こんな疑問を解決します。
記事の内容
・趣味のガクチカが落ちるわけない話
・ガクチカで、落ちる確率を減らすコツ
・趣味を話すなら4つの戦略で話すべき
・趣味のガクチカを話すときの注意点
・趣味のガクチカが落ちる理由を考えた
記事の信頼性
この記事を書いている僕は、外資系のIT企業で働いています。就活は200社くらいエントリーするガチ勢でした。
今回は『趣味のガクチカが落ちるわけない話』というテーマで解説をします。
結論、趣味のガクチカでもOKですが、下記のコツを意識するといいかもです。
就活で落ちる確率を減らすコツ
- 数字ベースでの目標や目的をつくる
- あなたの趣味への工夫を考えてみる
- 趣味でアピールするポイントを探す
- 他の趣味どうしで、共通点をつくる
- 自分のモチベーションの源泉を探す
こちらの5つのコツですね。
ぶっちゃけ、意識できれば、趣味のガクチカで落ちる可能性は下がるはずです。
なので「ガクチカで趣味について話す=絶対に就活で落ちる」という考えは今すぐに捨てるべきでして、しっかりコツを取り入れつつ、エントリーシートなどに書けば、内定は出ますよ。
というわけで、本記事では『趣味のガクチカが落ちるわけない話』というテーマで解説をしていくので、読書やダイエット、アイドルオタクなどの経験を話したい方は最後までどうぞ。
また、記事の後半では「ガクチカを話すときの4つの戦略」や「注意すべきポイント3つ」などもご紹介しているので、この記事を読めば、内定の難易度がグッと下がるはずです。
前置きはさておきですね。
では、いきましょう (`・ω・´)ゞ
趣味のガクチカが落ちるわけない【オタクや読書、ダイエットもOK】
結論、落ちるわけないと思いますね。
ガクチカで「趣味」の話をして、落ちるわけがない理由
結論、趣味は『あなたの人間性』が出るから。
たとえば、以下の2つの経験の場合、どちらの方がより人間性が出そうですか?
例①:サークルの経験
例②:読書の経験
おそらくですが、後者の[読書の経験]の方が「この人は読書が好きな人なんだろうな。どんな本を読んでいるんだろう?」といったように、人間性をガッと出すことができますよね。
一方で、前者の[サークルの経験]の場合、サークル代表として活動した期間が短いので、何度も質問しないと、その人の人間性を感じることは難しいですよね。ここが大きな違いです。
ちょっと話がズレちゃいましたが、言いたいことは『趣味のガクチカを話す=就活で落ちるわけがない』です。つまり、話したいならガクチカで趣味の話を熱弁しても全然OKです。
僕が就活の面接でアピールしていた、趣味のガクチカ
実際に使っていた文章を例文として公開です。
※身バレ防止のため、少し変えています。
例文:僕が話していたこと
私が学生時代に頑張ったことは『ブログの運営』だ。学生時代、長期インターンシップの業務に携わる中で「マーケティングが学べるコンテンツを提供したい」という想いから、ブログを立ち上げた。しかし、初期は月間で5人ほどにしか読まれず絶望した。そこで、アクセスを集めているブログを閲覧し、人気なサイトに共通している箇所を自身のブログへと転用した。結果、月間で10万人の方に読んでいただけることができた。
この記事のように、僕は「文章を書くこと」が趣味です。なので、就活のガクチカでもブログの運営をベースに、エントリーシートや面接で話していましたね。
また、エントリーシートや面接での通過率もわりと高かったので「ガクチカでブログの話をしてもいいんだな…」と就活をやりつつ、実感しました。決めつけの考えはダメですね。
注意点:趣味のガクチカを話して、落ちる就活生の特徴
とはいえ、落ちる就活生もいますね。
具体的には、以下の3つの特徴があるから。
落ちる就活生の特徴
- 印象が悪い趣味を話してしまう
- 専門用語をゴリゴリに使いまくる
- 努力を感じないイメージを持たせる
上記のとおり。
つまり、逆の行動をすれば落ちる確率を減らせるわけでして、わりとシンプル。
読書やダイエットの趣味はOKだけど、他の経験がベスト
繰り返しですが、趣味のガクチカはOKです。
ただ「他の経験」の方が、エントリーシートや面接の通過率は高めですね。
ESや面接の通過率が高い理由
これは就活の気持ち悪いところでもありますが、企業が求めていることは『自分の頭で考えつつ、チームでどんな行動をしたのか』です。いわゆる、チーム経験ですね。
ただ、なかなかチームでの経験がある大学生って少ないですよね。なので、そういった方に向けてチームで何かを成し遂げたことがない人の対処法【取り組んだ経験の例文】という記事で、ガクチカの対処法をご紹介しています。
こちらの記事を読めば、何かしらのチーム経験が作れるので、趣味のガクチカを話すよりも、よりエントリーシートや面接で落ちる確率をグッと減らせるんじゃないかなと思いますね。
よくある質問:学業と趣味のガクチカなら、どっち?
