こんな疑問を解決します。
記事の内容
・就活のGDのクラッシャー対策を解説
・グループディスカッションのNG行動
・僕がクラッシャーになってしまった話
記事の信頼性
この記事を書いている僕は大学生です。就活をわりとがんばりまして『外資系のIT企業』から内定をいただきました。
今回は『グループディスカッションのクラッシャー(やばいやつ)の対策方法』について、就活をわりとがんばった僕が解説していきます。
5つのタイプに分けつつ解説です
- でしゃばり&仕切りたがりタイプ
- GDをテンプレで進行するタイプ
- 議論のゴールを決めているタイプ
- GDの役割を途中で投げるタイプ
- 喋らない人に話を振りすぎタイプ
本記事では、上記の5つのタイプのクラッシャーへの対策法を解説します。
※実際、僕がグループディスカッションで遭遇した、やばいやつです。
この記事を最後まで読めば、今後グループディスカッションでクラッシャーに遭遇したとしても、いい感じで対策ができるので、やばいやつに議論を押しつぶされることはなくなるはず。
では、いきましょうヽ(;▽;)ノ
グループディスカッションのクラッシャー対策【就活でやばいやつ】
冒頭でお見せしましたが、下記の5つのタイプのやばいやつ(クラッシャー)に出会ったので、タイプごとに対策法をご紹介します。
5つのタイプに分けつつ解説する
- でしゃばり&仕切りたがりタイプ
- GDをテンプレで進行するタイプ
- 議論のゴールを決めているタイプ
- GDの役割を途中で投げるタイプ
- 喋らない人に話を振りすぎタイプ
では、順に説明していきます。
対策①:でしゃばり&仕切りたがりタイプ
1番多いクラッシャーのタイプですね。
例文:でしゃばりタイプ
じゃあ、私がファシ(ファシリテーターの略で司会のこと)をやるね。〇〇さんは書記で、△△さんはタイムキーパーをしてもらってもいいかな?そして、議論の流れについてだけど…
上記のとおり。
とはいえ、このタイプのクラッシャーへの対策方法は、超絶シンプルです。
たったこれだけでOK。
つまり、主導権をクラッシャーへと渡してしまいつつ、GDを進める感じ。
支えるイメージが大切です
頭が良かったり、グループディスカッションに慣れているクラッシャーなら問題なしです。ただ、議論の方向性がぐちゃぐちゃだったり、おかしかったりする場合は、サポートが必要。
サポートのイメージとしては、上記のとおり。
これであれば、相手もすんなりと意見を飲み込んでくれる可能性が高めですね。
対策②:GDをテンプレで進行するタイプ
こちらもわりと多いやばいやつかなと。
具体的なGDのイメージは、次のとおり。
例文:テンプレで進行するタイプ
じゃあ、まずは「前提確認」からしよっか。そして、次は「アイデア出し」をやって、最後に「評価付け」をしていこう。それぞれにかかる時間は『2:6:2』の比率でいいよね…
こういった感じで、グループディスカッション対策の本で書かれていた内容を、テンプレどおりに進めていく就活生ですね。←実際、僕もクラッシャー(やばいやつ)になった経験あり。
とはいえ、上記のタイプの就活生は『不安な人』が多い印象です。というのも、自信がないからこそ、GD対策本に書かれていた内容で進めているからですね。
解決策:補足しつつ、GDを進める
上記のとおり。
ここで否定すると、その人がGDへ参加しなくなる可能性もありますからね。
なので、ここは相手をうまく尊重しつつ、補足してあげるイメージが大切です。
※今回は「議論の進め方」でしたが『時間の使い方』とかも補足できますね。
対策③:議論のゴールを決めているタイプ
コンサル志望の学生に多くて、答えを決めた上で、GDを進めるタイプですね。
※ぶっちゃけ、このタイプのクラッシャー(やばいやつ)が、僕は苦手だった。
例文:ゴールを決めているタイプ
[カフェの売り上げをUPさせる施策]というテーマで、心の中では「××が最適」だと考えているけれど、グループディスカッションだし議論しておくか。少しでもズレたら修正しよ…
こちらのとおり。
