こんな疑問を解決します。
記事の内容
・就活でNNTとは『わりと普通』です
・無い内定の人の特徴を男女問わず解説
・クズじゃないし、行動すれば解決する
記事の信頼性
この記事を書いている僕は同志社大学の学生です。NNT(無い内定)でしたが、志望企業から内定をいただきました。
今回は『就活でNNTとは、わりと普通です』といったテーマで解説します。
とはいえ、記事の前に、少しだけ用語の説明をしておきますね。
・NNTとは→無い内定のこと
・ANTとは→有る内定のこと
上記のとおり。
実際、僕は就活を始めた頃、以下のように考えていました。
こんな感じです。
そして、この記事は『無い内定だった頃の僕』に向けて、記事を書いています。
無い内定だった頃の僕
TwitterとかのSNSを常にチェックしては、ネガティブになる日々でした。
なので、こういった過去の僕と同じ悩みを持つ人に届けばいいなと思います。
※注意点:この記事はNNT(無い内定)の人をネガティブにさせる内容じゃないです。むしろ「これをやれば、内定に近づけるのか…」といった内容なので、リラックスしつつどうぞ。
前置きはさておきですね。
では、いきましょう( ゚д゚)
就活でNNTとは『わりと普通』です【無い内定はクズじゃない】
就活をしていれば、NNTとは普通ですよ。
どの就活生も、最初は「NNT(無い内定)」な話
これに尽きるかなと思います。
というのも、就活は下記の流れで、進んでいくからですね。
就活が進む流れ
就活が進んでいく流れ
そして、上記の2つの期間を「NNT(無い内定)」と「ANT(有る内定)」に分けるなら、以下の画像のようになるはず。
NNTとANTの違い
NNT(無い内定)とANT(有る内定)
つまり、NNT(無い内定)という状況は、就活をしていれば誰にでも起こる状況でして、そこまで気にしなくてOKかなと思います。
たとえるなら「バイトを始める前の人」と「バイトを始めている人」がいて、前者を『NNT』と呼び、後者を『ANT』と呼んでいる感じ。最初は、だれもが無い内定の状況ですよね。
『就活とは=前提条件が人により違うゲーム』です
昔の僕もそうだったんですが、自分がNNT(無い内定)で悩んでいるときって、周りの就活生とバグレベルに比べまくっていたんですよね。
Twitterを見ていた僕
とはいえ、この状況って、就活生によって前提条件がまったく違いますよね。
- いつから就職活動をはじめたのか
- 学歴や性格、表情はどんな感じか
- 1日にどれくらい就活をしているか
- 志望している業界はどの業界なのか
- 目指している企業はどの企業なのか
こういった感じで、あげればキリがないほど、就活生によって違います。
※「記事を書いている僕」と「記事を読むあなた」も前提条件が違いますよね。
なので、スタート地点が違う&使っている靴も違う&トレーニングをしてきた量も違う、マラソンみたいな就活で、NNT(無い内定)とかANT(有る内定)と分けるのは無意味です。
実体験:NNT(無い内定)じゃなくなった時期
僕と友達2人の話をします。
僕の場合
早期選考で大学3年の年内に内定。就活を終了して、NNTじゃなくなった。
友達Aの場合
本選考で大学4年の5月に内定。そこで就活を終了し、NNTが終わった。
友達Bの場合
本選考で大学4年の6月くらいに内定。粘り強く就活を続けて、NNTが終了。
上記のとおりで、就活生によって前提条件が違うので、終わる時期も違います。
なので、繰り返しですが「NNT(無い内定)とは=わりと普通」ですよ。
ちょっとした学びですが、周りの友達を見ていて「NNTの期間が長い人=受ける企業数が少ない」というのが共通点でした。
>>参考:【文系】就活で『10社しか受けない』のは少ない【平均何社受ける】
もちろん、受ける企業の数を増やしまくるだけはNGですが、間接的に「受ける企業数が多い」と『就活に慣れる』ので、NNTを脱出しやすいんじゃないかなと思います。
NNTのまま卒業した、無い内定の末路とは
以下のような不安があるかもです。
結論は、また就活を再開すればOKです。
そして、今の日本だと「無い内定のまま卒業」→「ニートをやりつつ就活」→「第2新卒で企業へ就職」をする人も多いので、そこまで末路とか人生終了とか考えなくてもOKですよ。
大切なこと:「NNTの最悪の状況とは」を考える
人間は「わからない=不安」に考えるので、最悪の状況のイメージが大切。
僕がNNT(無い内定)だった頃、以下のように考えて就活をしていました。
