がいい」という人向け。
ワンキャリアが便利です
こちらは『ワンキャリア』という就活サイトでして、上の画像のように[お気に入り数]が見れますよね。つまり、お気に入り数が多ければ多いほど、倍率が高くなる傾向ありです。
なお、無料登録をすれば[お気に入り数]だけじゃなく[内定者のエントリーシート]とか[実際に面接で聞かれた質問]などもチェックできるので、就活をするなら登録必須ですよ。
その④:企業の従業員数から逆算して考える
倍率の調べ方として正確ではないですが、従業員(=働く人の人数)から逆算しつつ、倍率などを予想することもできますね。
基準となる目安
- 1,000人以上:倍率は高め
- 301〜999人:倍率は普通
- 300人以下:倍率は低め
目安としては、こんな感じ。
とはいえ、同じ従業員数でも企業によって変わるので、マジで目安程度です。
なお、企業の従業員数は『就職四季報』でもチェックできますが『JOBTV』という就活サービスでも確認できるので、気になる方はどうぞ。もちろん、無料で使えるサービスです。
その⑤:採用担当の人事やOBに聞いてみる
教えてくれない可能性が高めですが、やってみる価値はありかなと。
※もし聞けるなら、OBの社員さんよりも、人事の方が情報は正しそうですね。
例:企業の説明会などで聞く
1対1で話すときに聞いてもいいですが、企業の説明会などで「質問がある人はいますか?」的な状況のときに「例年、御社の倍率はどれくらいなのでしょうか?」と聞くのもアリ。
とはいえ、今の世の中だと就活対策の本とかネットで倍率などの情報はチェックできるので、無理に企業の説明会で聞かなくてもOKかなと思います。←僕は聞くのが苦手だったので。
補足:就活で意味のない倍率の調べ方もある
結論は「企業の説明会や選考会から予測する」という調べ方ですね。
※これは、先ほどの人事とかに質問ではなく、自分で想像する感じです。
例:企業の説明会からの調べ方
説明会は「5回」ある。参加したときは「40人」の就活生がいた。5回×40人なので「200人」がエントリーしそう。採用人数が「20人」だから、200人÷20人で『10倍』の倍率。
上記のように、計算するイメージですね。
もちろん、否定はしませんが、説明会の回数が増える可能性もあるし、説明会によっては1回あたりの就活生の人数も変わってくるので、あまり正確な倍率はわからないかなと思います。
就活で倍率が高くない、ホワイト企業の調べ方のランキング
お次は「どのように調べれば、倍率が低い+ホワイト企業が見つけられるのか」といった、調べ方のランキングを5つほどご紹介します。
倍率の調べ方のランキング
- 就活で入りたい大手の企業は外す
- CMや広告で、見ない企業を狙う
- 逆求人型の就活サイトを利用する
- 大手企業の子会社をチェックする
- 消費者向け(to C)の企業は避ける
こちらの5つですね。
では、ランキング形式で解説します。
ランキング①:就活で入りたい大手の企業は外す
わりとやりがちですが、個人的にNG。
なぜなら、多くの就活生がエントリーをするので、倍率が上がるからですね。
就職人気ランキング
こちらは「東洋経済」が出している『就職人気ランキング』のデータでして、多くの就活生は、以下のように行動します。
- 就職人気ランキングを見る
- 多くの就活生がエントリーする
- 自然と倍率がバグレベルに上がる
シンプルですが、上記のとおり。
とくに、就職人気ランキングの1位〜5位くらいは、倍率がエグすぎですよ。
どの就活生も同じ考えを持っているはずなので、就職人気ランキングは避けた方が、比較的に倍率が低い企業を見つけやすいかもです。
ランキング②:CMや広告で、見ない企業を狙う
基本的に、下記の方程式が成り立ちます。
具体例を出すなら[資生堂]とか[トヨタ][味の素]などの企業は、ガンガンCMとか広告を出しているので認知度は高めです。なので、就活の倍率も鬼のように高いですね。
つまり、裏を返せば、次の方程式もあるはず。
こんな感じ。
そのため、企業を調べる中で『CMで見たことないか』を基準にするのもあり。
ランキング③:逆求人型の就活サイトを利用する
「就活の倍率は低い」&「わりとホワイト企業を探せる」といった方法です。
※実際、僕も『逆求人型の就活サイト』を使って、穴場企業を探していました。
逆求人型の就活サイトとは
今回は、就活で定番の『オファーボックス』という逆求人サイトを例にします。
具体的な特徴としては、以下のとおり。
- 企業からスカウトがもらえる
- 大手企業からベンチャーまである
- 無料の自己分析ツールも使える