結論は、趣味のガクチカがおすすめ。
というのも、下記の理由から、学業の経験は就活で評価されにくいからですね。
学業が評価されにくい理由
- 大学によりGPAの評価基準が違う
- 学業を話しても、イメージしづらい
- 過程やゴールがすでに決まっている
- GPAが高い=会社で再現性がない
※GPA=学業の成績みたいなイメージ
もちろん、受ける業界や企業、面接官によって「学業のエピソードがいい」とか「趣味の経験でもOK」など、このあたりは変わってくるかもです。
ただ、僕は就活で200社くらいの企業にエントリーをしましたが、体感としては学業よりも趣味のガクチカを話したときのほうが、面接官の反応や選考の通過率はわりと高めでしたね。
ちなみに、このあたりの「学業の話をガクチカで使ってもいいの?」といったところは【例文】ガクチカと自己PRで学業はダメ【高いGPAと成績優秀者へ】で詳しく解説をしているので、そちらを参考にどうぞ。
読書やダイエットなどの趣味のガクチカで、落ちる確率を減らすコツ
ここからは、趣味のガクチカを話す場合です。
就活で落ちる確率を減らすコツ
- 数字ベースでの目標や目的をつくる
- あなたの趣味への工夫を考えてみる
- 趣味でアピールするポイントを探す
- 他の趣味どうしで、共通点をつくる
- 自分のモチベーションの源泉を探す
こちらの5つのコツですね。
では、順に説明していきます。
コツ①:数字ベースでの目標や目的をつくる
これは趣味に限らずですが、ガクチカにおいて「数字=最強」です。
なので、よく就活のエントリーシートで、下記が書いてありますよね。
例:よくあるエントリーシート
なぜこういった文章がよくあるのかと言うと、数字が評価されやすいからです。
そのため、趣味のガクチカを話す場合も、数字をベースにすればOKです。
趣味を話すときに使える数字の例
・ダイエットをして、20キロ痩せた話
・必ず3日に1冊の読書をしてきた話
・アイドルオタクで5つの県に行った話
こんな感じで、数字をアピールするイメージ。
※なお、上記3つは僕が大学時代にやった経験でして、完全なる趣味でしたね。
なので、趣味のガクチカをエントリーシートや面接で話すなら、数字ベースの目標を作りましょう。(過去の経験を話す場合は、嘘でもOKなので、目標を作っちゃって問題なしです)
コツ②:あなたの趣味への工夫を考えてみる
目標が作れたら、あとは過程の話ですね。
※就活っぽいビジネス用語を使うなら、プロセス(=過程)の思考ですね。
なお、いきなりプロセスの話をされても難しいかなと思うので、まずはガクチカの全体像や流れをシェアします。そこから、具体的なイメージを持ってもらえたらOKです。
例:ガクチカの型(テンプレ)
- ガクチカで得られた数字的な成果
- あなた自身が課題に感じていたこと
- 課題が起こってしまった原因や要因
- 原因を解決するために行動したこと
- 行動により、得られた数字的な成果
上記のとおり。
そして、プロセスの部分は「②と③と④」の3ステップの箇所ですね。
趣味の経験を具体的にするコツ
結論は『5w1h』を使えばOKです。
具体的には、下記の6つですね。
・What:具体的には、なにをしたのか
・When:どれくらいの期間の話なのか
・Who:誰が関わったエピソードなのか
・Why:なぜ行動をしようと思ったのか
・Where:どこで起こったエピソードか
・How:どのような手段を考えたのか
全然ゆっくりでOKなので、このあたりを1つずつ考えてみると、趣味のガクチカがより具体的なエピソードになるので、エントリーシートや面接での評価も爆上がりしますよ。
なお、少し難しいなと感じる場合は【たった7分】ガクチカが『書けないとき』の作成ツール【何個もOK】でご紹介しているツールを使えば、サクッと作れるのでおすすめです。
ちょっとネタバレをすると、上記でご紹介しているツールは『キャリアチケットスカウト』というアプリでして、無料で使えるアプリなので、就活を進める上で便利なツールになるはず。
キャリアチケットスカウト
posted withアプリーチ
コツ③:趣味でアピールするポイントを探す
