こんな疑問を解決します。
記事の内容
・録画面接で使える自己紹介の作り方
・30秒+1分の自己紹介の例文を解説
・自己紹介をするときの5つのポイント
記事の信頼性
この記事を書いている僕は大学生です。就活をわりとがんばりまして『外資系のIT企業』から内定をいただきました。
今回は『録画面接で使える自己紹介の作り方』をご紹介していきます。
なお、先に結論をどうぞ。
録画面接で使える自己紹介の作り方
- 大学・学部・学年・名前を準備する
- 学生時代の活動を浅く広くまとめる
- 締め方はインターンと本選考で違う
上記の3つの要素を含めつつ作れば、選考を突破しやすい自己紹介になるはず。
※僕も上記の作り方を実践しておりまして、録画面接はわりと得意でした。
というわけで、本記事では『録画面接で使える自己紹介の作り方』を深掘りしつつ、解説をしていきます。
記事の後半では「30秒+1分の自己紹介の例文」や「自己紹介をするときのポイント」もセットでご紹介しているので、録画面接における自己紹介の対策は、この記事で完結するはず。
前置きはさておきですね。
では、いきましょうヽ(;▽;)
録画面接で使える自己紹介の作り方【30秒+1分の動画面接】
自己紹介は、次の3つの順に作ればOK。
- 大学・学部・学年・名前を準備する
- 学生時代の活動を浅く広くまとめる
- 締め方はインターンと本選考で違う
では、順に説明していきますね。
前提:就活の録画面接で必要なことは1つだけ
それは『いい感じの雰囲気を出すこと』です。
※シンプルすぎて、スイマセン m(_ _)m
というのも、録画面接って選考の最初の方で使われることが多いですよね。
なので「明るく」&「元気に」&「ハキハキと話す」を意識するだけでOK。
というわけで、自己紹介の作り方の解説です。
作り方①:大学・学部・学年・名前を準備する
自己紹介の定番ですね。
エントリーシートに書いているかもですが、絶対に話すべき要素です。
例文
〇〇大学 □□学部 3年の××と申します。
こんな感じでOK。
なお、学科とかコースなどの細かい情報は自己紹介で話さなくてOKです。
というのも、僕が所属する同志社大学では[グローバル地域文化学部・グローバル地域文化学科・ヨーロッパコース]みたいな感じで、長くなりすぎるケースが多いですからね。
自己紹介に2分とか3分ほどあれば話して問題なしですが、30秒とか1分という短い時間の中であれば、学部まででOKかなと思います。
挨拶はどちらでもOKです
たとえば「30秒」の場合は『不要』です。時間がモッタイナイので。一方で「1分」とか「3分」くらいの動画面接なら、あってもOKくらいのレベル感です。
とはいえ、挨拶も長く話す必要はなくて「はじめまして」だけでOK。つまり、挨拶を入れるとするなら「はじめまして、〇〇大学 □□学部 3年の××と申します。」といった感じ。
作り方②:学生時代の活動を浅く広くまとめる
録画面接の自己紹介で求められることは『浅く広い情報』です。
なので、深くて濃い情報は不要で、ザッとあなたの情報を広げる感じでOK。
例文
学生時代は、3つの活動に注力していました。
1つ目は、〇〇という活動です。
2つ目は、□□という活動です。
3つ目は、××という活動です。
わりと淡々と話すイメージです。
ちなみに、複数の活動を話すときは「ナンバリング」がわかりやすいですね。
これは録画面接に限らずですが、就活において、複数のできごとや伝えたいことを話す場合、ナンバリングを使うと、なんとなーく頭が良さそうに聞こえます。テクニックです。
なお「学生時代に何もやっていないよ…」という人は【何もない】ガクチカが本当にない就活生へ【今からできること】を読みつつ、就活をしながら、自己PRできる経験を作るべき。
実際、僕も就活を進めていく中で「Webマーケティング会社でのインターン経験」とか「個人で運営するブログの経験」などを作りつつ、それを録画面接の自己紹介で話していたので。
作り方③:締め方はインターンと本選考で違う
自己紹介とかって、締め方(=話の終わり方)で悩みまくりますよね。
とはいえ、録画面接の締め方はシンプルで『意気込み』などを伝えればOK。
例文①:インターンの動画面接の場合
学生時代は、〇〇の活動に注力していました。活動を続ける中で、□□についての関心を持ったので、さらに知見を深めたいと思い、御社のインターンシップへの参加を志望します。