僕の場合:無い内定の最悪の状況
NNTのまま卒業したら、、、実家に帰りつつ、コンビニのアルバイトをしつつ、ブログを書いてゆるく生きていこう。来年また就活をすればOKだよね。
これを考えたときに、無い内定の最悪の状況って、そこまでだったんですよね。
>>参考:【その後】就活で全落ちしたら『高学歴ニート』になればOKです
なので、今はすごく不安かもですが、その不安の正体は「わからない」とか「考えていない」が原因かもです。そのため、まずは『無い内定の最悪の状況とは?』を考えるべしです。
ちなみに、ちょっと余談ですが、僕は大学生活で[浪人][休学][起業]といろいろな決断をしました。そういったときに「最悪の状況とはを考える」がマジで役立ったのでおすすめ。
NNT(無い内定)の就活生の特徴を男女問わず、5つ解説する
無い内定だった頃の僕の特徴をベースに、男女問わず考えてみました。
- 常にTwitterなどのSNSを見る
- 中小企業ではなく、大手しか見ない
- そもそも就活のエントリーが少ない
- 恥ずかしいので、友人に相談しない
- 就活の掲示板やスレを軸に行動する
こちらの5つの特徴ですね。
なお、特徴ごとに解決策もご紹介しているので、一緒に解消していきましょう。
特徴①:常にTwitterなどのSNSを見る
『比較は不幸の始まり』です。
とくに、SNSは「いい部分」しか見せないので、余計に比較しがちですよね。
特徴を持つ人の解決策
これがベストかなと思います。
ネットで「比較せずに生きよう」と言われますが、無理ゲーじゃないですかね。
人生は比較の連続です
- 運動会の「1位」と「2位以下」
- 大学受験での「合格」と「不合格」
- 就活における「NNT」と「ANT」
こんな感じで、生きていく上で、常に比較してきましたよね。なので、この就活の時期になって「比較せずに生きよう」というのは、シンプルに無理ゲーです。
なので『そもそも比較するような情報を見ないこと』がベストな解決策で、情報を見なければ比較しませんし、落ち込むことも少なくなりますよね。
ちなみに、僕は就活をしているときに「就活系のアカウント=うざい」という気持ちを持っていました。その気持ちを、以下の記事でズラっと書いたので、同じ悩みを持つ方はどうぞ。
>>Twitterやインスタの就活アカウントがうざい話【ガチ勢=気持ち悪い】
特徴②:中小企業ではなく、大手しか見ない
これも大きな特徴かなと思います。
理由はシンプルでして、大手企業の倍率って、バグレベルに高いからですね。
大手企業の倍率
これは『東洋経済』が出している「内定の競争倍率が高い会社」でして、上から順に見ていくと、マジで倍率が高すぎですよね。
つまり、100人とか200人、300人のうちの1人に選ばれないと、大手企業から内定はもらえないといったイメージです。超ハードモードすぎですよね。
特徴を持つ人の解決策
もちろん、中小企業だから絶対に倍率が低くなるわけじゃないですが、現時点で大手企業しか受けていないのであれば、少しだけ受ける企業の規模を小さくしていくのもありかもです。
ただ、昔の僕もそうだったんですが「中小企業とか、ほぼ知らない…」といった状況だったんですよね。なので『四季報』などの就活本を読めば、知らない企業をマルっと知れますよ。
また『四季報』には[残業時間]や[有休消化率][年収]なども載っているので、業界研究とか企業分析など、就活対策をザッとできる1冊かなと思います。
ちなみに、僕も就活中に友達から『四季報』を貸してもらいまして「こんな企業があったのか。わりと穴場なんじゃね?」といった感じで考えていました。
なお『四季報』を使う以外にも倍率を調べる方法はありまして、詳しくは【平均】就活の倍率の調べ方は『5つ』ある【企業の就職ランキング】にてご紹介しているので、気になる方はどうぞ。
特徴③:そもそも就活のエントリーが少ない
先ほど、大手企業の倍率をお見せしましたが「就職内定率」のデータもあったので、少しだけ共有しておきますね。『就職みらい研究所』が出しているデータです。
NNT(無い内定)の割合
就職内定率 | 無い内定率 | |
2月1日 | 13.5% | 86.5% |
3月1日 | 22.6% | 77.4% |
4月1日 | 38.1% | 61.9% |
5月1日 | 58.4% | 41.6% |
6月1日 | 73.1% | 26.9% |
上記は23卒(2023年卒業予定の就活生)のデータでして、月日が流れていくにつれて、NNT(無い内定)の割合も減っていくイメージですね。