繰り返しですが、趣味は人間性が出ます。
なので、話し方などによっては、自己PRみたいにアピールもできますからね。
趣味でアピールしやすい強み
僕の場合、このあたりをベースに話しつつ、自己PRをするかなと思います。
※もちろん、上記以外の強みなどでもOKでして、基本的になんでもOK。
自分の強みがわからない人へ
こちらは『オファーボックス』という就活サイトでして、無料登録をしておけば、サクッと自己分析ツールが使えますよ。つまり、ツールを使って[あなたの強み]をチェックする感じ。
また、自己分析って就活でやらなきゃいけないことの1つですが、それが『オファーボックス』を使えば一瞬で完了するので、エントリーシートを書いたりなど他に時間を使えますね。
コツ④:他の趣味どうしで、共通点をつくる
スイマセン m(_ _)m
これは難易度が高めなので、よりガクチカをレベルアップさせたい人向けです。
例:趣味どうしでの共通点
・4年間のアイドルオタクの経験は、自分の[没頭する力]が1番発揮された
・大学生の3年間、毎日読書ができたのは、私の[没頭する力]があったから
・1年間で20キロのダイエットに成功した理由は[没頭する力]が大きな要因
たとえば、趣味で「アイドルオタク」「読書」「ダイエット」の3つがあった場合、それらを面接でサッと話しつつ、あなたの強みである[没頭する力]をアピールするイメージです。
アピールするときの例文
学生時代に頑張ったこととして『アイドルオタク』の経験を話させていただきましたが、その他にも「読書」や「ダイエット」などの趣味がございまして…
あとは、おそらく「他に趣味はないの?」と聞かれる可能性が高いので、そのときに他のガクチカも合わせて話せると、評価UPですね。
コツ⑤:自分のモチベーションの源泉を探す
簡単に言うなら『なぜ趣味が楽しいと感じるのか?』といった部分です。
というのも、企業の面接官は就活の面接で、下記を知りたいからですね。
企業が知りたいこと
上記のとおり。
なんせ、ここがズレていると、入社後にモチベがうまくマッチしませんからね。
例:僕が話していたモチベの源泉
私のモチベーションの源泉は『新しいことを学ぶこと』です。先ほどお話した「ブログ」や「読書」などの趣味は、毎日のように新しい学びがありました。だからこそ、3年ほど高い熱量で継続ができたのではないかと考えています。
こんな感じでして、まあ「趣味をする中で、どのポイントで楽しいと感じるか?」みたいな感じですかね。ここは趣味のガクチカを話すなら、しっかり言葉で言えるようにしなきゃです。
※モチベーションの源泉は「新しいことを学ぶ」とか「達成感」など、わりと入社後の業務に近いほうが評価UPです。スイマセン。気持ち悪いくらいに評価を考えすぎかもですね。
趣味のガクチカを就活で使うなら、4つの戦略でESや面接で話すべき
お次は、ガクチカの戦略についてです。
※ここからは、本気で就活をする人向け。
趣味を話す場合の戦略
- 面接での自己紹介で興味を持たせる
- 持たせたいイメージから逆算をする
- 「価値観を伝えやすい趣味」を選ぶ
- 入社後に使える能力をアピールする
僕の場合、上記の4つの戦略を使います。
というわけで、順に解説をしていきますね。
戦略①:面接での自己紹介で興味を持たせる
就活は、自己紹介で勝負が決まりますからね。
そのため、自己紹介こそ大きなポイントです。
僕が自己紹介で使っていた例文
はじめまして。同志社大学〇〇学部3年の〇〇と申します。学生時代は「長期インターンシップ」をテーマに活動をしていました。趣味は『ブログの運営』でして、現在は月間で10万人の方に読んでいただけるブログに成長しています。本日はよろしくお願いします。
どの企業もこちらの例文をベースに話しておりまして、99%くらいの確率で「ブログの運営って何をするの?」と聞いてもらえたので、そこから趣味を熱弁しまくっていました。
また「面接での自己紹介で興味を持たせる」は『質問を予想しやすいこと』が大きなメリットかなと思います。こちらも具体例を出しつつ、例文的な感じでシェアしますね。
よく自己紹介で聞かれた質問
・ブログの運営って何をするの?