こんな感じですね。
インターンの場合は「知見を深めたいです(=学びたい)」がわりと使えます。
例文②:本選考の動画面接の場合
学生時代は、〇〇の活動に注力していました。活動を続ける中で、将来は□□を実現したいという目標を持ちました。そのため、御社では△△に関わることで、□□を実現したいです。
先ほどのインターンの録画面接との大きな違いは「将来的にやりたいこと」×「御社であれば実現できます」といったように、自分と企業の進む未来をマッチさせることですね。
30秒とか1分の自己紹介であれば、締め方としてはベストかなと思います。
補足:録画面接の自己紹介で、時間が余る場合
結論は、趣味について話せばOKです。
「え?趣味なんか就活で話していいの?」と思うかもですが、わりと最強です。
僕が使っていた自己紹介
趣味は「ブログを書くこと」でして、10万人の方に読んでもらえています。
ここでポイントは『趣味を話す+サッと自己PRをすること』です。僕の自己紹介を見てもらうとわかるかもですが、趣味を話しつつも、ちょっとした自己PRをしていますよね。
少し就活が気持ち悪いと感じるかもですが、自己PRをすることは重要ですよ。しすぎはNGですが、適度な距離感でアピールすることは、就活を成功させる上で絶対に必要な要素です。
おまけ:趣味は「人柄」の自己PR
趣味でやっていることは、人柄が出ますからね。それを面接官も気づいているはずなので、自己紹介で話すときは『相手に持ってもらいたいイメージ』を意識するといいかもです。
上記のとおり。
>>参考:【オタク】趣味のガクチカが落ちるわけない【読書やダイエットもOK】
戦略的に就活をやると、わりと面白いですよ。
30秒+1分の動画面接で使える、録画面接の自己紹介の例文
例文を紹介しますが、次の場合で考えます。
- インターン選考×30秒の動画面接
- インターン選考×1分の動画面接
- 就活の本選考×30秒の動画面接
- 就活の本選考×1分の動画面接
こちらの4つの場合ですね。
というわけで、1つずつ例文を紹介します。
※補足:録画面接が「15秒」の場合は[30秒の動画面接]で話す自己紹介をザクザクと省略すればOKです。たぶん、15秒とかだと『あなたの雰囲気』がチェックされているので。
例文①:インターン選考×30秒の録画面接
30秒の場合は、下記の例文のとおり。
例文①:インターン選考×30秒
〇〇大学 □□学部 3年の××と申します。
学生時代は、2つの活動に注力していました。
1つ目は、〇〇という活動です。
2つ目は、□□という活動です。
インターンシップでは〜(意気込みなど)
もし、30秒に入り切らない場合は「学生時代の活動を1つにする」or「インターンシップの意気込みを少し減らす」などをすればOKです。
例文②:インターン選考×1分の録画面接
1分の場合、次の例文を参考にどうぞ。
例文②:インターン選考×1分
〇〇大学 □□学部 3年の××と申します。
学生時代は、3つの活動に注力していました。
1つ目は、〇〇という活動です。
2つ目は、□□という活動です。
3つ目は、××という活動です。
インターンシップでは〜(意気込みを長め)
先ほどの30秒との違いは「学生時代の活動の数を増やした」&「インターンシップへの意気込みを増やした」といった感じです。
なお、1分に入り切らない場合は、30秒の録画面接と変化なしでOKです。
例文③:就活の本選考×30秒の録画面接
ここからは、本選考の場合ですね。
中でも、30秒の録画面接の例文を公開です。
例文③:就活の本選考×30秒
〇〇大学 □□学部 3年の××と申します。
学生時代は、2つの活動に注力していました。
1つ目は、〇〇という活動です。
2つ目は、□□という活動です。
御社では〜(将来やりたいことなど)
基本的に「インターン選考×30秒の録画面接」と変化はなくて、違いとしては『自己紹介の締め方』の部分ですね。本選考なので、少しだけ志望動機とか志望理由っぽくなっています。
例文④:就活の本選考×1分の録画面接
最後は、本選考の1分の動画面接です。
例文④:就活の本選考×1分
〇〇大学 □□学部 3年の××と申します。
学生時代は、3つの活動に注力していました。
1つ目は、〇〇という活動です。
2つ目は、□□という活動です。
3つ目は、××という活動です。
御社では〜(将来やりたいことを長めに話す)
上記のとおり。