とはいえ、僕の友達もNNT(無い内定)のときに同じでしたが、そもそもエントリー数が少ないし、大手ばかり受けているみたいな感じだったんですよね。
これは宝くじと同じ理論かもですが、やっぱり「宝くじを買う本数が少ない=当たりにくい」と思うんですよね。なので、まずは『エントリー数を増やすこと』が1番の近道かもです。
特徴を持つ人の解決策
ただ、1つ1つの企業を調べあげつつ、エントリーをするのって、少し面倒ですよね。そのため、下記のような「逆求人サイト」を使えば、企業側からスカウトが届くのでコスパ最強。
・dodaキャンパス:ベネッセが運営しており、87万人以上が登録している
・オファーボックス:登録企業数は1万社以上。大手からベンチャーまである
・キミスカ:25万人以上の就活生が登録。ベンチャー企業が多い印象だった
実際、僕も『dodaキャンパス』『オファーボックス』『キミスカ』の3つにフルで登録しつつ、大手企業から中小企業までスカウトをもらいつつ、就活の幅を広げていました。
すべて無料で使える就活サービスなので、NNT(無い内定)を解消できるはず。
dodaキャンパス
posted withアプリーチ
特徴④:恥ずかしいので、友人に相談しない
ぶっちゃけ、自分がNNT(無い内定)であることを、仲のいい友人に相談するのは、少し恥ずかしいですよね。とはいえ、相談することで、いいアドバイスがもらえることも事実ですよ。
就活は大学のテストと似ている
大学に入ってから思ったんですが、大学のテストって『情報戦』ですよね。友達から「ここが出やすいよ」とか「去年はこの問題が出た」と聞くことで、点数を取りやすかったはずです。
上記は[大学のテスト]だけじゃなく[就活]も同じでして、自分1人でNNT(無い内定)の状況なら、少し恥ずかしいかもですが、友達に相談してみるのもありかなと思います。
僕と同じく、友達が少ない人へ
友達がたくさんいて、気軽に相談できれば最高かもですが、、、僕と同じように「そこまで友達がいない…」という人も多いはず。←実際に、僕も就活中はそうだったので。
実際、この記事を書いている僕も就活中は友達がゼロだったので『オファーボックス』を使いつつ、就活の情報をゲットしていました。
オファーボックスのイメージ
『オファーボックス』のイメージとしては、こんな感じ。
無料で使える就活サイトなので、登録しても損はないかなと思います。
特徴⑤:就活の掲示板やスレを軸に行動する
これは僕もNNT(無い内定)のときに、チェックしまくっていたことです。
よく見ていた掲示板のスレ
- 〇〇業界の企業ランキング
- 就活偏差値が高い企業とは
- □□と△△の企業ならどっち
そして、掲示板やスレで書かれていた内容を軸にしつつ、就活をしていました。
やってしまっていた就活
・上位の企業ランキングから受けよう
・就活偏差値が高い企業を受けまくる
・評判とか世間体がいい企業を選ぼう
こういった感じで、自分の軸とかはゼロで、他の人の意見を軸にしていました。
その結果、面接で浅い志望動機しか話せず、NNT(無い内定)になりました。
特徴を持つ人の解決策
ちょっとカッコよく言いましたが、いくら掲示板のスレをチェックしても、それは投稿している就活生のベストな意見であって、あなたの人生にとってのベストな意見ではないですよね。
なので、掲示板のスレなどは「こんな意見もあるんだ…」くらいでOKでして、そこで投稿している就活生の意見を軸にして就活をするのはNGです。たぶん、後悔する可能性が高い。
就活でNNT(無い内定)はクズじゃないし、行動すれば解決する
最後は、今後の就活でやるべきことですね。
- NNT(無い内定)の割合を調べる
- 1日1つは、就活で改善をしてみる
- 無い内定を脱出するまでの道を知る
- 就活で全落ちした、その後を考える
こちらの4つをやればOKです。
では、順に説明していきますね。
その①:NNT(無い内定)の割合を調べる
繰り返しですが、就活でのNNT(無い内定)の割合は、下記のとおり。
NNT(無い内定)の割合
就職内定率 | 無い内定率 | |
2月1日 | 13.5% | 86.5% |
3月1日 | 22.6% | 77.4% |
4月1日 | 38.1% | 61.9% |
5月1日 | 58.4% | 41.6% |
6月1日 | 73.1% | 26.9% |