・なんでブログを始めようと思ったの?
・ブログを書く中で、何がモチベなの?
聞かれる質問がほぼ同じなので、対策はヌルゲーでした。また[自己紹介をする]→[質問がされる]→[質問に答える]で面接の半分くらいの時間を趣味で使えたので、余裕でしたね。
あとは、志望動機とか自己PRをそこそこに作ればOKです。面接ってシンプルで「面接時間をいかにこちらの思い通りに進めるか」だと思います。ここをコントロールできれば、神です。
ちなみに、就活で使える自己紹介の作り方は【例文】録画面接で使える自己紹介の作り方【30秒+1分の動画面接】で解説しているので、趣味のガクチカを話す人は、ぜひ参考にどうぞ。
戦略②:持たせたいイメージから逆算をする
就活の採用は、以下の流れで決まります。
例:就活の採用の流れ
- 〇〇の特徴を持った学生が欲しい
- 〇〇がわかるような質問などをする
- 〇〇の特徴を持った学生を採用する
上記のとおりで「どんな就活生が欲しいか」を最初から決めているんですよね。
つまり、戦略はシンプルでして『ゴールから逆算して考えること』です。
ゴールから逆算した戦略
①:企業が求める就活生の特徴を考える
②:特徴に合った回答の準備をしまくる
③:面接で特徴をゴリゴリアピールする
ザッと、こんな感じ。簡単ですね。
ちなみに、企業が求める就活生の特徴を知るなら『JOBTV』などを使えばOK。
JOB TVとは
『JOBTV』とは企業の説明会動画が見放題のサービスでして、無料で使えるので、こちらを使いつつ「企業がどんな就活生を求めているのか?」をチェックしまくるのがベストですよ。
戦略③:「価値観を伝えやすい趣味」を選ぶ
繰り返しですが、趣味は価値観が出やすい。
なので、価値観をイメージしやすい or アピールしやすい趣味がおすすめ。
例:僕の趣味へのイメージ
・[アイドルオタク]:なにかに没頭できる力がすごく、熱量が超高そうだな
・[読書]:論理的な思考力が高く、物事をしっかりと考えられる人だろうな
・[ダイエット]:自分に対して、ストイックで、計画性などもありそうだな
上記のとおり。
とはいえ、これは僕個人の意見でして、ズレているかもです。スイマセン。
価値観を伝えやすい趣味
ぶっちゃけ、ガクチカにするならどんな趣味でもOKですが、上記なら、エントリーシートや面接で価値観を伝えやすいかなと思います。
戦略④:入社後に使える能力をアピールする
ここができると、エントリーシートや面接で無双できるガクチカになるはず。
※とはいえ、難易度が高めなので、できればでOKなレベルの戦略です。
例:僕が使っていた趣味のガクチカ
私が学生時代に頑張ったことは『ブログの運営』だ。学生時代、長期インターンシップの業務に携わる中で「マーケティングが学べるコンテンツを提供したい」という想いから、ブログを立ち上げた。しかし、初期は月間で5人ほどにしか読まれず絶望した。そこで、アクセスを集めているブログを閲覧し、人気なサイトに共通している箇所を自身のブログへと転用した。結果、月間で10万人の方に読んでいただけることができた。
たとえば、こちらのガクチカの場合、以下の能力をアピールできそうですよね。
- Webマーケティングスキル
- Webライティングスキル
- ブログやメディアの運営スキル
上記のとおり。
あとは、こういった能力を活かせることを面接でアピールすればOKです。
面接でアピールしていたときの例文
先ほどお話しさせていただいた、ブログを運営していた経験より、私は「Webライティングスキル」に自信があります。そのため、御社の広報活動やPR活動に貢献できるはずです。
イメージとしては[趣味でアピールできる能力]×[入社後の業務]をうまくマッチさせる感じです。難易度は高めですが、ここができれば、就活は余裕ゲーになってくると思います。
余談:証明できる趣味だと最高な話
完全に余談ですが、最近だと「オンライン面接」が主流になってきていますよね。なので、オンライン上で『証明できる趣味』だと、ぶっちゃけ就活は余裕。
そのため、僕がお話したようなブログでもOKですし、絵とかイラストを描くのが趣味な人は、Zoomとかでのオンライン面接で、描いた作品を見せちゃってOKだと思います。
