こんな疑問を解決します。
記事の内容
・仕事を人に教えるのがストレスな人へ
・仕事を教えるストレスを減らす方法
・新人教育なしで仕事を教えるポイント
記事の信頼性
この記事を書いている僕は外資系企業で働く会社員です。新人教育の担当を任されており、しんどい思いをしました。
今回は『新人教育で仕事を人に教えることがストレスな人へ』というテーマで「教育担当をやっていてしんどいぜ」というお悩みを解決していきます。
先に結論を書いておきます
- 「仕事を人に教えること」を減らす
- 対面ではなく、文章ベースで進める
- 自分で新人教育を進める方法を話す
- 人に教えるのがしんどい理由を知る
- 新人教育以外でストレスをためない
上記の5つの対処法を実践すれば、新人教育でしんどい悩みは解決されるはず。
※実際、僕もこちらの対処法を教育担当をしていたときは実践していました。
なので、今回は『新人教育で仕事を人に教えるストレスを減らす方法』をテーマに記事を書いていきますが、前提として「仕事を人に教える=しんどい」と考えておくといいかもです。
前置きはさておきですね。
では、いきましょう(*´﹃`*)
新人教育で仕事を人に教えることがストレスな人へ【教育担当はしんどい】
結論、しんどいこと自体に目を向ければOK。
新人教育がしんどい理由は、大きく2つに分かれる
具体的には、次がストレスの理由ですね。
新人教育がしんどい理由
・理由①:身体的にストレスを感じる
・理由②:精神的にストレスを感じる
こちらのとおり。
簡単にそれぞれの解説をしていきます。
理由①:身体的にストレスを感じる
これは、自分自身が自覚しやすいものですね。
たとえば、次がストレスに該当するかもです。
- 新人教育で自分の仕事ができない
- 仕事を教える量が圧倒的に多すぎる
- 人に教える方法があまりわからない
とくに、僕の場合は[新人教育で自分の仕事ができない]が超ストレスになっていました。なんせ、自分には自分の仕事があって、それにプラスアルファの形で新人教育があったから。
なお、僕と同じ悩みを持つ人に向けて【両立】新人教育で自分の仕事ができない人へ【教育係の教える時間がない】という記事を書きました。ぜひぜひ、参考にどうぞ (`・ω・´)
理由②:精神的にストレスを感じる
こちらに関しては、自分自身でストレスに気づいている人は少ないかもです。
- やる気のない新人にイライラする
- できない新人にストレスを感じる
- なんとなく新人にうんざりしている
こういった感じでして[身体的なストレス]と[精神的なストレス]の2つで、新人教育がしんどいと感じる人が多い印象です。← 僕も身体的&精神的に、しんどい思いをしました。
なので、まずは『自分がどういったことをしんどいと感じているのか』をチェックです。この部分は人によりけりなので、本音ベースでゆっくりと考えてたほうが、ストレスは減ります。
ストレスの理由がわかれば、あとは対処をすればOK
理由への対処ですね。シンプルです。
これは、たまにできる口内炎と同じです。
例:理由への対処
上記のとおりで「しんどい理由を考える」→「理由を対処できる方法を考える」の2ステップで、新人教育のストレスはなくなりますよ。
僕の場合です
[しんどい理由]
仕事を教える量が圧倒的に多すぎる
[理由への対処方法]
・他の現場社員に研修の仕事を任せる
・最初は、最低限だけの仕事を教える
・教えるよりも、現場で学んでもらう
こちらのとおりですね。
時間を取りつつ、ゆっくりと考えれば、わりと対処方法は見えてくるはず。
仕事を人に教えるのがストレスじゃない人は、ほぼいない
否定+否定の見出しで、少しわかりにくいかもです。スイマセンm(_ _)m
僕が言いたいこと
ハッキリ言うと、上記のとおり。
つまり、あなたが感じているストレスは、他の教育担当も感じている話ですよ。