では、なぜこの『NNT(無い内定)の割合』を知る必要があるのかと言うと「安心」と「不安」の両方の気持ちをゲットするためです。
NNTの割合を見た後の気持ち
・安心→NNTは、自分だけじゃない…
・不安→合格率が低いから、がんばろう
上記のとおり。
なので、まずは「どれくらいの割合でNNT(無い内定)の就活生がいるのか」を確認しつつ「内定率は低いからこそ、もう少し就活をがんばろう」と考えることが大切です。
その②:1日1つは、就活で改善をしてみる
就活とは、改善の繰り返しです。
常に改善しつつ、質を高める感じ。
例:Web面接の場合
- カメラの位置を少し上にしてみる
- いつもよりジェスチャーを増やす
- デスクライトで顔に光を当ててみる
「え?改善ってこれだけでいいの?」と思うかもですが『昨日の反省を今日に活かすこと』が大切なので、どんなレベル感でもOKです。
そして、改善を繰り返す中で、あなた自身でベストな就活スタイルを作っていくイメージですね。簡単そうに見えて、1日1つの改善は難易度が高めです。ただ、それだけ質も上がる。
その③:無い内定を脱出するまでの道を知る
ちょっと就活っぽい言葉を使うなら、ゴールまで必要な要素を分解すればOK。
無い内定を脱出するまでの道
この方程式が成り立ちますよね。
たとえば「エントリー数:10社」で「選考の合格率:10%」だった場合、最終的に「内定数:1社」になるイメージです。
つまり、NNT(無い内定)を脱出するためには『エントリー数を増やす』or『選考の合格率を上げる』の2つがポイントでして、まずは前者のエントリー数を増やすべきですよ。
そのため、遠回りに見えて『エントリー数を増やす』がNNT(無い内定)を脱出するための1番の近道でして、ここは手を動かせば、誰でも解決できる部分かなと思います。
僕は200社ほどエントリーした
頭がおかしいと思うかもですが、僕は雑魚だったので、エントリーをしまくりました。とはいえ、そのおかげで就活力がグイッと上がり、NNT(無い内定)を脱出できましたからね。
なお、使っていた就活サイトは、次のとおり。
・ワンキャリア:周りで登録していない就活生は少ない。ハイパー使いやすい
・外資就活:外資系やコンサル系が多め。中小企業を探すときに使っていた
・ユニスタイル:内定者のESが見放題。エントリーシートを書くときに最高
もう登録しちゃっているかもですが、マジで上記のサイトは、就活中ずっと使っていた相棒です。とくに『ワンキャリア』はエントリーから就活対策まで使えるので、最高すぎました。
その④:就活で全落ちした、その後を考える
あなたにとって「就活で全落ちした最悪の状況」って、なんですかね?
※1分くらいでOKなので、考えてみると、少し気が楽になるかもです。
僕の場合:就活で全落ちした末路
・就職しないので、働けず、お金がない
・友達などからの、周りの目が気になる
・来年に就活しても、また無い内定かも
僕の場合、こういった不安がありました。
ただ、1つずつゆっくり解決策を考えれば、わりと心が軽くなったんですよね。
最悪の状況への解決策
・就職しないので、働けず、お金がない
→ バイトをしつつ、お金を稼げばOK
・友達などからの、周りの目が気になる
→ しっかり事情などを説明すればOK
・来年に就活しても、また無い内定かも
→ 今年得られた改善点を活かせばOK
NNT(無い内定)の状況って「未来が見えない」からこそ、ネガティブになるわけであって、最悪の状況とか解決策をゆっくりと考えれば、意外と最悪じゃなかったりしますからね。
まとめ:就活でNNTとは『普通』なので、無い内定はクズじゃない
今回は『就活でNNTとは、わりと普通です』というテーマで解説をしました。
NNT(無い内定)の人がやること
- NNT(無い内定)の割合を調べる
- 1日1つは、就活で改善をしてみる
- 無い内定を脱出するまでの道を知る
- 就活で全落ちした、その後を考える
僕自身、上記の4つを実践したことで、NNT(無い内定)を脱出しました。
※全部やる必要はなくて、良さそうなものだけピックアップしてみてください。
とはいえ、大切なことは『少しでも走ること』&『走りつつ、方向転換をすること』の2つです。NNT(無い内定)の状況でツラいかもですが、少しずつ行動していけばOKです。
というわけで、充実した就活ライフをどうぞ。
今回は以上です。
人気記事【メンタル辛い】就活は『落ちるのが普通』で当たり前【平均で何社】
人気記事【平均】就活で持ち駒をいくつも増やす方法【なくなった+何社も全滅】