※おまけ:僕の友達は「動画制作」が趣味だったので、Zoomなどのオンライン面接で作った動画を見せていましたね。オンライン面接が主流の今の時代に鬼感謝です (`・ω・´)
補足:趣味を話すなら、ガクチカより自己PRが最強
ここまで話しておいてって感じですが、ガクチカと自己PRの使い分けが大切。
ガクチカと自己PRの違い
・ガクチカ:チームで成し遂げたこと
・自己PR:個人で成し遂げたこと
なので、ベストは『趣味の経験:ガクチカとして話すこと』ですね。これが神。
とはいえ、、、趣味について話そうと思っている人は「それができないから、この記事を読んでいるんだよ」という人が多いはず。そのため、結論は今からガクチカのネタを作ればOK。
実際、僕も趣味のガクチカを話していましたが、就活をやりつつ、他のガクチカのネタを作っていました。詳しくは【作り方】面白いガクチカを3年から作る方法【おすすめの強いネタ】で解説しているので、興味のある人はどうぞ。
ダイエットや読書など、趣味のガクチカを話すときの3つの注意点
趣味のガクチカを話すときの注意点ですね。
- 印象が悪そうな趣味は、必ず避ける
- 趣味特有の専門用語などは使わない
- 業界や企業、職種と趣味を合わせる
では、1つずつ説明をしていきますね。
その①:印象が悪そうな趣味は、必ず避ける
就活において、印象が悪いイメージの趣味は、ガクチカとしてはNGです。
具体的には、以下のような趣味ですね。
例:印象が悪いイメージの趣味
もちろん、上記が好きな人を否定しているわけじゃないです。ただ、就活のエントリーシートや面接で話すようなガクチカで使うのは、あまりおすすめしないといった感じですね。
おまけ:就活で使えそうな趣味の例
こちらの趣味であれば、わりと印象がいいかもです。とはいえ、受ける業界や企業、面接官によっては感じ方は変わってくるので、そのあたりは運ゲーの要素かもですね。
その②:趣味特有の専門用語などは使わない
これは論より証拠ですね。
ちょっと専門用語がゴリゴリに入った例文を書くので、イメージをどうぞ。
専門用語がゴリゴリに入った例文
私が学生時代に頑張ったことは『SEO対策で上位表示を多数獲得したこと』だ。中でも、注力したSEO対策は「ドメインパワーの向上」である。具体的には、被リンクの獲得営業をメインで行っており、累計で100社以上のメディア運営者にアプローチをした。
さて、どうですかね。
おそらく、99%くらいの人が「???」といった感じなはず。当然です。
なので、おすすめの解決策は『家族や友達に話してみること』です。ガクチカを話すのは少し恥ずかしいかもですが、趣味への知識がゼロの人にも伝われば、それは難しい専門用語がない証拠ですからね。
その③:業界や企業、職種と趣味を合わせる
ここがズレてしまうと、いい趣味のガクチカを話しても落ちる可能性高めです。
ズレている具体例
たとえば[保険営業]の仕事に応募しているのに、趣味の[読書]を話してもマッチ感は低そうですよね。一方で[事務職]の仕事を志望しているのに、趣味の[筋トレ]みたいな体育会系だと、こちらもマッチ感は低そうですよね。
このあたりは感覚によりますが、言いたいことは「その趣味なら、うちの会社に合いそうだよね…」と思ってもらえることです。ここがズレると、落ちる確率がグッと上がりますからね。
余談:他の就活生のガクチカを見るのが、コスパ最強
いいガクチカを書きたいなら、いいガクチカを読みまくるのが、近道ですよ。
なぜなら、いいところを自分のガクチカへと応用ができるからですね。
内定者のガクチカが見れるサイト
こちらは『ユニスタイル』という就活サイトでして、無料登録をすれば、内定者のエントリーシートが見放題のサービスです。つまり、ガクチカや自己PRも見れちゃうわけですね。
僕も就活のときにチェックしまくっていたのが『ユニスタイル』でして、内定したひとたちのエントリーシートを見つつ、自分に足りないポイントをすぐに取り入れていました。
趣味のガクチカ(読書やダイエット)が落ちる理由を考えてみた話
完全におまけです。余談ですね。
就活において、趣味のガクチカが落ちる理由
それは『個人で完結させているから』ですね。
たとえば、以下の2人の就活生がいた場合、どちらの方が評価されそうですか?