そして、コンサル志望ということで、頭がいいので反論がしづらいことも事実。
解決策:議論することを諦める
投げやりで、スイマセンm(_ _)m
とはいえ、このタイプのクラッシャーに正面から勝負しても、負け確です。
これはちょっと茶番に思えるかもですが、クラッシャーの方がゴールを決めているなら、それに沿ってこっち側もグループディスカッションを進めていく方が選考は突破しやすいかなと。
※注意点:やばいやつのアイデアベースでグループディスカッションを進めつつ、あなたが意見を話さないのはNGです。意見を話さない=GDに参加する意思がないと思われるので。
対策④:GDの役割を途中で投げるタイプ
意外と、就活生にあるあるです。
例文:役割を途中で投げるタイプ
最初にリーダーの役割を担当したけれど、グループディスカッションの途中くらいで、司会の役割をしなくなる。むしろ、GD中に話す回数がどんどん減っていく。かなり静かになる…
これをやられると、グループディスカッションがグダグダになる可能性が大なので、こういったクラッシャーがいた場合は『適度に話を振る+誰かが役割を代わること』が重要です。
〈GDの序盤〉
・やばいやつ:リーダー
・あなた:アイデアマン
〈GDの中盤〉
・やばいやつ:アイデアマン
・あなた:リーダー
こんな感じですね。
とはいえ、リーダーとかを代わりにやってグループディスカッションがうまく進まないと、あなたの評価が落ちるので、自信がないなら、他の人がリーダーになるのを待つのが得策です。
対策⑤:喋らない人に話を振りすぎタイプ
面接官の評価を上げるために、話を振りまくる「やばいやつ」もいましたね。
例文:話を振りすぎタイプ
あまり喋らない人に対して「じゃあ、××さんはどう思うかな?」を一生繰り返す感じ。ただし、自分はアイデア出しをせず、話を振ることが役割みたいになっている。議論が進まない…
これでアイデア出しとか積極的にやったり、リーダーとしての役割を担当していたりとかならわかるのですが、、、完全に話を振りつつ評価を上げるための「やばいやつ」もいましたね。
とはいえ、この話を振りすぎタイプのクラッシャーへの効果的な対策方法は難しく、挙げるとするなら『あなた自身が話をまとめていくこと』がポイントになってくるかなと思います。
そのため、アイデアをまとめたり、発表の準備をしたりなど、グループディスカッションを終了させる方向へと話を進めていくのがベストかなと思います。
補足:就活のグループディスカッションで大切なこと
それは『メンバー全員』で議論を進めること。
※すごくシンプルですが、かなり難しい。
面接官がGDで評価していること
グループディスカッションの本質かもですが、企業はここを見ているかなと。
つまり、やばいやつやクラッシャーがいるときも、役割を担当できるかが重要。
クラッシャーは、むしろチャンスな話
繰り返しですが、企業は「どんなタイプの人がいても、自分の役割を担当できるか」をグループディスカッションで評価していますからね。なので、クラッシャーはわりとラッキーです。
そして、面接官も多くの就活生を見てきているわけなので、グループディスカッションの議論を見る中で、クラッシャーとかやばいやつはすぐにわかるはず。
そのため、少し言い方が悪いかもですが、GDでやばいやつとかクラッシャーがいたら、むしろラッキーでして「逆にこっちが利用してやるぜ」くらいの気持ちが大切かなと思います。
クラッシャーに対して、グループディスカッションでNGな行動
対策方法とセットで、覚えておくべしです。
- クラッシャーの意見を全否定する
- やばいやつを放置してGDを進める
- クラッシャーの思い通りに話が進む
上記の3つがNGな行動ですね。
というわけで、順に解説をしていきます。
その①:クラッシャーの意見を全否定する
これはグループディスカッションに限らずですが、就活で否定はNGです。
※とくに、就活の面接では否定しまくると、やばいやつだと思われますね。
①:やばいやつの発言
今回の[カフェの売り上げをUPさせる施策]というGDのテーマなら、僕は〇〇がいいと思うんだけど、どうかな?