そのため「みんなしんどい思いをしているんだな…」という考えが頭の片隅にあるだけでも、ちょっと心が前向きになるはず。もちろん、改善は必要ですが、まずはメンタルのケアです。
新人教育に向いてない人もいるので、気にしなくてOK
人には[向いていること]or[向いてないこと]がありますからね。
これは新人教育も同じでして、人によっては向いてない人も当然いますよ。
なので、解決策は自分の適性に合った新人教育をやればOKです。たとえば、僕は『グッドポイント診断』などのツールで、下記の強みがチェックできました。
僕がグッドポイント診断で出た強み
- 挑戦心:高い目標もクリアする力
- 継続力:決めたらとことん進む力
- 親密性:じっくりと付き合える力
僕は上記の3つの強みが『グッドポイント診断』で出ました。こちらが僕の適性だと思うので、うまく新人教育に活かしましたね。
例:自分の適性を新人教育に活かす
[親密性:じっくりと付き合える力]
→ 新入社員との距離をわりと近づけた
こういった感じで、まずは『グッドポイント診断』などで「あなたはどんな適性を持っているのか」をチェックしつつ、あなたにフィットした新人教育のやり方で進めていけばOKです。
自分の適性を知っておくことで、今回の新人教育だけでなく、職場で働く上であなたの強みが発揮できるポイントなども自分で理解できるので、わりとお得かなと思います (`・ω・´)
新人教育でしんどい教育担当が、仕事を人に教えるストレスを減らす方法
「そもそものストレスを減らしていきましょう」というお話ですね。
※僕も実際に新人教育のときにやっていた方法で、わりと効果的でした。
人に教えるストレスを減らす方法
- 「仕事を人に教えること」を減らす
- 対面ではなく、文章ベースで進める
- 自分で新人教育を進める方法を話す
- 人に教えるのがしんどい理由を知る
- 新人教育以外でストレスをためない
では、順に説明していきますね。
その①:「仕事を人に教えること」を減らす
そもそも『仕事を人に教えることを減らす=ストレスも減るよね』という感じ。
ただ「どうやって仕事を人に教えることを減らすんだ…」という人も多いはず。
仕事を人に教えることを減らす方法
具体的には、人から仕事を教えてもらう機会を減らしていく感じですね。実際、僕が働いている会社でもいくつか新人教育の仕組み化と自動化があったので、このあたりをシェアします。
- 知識的な研修:ビデオ録画で学ぶ
- 基礎的な研修:研修用の資料を読む
- 応用的な研修:社内のページを見る
上記のとおり。
ぶっちゃけ、新人教育の研修で大切なことは「情報を伝えること」ですよね。
そして、あなたが仕事を人に教えることがストレスに感じていて、しんどいと思うなら、新人教育は仕組み化しちゃってOKかなと思います。
その②:対面ではなく、文章ベースで進める
これは僕がハイパーやっていたことです。
具体的には、新入社員の方からの質問ですね。
僕がやっていたこと
僕のように「人と話すのも、人に仕事を教えるのもストレスになるぜ」という方に向いている方法でして、文章ベースで新人教育を進めていくのもあり。
文章ベースで意識すべきこと
ちょっと意味不明かもですが、文章ベースだと「この人、自分に冷たいな…」と思われてしまいがちです。それじゃあ関係性は作りにくいので、文章でも表現で温かさを出すべきですよ。
例文①:冷たいと感じる文章
本日の研修、お疲れ様でした。
明日は午前10時から始める予定です。
よろしくお願いいたします。
例文②:温かいと感じる文章
〇〇さん、お疲れ様です!
本日の研修は、いかがでしたか?
明日も午前10時から研修がありますので、
ゆっくりと休んでくださいね!
さて、どちらの方が新人教育を受ける側なら、ありがたいですかね?