こういった感じでして、逆に企業側から「本選考に参加しませんか?」とか「1度、面談などでお話ししませんか?」と連絡がもらえるイメージです。
『オファーボックス』を使ってみた感じ、だれもが知っているハイパー大手企業が多いというよりは、あまり知られていないけど、年収や福利厚生が充実している企業が多い印象でした。
ちなみに『オファーボックス』以外にも、逆求人サイトはありますが、まずは『オファーボックス』だけでOKかなと思います。一応、他の逆求人サイトの公式HPも載せておきますね。
おすすめの逆求人サイト
・dodaキャンパス:ベネッセが運営しており、87万人以上が登録している
・オファーボックス:登録企業数は1万社以上。大手からベンチャーまである
・キミスカ:25万人以上の就活生が登録。ベンチャー企業が多い印象だった
まずは『オファーボックス』を使ってみつつ、いい感じなら他の逆求人型の就活サイトもどうぞ。僕自身、最初は1つをメインに使いつつ、あとから使うサイトを増やしていったので。
ランキング④:大手企業の子会社をチェックする
「ホワイト企業=大手企業だけ」と思われがちですが、大手の子会社もアリ。
たとえば、今回は僕も狙っていた[NTTグループ]をベースに考えてみますね。
例:[NTTグループ]
NTTグループ:組織図
NTTグループは、上の画像以外にも小会社はありますが、今回は「就活生が知っていそうな子会社」+「就活生があまり知らなさそうな子会社」を5つほど、まとめてみました。
では、なぜ大手企業の子会社がおすすめかと言うと、シンプルに倍率が低いからです。そして、福利厚生とかは大手企業で共通している場合が多いので、わりと狙い目ですからね。
就活を続けていく中で、頭の片隅の選択肢の1つとして、どうぞ (`・ω・´)
大手の子会社の調べ方
結論は『就職四季報』を見ればOK。
具体的には「グループ会社」という項目があるので、それを見るイメージです。
1つずつネットで[〇〇会社 グループ会社]でググってもOKですが、ちょっとメンドウですよね。就活は、時間が命なので『就職四季報』などで調べる方が調べ方としては効率的。
ランキング⑤:消費者向け(to C)の企業は避ける
1つだけ質問です。
下記の企業を知っていますか?
おそらく、あまり知られていないはず。
しかし、次の企業はどうですかね?
たぶんですが、先ほどの3つの企業よりも、知っている企業が多いはず。
何が言いたいのかというと『誰に向けて商売をしているのか』が倍率では重要。
[to B]と[to C]の違い
・to B:Business to Businessの略で、企業と企業の取引で商売をする
・to C:Business to Consumerの略で、企業と消費者の取引で商売をする
上記のとおり。
なので、前者の[IBM]や[セールスフォース]などの企業は、企業向け(to B)のビジネスモデルで、後者の[サントリー]や[ユニクロ]は、消費者向け(to C)の企業です。
消費者向けの企業=倍率が高め
もちろん、業界や企業によりけりですが、消費者向け(to C)の企業は倍率が高めです。なぜなら、僕たちがいつも利用する商品やサービスを扱っているので「認知度が高い」から。
そのため、倍率が高くない企業の調べ方としては「消費者向け(to C)の企業」ではなく『企業向け(to B)の企業』を狙うべきでして、比較的に倍率がそこまで高くないはずです。
なお、企業向け(to B)の企業の調べ方は[to B 企業 ランキング]とか[to B 企業 一覧]みたいな感じで、ググればOKです。ザッと出てくるので、あとはエントリーのみ。
ちなみに、就活でエントリーをするなら『ワンキャリア』という就活サイトが使いやすいので、使っておいて損はないかなと思います。僕の周りの友達もみんな使っていましたので。
倍率の調べ方を実践したあと、就活で内定をゲットするコツ
最後は、調べ方のあとですね。
次を実践すれば、内定の難易度は下がるはず。
調べ方を実践して、内定を取るコツ
- 就活では「調べ方」を調べまくる
- 倍率を基準に、選考の比率を考える
- 業界や職種で就活のやり方を変える
- 倍率を考えず、平均以上をやり切る
こちらの4つのコツですね。
というわけで、1つずつ解説をしていきます。
コツ①:就活では「調べ方」を調べまくる
スイマセン m(__)m
何を言っているか、わからないですよね。
僕が伝えたいこと
上記のとおり。
というのも、就活をしていると、常にわからないことが出てくるからですね。
・エントリーシートって、どう書くの?
・Webテストの勉強方法はあるのかな?
・面接で聞かれそうな質問はどんなの?