就活生A
私が学生時代に頑張ったことは『サークルの運営』です。サークルの代表として、毎週イベントをチームで企画し、メンバーがサークルを辞める率を35%から10%へと減少させました。
就活生B
私が学生時代に頑張ったことは、趣味である『ダイエット』です。ダイエットについて研究をし続けて、自分で実践したことで、1年間で20キロのダイエットに成功しました。
おそらく、パッと見た感じだと、前者の[就活生A]が評価されそうですよね。
※この感覚はあなただけじゃなく、面接官も同じイメージを持っています。
つまり、趣味のガクチカが落ちると言われる理由は『個人で完結させているから』でして、この問題を解消さえすれば、落ちる可能性はグッと減らせるんじゃないかなと思います。
企業側(面接官)がガクチカで1番聞きたいこと
シンプルですが「どのように考えつつ、行動をしてきたのか」です。
なので、ここをベースにするなら、別に趣味のガクチカでもOKなんですよね。
趣味のガクチカが落ちやすい理由
これが大きいかなと思います。
面接官が求める「どのように考えつつ、行動をしたのか」じゃないですからね。
解決策:趣味を自分1人ではなく、他者へ広げる
つまり、趣味を楽しみつつも『だれかのために行動する』といった感じです。
とはいえ、ちょっとイメージしづらいかもなので、例文とセットで解説します。
趣味を他者へ広げるガクチカ
私が学生時代に頑張ったことは『趣味である読書の楽しさを、多くの人に広めたこと』です。私は高校時代の頃から読書が大好きで、7年ほど毎日1冊の本を読んでいます。しかし、最近は若者が読書をしなくなってきているのが現状です。そこで、YouTubeチャンネルを開設し、おすすめの本などを紹介する動画を作りました。その結果、今では月間で10万人の若者に読書の楽しさを広められています。
こんな感じでして、他者(若者)へと趣味を広げられていますよね。
ぶっちゃけ、このガクチカであれば、就活は余裕ゲーになると思います。
僕も趣味のガクチカでは、他者へと広げていました
繰り返しですが、僕もESや面接で趣味のガクチカを話した経験ありです。
とはいえ、ESや面接の通過率も高く、落ちることはかなり少なかったですね。
意識していたこと
たったこれだけです。
たとえば、僕の趣味は『ブログを書くこと』でして、この記事のような感じ。
そのため、少し視野を広げて「他者のために、ブログを書いているんだよ」といったアピールをエントリーシートや面接でするようになったんですよね。例文としては、下記のイメージ。
例文:僕が使っていたガクチカ
私が学生時代に頑張ったことは『ブログの運営』だ。学生時代、長期インターンシップの業務に携わる中で「マーケティングが学べるコンテンツを提供したい」という想いから、ブログを立ち上げた。しかし、初期は月間で5人ほどにしか読まれず絶望した。そこで、アクセスを集めているブログを閲覧し、人気なサイトに共通している箇所を自身のブログへと転用した。結果、月間で10万人の方に読んでいただけることができた。
上記のとおり。
なので、趣味のガクチカを話すなら、視点を[自分]→[他者]へと変更セヨ。
まとめ:趣味のガクチカが「落ちる」とか「よくない」は無視でOK
今回は『趣味のガクチカが落ちるわけない話』というテーマで解説をしました。
趣味のガクチカを話す場合の戦略
- 面接での自己紹介で興味を持たせる
- 持たせたいイメージから逆算をする
- 「価値観を伝えやすい趣味」を選ぶ
- 入社後に使える能力をアピールする
上記を意識すればOKです。簡単ですね。
このあたりの新しいガクチカのネタを作る方法については【何もない】ガクチカが本当にない就活生へ【今からできること】で詳しく解説をしているので、そちらを読んでみてください。
というわけで、充実した就活ライフをどうぞ。
今回は以上です。
人気記事【就活攻略】ガクチカとは『書き方ゲー』です【構成や流れの意味が命】
人気記事【例文】ガクチカの深堀り質問集+答え方【面接で答えられない人へ】