②:あなたの発言
〇〇は反対だね。カフェの売り上げはUPしないでしょ。それより□□がいいな
まあクラッシャーに対してではなく、誰に対してもこういった言い方はNGですが、グループディスカッションにおいて、全否定とかはしない方がいいですね。
とはいえ、どうしても「もっといい方法があるのに…」とか「この意見の方がいい議論になると思う…」といったような、少し否定的な意見もあるかもです。
解決策:話す前に前置きを入れる
グループディスカッションでは、これが神。
前置きの具体例は、下記のイメージです。
こちらのとおりですね。
つまり『前置き(受け入れる)+否定(言いたいこと)』をセットで話す感じ。
ちょっとメンドウだと感じるかもですが、これはグループディスカッションだけじゃなくて、面接でも使えますからね。否定したいときは、必ず「話す前に前置きを入れること」が大切。
その②:やばいやつを放置してGDを進める
たとえば、4人のグループディスカッションでクラッシャーがいたときに、あなたと残りの2人で議論を進める感じですね。これをやると、99%くらいの確率でGDに落ちますよ。
放置したことでGDに落ちる理由
仲間ハズレと聞くと、小学生みたいな言い方かもですが、その小学生みたいな行為を就活のグループディスカッションでやってしまうのは絶対にNGですね。
そのため、クラッシャーとかやばいやつがグループディスカッションでいたとしても、今回ご紹介した対策方法を実践しつつ、全員でGDを突破する気持ちが就活では見られていますね。
その③:クラッシャーの思い通りに話が進む
簡単に言うなら、何も対策をしない感じ。
これじゃあ、、、全員落ちる可能性あり。
面接官の評価
面接官が就活生をやばいやつと表現しませんが、心の中では思っているはず。
なので、クラッシャーがいたら、そのままにしておくのはNGで、対策は必須。
余談:グループディスカッションで意識すべきこと
GDが終わった後に、メンバー全員が下記の気持ちになることが大切。
こちらを全員が思うことが重要だなと。
もっと簡単に言うなら、全員が『GD後に満足した状態』を目指すべきですよ。
グループディスカッションに参加した全員が満足した状態を目指すのが、議論を進めていく中で1番意識すべきポイントですね。
なので、クラッシャーに対して、否定的な態度で対応すると、絶対に満足した状態にはなりませんよね。一方で、やばいやつが思いのままに行動すれば、他のメンバーの満足度も下がる。
そういったときに大切なことは『クラッシャー&やばいやつに対して、適切な対策をすること』です。そうすれば、GDに参加した全員が満足した状態で議論を進められるはずです。
グループディスカッションで、クラッシャー(やばいやつ)になった話
過去の経験をベースにしつつ、解説します。
GDでクラッシャーになってしまった:就活の実体験
僕自身、やばいやつになった経験ありです。
※2つのGDの例文を書きます。反省です。
GDの例文①:まったく喋らない
ベンチャー企業で受けた、初めてのグループディスカッションで発言ができず、無言で絶望。周りは自分の意見をガンガン話すけど、意見が思いつかない状態で常に喋らない状態でした。
議論を崩壊させるクラッシャーじゃないかもですが、これもやばいやつですね。
とはいえ、グループディスカッションでは「喋らないけど受かる」みたいなこともよくありますよね。ただ、これは注意でして、詳しくはグループディスカッションで喋らないで受かるは危険【無言で通過】を参考にどうぞ。
GDの例文②:かなり上から目線
少しずつグループディスカッションに慣れ始めたタイミングですね。GD中は「〇〇でいいんじゃないですかね?」といった謎の上から目線系の就活生でした。完全なクラッシャーです。
これもこれでよくいる、就活のやばいやつの典型パターンかなと思います。そして、かなり上から目線でクラッシャーだったので、グループディスカッションに落ちました。当然ですね。
やばいやつ&クラッシャーにならないための対策法
結論は「インプット」と「アウトプット」を繰り返していくことですね。
・インプット:GDに関する情報を適度にゲットする。本やサイトが便利です
・アウトプット:得た情報をベースに、グループディスカッションに参加する
上記のとおり。
実際、僕がクラッシャーになっていたときは、どっちかが欠けていました。
〈例文①:まったく喋らないとき〉
→インプット不足で、GDの知識がゼロ
〈例文②:かなり上から目線なとき〉
→アウトプット不足で、知識だけ人間
ザックリと、こんな感じ。