こういった感じで、ゴロゴロと出てきます。
なので、今回の倍率の調べ方と同じように、就活では調べまくることが大切。
コツ②:倍率を基準に、選考の比率を考える
2つの選択肢のとき、どちらかを選び、どちらかを捨てる人が多いですよね。今回で言うと「倍率が高い大手企業だけを受ける」or「倍率が低い中小企業だけを受ける」みたいな感じ。
シンプルですが、上記のとおり。
たとえば、倍率を基準にしつつ、選考を受ける企業の比率を変えるのがベスト。
例:受ける企業の比率
- 2社:倍率が高すぎる超大手
- 6社:倍率が高めな大手企業
- 2社:倍率が低めな中小企業
イメージとしては、こんな感じで「10社」の企業を受けるなら[2社:超大手企業]で[6社:大手企業][2社:中小企業]みたいに、倍率をベースにしつつ、比率を変える感じ。
この方法であれば「年収や福利厚生など条件が良い企業も目指せる」&「就活で全落ちするリスクをグッと減らせる」といった感じで、攻めと守りを一緒にやるイメージです。
倍率が高すぎる場合の対処法
とはいえ、多くの就活生が「この企業へ就職したい」と思う会社は、倍率が高めです。ただ、倍率が高すぎる企業だったとしても、内定を取るための必勝法はいくつかありますよ。
詳しくは【高すぎ】就活の倍率は高いけど『必勝法』はある【100倍を勝ち取る】という記事で解説しているので「絶対に倍率が高い企業へ就職したいんだ」という人は、参考にどうぞ。
コツ③:業界や職種で就活のやり方を変える
ポケモンに「ほのおタイプ」は「みずタイプ」に弱いといった相性があるように、働く業界や職種によっても『自分に合う業界』とか『自分に合わない職種』がありますからね。
前提:業種・業界・職種の違い
業種・業界・職種の3つの違い
- 業種:メーカー・金融・サービス
- 業界:銀行や保険など←金融の場合
- 職種:人事職・営業職・事務職など
つまり、就活の面接では「この就活生は、うちが所属する業界に合いそうだな」や「ちょっとこの学生は、募集している職種に合わないかもな」といったことが判断されているわけです。
そのため、大切なことは『業界や職種で就活のやり方を変えること』でして、面接を受ける中で「自分の価値観」×「志望企業の業界とか職種」をマッチさせる必要がありますね。
自分の価値観の調べ方
キャリアチケットスカウト
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こちらは『キャリアチケットスカウト』という就活アプリでして、アプリをインストールして、いくつかの質問に答えるだけで、あなたの価値観をチェックすることができますよ。
なので、就活を進める中で、まずは「あなたの価値観」を『キャリアチケットスカウト』で確認しつつ、志望企業の業界や職種にマッチさせていけば、倍率に関係なく、内定は出るはず。
コツ④:倍率を考えず、平均以上をやり切る
コツというよりも、考え方の面ですね。
なぜなら、いくら倍率の調べ方を実践しても、内定する確率は変わらないから。
どちらの方が内定を取りそうですか
・A:倍率ばかりを調べている。就活の準備はせず、倍率の低い企業を受ける
・B:少し倍率を調べて、残りは準備する。倍率が普通くらいの企業を受ける
おそらくですが、、、後者の「B」の方が内定をゲットしそうですよね。しかも、倍率が普通くらいの企業からの内定です。
つまり、言いたいことは『倍率の調べ方もほどほどに』です。もちろん、倍率を調べつつ、内定が出やすい企業を探すことも大切ですが、それ以上に就活では、準備とか対策が重要です。
ちなみに、就活で内定率を上げる方法については【内定率】早期選考の合格率を上げる方法5つ【最終面接で早期内定】という記事で、詳しく解説をしています。早期選考向けの記事ですが、本選考でも活用できるはず。
質問:就活で「倍率が低い業界」を狙うのはアリ?
結論は『アリ』ですが、倍率が低い業界だけを狙うのはNGです。
>>参考:【就活】10倍や30倍の『倍率が低い業界』はNG【誰でも受かる企業】
なので、イメージとしては、次のとおり。
簡単に言うなら、バランス感覚ですね。
これは就活だけじゃなく、人生を通じて言えることですが、AとBの選択肢があった場合に「Aに100の力を使う」&「Bに使う力は0」じゃなくて、どちらもいい感じにバランス良く力を入れていけばOKかなと思います。
というわけで、僕も1つのことに集中したら、全集中しちゃう系の大学生ですが、一緒にバランス感覚を身につけつつ、人生を充実させていきましょう。
まとめ:就活で倍率の調べ方を実践したら、あとは内定を取るだけ
今回は『就活の倍率の調べ方』について、5つほど調べ方をご紹介しました。
就活の倍率の調べ方
- 就職四季報を業界&企業ごとに見る
- 就活エージェントで倍率などを聞く
- 就活サイトのお気に入り数を調べる
- 企業の従業員数から逆算して考える
- 採用担当の人事やOBに聞いてみる
上記のとおり。
とはいえ、下記の3つを使えば、サクッと就活の倍率はチェックできますよ。
・『就職四季報』を見る → 就活の本。企業の倍率などがチェックできる
・『キャリアチケット』を使う → 就活のエージェント。倍率なども聞ける
・『ワンキャリア』で調べる → 就活サイト。お気に入り数から逆算する
どれも優秀な商品やサービスなので、ホワイト企業に入りたい就活生はどうぞ。
「倍率を確認するだけじゃなく、就活のサポートがしてほしい人」は『キャリアチケット』などのエージェントを使っておけば、間違いなしかなと思います。
というわけで、充実した就活ライフをどうぞ。
今回は以上です。