1分じゃ難しい場合は「学生時代の活動を減らす」or「将来やりたいことをを少し減らす」などをすればOKですね。
余談:自己紹介は『余白』を作っておくのがベスト
たとえば、30秒の自己紹介の場合に「30秒すべての時間を使おう」と考える人が多いですが、それだと『早口になって、わかりにくい録画面接になる可能性』が高めです。
解決策:ほんの少しだけ、余白を作る
[30秒の動画面接]であれば、3秒ほどの余白。[1分の動画面接]であれば、5秒ほどの余白。これくらいの余白を作れると、わりと落ち着いて自己紹介ができるはず。
もちろん、結果的にギリギリの時間になってしまうのは仕方なしですが、録画面接を撮る前に「少し時間に余裕があるんだ…」と考えておくだけでも、安心できるので、おすすめですよ。
大切なこと
というのも、録画面接を撮る目的って『次の選考に進むため』ですよね。なので「伝えたいことを伝えまくる」とか「話したいことを自己紹介に詰め込みまくる」というのは必要なし。
大切なことは、面接官が知りたい内容を『わかりやすく録画面接で伝えること』で、ここを忘れてしまうと、自己中(エゴ)がバリバリ詰まった自己紹介になってしまいますからね。
とはいえ、記事の最初の方でもお話ししましたが、録画面接は「明るく」&「元気に」&「ハキハキと話す」を意識するだけでOKです。雰囲気で落ちるかどうかが決まる気がします。
録画面接や動画面接で自己紹介をするときの5つのポイント
最後は、自己紹介をするときのポイントです。
- 就活で録画面接を使う目的を考える
- 動画面接の評価項目をイメージする
- 自己紹介と自己PRの違いを考える
- 録画面接で話す、言葉遣いを変える
- 締め方では自己紹介と関連性を作る
上記の5つを意識すれば、録画面接ではOK。
では、1つずつ詳しく解説をしていきます。
ポイント①:就活で録画面接を使う目的を考える
そもそも「なぜ、録画面接が選考で使われているのか」といったところですね。
ここをイメージするだけでも、録画面接の通過率がグイッと上がりますよ。
表の目的
裏の目的
こんな感じかなと思います。
というのも、企業側も「エントリーシート」だけで判断するのが難しいから。
なので、サクッと簡単に人柄や雰囲気をチェックできる録画面接が就活で使われることが多めです。たぶん、最初の3秒くらいで「通過させる」or「落とす」を決めていそうですね。
そのため、この録画面接を就活で実施する目的をイメージしておけば『人柄や雰囲気をいい感じに伝える』だけで、動画面接の選考は突破できるんじゃないかなと思います。
「相手の目的を考える」→「目的を達成するために必要な要素を投げる」を意識すれば、録画面接に限らず、就活の面接で無双できますよ。
ポイント②:動画面接の評価項目をイメージする
これは企業によりけりの部分ですが、イメージしておいて損はなしですよね。
たとえば、僕は次の4つの評価項目を考えつつ、録画面接に挑戦していました。
例:動画面接の評価項目
- 人柄や雰囲気が、いいと感じるか
- ハキハキとわかりやすく話せるか
- カメラの映り方の調整ができるか
- 話す速度が聞きやすい速さかどうか
これは録画面接に限らずですが、就活では『相手が欲しいこと or 知りたいことを話す』が大切でして、それを実行するにあたり「相手が求めていることのイメージ」は超大切ですよ。
なので、下記のようになりますね。
・人柄や雰囲気が、いいと感じるか
→ 明るく、笑顔で堂々と話す
・ハキハキとわかりやすく話せるか
→ リズム良く、ハッキリと話す
・カメラの映り方の調整ができるか
→ 顔に光を当てつつ、角度も少し上
・話す速度が聞きやすい速さかどうか
→ 速すぎず、遅すぎない速度で話す
こんな感じですね。
ぶっちゃけ、ここまであれば、就活の録画面接で落ちることはなくなるはず。
ポイント③:自己紹介と自己PRの違いを考える
僕も就活をし始めたころ、ゴチャゴチャになっていたので、少し整理です。
自己紹介と自己PRの違い
・自己紹介:浅く広く情報を伝える
・自己PR:狭く深く情報を伝える
シンプルですが、上記のとおり。
例文にしてみると、わかりやすいかもですね。
例文①:自己紹介の場合
〇〇大学 □□学部 3年の××と申します。
学生時代は、2つの活動に注力していました。
1つ目は、〇〇という活動です。
2つ目は、□□という活動です。
インターンシップでは〜(意気込みなど)
例文②:自己PRの場合