なので、大切なことは『インプットとアウトプットのバランス』ですね。
ちなみに、これからグループディスカッションの対策を進める人は「インプット」から始めるのがおすすめ。GD対策に人気な本を【GD対策】グループディスカッションにおすすめな本【ランキング】にてまとめてみました。
そして、何冊かGD対策の本を読んだ後は「アウトプット」が重要ですね。『デアイバ』というGDに特化した就活イベントを開催している企業もあるので、練習には超絶おすすめです。
いきなり本選考や本命企業のグループディスカッションでミスをしたくない人は『デアイバ』などのGDイベントに参加しつつ、就活の準備体操をしておくのが効率的な使い方ですね。
GDで「クラッシャーになってしまったか」の評価方法
次の方法で、やばいやつかを評価すればOK。
・主観的:完全な自己評価です。GDを振り返りつつ、やばいやつか考える
・客観的:人からの評価です。面接官からフィードバックをもらうのがベスト
・数値的:データからの評価です。GD選考に突破できたかどうかをチェック
結論は、上記の[主観的][客観的][数値的]の3つで考えればOK。
※主観的と客観的が難しい人は『数値的』が1番わかりやすいかもですね。
なお、おすすめな評価方法としては、毎回グループディスカッションが終わったタイミングで、エクセルなどでOKなので、下記をメモしておくといいですよ。
GD後にメモをしておくこと
- いつ、どの企業のGDを受けたのか
- 自分はどんな役割を担当したのか
- GDでうまくいったと思うポイント
- 逆にうまくいかなかったポイント
- どのような結果だったのか(後日)
このあたりですね。
就活を進める中で「あなたのグループディスカッションの戦績」が積み上がっていくので、後から見返したときに絶対に参考になるはず。
グループディスカッションは、就活の時間以外が大切
グループディスカッションの力をグイッと上げたいなら、日常生活から『人のタイプ+タイプごとの対策法』を考えておくといいですよ。
例:2つのタイプに分ける場合
「論理」と「情理」という言葉があるとおり、人間には『論理的思考力に優れている人』と『人間らしい感情に優れている人』の2つのタイプに分けられるかなと思います。
・論理タイプの場合→ロジックで話したり、データを使ったりするのがベスト
・情理タイプの場合→エモーショナルな言葉や例え話を使うのが効果的ですね
つまり、就活以外の日常生活の時間において「この人はどんなタイプだろうか」とか「どのような話し方をすれば、伝えたいことが伝わりやすいのかな」と考えるのが重要ですね。
また、このような力はグループディスカッションだけでなく、就活の面接でもハイパー役に立つのでおすすめですよ。ぶっちゃけ、面接でこの力が1番大切だと言っても過言じゃない。
例:就活の面接に当てはめる
・論理タイプの場合→結論から話しつつ、理由や具体例を話す。ロジカルが命
・情理タイプの場合→表情や雰囲気、ジェスチャーを使って、心に訴えかける
上記のとおり。
ただ、このあたりは余裕があればでOKなので、暇ならどうぞです(*・ω・)ノ
まとめ:就活のグループディスカッションは、やばいやつの対策が重要
今回は『グループディスカッションのクラッシャー(やばいやつ)の対策方法』について、就活をわりとがんばった僕が解説しました。
クラッシャーへのNGな行動
- クラッシャーの意見を全否定する
- やばいやつを放置してGDを進める
- クラッシャーの思い通りに話が進む
対策方法も大切ですが、それとセットで「やってはいけない行動」も重要です。
※とくに、1つ目の『クラッシャーの意見を全否定する』とかは、絶対にNG。
「テーマへの知識を持っているか」「メンバーにやばいやつがいないか」「面接官と自分の雰囲気が合っているか」といった感じで、運ゲーな要素がグループディスカッションでは強め。
なので、少しでも運ゲー要素を減らすためには、今回のような『グループディスカッションのクラッシャー(やばいやつ)の対策方法』などを知っておくと、かなり便利ですからね。
ちなみに、全体的なグループディスカッションのコツやポイントについてはグループディスカッションのコツ5つ【グループワークで大切なこと】でまとめているので、対策をしたい方は読んでみてください。
というわけで、充実した就活ライフをどうぞ。
今回は以上です。
人気記事【不安】グループディスカッションを初めて受ける人の対策まとめ
人気記事【苦手】グループディスカッションで意見が思いつかないときの対策法