おそらく、後者の文章を選ぶ人が多いはず。
文章で感情を表現する方法
- 「!」や「?」などを使う
- 話し言葉で文章を書いてみる
- 相手への気遣いを最後に書く
もちろん、正解はないですが、やるかどうかで大きく変わるポイントですね。
これは新人教育だけじゃなくて、日常のチャットでも使えるのでおすすめ。
その③:自分で新人教育を進める方法を話す
なぜ新人教育がしんどいのかと言うと、1から10まで教える必要があるから。
そして、新人教育を受ける人が、何をすべきか理解していないことが多めです。
おすすめな方法
これがマジでおすすめ。
もっと言うと「最終的に何が必要」で「今日から何をすべきか」への理解です。
たとえば、大学受験の英語で言うと[ゴール:合格点の80点を取ること]で[何をすべきか:英単語・文法・長文を読むなどの対策]が必要になりますよね。
これは新人教育も同じで[ゴール:配属先の仕事を進めること]で[何をすべきか:〇〇の知識と〇〇のツールの使い方を知ること]といった感じで、それぞれを最初に話せばOK。
これは僕の考えですが、新人教育って「教える側 → 受ける側」への一方通行ではなくて『教える側 ↔ 受ける側』といった感じで、二人三脚のパートナーだと思うんですよね。
なので、仕事を人に教えることがストレスに感じていて、しんどい状況であれば、新人教育を受ける側の人と一緒に走りつつ、1人でも走っていけるような流れを作っておくべきですよ。
その④:人に教えるのがしんどい理由を知る
そもそも「なぜ自分は人に仕事を教えるのがしんどいのか」という理由の部分。
というのも、しんどい理由がわからないと、ストレスの解消が難しいから。
例:僕がしんどいと感じた理由
僕の場合は、こちらのとおり。
よく教育担当者がストレスに感じてしまう理由を、下記に書いておきますね。
教育担当者がストレスに感じる理由
- 仕事を教える量が圧倒的に多すぎる
- やる気のない新人にイライラする
- できない新人にストレスを感じる
他にも色々あるかもですが、こんな感じ。
※本音ベースで、ゲスいことを書いてOK。
あとは、しんどい理由を解決できるような対処法を1つずつ試していけばOK。
しんどい理由を解決する方法
[仕事を教える量が圧倒的に多すぎる]
他の現場社員に仕事を教えることを任す
[やる気のない新人にイライラする]
新人に期待せずに、最低限だけ教える
[できない新人にストレスを感じる]
できない原因と新人と一緒に考えてみる
上記が必ずしも正解ではないかもです。
とはいえ、試す価値はありだと思うので「しんどい理由を考える」→「理由を解消できる方法を試す」→「ストレスを解消できないなら、他の方法を試してみる」の繰り返しでOK。
その⑤:新人教育以外でストレスをためない
新人教育の教育担当になると、仕事の面において負のループになりますよ。
新人教育の負のループ
- 新人教育でストレスがたまる
- 仕事のパフォーマンスが落ちる
- 自分の仕事ができない状況になる
- さらに新人教育でストレスがたまる
どうですかね、最悪ですよね。
なので、仕事を人に教えることでストレスをためるのは、仕方ないかもです。
今回の対処法をいくつか試してみて、どうしても新人教育がしんどいなら「もう新人教育でストレスがたまるのは仕方ない」と諦めるのもありかなと思います。
その代わり、新人教育以外の部分である、あなたが本来持っている仕事の面でストレスをためつつ、パフォーマンスを落としてしまうのは絶対にNGですよ。
しんどい思いをせず、新人教育なしで仕事を新入社員に教えるポイント
最後は「そもそも新人教育をなくしちゃおうぜ」というお話です。
※すべてを実行するのは企業により難しいかもなので、できるやつだけでOK。
新人教育なしで仕事を教える方法
- 新人教育の内容をマニュアル化する
- 疑問を自分で解決する方法を伝える
- OJTを導入してストレスをなくす
- 仕事を教える教育担当を複数にする
こちらの4つですね。
というわけで、1つずつ解説をしていきます。
ポイント①:新人教育の内容をマニュアル化する
ぶっちゃけ、これが1番大切ですよ。
理由は仕事を人に教えることをなくせるから。
例:新人教育のマニュアル化
- 知識的な研修:ビデオ録画で学ぶ
- 基礎的な研修:研修用の資料を読む
- 応用的な研修:社内のページを見る
こちらのとおりです。とはいえ、新人教育をすべてマニュアル化する必要はなくて、1から10ある中で、いくつかをマニュアル化してみればOKです。
たとえば[営業の研修]は実際に現場社員に教えてもらったほうがいいな。一方で[ビジネスマナー研修]とか[パソコンスキル研修]とかは、マニュアル化できそうだ。といった感じ。
この方法を実践すれば、そもそもあなたが仕事を人に教えることが少なくなるので、ストレスも減りますし、精神的&身体的にしんどいと感じる回数はグッと減るはずです。
ポイント②:疑問を自分で解決する方法を伝える
新人教育の場面で、下記がありますね。
よくある会話
上司:わからないことがあったら、聞いてね
新入社員:〇〇の箇所がわからないです!
上司:それはね、〇〇という意味だよ。
新入社員:では、こちらの〇〇はどうですか?