〇〇大学 □□学部 3年の××と申します。
私の強みは『△△』です。
この強みは、××の活動で発揮されました。
〜〜〜 ××の活動を簡単に話す 〜〜〜
インターンシップでも△△を発揮します。
違いとしては、上記のとおり。
なお、さらにわかりやすく話すなら『初対面の人に話すかどうか』ですね。
これは就活の録画面接でも同じで「自己紹介をしてください」と言われたら、シンプルに自己紹介をすればOK。「自己PRをしてください」と言われたら、自己PRをするだけです。
ポイント④:録画面接で話す、言葉遣いを変える
ここからは、できればでOKなレベルです。
とはいえ、録画面接で落ちることは少なくなるので、ぜひ参考にどうぞ。
ポイント:話す言葉遣いを変える
・興味があります → 関心があります
・がんばります → 尽力いたします
・学びたいです → 理解を深めたいです
「左側:変える前」で「右側:変えた後」です。少しの違いかもですが、このあたりの言葉遣いを面接官はチェックしていますからね。
ちなみに、こういった話をすると「就活って気持ち悪い…」と感じるかもです。
>>参考:【異常】日本の就活が気持ち悪い理由7つ【狂ってる&終わってる】
気持ち悪いと感じる人に向けて、上記の記事を書きました。就活の息抜きがてら、リラックスしつつ読んでみてください (*・ω・)ノ
ポイント⑤:締め方では自己紹介と関連性を作る
これは難易度が高めです。
ただ、意識するだけで、録画面接の通過率が安定するので、挑戦する価値あり。
「締め方では自己紹介と関連性を作る」というのは、簡単に言うと『自己紹介と締め方の部分をリンクさせること』です。イメージしづらいかもなので、例文とセットで解説です。
例文:自己紹介と関連性
〇〇大学 □□学部 3年の××と申します。学生時代は、塾講師の活動に注力していました。塾講師をする中で「人にわかりやすく伝えること」の難しさと喜びを実感したので、さらに知見を深めたいと思い『御社(コンサル業界)のインターンシップ』への参加を志望します。
見てもらうとわかるとおり[学生時代の活動:塾講師]と[締め方:インターンシップへの意気込み]がリンクしていますよね。
このように、自己紹介と締め方の部分をリンクさせることで「学生時代にやってきた活動」→「あなたが感じたこと(人柄の部分)」→「インターンへの意気込み(目標など)」が直線上で結ばれるので、面接官の納得感もUPです。
大切なこと:録画面接が終わるたびに、改善をする
いわゆる、PDCAサイクルですね。
※PDCAサイクルとは「計画 → 実行 → 評価 → 改善」のサイクルのこと。
今回の自己紹介を例に当てはめてみますね。
- 計画:自己紹介を作ってみる
- 実行:録画面接を撮ってみる
- 評価:通過 or 落ちるなど
- 改善:次回に向けて改善する
上記のとおり。
なお、僕が録画面接で使っていたシートもセットで公開しておきますね。
たつつぶ:録画面接で使ったシート
僕自身、わりと適当な性格なので、すべての録画面接で改善をしたわけじゃないですが、いくつかの動画面接では改善をしていましたね。
[日付][企業名][結果][改善ポイント]をまとめておくだけでも、学びが多数あるので、本気で就活をしていくならおすすめです。
まとめ:就活の録画面接(動画面接)で使える自己紹介の作り方
今回は『録画面接(動画面接)で使える自己紹介の作り方』をご紹介しました。
自己紹介をするときのポイント
- 就活で録画面接を使う目的を考える
- 動画面接の評価項目をイメージする
- 自己紹介と自己PRの違いを考える
- 録画面接で話す、言葉遣いを変える
- 締め方では自己紹介と関連性を作る
上記の5つのポイントを意識すれば、録画面接における自己紹介はOKです。
※あとは、動画面接が終わったあとに、改善を繰り返せば、質は上がるはず。
実際、就活で録画面接は「足切り(=就活生を減らす)」を目的に実施されるケースが多めです。なんせ、選考の最初の方に動画面接は実施されますからね。
録画面接をサクサクっとクリアしつつ、他の選考対策(グループディスカッションや面接など)に時間を使いましょう。
>>参考:【不安】グループディスカッションを初めて受ける人の対策まとめ
というわけで、後悔のない就活をどうぞ。
今回は以上です。
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