上司:それはね、〇〇という意味だよ。
こちらのとおりでして、社内でよくある会話かなと思います。
とはいえ、上記のやり取りって、あまり効率的ではありませんよね。
効率的ではない理由
というのも、別に「その上司から仕事を教えてもらうこと」が目的ではなく『わからないことを解決すること』が目的だからですね。
すぐにできる解決策
これに尽きるかなと思います。
具体的には「わからない箇所がある」→「〇〇で解決しよう」と話すことです。
例:新入社員が自分で解決する方法
- GoogleやYahoo!で検索してみる
- 社内のサイトやヘルプページを見る
- 過去の研修資料やマニュアルを読む
上記3つは具体例ですが、わからない箇所の解決策は多数にあるはずです。
※少し冷たく感じるかもですが、新人教育では自己解決してもらうことが大切。
新人に期待しないことも大切
昔の僕もそうだったんですが「新人教育がしんどい」とか「教育担当はストレスを感じる」といったとき、相手(=新人)に期待しすぎていたなと思います。
ハイパー当たり前かもですが、意外と抜けがちな視点です。新人教育をする中で、多くの教育担当者が「なんで〇〇ができないんだよ」と当たり前の基準を上げすぎかなと思います。
ぶっちゃけ、新入社員ができないことは当たり前ですよ。とはいえ、できることを当たり前と思っちゃっているので、人に仕事を教えるのがストレスになりつつ、しんどいのかもですね。
ポイント③:OJTを導入してストレスをなくす
いわゆる「On the Job Training」という『OJT制度』ですね。
OJT制度とは
仕事を人に教えることだけでなく、現場レベルで実際に仕事をやってもらいつつ、その中で知識やスキルなどを身につけてもらう研修スタイルのこと。
大手企業で導入しているケースは少ないですが、ベンチャー企業とか外資系の企業ではガンガン導入しているイメージですね。実際、僕の会社でも基本的にOJT制度を導入しています。
OJT制度のメリット
[教える側]と[受ける側]にそれぞれメリットありです。解説をしてみます。
・[教える側]:仕事を人に教える時間を短縮でき、効率的に新入社員が可能
・[受ける側]:現場レベルで仕事ができるので、研修の学びを早く得やすい
こちらのとおりで[教える側]と[受ける側]にメリットがありますね。
※とはいえ、企業により導入が難しいかもなので、できたらでOKです。
実際、仕事を人に教えるのがストレスでしんどい人は、OJT制度などを新人教育に導入してみると、ストレスがグッと少なくなるかなと思います。
ポイント④:仕事を教える教育担当を複数にする
あなたが仕事を人に教えるのがしんどいなら「分担しましょうよ」です。
実際、僕が教育担当のときは、いろいろな人に新人教育を分担しました。
例:新人教育を分担する
新人教育がしんどいなら、分担する例
- 知識や仕事内容の全体研修:赤色
- ツールの仕様や使い方の研修:緑色
- 新入社員が独学などを進める:灰色
- チームメンバーとの交流時間:青色
- 新入社員の質問や悩みの回収:黄色
こちらのとおりでして、僕は仕事を人に教えるのが苦手で、わりとストレスが貯まりそうだなと思ったので、同じ部署とチームのメンバーに新人教育を分担してもらいました。
なお、新人教育を分担するときは、下記の流れで進めるといいかもです。
新人教育を分担する流れ
①:スケジュールをザックリと決める
②:研修の内容を分ける(色分けなど)
③:各メンバーに新人教育の分担する
上記のとおり。
仕事を人に教えるのがしんどいとかストレスなら、ぜひどうぞ (`・ω・´)
まとめ:新人教育で仕事を人に教えるのが、しんどいのは当然な話です
今回は『新人教育で仕事を人に教えることがストレスな人へ』というテーマで「教育担当をやっていてしんどいぜ」というお悩みを解決しました。
仕事を教えるストレスを減らす方法
- 「仕事を人に教えること」を減らす
- 対面ではなく、文章ベースで進める
- 自分で新人教育を進める方法を話す
- 人に教えるのがしんどい理由を知る
- 新人教育以外でストレスをためない
僕自身、コミュ障な人間なので、仕事を人に教えるのがしんどいです。そして、わりとストレスに感じちゃう派です。だからこそ、上記のように、うまくストレスを減らしてきました。
こういったストレスって、知らず知らずのうちに蓄積されますからね。その結果、身体的にも精神的にも壊れちゃう可能性ありです。
上司から教えてもらったこと
人生において仕事は大切です。とはいえ、あくまで人生の1つのピースにすぎないと思うので、ストレスを感じていたり、しんどいと思うなら、できるだけストレスを減らしていくべき。
というわけで、ゆるく働いていきましょう。
今回は以上です。
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